まずこれらの型番は何かというと、小出力の BTL アンプでピン互換のもの。
多分オリジナルは、MC34119 でいろんな派生チップが出た。有名メーカーだと LM4890 があり、XPT4890, LB4890, NS4890 など型番を同じにした中華チップが多種あるようである。割と最近見つけたのが CKE8002 で、これはやたらに格安である。
正確に言うと LM4890 は、互換ではない -- SHUTDOWN の極性が逆。互換なのは LM4991。さらに言うと互換風?の D級アンプ TPA2005 というのもある。もうひとつ NS4150 。

なんでこれに注目したかというと、オペアンプとして機能するようなのである。そうであれば、アクティブフィルタを組み込んだパワーアンプに仕立てることも可能。実際 MC34119 のデーターシートには、そういう例も載っている。
LPF 付きアンプにできるなら、PWM や DAC 用のアンプに都合が良いかなと思った次第。
では、どんな回路が良いのだろうか?続きを読む