2021年10月13日

木工ストーリー(5)

木工ストーリー(4)から話題が逸脱して、研ぎばかりになって来た。こちらに移動しようと思う。

鑿を使いたいということになり、まずは研ぎから。ダイソー砥石しか持っていないので、ひとつ買い、ふたつ買い・・・さらに aliexpress で変なものを沢山買い。そういう話。だらだらと書いてきたので、何を書いてきたのかわからなくなりつつある。少し整理したものをはじめに載せて、経緯を後ろに付けようと思う。

まとめ編 
これは、自分なりの認識を書いたもので、正しいとは限らない。また、時がたてば、考えも変わる。矛盾したところが出てくるかもしれない。そこらへん注意。

人気の砥石は?
動画を見ていると、包丁を研ぐ人には「刃の黒幕」シリーズが人気のようである。だが、大工とか鑿や鉋を研ぐ人は、「研承」シリーズの評価が高い。砥石では、平面維持力と研磨力が重要なようだが一般に相反する要素で、柔らかければ平面維持力が低く研磨力が高い。これら人気の砥石は、高いレベルで両立するようである。ただ、これは研ぎを追求する人の考えであるようで日本での話である。欧米?とかでは、研ぎの関心が低く、ベスト砥石には、中華の安物がランクインしている。私も欧米流からスタート。研げればなんでも良いのでは?という考え方。

買った砥石(1)
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amazon で KEENBEST の砥石セットを買ってみた。青#1000 / 白#6000 で包丁研ぎ器と 面直し石が付属している。サイズは 18*6*3 。包丁研ぎ器は「トゲール」のコピー品で非常に便利。面直し石は、主に名倉として使っていて 砥石に擦りつけている。粒度は おそらく #600 。これを擦ると研ぎ感が出て気分が良い。ずっと研いでいると粒子が砕けて細かくなり、元の砥石の感じになっていく。だが、鉋や鑿の場合研ぎ続けることはないので、単に荒い砥石にする効果だけを利用している。
これで良いのでは?と最初思ったのだが、全然平面でないことに気づき、平面を出すのにやっきになったところ、青#1000が大幅に減ってしまった。30mm 厚が、薄いところで 22mm 。砥石など簡単には減らないと思い込んでいたので気づくのが遅れた。ここで砥石の材質やなにやらに興味を持ち調べることに。

砥石の材質 - 研磨剤
研磨剤としては、細かさの程度がまず重要だが、それだけではない。硬さがあって、別に破砕性というものがある。砕ければ、鋭い角が現れてそれで研磨力を上げる。ただし、細かくなって行くので、荒研ぎしたい場合はむしろ邪魔で砥汁を利用しない場合もある。さらに、砥汁は余計な所にあたるので平面に研ぐ場合の邪魔になる場合もある。
研磨剤の材質は、硬いものでカーボランダム(C 黒)、グリーンカーボランダム(GC 緑)がある。主に荒い砥石に使われるようだ。それ以外は、アルミナが主流。褐色のものは主に #1000 以下で使われる。白いものは、#1000 以上に多いが、それだけではない。 淡灰、淡黄、淡青、ピンクと不純物によって様々な色があり、性質も違う。

    微量のクロムが入るとピンク。2% ほどだと ルビーそのものの色。鉄が入ると青っぽくなりサファイア。チタン、マグネシウムだと褐色系だそうだ。ピンク色の砥石はあまり見かけないが、硬いが破砕性が悪い(じん性が高い)。また、白と言っても製法により性質が異なる。原料のコランダムを溶解して固め砕いたものは、アランダムと言って硬いが破砕性が悪い(じん性が高い)そうだ。

砥石の材質 - 結合剤

研磨剤だけが重要ではない。むしろ結合剤が重要なようにも思われる。

・ビトリファイド:ガラス質、セラミック質(長石、陶石、粘土、フリット等)を高温(約1300℃)で焼き固める。
ー砥石自体が硬くなる。滑って研げない場合も。
ー気孔が多いため、水をよく吸う。

・マグネシア:マグネシアセメント (アルカリ性)を乾燥させて固める。
ー水に溶ける性質。
ー水を吸収しないので、使用前に水に浸す必要はない。
-主な商品:刃の黒幕シリーズ(シャプトン)、超セラミック砥石(エビ印)
-注意点:結合剤が水に溶けるので、水につけすぎると砥石の破損、割れにつながる。

・レジノイド:フェノール系樹脂(エポキシ、熱硬化性樹脂等)を低温(約200℃)熟成
ー使用前に水に浸す必要がない。(?)
ー潤滑性に優れており、研ぎやすい。
ー変形しやすく、砥石の減りが早い。
-主な製品:キングゴールド、ナニワスーパー砥石、研承継

    おおむね、#1000 ぐらいまでの荒いものは、ビトリファイドが多く、細かいものは他の2つが多いようだ。また、これは一般的な性質であり、弱点を補うよう改良されたものもある。高価なものは、必ずしもあてはまらないが、安価なものは、この通りだと思われる。

    青#1000 / 白#6000 は、おそらくレジノイドで柔らかい。だが、使用前に水に浸けろと書いてあるし、実際水を吸い込む。なにか間違っているのではないか? 知識が付かないと判断できないが、多分レジノイドだと思っておく。 色は青と書いているが、淡青。これもアルミナで研磨剤自体の色だと思う。

ダイソー砥石

ダイソー砥石は、おそらくビトリファイドでGC入りだろうと思われる。砥石は硬いし、気孔が多い。またつるつるになりやすい。ダイヤモンド砥石で表面を削る(ドレッシング)と元に戻るのだが、普通の砥石は自然と表面が削れ下の研磨剤が出てくる。結合剤が強すぎると、研磨剤が剥がれず摩耗していってつるつるになるそうだ。あるいは、剥がれても結合剤だけが残るとか。そんなダイソー砥石でも強い力で擦れば、砥石も研ぐ相手も削れて行く。刃物を研ぐには向いていないが、それでも砥石ではあるようだ。研磨剤の種類は、色で判別できる。#320 は緑だから GC のはず。#120 は青黒っぽいが、やはりカーボランダムだろう。

というわけで、面直し用として使うことにした。向いているとは思うが、まず平面を出すことが重要だ。硬いので、相手ばかりを削る場合があり、それで失敗した。なお、ダイソー砥石であっても平面が出れば、砥石にくっつくこともあるらしい。

買った砥石(2)
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青#1000 が減りすぎた。また、柔らかいものは、包丁に向いても 鑿や鉋に向いていないようなので、性質の違うものが欲しくなった。選んだのは、やはり安物である。KEENBEST の緑#400 / 淡緑#1000 。緑ということは、GC が入っている。またビトリファイドだろうから硬いはず。ダイソー砥石のようであれば困るのだが、それは買ってみないとわからない。

買ったらまず平面かどうか確認すべきである。買ったものは、緑#400 が凸/ 淡緑#1000が凹になっていて曲がっていた。凹になっていると困るのだが、凸は困るほどなのかどうか?結局は平面にしてしまったので結論は得られていない。

使ってみた感じだが、ダイソー砥石で面直しすると、つるつるになって滑る。だが、最初だけで何回か擦ると研げている感じになってくる。(さらに使ってみて)砥汁は出るが研磨力は低いようだ。

アリエクでの買い物
砥石関連のものを結構な種類購入している。そのまとめ。
トゲール(もどき) "knife angle guide"

    この包丁研ぎ器は、砥石にあたる所がセラミックの丸棒になっていて、耐久性が高い。気に入ったがそれでも消耗品ではあるので確保。価格は $1 台前半。

面直し砥石 "Small Size Correction Stone"
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    最初に買った砥石セットの付属品で気に入ったのだが、減りが早い。60mm x30mm x30mm ぐらいのものだが、もう厚みが 11mm になっている。(おそらく)同じものを見つけられたので複数購入。単価は $1台 後半。

    到着した。サイズは 60mm x25mm x25mm で付属のものと比べると幅が少し狭い。同じ材質?かというと、そのように見える。こいつの粒子を擦り付けたときのジャリジャリ感が気に入ったのだが、どんな砥石も荒砥になってしまう。研ぎ続けると粒子が小さくなって最初の傷も消えていくのだが・・・砥石もまた必要以上に削ってしまっているかも。使い方はちょっと再考したほうが良さそうだ。

20mm幅x150mm長の砥石 "whetstone"
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    Edge Pro という砥ぎ器があり、それ用に多種多様な砥石がある。幅は 20mm と 30mm 。砥石自体がどんな性質か興味があったので、いくつか買うことに。曲がっていたり割れていたりする可能性があるが、お試しなので許容する覚悟で購入。
    RSCHEF 褐色 #400 $1前半
    RSCHEF 褐色 #800 $1前半
    RSCHEF 白 #1200 $1後半
    RSCHEF 白 #3000 $1後半
    ピンク #3000 $1後半
    ダイヤ #3000 約$2.5
    革砥+青棒 約$3

    入手。明らかな割れや欠け、接着のずれはない。曲がりはあった。僅かだが定規を当ててわかるレベルで全部上に凸。ダイヤまでがそうなっている。これは偶然なのか?そう作っているのか?

    革砥も到着。砥石と同じプラベースに接着してある。同じように若干の凸。なめし方に特徴があって、片側から撫でるとすべすべ。反対側ではザラザラ。#400 ぐらいのザラザラ感だろうか。革ならなんでも良いというわけではないようだ。中国製なのに・・・ちょっと驚き。青棒は 3cm 角ぐらいで厚さ 2cm 。この革砥には十分すぎる印象。

    褐色 #400,#800 は、柔らかく砥汁も沢山出る。研磨力もありそうなのだが、KEENBEST 緑に擦りつけて使うのが良さそう。白 #1200,#3000 は素焼きの陶器のような質感で硬い。やすりで削っているような感じで、砥汁はあまり出ず、擦っていくと真っ黒になる。#400 で面直しすると面が荒れて研磨力も上がるが真っ黒になるまで使わないと本来の番手にならない。また、黒は染み込んでいく、面直ししてもうっすらと残る。

    他に RUIXIN PRO というブランドのものも購入。白 #1500 は、RSCHEF 白と大分感じが違う。
    まず、汚れが染み込まない。面直しするとかなり綺麗になるが、少し柔らかいのか薄くなっていく。薄茶 #600 はまた違う。


薄いダイヤモンド砥石 #400 "diamond whetstone 65"
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    ダイヤモンド砥石ははるか昔にかった #180 (穴あきタイプ)しか持っていないので、ひとつ(ではないが)安いものを買ってみることに。amazon では 2000-3000円ぐらいのものが多数あるが、平面度は怪しいそうだ。平面が出ていないのであれば、面直しには使えないし厚いものであれば修正もできない。いっそのこと薄い安いもので良いかと考えた。曲がっているだろうし、どう使えるかイメージもないのだが、まずひとつ。160*65*2.5mm #400が $2.09 。2.5mm厚だが、スポンジのようなもの(EVA)が貼られており、実際の厚みは 1mm のようだ。
    これは、六角形の模様のタイプだが、#1200 まで。その中で #400 だけ安売りしていた。

      到着!奇跡的なのか、明らかな曲がりや窪みはなかった。平面なのか?というと結構平面。定規を当ててみたが、ざらざらなので全体から光が漏れ分からない。
      EVA は両面テープで貼られているだけで綺麗に剥がせた。裏はけっこう鏡面で像が写る。これならなにか硬い板に貼ることで面直しに使える。(接着せずに)木を当てて 緑#400 で試したところ、ダイヤモンド砥石が当たったところだけ白っぽくなるので形が良く分かる。元々凸で上下の端だけ当たらないと思っていたのだが・・・少し違って上下の中央部も少し窪んでいた。こんな感じであれば、硬く平面にすることが出来て水に強い素材ー砥石に貼ればいけそう。少し幅が足りないがダイソー砥石にエポキシ接着剤で接着することに。15mm ほどはみ出るのだが、後で金のこで切ってしまった。

      何故曲がったりしないのか? ステンレス鋼板だろうか? 多少曲げてもバネのように元に戻る。

      作った面直し用砥石は、割と具合がよかった。面直しした砥石同士が張り付く。もうちょっと立派なものを作ろうと検討することに→木工ストーリー(6) に続く。

    他に #3000 までのタイプがあり("diamond whetstone 3000 17")、base あり/なしが選べる。#3000 は興味がわいたが買わない。ali-08.jpg

ダイヤモンド砥石 #400/#600 "diamond whetstone double outdoor"
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    折り畳みタイプでホールディングナイフのような形態。気の迷いでこんなものまで購入。砥石部分は 20mm 幅 x100mm 長。価格は $2.67 。何に使えるかは分からない。砥石よりはやすりの用途?

天然石 #12000/ピンクアランダム(PA) #5000 "whetstone double side 12000"
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    硬いものはどこまで硬いのか?お試しに買ってみることに。サイズは 25mm 幅 100mm長。5mm 厚を貼り合わせている。価格は $3.64 。#10000/#3000 さらには #8000-#10000/#2000-#3000として売っているところもあり粒度はあてにならない。これはマテリアルとして欲しくなった。割れて届いたら嫌だがどうなるか?
    材質は、Material: Chromium Corundum,Natural green agate
    agate = 瑪瑙(めのう) モース硬度: 6.5 - 7 。多孔質。主成分 SiO2 (石英)。本来、縞模様のものだけが瑪瑙。
    日本の天然砥石のほとんども、砥粒として石英(せきえい)を含んでいるとのこと。どんな形で含まれているかが重要で瑪瑙はあまり見ないから良いものではないのだろう。
    Chromium Corundum クロームを不純物として含んだ酸化アルミニウム (アルミナ)。人造ルビー?
    こちらは人造砥石。ピンク系は他のアルミナより硬い。粒度が低いものに良く使われるが #3000 とかではあまり見ない。こちらは良くないからではなくて、細かく砕いたものは高いからだろうと勝手に想像している。

      amazon にも似た商品がある。「ルビーオイルストーンは、非常に高い硬度と強度を備えた高温焼結によって形成されます」だそうだ。写真の寸法表示は出鱈目。5cm x 2.5cm x 1cm ?白いほうはホワイト瑪瑙となっている。一方モノタロウにもルビーストーンがある。こちらは滅法高い。焼結ダイヤモンドより高いのもおかしな感じがする。
      さらに、アリエクでは例の機器用に安いものがある。15cm x 2cm ベースなしが $1.85 。今度こそ割れて届きそうな気がするが、気軽にポチってしまった。そういえば・・・ベースなしが欲しかったのだった。ベースありだと接着されていて剥がせないが、5mm 厚のサイドを使ってゴリゴリと裏すきを作りたい。で、同じショップでベースなしのセット(普通の砥石)も売っている。とても欲しく・・・マズイ。

        ピンクの #3000 を入手。コンビ砥石のものと比べて、色が赤黒い。質感は同じで緻密で水を吸い込まない感じ。縦に細い溝が多数あり、中央部が僅かに凹んでいる。硬く面直しが困難で周囲は溝を無くせるが中央部まで削るのは大変。これで擦ると #3000 にふさわしい輝きになる。また黒くなるが、汚れは落としやすい。

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      Boron Carbide = 炭化ホウ素(B4C)#800 と ルビー色(Chromium Corundum) #3000 のコンビ砥石もある。本物かどうかは分からないが、5cmx2.5cm 1cm厚 という小さなものなら クーポン使って $2.51 。本物ならば焼結ダイヤモンドのようなものだ。面直しなど出来るのか? ちなみに焼結ダイヤモンドは、ほぼ面直しにはならないが、目詰まりを取るために砥石で擦る必要があるそうだ。
      写真では、端が綺麗に面取りされていて、ピンクと黒の両方を同時に焼結したように見える。ならば、ピンクの結合剤もまた硬いのだろう。

        Boron Carbide で大きな砥石はなさそう。唯一見つけたのは 50mm 幅 x200 で #1500 。本物かどうかは怪しいが、#800 なのを詐称している程度かも知れない。Boron Carbide で検索して沢山出てくるのはサンドブラスト用のノズルで本当に耐摩耗性がありそうだ。こういうのを流用して形だけ違うものは容易に作れるはず。だが、本物であれば平面を出すのは容易ではない。最低2つ必要そうだが、果たして超耐摩耗性のものをどうにか出来るのか?
        ちなみに ruby whetstone も同じ大きさのものがある。体積10倍なら価格も10倍だから値段は妥当な感じ。ピンク色が濃く、それっぽくは見えるが、本物かどうかは分かるはずもない。が、ユーザの写真が掲載されていて、質感は小さいものと同じようには見える。
        偽物と言えば、"MITSUMOTO SAKARI" 画像には怪しい日本語。三本盛株式会社だそうで、〇に盛の商標。あれ?日本法人がある。ここまでやると偽物とは言えないか。恐るべし。

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      謎砥石もある。ADAEE というブランドのオフィシャルストアでは $12.21。 天然砥石とは書いてあるが、瑪瑙や翡翠とかは多孔質のため着色が可能で実際に着色される場合があるらしい。これなどいかにもという色合いだが、砥石なのだから意味はない。なお写真は別ショップのもので #12000 と書いてあるが公式では #5000 。なお、翡翠の工芸品はつるつるのイメージだが、あれは蝋をしみこませる。
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      180x60 だが 15mm厚しかないものは $8.14 。趣味が高じて取り寄せたのだが、こんなに薄くなってしまった・・とかハッタリをかますのに良さそうなアイテムだ。素材は、両方 瑪瑙(の一種)のはず。また、こちらも着色かも知れない。

        ところで、研承ダイヤ細目(替刃)なんてものがあることを知った。1mm厚程度のもので、15mm 厚のアルミの台に両面テープで張り付ける仕組み。こういう砥石を台にして安物のダイヤモンド砥石を張り付けても構わないのではないか? また細目は #600 中目は #400 。EVA の base 付きを持っているが、EVA は両面テープで貼られているだけで綺麗に剥がせた。裏はけっこう鏡面で像が写る。これならばいける!

      ・・・コンビ砥石が到着。さすがに 10cm長は小さい。瑪瑙の方は大部分がピカピカしているが、一部曇っている。多孔質と言うのだから曇っているべきだと思うのだが・・・。ピカピカ部分は像が写る。多少歪んでいるから平面とは言えないのだろう。ピンクの方は若干薄く 4mm ? こちらは肌触り的に #5000 かも。#3000 かも知れないけれども、それなりにきめ細かい。定規を当てると両面とも光が漏れる。面直しをちょっとやってみた。瑪瑙は白い砥汁がかなり出る。調子に乗ると削りすぎてしまいそう。全体的に曇った感じになったが、端は砥石が当たらずピカピカが残っている。ピンクは硬い。ピンク色の砥汁はほとんど出ない。が、僅かには削れたようだ。砥石に当たらない部分が沢山の筋になっている。触れても段差が分からないので、もうちょっとやれば筋は消えそう。
      #400 のダイヤモンド砥石で面直ししてみた。砥汁はピンクではなく白っぽい。バケツの水で洗うと浮く成分がある。oil stone で油を染み込ませているのかも。確かに筋のほとんどはなくなったのだが・・・ダイヤモンド砥石もまた終わってしまったかも。ザラザラ感がなくなってしまっている。

    鑿、鉋の研ぎ方
    鑿を使いたかったから、当然ここから入った。いろんな動画を見たが、みんな裏の研ぎ(裏押し)が最も重要で平面にしなくてはならないと言う。鉋ではどうか知らないが、鑿では確かにそうだ。木を平面に削りたいとき、裏を木にあてるが、刃が浮いていては全く木に引っかからない。刃先まで平面でないと必ず刃が浮くのである。ただし、凹である場合は問題がない。「裏すき」といって、中央部が凹になっているが、削るのに支障はない。全部平面なのは「べた裏」と言って、研ぐ面積が多いため平面を出すのが困難だそうだ。安い鑿はみな全鋼でべた裏である。いきなり困難に挑戦するのもどうかと思うので、24mm の鑿に「裏すき」を作ってみた。無様ではあるが、なんとか。12mm の鑿を購入中で、多分「裏すき」に挑戦する。詳細はそのときに書く。
    さて、平面を出すのは、刃先から 2cm 程度だそうだ。だが本当なのか? そこばかり削ると長く削りたい場合、刃先から 2cmが浮いてしまう。そして実際にそういう事態になった。今は 5cm ほど研ぐことにしたが、刃先まで研げずに苦戦している。
    平面を出すには砥石も平面にしなくてはならない。裏押しをする場合、ショートストロークで15往復したら場所を変えていき、片側が終わったら砥石を180°回転する。それも終わったら面直し。これを1セットとしている。だいたい 1セット2-3分? 4-5セットもやれば飽きるので、やめるか違うものを研ぐ。
    表もショートストローク。砥石を4つほどのエリアに分けて、エリアの中で絶えず横にずらしながら研ぐ。エリアが終わったら移動。砥石全面を使ったら基本面直しだが、2回ぐらいやることもある。自分流はこんなところ。

    包丁の研ぎ方
    包丁はトゲールを使って角度を一定にしている。慣れれば・・・というより研いだところが平面ならば、トゲールは必要なくなるそうだが、練習用に用意した包丁は今まで好き勝手に研いだので、角度が一定ではない。当面トゲールは必要だ。
    包丁は、砥石に対して 45°ナナメにする。また包丁は長いので 3分割ぐらいで研ぐ。指で押さえて峰の方向に研ぐのだが、押さえるところを移動することが重要だそうだ。反対側を研ぐときは持ち替える派。線対称で砥石を使った方が面直しが楽だと考えた。面直しは頻繁にはやらなくて良いらしい。

    どこまで研げば良いのか?
    日々のメンテでは、かえりが出れば、その荒さでのその面は終了。反対側もやって 次の砥石に行く。かえりは次の砥石で取れるから良いのだが、最終まで行ったら、かえりが反対側に出て終わらない。包丁の場合、最終の最終は、なにかに擦り付ける。革砥だったり新聞紙だったり。研ぎのプロでもデニムのエプロン!に擦り付けたり。鑿や鉋の場合はあくまで砥石で取るようだ。
    整形する場合はその限りではない。次の砥石に行くと研げていないところがあればはっきりする。輝きが違うのだ。その場合は、前の砥石に戻る。鑿は今 6mm と 24mm を研いでいるのだが、なかなか #1000 を卒業できない。#400 まで戻るべきか悩み中。「平面が出ていないと研いでも無駄」というのは実感していて、#400の平面を出せるかどうか?
    ダイヤモンド砥石#3000で確認 - 試しに使ってみたところ、軽く擦ればヒカピカになる。あたってないところは前のままなので差がはっきりと分かる。 あたったところも平面とは限らないのだが、像がはっきり写るので歪んでいるかどうかが分かる。これで #1000 が卒業できたかどうか判断することに。

      この#3000 でピカピカになるが、平面とは限らないということに注意が必要だ。研ぎというより磨きに近い。

    動画を見たり経験したりして勉強したのはこんなところ。自分なりのやり方は模索中でFIXするのは、まだまだ先かもしれない。

    (おまけ)アリエクで購入した刃物
    格安 鑿 "1pcs woodwork gouge chisel"
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      平鑿と丸鑿を1本売りしている。刃厚は 4mm で薄め。穂は長い。6mm と 12mm を購入したが、38mm もあり欲しいような。使う予定はないから買わないか。

    格安 木彫りノミ 6本セット "6pcs carving chisels "
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      同じものが様々な値段で売っている。その中で $5.61 というのを見つけ買ってみた。ひどいもので、僅かでも切れると思わない方がいい。だが、研ぎの練習には良さそうである。刃物であれば研げば切れる。しかし切れ味の持続性があるかどうかは分からない。また、フラットな2本 平刀とナナメの印刀は両刃であり、どうも使いにくそうだ。
      なお6本の内訳は、平ノミ、印刀(イスカ)、平スクイノミ、丸ノミ、丸スクイノミ、三角ノミ(底丸三角スクイ?)

      これらは、焼き入れしたり削ったり、好きなようにいじり倒すことにした。まとめは別途。

      5本を好きなように変えてしまい、練習するには良いと思ったので2つ目も買ってしまった。これがなかなか届かない。届かないのでは?と思ったが、約50日かけて到着。新着分は研ぎの練習に使って(たぶん)保管。



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posted by すz at 08:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記