2019年06月02日

バックロードホーン再び

nazopc という基板を組み立てていたはずが、そのケースに興味がうつり、だいぶ技術を習得したところで、なにか作ってみたいと思いバックロードホーンにまた手を染めることに。簡易版だが、わりと思ったように作れたので、さらに新たな製作を考え中。

習得した技術というのは、カッターナイフでの切断。手慣れてきたのか最初思ってたより正確に切れるのである。じゃあ何か作ってみようとなって、だんだん興が乗ってきた。

カッターナイフで切れるものというと 6mm 厚の MDF や桐板。あと 2.5mm 厚のラワン合板。これらを使って作ってみる。

まずは、120mm 幅 6mm 厚の ダイソー桐板。

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これでどう作るかと言うと
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こんな風にする。前回は一応計算とかしたのだが、今回はそのデータを踏襲はするが、適当なナンチャッテ版。雰囲気のみ。右下のパーツは、2.5mm 合板のガイド。正確に組める自信がないので、これを側板に張り付ける。スピーカーは、秋月で売ってる これ。ダイソーの 300円スピーカーのほうが良さそうなんだが、サイズが分からない。6cm 以内でないと今回は無理。

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で、実際に作ったのがこれ。

あちこちに見える白いのは、ダイソーのタイルクラフト用ボンド。以前使った、セメダイン コンクリメント 接着剤とほぼ同じもの。音が漏れないようシール剤として塗りまくってみた。粘度が高くてかなり無駄に盛り付けることになった。黄色いのはフェルト。形ばかりの吸音材。スピーカーの取り付けは、木ネジではなく 今日たまたま発掘された M3 の「爪付きTナット」(Four Pronged Tee Nut) でネジ止めするようにした。ガイドは下の側板に張り付けてから組みだしたのだが、上のガイドは軽く接着剤止めしてある。

あとは、側板を張り付ければ良いわけだが、隙間が出来るとまずいので、タイルクラフト用ボンドをたっぷり付けて貼ろうと思っている。そう言えば、スピーカーの穴だが、隙間が出来る。どうしたものかと思っていたのだが、タイルクラフト用ボンドで良いかと。多分金属は付かないだろう。他にシリコンのシール材が良いかも。

あと端子をどうするか悩み中。ちゃんとしたスピーカー用端子は持ってるのだが、立派すぎて、あまりに似合わない。ターミナルで良いかと思うのだが、基板が必要でどう取り付けられるか? 塗装はしたいような、したくないような。これも考え中。

端子はバネで止めるスピーカー用のやつを発注。5 個 $0.85 のチープなブツ。届くまで時間がかかるが、塗装とかやりだすと、どうせ時間がかかるし。

最終的に側板を張り付ければ良かったのだが、接着剤で隙間を埋めようとか、ちょっと甘かった。やっぱりちゃんと平面を出した方がいい。どうも失敗の部類。そこまで致命傷ではないのだが、1mm までは行かないものの浮いた感じ。しっかり隙間を埋めてくれてるのだろうか?不安になる。あと完全に乾燥するまで時間がかかるので、様子もちゃんとは確認できない。木工用ボンドでやりきる覚悟でやった方が良かった。

このことを反省し、外側だけでもちゃんと磨いてみようかと。サンドペーパーの台が見つからず、またダイソーへ。ゴム製のものがあったので購入してみたが、すごく使いやすい。サンドペーパーが簡単にしっかり止まるのだ。以前買ったプラ製+スポンジのタイプより断然良かった。次回作はちゃんとこれを使って平面を出したい。

100 番でだいたい整形したところで、スピーカーを嵌めてみると、隙間がひどいのであった。スピーカー側にタイルクラフト用ボンドを盛って軽くネジを締めてみることに。多分金属は接着できないと思うので仮止めのつもり。だが、剥がれないとそのままになるので配線はちゃんとハンダ付け。これどうなるのだろうか?うまく行くようなら、2台目も次回作も同じようにやるつもりだが、結構不安。

    タイルクラフト用ボンドの成分は、木工用ボンドと同じ酢酸ビニル。じゃあ、金属は無理だよねと勝手に思っているのだが・・・油を塗ったほうが良かったか。そう言えば、樹脂粘土も酢酸ビニル。ダメならこれもトライしてみようか。

ーーーー

前回は、スピーカーの穴をくり抜くのが相当に苦痛だったのだが、6mm 厚だと随分と楽ということが分かった。必要なら薄い板を貼り合わせれば良いじゃないかと考えるようになった。

    6mm だと、カッターナイフの刃を差し込むことで、裏まで通るのだ。で、点々となったのが裏から見えるから、それをつなげて切る。9mm で苦労したのは一体なんだったのか?

ところで、桐板。一部歪んでいるものがあった。だいたいは歪んでいないし、ちょっとぐらいなら、問題ないパーツもある。凹になっている内側に、濡らして堅く絞ったおしぼりを置いておくと直る。実際にやってみたら、小一時間で今度は反対に反った。

その他、秘密兵器を購入中。今回は使わないが、いずれ堅い合板を加工してみたい。
なにかと言うと、自在錐 aliexpress で wood circle hole saw で検索して見つけた。$5.66 だからやたら安い。数千円なら買わないし加工を諦めるが、この値段ならやってみたい。



さて、作ってしまった後で思ったのだが、ホーンの入り口の部分をもう一段作って延長してはどうか?最後は 6mm 幅の平行で。断面積の調整は、タテに板を入れる。飽きたような気もするが、検討だけしてみよう。
ホーンの出口とその上の角度は 10.3° 小さい板の部分は垂直であれば 10.3°だが、4.4°の角度が付いてて音道は 6.9°。 小さい板をそのまま延長すると、37mm → 87mm 。平行だから同じものを 6mm 離して付ける。間に入れる板は 94mm で 11mm → 0mm の三角形。そんなの作るの無理だからそういうつもりで作り途中で切る。
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まぁ効果がどうというより、こうすることで組むのが楽になる。次回つくることがあれば、こんな風にしようと。後、桐板では軽すぎ。MDF でも軽いと思うがまだましかと。

一応 pdf 
 ・myspenc-12cm-02a.pdfmyspenc-12cm-02a.pdf

・・・なのだが、次回は ダイソーの 300円スピーカーを使ってみたい。そうなると、今回のやつは大きいかなと。

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12cm 角まで小さくしたものをベースにして 左右をつなげる。底のナナメの板を水平にして上下対称に。
座標を拾うと 上下というか本来の 幅は 224mm 。奥行きは 132mm 。120mm 超えるので 20cm x 40cm の MDF で行く。奥行きの 132mm は、134mm にして、あまりを 66mm にする。

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寸法が引けた。スピーカが入るところは 54mm x 66mm 。パネル自体は 66mm 角。
右に描いているのは、ガイド。前作は 2.5mm 厚の ラワン合板で 作ったが、面倒だし厚紙でいいかも。上面は接着前に使うだけの方が良さそうなので、PP 板にするかも。

66mm 幅の長さを確認。足していくと全部で 110cm ぐらい。面積だけだと MDF 1枚で 120cm だから それぐらい。どうやら、MDF 2 枚で作れるようだ。

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    奧の 87mm というのは、間違いで 81mm が正しい。6mm を引かないといけなかった。あと、MDF 1枚で普通に 分割したものの1台分も作れる。それもアリだと思うのだが、逆にニコイチのこれを 1台として使うのもアリかも。アンプも2台にすれば、5V で問題なく駆動できるはずだ。PAM8406 だと 2Ωが駆動できるから1個でパラ接続も良いかもだが、いっぱいいっぱいだと歪みが大きくなる。

端材は、すぐには捨てない。天板、底版から切り取る三角形は、ホーン入り口の幅調整に使う。両方 13.3 ° というか、全体を回転したのが 13.3 °。で、出口も 13.3 °。少し角度が急なのだが、面倒だし、それでいいか。あと、60mm の方も 端子を付ける台の分を残さないといけない。

さて、ダイソー 300円スピーカー入手。磁石の部分の径は 45mm で、スピーカー自体は 50mm 角。M3 の「爪付きTナット」(Four Pronged Tee Nut)は使えるが、パネルを接着する際に、ケース側をすこし削る必要がある。スピーカーともわずかに干渉するかも。

取り付け穴は 最初 45mm にして現物に合わせて少し広げるつもり。

    スピーカーユニットは 6Ωではなく 4Ωだそうだ。アンプIC の CKE8002B は、4Ω LOAD で 2W 。AB 級で 5V だとこのへんが限界。D級の PAM8406 だと 5V 4Ωで 3W 。大幅に出力が上がるわけではないが、効率が良くなる。

    あとオリジナルのアンプ基板の入力カップリングコンデンサの容量が小さすぎて、回路レベルで低音がカットされている。 C3, C4を 1uF にすると 良いらしい。


以上検討結果。の pdf
 ・myspenc-300-01.pdf

「爪付きTナット」(Four Pronged Tee Nut)だが、随分と前に購入したもの。こんなもの普段は使わない。が、使いだすと急にストックが減る。8個セットで消費するのだから当然か。補充しておこうと思って、前にかったところを見たら、20個 $1.19 だった。M4 も欲しいかなと思って合わせてぽちった。




300円スピーカー用エンクロージャー製作編。

ダイソーの MDF には 300x400 もあるのだが、200x400 を使う。精度良く切り出されているので、それを利用する。具体的には もとの 4辺を最初の接着面に使う。精度が良いので垂直に立つ。自分で切ったところはガタがあるし精度が高くないので、上向きに。後で磨いて高さを合わせる。

    そういう意味で中央から 48mm x2 を取ってるのは、良くない。下から 48mm がひとつとれるし、108mm がひとつ余るので、そこからも取れる。


さて、寸法を入れて実際に切り出しはじめた・・・のだが結構たいへん。力わざである。カッターナイフには厚みがあるので、距離が長くなると刃が進まない・・・ような。
まずは、左上の 108mm を切り出し、次にとなりの 115mm を切り出す。(本来の)側板にうつるが、側板の右下のナナメは最初から切ってしまう。
1回目は 2つの MDF からこの3つづつを切り出して力尽きた。どうも握力が怪しく、そうなると雑になってくる。それが自覚できたのでヤメ。

切り方だが、寸法線を入れたところをなぞって切っていくが、多少切れ目を入れたところで、両端にカッターナイフを深く差し入れて裏面まで通す。どこを通っているか分かったところで 裏面に定規をあてて筋を入れる。あとは、垂直になっているか常に気にする。切り始めは気にするが、切り終わりで忘れがちなので、途中まで切ったら、反対側から切るようにしている。

寸法線ををなぞると書いたが、それ自体の精度が結構怪しい。最後に定規を当てなおし、どれぐらいずれているか見極めて、寸法線を目安にだけ使って刃をいれる。最後に切り抜いたとき、V字型に割れる。残った部分を丁寧に切り離す。

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切り出し完了。下を揃えて、ちょっとサンドをかけた状態。だいたいは合ってる、だいたいは。不満だが、これ以上削っても意味ない。組んだ時に面が出ていれば良く。最後の側板を張り付ける前に、もう一回削る。

もう組み立ての段階になったが、断面が垂直であれば良いパーツは少なく、現物に合わせながらナナメに削ったりしなければならない。削った後に、取り付けを間違ったり、パーツが入れ替わったりするとひどいことになる。(実は前作でやらかした) 。間違えないように書いてから作業をはじめたい。

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Mの字にまずは外側を組み立て。3つが組み合わさるところの整形は、ちょっと難しいが、ナナメに削るところはあまりない。左から順番に接着剤で張り付けてこうなった。次の段階は、ガイドを作ってから。・・・なのだが、なんか違う。直角のはずだったのだが、図面も現物も正確にはそうではない。慌てないで一休み。

ところで、セメダイン コンクリメント。前回使ったのが、まだ使えるようだ。表記を見たら、無機物 50% とある。石粉かなにか?ちょっと高さの足りない板があったので、これを盛ってみた。完全に乾燥してからまた、削る。前作もこういう使い方をすれば良かったのだ。

で、こっちはパスしてスピーカー取り付け穴の穴あけ。

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(1)最初表から、刃を差し込み上下に揺らして、裏まで通していく。最初からは難しいが2周目で楽に通るようになる。写真は2周目で、刃は裏に3mm ぐらい出ている。(2) 裏に点々と跡が見えるようになったら、裏も切っていく。(3) はい、抜けました。ガタガタなのだが、カッターナイフで整形しようとしてはいけない。ボロボロになってしまったり、ひどいことになる。どうするかというと、100 番のサンドペーパを指に当てて、削っていくのである。MDF は気前よく削れてくれるので、やりすぎに注意しないといけないほど。(4) はい、出来ました。いや正確には未だ。裏にスピーカーを貼り付けるならこれで良いのだが、表から入れるつもり。現状では、磁石が差し込めるだけで、通せもしない。ここからは慎重に削って磁石を通せるようにする。その上で、端子が干渉するので、その部分をカッターナイフで切り取る。
(1)-(4) までの作業時間は、小一時間。4回目だし、

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はい、完成!(1) 磁石が入ったら、表をテーパー状に広げていく。(2) 表面、ちゃんと入った。(3) 裏面、瞬間接着剤を付けて、爪付き T ナットを打ち込んだ。全然干渉してないが、ケース部分とは、少し干渉する。

    爪付き T ナットのネジ穴を瞬間接着剤が埋めてしまったのが、いくつか。2mm のドリルで中心部を取り除いて、あとタップで綺麗にする。いろんな道具を揃えたから動じはしないが、もし持ってなかったらどう対処できたんだろうか?

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出来てしまったら、しょうがない。接着! なんか急に、それらしくなってきた。後は、音道の3枚だが、ガイドはもういいか。

結局は、ガイドも定規もなし。元々の図面が目分量だったし。ホーン入り口には、予定どおり三角形の板を当てた。
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とりあえずここまで。奥から順番に接着していった。隙間がありそうなところは、接着時でシールして、次に進む。2枚目は、切り出しで出た 13.3 °の三角形の板を貼ってから。
出来はしたが、どうも 音道用の板の高さが足りない。それで、コンクリメントを盛ってみた。後はごりごり削るだけ・・・としたかったのだが、乾かない。一日たっても、まだ柔らかいのだ。この状態でサンドがけしても削れない。塊で剥がれるのみ。(実験してみた)。完全に乾くまで、しばらくお休みである。

    ちなみに、左のホーン入り口、音道が狭くなっているように見えるが、コンクリメントがはみ出しているだけである。間に板が入っているので、それなりに正確(なはず)。

どうしても弄りたくなるので、塗装について検討。白いところがあちこちに出来たし、ダイソーの珪藻土で行く。これは、陶器の素焼き風の仕上がりになる。陶器でこんなのを作ったら、相当な高級品である。これで行こう。このイメージだと音道も塗るのである。あと実際に陶器で作るのであれば、音道部分はなめらかに一体で作り、スピーカーパネルと最後に接着する側板は別体式になるだろう。要するにこの状態で塗り始めても不自然ではない。側板も別に塗って、後で接着しましたという感じで問題ない。

最後に、透明ニスを塗るとどうなるのだろう?うわぐすりのように見えるのだろうか?もしそうなら採用したい。ちょっと実験してみよう。

それはサテオキ、またダイソーいってきた。300 円スピーカーの予備確保。同じのを作って左右で使うかも知れないし。あと 珪藻土塗料。ひとつ使用中だが、使った残りだからなくなりそう。どろどろで乾きが速いので、少量器に移して、スピード勝負。ひととおり塗ったら、全部洗って、最初から。なので、すぐなくなる印象。さらにゴム製サンド台2つめ。2種類セットしたくなってきた。あと薬味用の小さいスプーンとかのセット。角に 接着剤を盛る道具として。組むときにうまく出来なかった。マドラーみたいなのがあると良いのかなと。長いマドラーもあったのだが、これにした。
タイルクラフト用ボンドを買い忘れた。今2つめの半ば。盛ったりすると消費が増える。

    小さいスプーンの裏にボンドをこんもりと盛って、コーナーになすりつける。美しくはできないが、使える。

塗装の経過

珪藻土塗料はほんと速く乾く。塗ってる間に、最初に塗ったところが乾いているような印象。ハケで塗っているのだが、3度塗りぐらいで、下の色がだいぶ見えなくなったかなという感じ。ハケの跡が残るが、今は気にしない。最後は粘度が上がってきたのをこすってるから殊更にひどい。しかし、下の色が見えなくなってから考える。一回サンドをかけるのかな?

ちょっとテストでやってみたのだが、ハケの跡は、下の木材にそういうキズがあるように見える。あるいは木目。どっちにしても、とても陶器の板には見えず、むしろ木材に雑な処理をしてペンキを塗ったような。で、そのまま透明ニスを塗るとテカるので、ハケ跡が浮き出るというか。つやけしではなくなるので、ペンキ感も強くなった。サンドをかけて、ハケ跡を消さないとダメみたい。

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とりあえず、サンドがかけられるようになったので、削った。音道に盛ったボンドがかなり削り取られる結果に。指で触っても段差が感じ取れないところまでやったのだが、板を乗せて見ると隙間が少し出来る。0.5mm まではないかもだが、もうどこが高いのか分からないので、諦めて側板を接着。

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写真では分からないが、随分と失敗した感がある。まず、ずれた。いつずれたか分からないのだが、多分クランプをかけたとき。気が付いたときはもう遅かった。横着しないで、位置決めの 細い釘を刺しとくべきだった。あと、クランプは、音道の板が3枚あるところにかけたのだが、どうも後ろが浮く。手で押さえたりしたりして。外周なら、接着剤でシールする方法があるが、内部で浮いてたら分からないし直せない。横着は敵。次回作ーーあるのか?−−では、しっかりやりたい。

それはそうと、スピーカーを置いてみた。こんな感じになるわけだだが、

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オリジナルのパネルを付けてみても良いかなと思ったり。サイズが合うのだ。ただ、大きな穴をあけてしまったので、取り付け方法を工夫しないといけない。あるいは、右のようなの (2Inch Speaker Grill) を付けるとどうだろうかと思ったり。

とりあえず、ずれたのが気に入らないので、塗装した部分も含めサンドをかけて 整形した。一部凹になっている部分が出来るので、そこはボンドで埋める。あとは塗装して、端子を付けるだけ。飽きてきたので塗装に時間をかけてボチボチやっていこうと思う。

ところで、次回作 。1.5 倍の相似形にして 9mm 合板で作ってみようかと。秘密兵器の 自在錐も届いたし。材料は、フローリング用の 30cm 幅の板を使う。正確に 30cm 幅であれば 120cm で足りる。・・・なのであるが、正確であって正確でない。端面が組み合わさるように 凹凸になっているのだ。凸の部分を切り取って反対側に接着しようかどうしようか悩み中。あと見える部分は表面にして塗装はしない。中央の仕切りのような板はどうするのか?

    持ってるのは、幅 303mm 12mm 厚 1.8m のものだった。コメリ店頭で 1枚売りしてたもので 900 円ぐらいで購入。真ん中に溝が1本ある。たぶん エコファースト 3002 ライト

    数が揃えられない余った板だと格安で買える場合も。これもそういったものかも。他に 500円とかの板も見たことがある。

    凸の部分を切り取るのは、結局そうしないと。さすがに鋸で切るので切白が必要で 2mm として、1.5 倍にするなら 302mm 使いたい。やはり切り取った部分は取っておいて必要なところには、接着する。多少充填しないといけないので、接着剤はセメダイン コンクリメント か タイルクラフト用ボンドで。

    さて、これで両端が使えることになった。切断する線は、100mm 幅のアルミ板を定規にして引く。中央部はたぶん使わない。あと 12mm 厚となると 寸法が多少変わってくる。修正した図面を作ろう。

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図面を引いてみた。1.5 倍で 9mm 厚ならばバランスが変わらないのだが、12mm 厚なので、あちこち移動してこんな風になった。前と違うのは、スピーカーパネル。飛び出すような形で取り付ける。出来たらネジ止めにして外せるようにしたい。そして、スピーカーは内側から木ネジ止めにする。
あと、音道の角度は、すべて 13.3° となるようにした。音道入り口は平行になっているが、13.3° の板を当てる。ついでだが音道の長さは 適当に測ったものだが 447mm 。

rivet-nut.jpg

ネジ穴は、M4 のこういうやつで。リベットナットといって本来とは違う使い方になるが、接着剤で付ければ取れなくはなる。ツバまで綺麗に埋め込めるかというと怪しいのだが、なんとかしたい。

    M4 のツバは 9mm なので、木工用ドリルで、1mm 掘る。そのあと 5.5mm だかで深く穴をあけて、リベットナットを接着剤を付けて金づちで打ち込む。これでいけるはず。で、ネジの方は頭を埋め込むようにする。位置を間違えると悲惨なことになるので、2mm とかで下穴をあけて確認。練習も必要だ。特に端にネジ穴を付けるのであれば、木材が割れる心配もある。あと M4 のネジはある程度持っているのだが、ネジ長はたぶん16mm できれば 18mm 。これは 20 個ほど買っておこう。パッキンも必要だ。これは、シリコーンシール剤で。
    そう言えば、側板の方も同様のネジ止めが可能だ。でも何度も付けたり外したりするものでもないし・・木ネジで十分な気もしてきた。
    やっぱり全部木ネジでいこう。後で変更もできるし。ただし 9mm を後で掘るのは難しいので、最初に処理しておく。シリコーンシール剤も採用。

あと切り口以外は塗装しない。フローリング材なので立派な塗装がされている。ただ、逆に組んだ後にサンドがけが出来ない所が出てくる。両脇だけ無理。スピーカーパネルを別体式にするのも、その対策。

さて、寸法だが、側板は 207mm 幅になった。これより広くても問題ない。切白を 2mm として、94mm 幅の板まで切り出せる。スピーカーパネルは、+24mmだから、切り出した板は使えない。あと、凹になっている部分を側板の裏側にする。スピーカーパネルは凸側。側板 348mm x 2 で、この分をまず横に切る。短くしないと扱いが難しい。で 348mm の 板から 189mm と 141mm が取れる。

スピーカーパネルは 105mm x 2 で 210mm 分を横に切り出す。反対側から 70mm , 70mm , 64mm が取れる。

残りだが、もう片側 70mm , 70mm , 64mm の分と 165mm 1枚 + 123mm x2 。165mm は中央の仕切りなので、これだけ凸側指定。123 mm を切り出して両サイド。210mm 切り出して残りとしよう。

ところで板幅だが、94mm にこだわる必要がない。90mm にしようかなと。それだと 90mm 幅の木版などを定規にできる。マジックで線を入れ、その線の上を切る。

方針は決まった。フローリングの板は完全に直角が出ているので、両端 349mm, 699mm (+348 +2), 913mm (+210 + 4), 1038mm (+123 + 2), 1248mm (+70+70+64 + 6) にマークして寸法線を入れる。


    とか書いたのだが、内部は MDF の方が良いかなと。精度がいるし 削りやすいほうが良いのでは? 切ってから 貼り合わせて 12mm 厚にする。
    側板とその脇から取れる 189mm と 141mm は使うとして、あとスピーカーパネル 105mm で切って 穴を空けてから 2 枚を切り出す。となると、349mm, 699mm (+348 +2), 806mm (+105+2)

組み方について
側板の両脇は後で削れないのだから、気の済むまで整形をする。塗装までして良いかも知れない。で、189mm を接着するときに 上の側板に穴を空けてピンを打ってしまう。(ピンは抜けるように)。これで 189mm が多少垂直でなかったとしても、側板との段差がないようにする。次に Y 字に組み合わさる3枚。このときも側板を付けてずれないようにしたい。接着剤が付くと困るのでテープでガードする。そうそう、その前後でガイドを作り張り付ける。
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直角になっているので、ガイドは、比較的楽。見えないし厚紙でもなんでも良い。縦の 81mm は 141mm が当たるところで重要。横の 59mm はちょっと怪しい。音道の最も狭くなっている部分を 12mm にしたいのが意図。一番手前の板は、三角形の板を当てて付けるので、音道は 12mm 幅になる。

で、接着が終わったら、平面が出るように削りまくる。あと、スピーカパネルのところも。平面を出すのは非常に厳しい。気が済むまでやっても、たぶん出てない。やはり充填を考えないといけないかも。今回はピンを立てるので、左右にぶれずに押さえつけられそう。あと、ピンを木ネジに変えてネジ止めを併用すると良さそう。前作では、浮いてくるのを押さえつけるのに苦労したが、木ネジがその代わりをしてくれる。

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結局こんな風にマジックで寸法線を入れた。スピーカパネルを最初に切り出すことにしたのは、最初に穴を空けてみたかったから。端から使わなかったのは、そこも凹になっていたから。ちなみにマジックはアルコールで拭きとれる。というか、触っただけで消えてしまうかも。

しかし、寸法線は入れたものの精度があまり良くない。切白を 2mm にしたが、精度の悪さとのこぎりのヘタさで、かなり危うい。切る前からダメそうという印象。

とにかく、スピーカパネルである。うまく作れるようなら頑張ってみようかなと。

まずは、MDF でスピーカー穴あけの練習。中央にドリルがあって、2つの刃が付いているのだが、中央の穴をあけていって刃が接触した瞬間に抵抗で止まる。そのはずみでレバーを押しすぎたりして、結構恐ろしい。その段階が過ぎると、円形に筋が付いてくる。調整できてないので、2本筋が出来た。刃先の距離を調整しなおして、進める。刃は厚いので、かなりの切りくずが出る。溝の幅は 4mm 弱もある。また、刃先に角度があるのだが、その分テーパー状になる。切り抜いた瞬間どうなるのかと恐ろしかったのだが、慎重にやったら、静かに切り抜けた。

次に本番。パネルを切り出す前に穴をあける。やってみたら時間がかかるが同じようなかんじ。裏がささくれると困るので、裏からもやって少し溝を掘っておく。あと回転方向だが、正回転だと うまくない。はじめはドリルが引っかかるのだ。逆回転にするとうまく行った。

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パネル切り出し完了。実は、穴のサイズが間違っていた。途中でやめたが、結局はもう1セット切り出すはめになった。

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切り口はかなり荒い。両面からあけたので、くの字のようになっている。その上、穴の位置がずれていたりして。この後どうするかは考え中。

    ずれているのは、左右対称にすることでデザインということにする。荒いところは、サンドがけを頑張る。くの字の部分を平坦にしたうえで、テーパー状に広げる。MDF のようにサクサク行かないが、なんとか。

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こっちも進んだ。ここから、側板を仕上げていくわけだが、この時点で 2枚をネジ止めしてしまおうかと。精度がどうであれ、上下ぴったり合うものを作ることが出来る。

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切り口の拡大。のこぎりで切ったままの切り口は結構きれいなのだが、いかんせん精度が。高さをあわせないといけないのに、1.5mm ぐらいずれている。だいぶゲンナリ。

    ・・・幅がせまいやつは、90mm なかった。寸法線自体が間違っていたのだろう。まだ材料が余ってるから切り出すか。

MDF の方も切り出しと 2枚貼り合わせが完了。全部 90mm幅 以上なのも確認。これも整形していかないといけない。最初は2辺の整形(垂直に立つようにする)と直角を出す作業。高さは組んだ後だし、もう一辺は、ナナメだったり、端で丸く整形したり。長さが重要だったりもするし、組みながら整形する。

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MDF パーツの直角出し完了。MDF は、30x40 のやつを 1.5 枚分。スピーカパネルも整形中。・・・だが、全然進まない。あと 1mm ほど削らないといけない。気が向いたときに少しづつやる。

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MDF は進む。反対側の面も整形して、並べてみた。これで完成ではなくて、単に垂直にした面と間違わないようにしただけ。

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フローリング板で失敗した分の再切り出し。短い方は、サンドしたりある程度整形したもの。長いのが切ったままのやつ。想定どおり、私もやれるではないか。。のこぎりも、寸法線が合ってれば結構正確に切れるようになった。

さて、スピーカーパネルだが、埒が明かないので、木工用の超荒い半丸ヤスリで削ることにした。削れはしたのだが、どうしようかと。裏から取り付けるのをヤメようかと。まぁずっと先の話だから。
そんなことより、側板。全然合ってない。半丸ヤスリで削って 1mm ぐらいの誤差にはなったが、全然。サイドをナナメに切ったが、左右で角度が微妙に違う。それ以前に基準とするところが決まっていない。
基本サイドのナナメが基準である。そこが決まれば、正面のナナメが決まる。直角なので、スピーカーパネルの位置が決まり、そうやって全部決まっていくのである。そこがあやふやで 直線が出ているかどうかも怪しい。
一枚、サイドのナナメの直線を出し、そこを基準として、寸法線を引いてパーツの位置を決める。次にもう一枚をネジ止めして合わせていく。この方針でいこう。

とか書いたが、実際は、ガムテープで固定した。そうしておいて、サイドを削って合わせた。そのあと、サイドにもガムテープをして、正面のナナメも切って削った。超荒い半丸ヤスリが活躍。1mm 以上削る場合は、これなしではやってられない。

今はサイドを接着中。その前に、4枚の フローリング板を気が済むまで高さ合わせ。90mm 幅のアルミブロックを基準に出来るだけ合わせた。サイドは、上に側板を乗せてガムテープ。アルミブロックを置いて垂直になるようにはしたが、後で貼る側板に合わせることを重視。

続いて、Y字部分を接着するのだが、アルミブロックが空いてない。やはり高さ合わせをしておきたい。そうしないと側板を乗せてずれてないか確認できない。

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ずっと先に進んで、全部の板を接着。さらに、上面にサンダーをかけた。だいたいは平面になって来た。
さて、もう側板を接着する段階に来ている。どうするか決めなければならない。
ネジを使うことは決定。さら木ねじ 4.1 x 32mm 半ネジ というのを購入。下穴は 70% が目安と書いてあるから 3mm では少し径がおおきい。木工用ではないが 2.8mm というのを持っているのでそれでいく。側板の方は 3.8mm とかで広げておく。
問題は、どこにどうやって。サイドは、端から 6mm のところ。それと並行になっている フローリング板にも打ちたい。これは、端から 99mm だが、現物で確認しておく。サイドのほうだが、スピーカー側の端には打てない。スピーカーパネルのネジも同じようにするなら、最低 22mm 離さないといけない。こうやって4ヶ所x2のネジ穴の位置を決める。
次の問題は、接着するかしないか。接着剤は?接着することに決めた。精度が高いと思ったら木工用ボンド。ちょっと怪しければ、タイルクラフト用を使うことにする。スピーカーパネルは、リベットナット方式にトライしたい。端材は沢山できたので、それで練習してみて決める。

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練習してみた。9mm で浅く空けた後に 5.5mm で 深く。でリベットナットを打ち込む。これで良い接着剤もいらない。が、端だと割れる。止める方の板は、2mm 木工用で下穴。垂直にならない場合もあるが、4.3mm で空けなおすときに対処できる。あと、頭を埋め込みたいので、下穴の次に処理しておく。6.5mm 。木ネジの場合も 2mm で下穴、6.5mm で さらって、4.3mm で空けなおし。ねじ込む側は、2.5mm で OK。

いよいよ側板である。失敗するとまずいので、結構緊張した。接着する側板にネジを差し込み、頭 7-8mm だしておく。本体の方に、木工用ボンドを たっぷりとつけて、順番に少しづつネジを締めていく。ボンドは両側にはみ出してくる。多分空気漏れは全くないだろう。本体側の平面を出して、スピーカーパネルのサイズを合わせ、あと、もうちょっと整形したら、いよいよ最終段階。リベットナット打ち込みである。

ところで、フローリング板がちょうど片チャネル分余っている。90mm に足りなかった板と 片側だけ空けたスピーカーパネル。再度 90mm を切り出した残りの側板の分。全くもって準備が出来ている。・・・しかしスピーカーユニットはもうないし同じものは買えない。その上、店頭には同じ板がなかった。後日もう片方を作ることもない。・・・まだ取り寄せれば良い話だが。

しかし、この余った分で何か他のものを作れるような気はしないから、やっぱり作るか。スピーカーパネルは交換可能だし、なにか入手できたときに、とりあえず使えるようにしておいても良いか。

    いや、やっぱりパス。90mm x 140mm が取れれば、自作ラックの棚板に使える。穴をあけたやつだってファンを付けるとか用途があるかも知れない。取っておくことに。

    端材も置いてあるちょっと遠くのホムセンを偵察に行ってきた。で、同じフローリング板が一枚売りしていた。値段は900円。2枚ぐらい買っておこうかどうしようか悩みつつ端材コーナーを見たら、処分品のフローリング板が多数。・・・いつもそんなもの置いてなかったのに。縦置きで立て掛けられてたり、キズがあったりぞんざいな扱いだったが、値段はなんと200円。何枚も買いたくなったが、使うあてもないし、保管も面倒だし、同種2枚だけ購入。ちょっと明るめのブラウンで、タテ溝1本厚さは 12mm (ぐらい)。あと横に60cm 単位で溝が2本。溝のところで切って保管しておく。3つに切って6枚保管完了。買った板をよくよく見れば、両側が飛び出ている。2枚を横に貼って幅広にしても強度がありそうな感じ。逆に普通の板を切り出すには邪魔。両側 1cm ぐらい捨てないとだめそう。最大で 14cm 幅か、覚えておこう。
    しかし、保管場所は大丈夫だ。もっと欲しいな。9mm 厚のものもあったのだ。小物を作る場合 12mm は厚い。

    また行ってきた。9mm ではなく 6mm 。溝は1本で同じように 横に2本溝。しかも2枚あった。いいね希望どおりだ・・・と思ったのだが、材質は MDF。 これを超薄い木材でサンドしている。こんなの床に使いたくないが、工作材料としては悪くない。ダイソーの MDF より安く、すこし丈夫なわけだから。MDF も表面と同じような色で、こげ茶色。塗装しなくとも切断面が目立たない。これも悪くない。

    木工もだいぶ飽きてきた。スピーカーばかり作ってもしょうがないし、ネタもない。作り終えたらしばらくお休みかも。MDF もどきの板でなにか作りたくなるかもだが。

閑話休題が入ったが、現状は ほぼ削り終わって、リベットナットを打ち込む段階。だが、少々ビビッている。

リベットナットを打ち込んだ。まぁまぁな感じなんだが、何故かネジが途中までしか入らない。ネジ穴が打ち込んだ時に歪んだのかと思いタップすれば良いかと思ってやってみるが、するする入る。???なんだろうと思ったが、ピッチが違っていた。持っているやつは全部 0.7 mm だが、ホムセンで買った 20mm 長のやつは、0.75 だった。あと、無理やり回そうとしたリベットナットが回ってしまって、抜けた。接着したほうが良いかもしれない。

それは分かった。本体側はほぼ完成!あとは、緩くて抜けるリベットナットがあったら、接着という作業だけ。ところで、いままでスピーカーパネルと書いて来たが、スピーカーを取り付ける板は、バッフルという。これからそう記そうと思う。で、そのバッフルにネジを通す穴を空けるわけだが、失敗した。全然違う位置。穴を広げてみたが、これがみっともない。どうしよう。作り直すか・・・

と、目の前に 3mm 厚 100mm 幅のアルミ板が。何かのパネルに使おうと買ってみたが、加工が出来ない。それで、定規として使っていたのであった。この製作でも役に立った。そういうわけで目の前にあるのである。
もし、例の秘密兵器ー自在錐で丸穴を空けられたら使えるではないか!
だいたいアルミは柔らかく、アルミより硬い木材はいろいろあるのである。簡単かどうかはともかく、なんとかなるだろうと思ってやってみた。もし、ダメでも定規の機能としては問題ない。

やってみたのだが、結構良いところまでは行った。2mm 弱ぐらい?裏からもやって良い感じ。もうちょっとと言うところまで来たのだが・・・埒が明かない。中心の穴が広がったりして、ぶれだして余計なところばかり削れるようになった。しかも怖いのである。もう電気ドリルで回す気にはならない。

しょうがないので、作戦を変更して、彫刻刀の平刀で叩いて打ち抜くことにした。これもそう簡単ではないのだが、いける! 一つ目が 3/4 ぐらいまで来た。

speaker3-13l.jpg
切り抜けた!苦労したが、その分平刀がひどいことに。刃が欠けるだけでなく、刃が柄にめり込んでいって出ているところが短くなってしまった。逆にそれだけで済んだとも。あれだけ叩いて・・・外周にしたら 45cm で多分 1mm ほどを つきとおしたのである。あっぱれ。 安物でありながら、柄にちゃんとした堅木を使っている。タモ?ナラ?なんかそんな木。

speaker3-14.jpg

実は、こんなカバーを持っていた。へぇさすが aliexpress スピーカーがこんなに安いのか?とか勘違いして買ったもの。カバーだけだった。何か規格があるんだろうか。ぴったりである。スピーカーの取り付け穴とも位置が合う。あとは、切断して、カバーを型紙に穴をあけて、バッフルの取り付け穴をあけるだけである。
気を抜かないで最後までやり遂げたい。ところで、ターミナルなんだが、2連タイプはもう届いたのだが、4連が使いたく、再発注。これはまだ届いていない。

    そう言えば、スピーカーというものは、電力のほぼ全部が熱に変わる。10W のスピーカーをフル出力にするには、それだけの放熱能力が必要である。そういう意味でアルミバッフルは良いものである。・・・・実は金属どうしの接触はボルト・ナットだけなので関係なかったりするのだが、そういうことにしておこう。

いよいよ木工も終わりなのだが、例のMDF床板 で ダイソースピーカー用をもうひとつ作ろうかと。のこぎりでの切断に自信が出来た。もうちょっと練習しておきたい。

    作るとしたら、塗装しないのでバッフルを後ではる方式にしよう。そういえば、直角が少なくてちょっと組みにくかった反省もあるから、デザインを変更しよう。あと、同じようにバッフルをネジ止めにする?スペーサーを打ち込んでもいいけど、M3 リベット・ナットでもいいな。買っておくか。バッフルの材質は 薄い方がいいな。アルミはこりごりだから、2.5mm 合板?

     ・myspenc-300-02.pdf

    ところで、M3 リベット・ナットだが、MDF の板に裏から打ち込むと 3mm 程飛び出る。いろんな基板を止めるのに便利かも。40個 $1.49 で結構安いし。穴径は 5mm ではゆるい。接着剤使うならそれでも良いが。4.5mm だと 割れるかも。材質は、鉄以外にアルミとかステンレスがある。本来潰して使うもので、こういう使い方の場合アルミだとだと弱いかも。ステンレスが良いが高い。

    そう言えば、基板をスライドさせて入れる木製ケースの計画があったのだった。溝の反対側からネジで押し付けて固定する方式を考えたのだが、実際に作る方法を思いつかなかった。今だと、9mm 厚の板にリベットナットを外側から打ち込む。溝は正確に掘れそうにないので、角材か薄い板を現物に合わせ接着。で、溝のある面に大穴を空けてファンを付けたい。反対側も同じ大きさで風を通す。今なら自在錐があるから作れる。抜ける穴には、保護用の網を付けたいと思っていたのだが、良いものがなかった。使ってしまったが、これを買いなおせばいいか。板材は、もう購入してある。ダイソーの工作用のハガキサイズの合板。だが、側板にはサイズが足りなかった。今なら、余った板がある。あと、ファンを使うのだから、前後パネルが必要。2.5mm の合板はそのために買ったのだった。カッターナイフで穴の加工はできるし、ネジ止めする方法も出来たから作るのになんの問題もない。思い出した、フロントは扉にしたかったのだった。扉を止めるパーツ名も分かったし、買える。(今出てこない)。あと扉には、窓とボタン穴が必要。良いパーツが見つからなかったが、M3 の リベットナットでボタンを押せれば良いかという気もする。扉は 6mm 厚なら丁度良いかも。ここまでやるなら現物合わせとか言ってられない。ちゃんと図面を書いて設計しなくては。

    基板のサイズは 100mm x 72.12mm で PICO ITX サイズだが、タプを付けて 100mm x 80mm にしている。タブがあると 5mm の角材を溝に使える。タブがあると、固定用ネジの位置がきまり、前後に調整することは出来ない。前後の長さは 100mm だと短い。パネルが付くものがあり 確か 120mm 欲しい。高さは、80mm + 8mm x2 で 100mm あれば良さそうだが、その外にファンが付く。板厚とかも関係するが、+30mm ほしい。あと、横幅は、わりと融通がきく。あぁそうか、目の前にある扉付きのカラーボックス方式にすれば良いのか。扉は上下に半ネジで止めれば良い。溝がある面は、天板と棚板になるが、側板からネジ止め。ハガキサイズをそのまま使えば、101mm x 148mm 。
    ・・・とここまで書いて、使わなかった木製バッフルを思い出した。無理やり使ってみよう。これを使うとすれば、前後の長さは 105mm 以下。穴の位置の都合で 上と下で側板を挟む形になる。90mm にわずかに足りない板もあるから、側板に使う。スピーカー穴の径が 70mm +αなので、70mm ファンが別途必要。これは $1 程度なので買ってもいい。問題はファンが完全に外付けになることだが、足を付けることでごまかそう。ちなみに 基板を止めるネジ穴の間隔は 90mm だった。溝と書いたが、中央部では 10mm づつしか取れない。あと一辺を除き角を削ってある。前後方向は削って垂直に仕立て直せるのだが、横は無理。それに足が付くのであるから、随分と変なものになるかも知れない。でも、まあいい。これも練習。ほかに、切り出してない穴をあけた板もある。これを使って作り直すこともできる。前後の長さは最大 157.5 mm。ただし、片側の穴は 80mm 近い。80mm ファンが必要ということだ。こっちを本命として、ちゃんと設計してみよう。

    そうそう付けたい基板というのは、
    speaker3-14.jpg
    これ。左の USB 4 ポートには専用電源が付いていて、連続 3A x2 。120mm x 80mm のユニバーサル基板に付けた 4つの Nanopi-DUO を駆動したい。USB は内部で配線。というわけで 120mm 欲しい。他に未完成のものがある。こちらも 2枚組で 100mm に収まるのだが、ひとつにはパネルと 2.5inch disk が付く。パネルまるごと 飛び出させれば良いと思うので、100mm+ でなんとかなるような気もする。

    case-100x80-1.jpg
    ものが届くまで作業できないので、メモ。バッフルを2枚合わせて基準となる線を入れた。削っていくと 102mm x 112mm になりそうである。112mm は横方向だが、左右に 12mm の側板が入る。左は側板から 10mm 空間を確保して スリット。右は 5mm 。側板の位置ぎめをする目的でまず 5mm の角材を貼る。それを基準にスリットを作る。中のスリットは、左に15mmの空間。ネジの穴は、天板のみ。スリットに 2mm のドリルを差し込んで下穴をあけ、外側から 4.5mm の穴を空ける。可能なら 9mm の深さでやめて 3mm に切り替える。
    ・・・という構想なのだが、その前にスピーカーのネットを内側から接着したい。この造りだと側板は 81mm 高。これを切り出すぐらいしか作業できない。
    そう言えば、足があった。米ヒバの 12mm 丸棒を持ってたので 3cm に切って足にすることに。で、現物に合わせてみたら、5mm の 角棒の下にネジを付けなければならない。それで、先にやってみた。ネジ頭を完全に埋め込んで 足をネジ止め。そのあと 瞬間接着剤でネジ止め。外観は完全に座卓。いや穴があるからグリル座卓。これに上部がつくとレトロなテレビ的なものになるのだろうか?
    いや、もっと奇妙なものかも。5mm の 角棒は付けてしまってかまわないということが分かり、ちゃんと位置を測って取り付けた。そうなると側板も取り付けてかまわない。天板はネジ止めするが、下部は接着+ネジ。ロの字型では歪む可能性があるが、進めてしまう。

    作ってみたらかなり頑丈なものになった。内寸は 82mm高、88mm幅、奥行き 104mm 。 で、パネルをどうしようか。前後それぞれ一枚だと、基板によって穴を空けなおさなくてはならない。それは良いとしても、なにか失敗したら作り直し。それは嫌である。自分規格を作って、基板ごとに1枚にしようかと。

    case-100x80-2.jpg

    一応決まった。パネルは基板の中心を基準に寸法を決める。取り付け穴は、10mm 上。下端は 4mm 下、上端は 27mm 上で 31mm 幅。両脇の取り付け穴は、ケース基準。取り付け穴は、M3 リベットナットの予定だが、M4 爪付き Tナットにするやも。ただし 14.8mm あるのでコーナーにしか使えない。パネルは、作り直すときの面倒を避けるために分割するので、こういう構想にしておいて、まずは一枚で作る。

    case-100x80-3.jpg

    現状はこう。どう見ても奇妙なものである。
    case-100x80.pdf

    だいたいの図面は引けた。これを印刷してパネル穴の型紙にするのだ。四つ角は M4 爪付き Tナットにした。やってみたが、埋め込めないのでパネルが浮く。1mm ぐらいだから 前後は 106mm 。実はこれはこれで都合が良い。HDD の本体だけは入るのだ。それはそうと、穴あけはマスターのパネルをまず作り、それを型紙にした。まぁまぁうまくいくようだ。マスターパネルは予備にして型として取っておく。実際のパネルもマスターを型紙にして穴あけ。

    ところで、基板間の距離について検証してなかった。向かい合わせにするが距離は 51.4mm 。基板の上に Nanopi-DUO を乗せる。ピンソケット + ピンヘッダで 10mm ? そこから 3mm ぐらいが SoC の上面。
    オフィシャルヒートシンクは薄いが数を確保していない。ブン回すには小さいのだ。で、5mm 厚のアルミブロックにネジ穴を空けて、10mm 厚のヒートシンクを付ける計画。そうすると 28mm 。マスター側をオフィシャルヒートシンクにして 17mm ぐらいにすれば、干渉は避けられるか。 で、3 つまでなら 入る。が、USB-OTG のケーブルの取り回しが無理そう。どうする?

作業の方はほぼ完了。・・・だが、やっぱりずれた。ただの板だから多少ずれても問題ない。ワッシャー使ってもいいし。バッフルを作ってから、現物合わせで リベット・ナットの穴を空けたほうが良いようだ。
足りないのは、ネジと端子と端子を取り付ける板ーついでにアンプも取り付けようかどうしようか悩み中。

スピーカーはネットだけ付けた。外周から空気が漏れるとおもしろくないので、シリコーン補修材でシーリング。本体のほうもシーリングした。あとケーブルが出てくる穴も。


posted by すz at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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