
園芸に凝ってしまったのだが・・・野菜は飽きた。病気になったり思ったように成長しなかったりで嫌になってしまった。これからは果樹と考えていろいろ苗を買った。最初は柚子。そしてコメリの予約販売で梅2種。さらになぜかブドウ。

3つ並んでいるところ左から、柚子、小梅、南高梅。手前は巨峰。
柚子は 7月頃購入。今までに倍ぐらいの高さまで成長。小梅は1本で結実するが、南高は他の梅がないと結実しない。欲しいのは南高だったので2本購入。巨峰は10月近くになってからホムセンに置いてあるのを衝動買い。夏を越しているのだが、なんかしょぼく葉が数枚。ただ幹はまぁまぁ太い。
実は熊が市街地に出たりするので、熊の好物の柿や栗はNG。うちも柿の木を切ってしまった。すっぱいものなら大丈夫だろうということで、柚子や梅にしたのだが・・・たまたま種ありの巨峰を食べて種が手に入った。種を育ててみるかと思い、いろいろ調べているうちに、育つのを待ってられないなと。完全に本末転倒、種も熊も関係なくなってしまった。
今頃知ったのだが、近所の人がぶどうをぶどう棚で育てていた。単管パイプ製で細長い形。10年前から見ているのだが、まったく興味がなかったので、「変わった物干し台だな」なんて思っていた。今見ると確かにぶどうの房が垂れ下がっている。
実は間に一軒しかないので近所も近所。それでも10年も気が付かないというのは驚くべきことだ。人は見たいものしか見えないものである。
それはそうとブドウはつる性の植物で何らかの支えが必要。いろいろな仕立て方法があるが、ある程度房を作りたければブドウ棚がよいはずだ。日当たりが一番良い場所にパーゴラを設置したい。ただ、あまりお金はかけたくない。それで、うちの地域で手に入る最も安価な野地板をメインに使って設計してみることにした。
使う野地板は、カインズに似たものがある。(ただし今は Webのみで配送料がもれなく加算される)
https://www.cainz.com/g/4571106615406.html
岡元木材 杉野地板(17枚入)(約)12×105×2000mm (未乾燥材)
2,580円 + 配送料2500円
だそうだ。
アマゾンにもあった。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZSQ1P76/
岡元木材 杉板 約12×105×2000mm 17枚入 ¥4,180+配送料¥2,200
これは高い!
コメリにも (値段だけ表示される)
杉グリーン材 野地板 約12×105×2000mm 17枚束入 2,800円
買ったブドウの苗は、自転車小屋を使ってカーテン一文字仕立てにするつもりではある。上手く行ったとして2〜3年後にようやく実がなる。パーゴラが必要になるのはまだまだ先の予定。とは言え成長が早いようで、冬に一本の棒だったのが、夏には一文字が出来上がってしまう。苗を持っていれば次の年の5月ごろまでには仕立てる場所を用意しないといけない。予定が変わる可能性もあるので、春には作れるようにしておきたい。
予定通りならば、さらに一年後。種が育つか挿し木が成功するか?ダメならまた苗を買う。
行灯仕立ては、鉢で作るので省スペース。ではあるが、3〜5房程度。
→ https://www.youtube.com/watch?v=Wq61i20ijjg
こまめに剪定しないといけない。そして冬には思いっきり切り戻してすっきりした状態に。高さはどうだろう? 1.8m ぐらいあったほうが良いらしいが、この動画は明らかに低い。
鉢はどうしよう? とりあえず砂利や砂の袋に穴を空けてみるか。
一文字カーテン仕立ては次の動画が分かりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=yEbvc5vf63w
https://www.youtube.com/watch?v=eoRpBddZjx4
冬は確実に棒一本。これが7月には育って一文字完成!なんか成長が早い。2年目は面になっているが、剪定してこういう風にしているのか? あと軒下だから日照時間の点で不利。それでもこれだけ育つ。
一年目の上手な育て方
@ https://www.youtube.com/watch?v=X0SLhnalqhQ
C https://www.youtube.com/watch?v=9c6xUdRmYus
D https://www.youtube.com/watch?v=glcpW5y4QAw
こっちの成長はもっとすごい。4月に棒一本が上に伸びるだけだったのが・・・夏には左右それぞれ2mの一文字に。そして、ちゃんと管理できれば2年目に収穫できるという。
成長させるのを優先して、最終的に必要でないものは早期に取ってしまう。栄養を必要なところに集中させる。またブドウは先端に栄養が偏るので、剪定をどうの・・・。
種から育てる場合の解説:
https://www.wikihow.jp/%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%92%E7%A8%AE%E3%81%8B%E3%82%89%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%82%8B
種からでも3年目に少しなら収穫できるようなのだが・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=zrH8k9SofAs
この動画だと2年でも売ってる苗木ほどにも成長していない。他に「のりんご」氏の種から育てるシリーズを見ても、なかなか大きく出来ていない。
https://www.youtube.com/watch?v=L2yTqLhqtIU
苗レベルまで行くには相当大変だなぁと印象を持った。でも、売っている苗は一年生とかなのだ。この差はなんなのだろう? 種からとか挿し木はやってみたいが、結果が出ない可能性大なので、苗木を買うオプションは常に考えておかないとまずそう。
野地板は 105mm 12mm厚 2000mm 9枚束で 1080円(税別) だった。2束18枚だと 税込み 2376円。もしカインズの店頭で買えればそれよりちょっと安い程度。これを貼り合わせて 厚みのあるものを作る。柱と補強のハの字は4枚張り合わせ、他は2枚。必要な枚数は ハの字を除いて 34枚。接着剤は「床いちばん UM650」 897円 を使う。1.4〜1.5坪貼れる計算。他に 補強の桟として 45mm 角 2000mm 4本 (杉KD 1518円)。接着面は2枚張り合わせが18 枚で 1.89m2 柱が 2.52m2 で合計 すると 1.36坪。足りている計算だが実際は足りない。2本必要。
なお、柱が弱そうに見えるが強度は断面積で計算する。105mm x 48mm なので 71mm 角相当。まぁ前後方向には弱いのだが、ここは 45mm 角を付けて倒れないように補強する。ホゾ組みにするのだが、間に板を付けて面にしたいような・・・これは検討しておこう。
材料の合計は、野地板 4752円+45mm角 1518円+接着剤 897円x2 = 8064円。防腐剤やらビスやら、あとコンクリートブロック4個が必要だが、まぁ1万円ぐらいかな。そうそうブドウは雨が苦手なので雨避けも欲しい。ポリカ屋根も考えたのだが、除雪できない場所なので雪に埋もれて潰れることを考慮しないといけなくなる。そうなるとこんなものではダメで丈夫に作らないといけなくなり、コストもハネ上がる。丈夫に作ったら今度は風対策も必要。飛んで行って人に迷惑をかけるのだけは避けねばならない。結局梅雨時や収穫期にシートを被せるだけにする。ブルーシートの半透明(シースルー)版 1.8m x 1.8m があったのでこれで済ますつもり。
→ ユタカメイク B-300 [シースルーシート 1.8m×1.8m] ¥490@ヨドバシ
これも入手。プラスチックのハトメが4隅と辺の中央、計8個付いている。安いからないかもと思ったが杞憂だった。(これは 安いのか?ちょっと分からなくなった。ダイソーのブルーシートは同サイズで 110円。厚みが全く違うので比較にならないが、安くはないような気がする )
ちなみに使った木材がどれぐらい安いのか?コメリを基準にして見てみよう。
赤松KD材 垂木 45mm角 1985mm 480円 x4 = 1920円
・これはコメリでも大して高くない。なお杉グリーン材だともっと安い。1200円ぐらい。
2×4材 6F 約38×89×1820mm 598円
1×4材 6F 約1820mm 348円
接着剤は予定より多く消費していて 13面の接着で1本使い切った。一面あたりのコストは 69円。
野地板は 1枚あたり 132円(税込み)。3枚貼り合わせると 396円。これに接着剤分を加算 +138円。534円ほどで 2×4材 6Fよりちょっと安い程度。2枚張り合わせで済ませる場合は、333円ぐらいでだいぶ変わってくるが、1×4材でも良かったりすると大して変わらない。メリットがなさそうに見えるが 2m 欲しい。1820mm では足りない場合には、メリットがある。
コメリに 杉ADプレーナー破風板 約24×210×4000 2,180円
というのがある。これを4つに切ると 2枚張り合わせとほぼ同サイズ。一枚あたり 545円。野地板の方が安いわけだが、手間や仕上がりを考えると、破風板を使ったほうが良いように思えてくる。
あと柱。なかなか 2m という都合の良いサイズはない。地元ではバタ角90mm 4m が 1580円(税別)。これを2本買って+配送料 660円だと、4136円。まぁコメリでも 杉母屋G 4m を持って帰るのであれば 5600円で済む。これを野地板の貼り合わせで済ますと 132 x 16 = 2112円で 接着剤代を加算して 3000円ぐらい。
2×4材を貼り合わせたとしても 4784円+接着剤代なので、ここで差が出るようだ。
ついでに書くと、束石をどうするか?という問題がある。90mm 角が使えるものだと随分とお高いようだ。で、Y型ブロックが使えるのではないか?と思いついたのだった。ブロックも 15cm 厚がある。調べてはいないが、穴は 8cm 角ぐらいになるのではないか? それならば 90mm角材も差し込めるように出来るかも。ただし差し込むだけなので、台風対策とかする場合はなにか考えないといけない。
結局のところ大してコストダウンにはならないようだ。ただ、ストックするには都合が良い。あと 24mm という 1x4 と 2x4 の間の厚さが作れる点。ウッドデッキキットなどこれぐらいの厚さなので、大方のものはこれぐらいで良いはず。
(続く)続きを読む