2019年08月11日

違い棚を作ってみよう(2:これまでのまとめ)

前の記事は、追記していったものを切り出して独立させただけでまとまりがない。書いた時から時間もたってしまったので、どうしたかったか整理しておこうと思う

kuri90-17.jpg

こんな棚を作る。奥行きを書いていないが、90mm とかの薄いものを考えている。目的はあまりにも多い小物の置き場所。設置場所は、カラーボックスの中になるかも知れない。

目的から言うと見栄えなどどうでも良いのだが、せっかくだから趣向を凝らしてみようとこうなった。

デザインのイメージは、床の間のところの違い棚だが、家具にも違い棚がある。テレビ台のイメージも含めて考えた結果である。

    最初の構想では奥行 15〜18cm にしようかと思ったのだが、材料が倍必要なので、まずは薄型からにした。デザインからだけ言うと薄型のほうが、違い棚らしい。

違い棚自体は、若干奥行を短くする。が、90mm しかない場合は、5mm とか僅かになるかも。天板は側板ぴったりである必要はない。はみ出すようにしてもかまわない。テレビ台などは、そうなっているものが多いし、家具の違い棚にしても、そんな感じのものも多い。また、側板を使わないことが多く、支柱を使っている。収納するためのものではなく、ディスプレーするためのものなのだ。そういうのも考えてはみたいが、今回はパス。

下の部分が 45mm もあるが、ここに上にハネ上げる扉を付ける。乱雑にものを置いたりしてると、この部分のアクセス性が非常に悪くなるだろうということで、下駄を履かせたイメージなのだが、やっぱりなにか置けるようにしたい。家具の違い棚だと、引き出しだったりするのだが、開けるのが難しいかも・・・というわけでこんな風に考えてみた。

    kuri90-18.jpg

    扉機構の案は、こう。上部を押すと回転しながら奥に収まる。押しすぎると奥に落ちてしまうが、入れるときは奧から入れるのでしょうがない。
    レールは、コの字型の アルミチャンネル AC-5.5 というもの(ホムセンで売っている)。これをネジ止めしようかと。
    閉めるときは、手前に引き出して手を離す。重心が外側になるので、たぶんちゃんと閉まる。

    違い棚自体は、棚ダボを使って置いているだけにしようかと(未確定)。高さを変えるためではなく、外すことで側板に細工したりするのが楽になるようにするのが目的。

    また、違い棚には、取ってつけたような筆返しを付けてみようかと。おいてみて、本当に付けるかどうか検討。
    また、一本の柱を立てて、違い棚を支える。棚の間の柱を「海老束」と言うが、この支柱に海老束風の細工を入れたい。が、技術的に無理なものは無理なので、溝をちょっと入れる程度のものを考えている。

    kuri90-15.jpg

    現在は、この程度のものを作成済み。採用するかどうかは未定。

さらに書くと裏板も基本付けない。カラーボックスの中ならいらないし、そうでない場合、多分電子工作関係の小物を置きそうで、そうなるとケーブルの取り回しとかが面倒になる。

    基本と書いたが、砂壁風の裏板を当てて見栄えがするなら考えてみたい。「ダイソーの珪藻土」に緑や青の塗料を混ぜれば良いのだろうか?砂が反射して、ラメっぽいような気もするのだが。。。

ということになると、2 枚の板で形を保てないといけない。それはちょっと無理だろうということで、補強を考えている。

    補強のための T字の金具はあるのだが、裏から見ると見苦しい。家具の違い棚などは、裏からみられることを前提にしている。そういうことも考えて目立たないようにしたい。

    で、思いついたのが 六角レンチを埋め込んで補強にする。フローリング材ベースだと凹になっている「さね」があるので、簡単なのである。その上ネジ止めするようなT字の金具よりもよほどしっかりしたものになる。

    「さね」のない板を使った場合どうしようか。これも考えた。
    下の板の小口に深い穴を空けて六角レンチを差し込む。飛び出した部分は側板に溝を掘ることで嵌まるようにする。こうすれば全く見えないように出来る。

板の接合は、木ダボを使いたい。図面通りの 15mm 厚の板であれば、外側から見えないように出来る見込み。だが 10mm 程度になると強度の点から貫通させないといけないかも知れない。

    木ダボだと特に正確に穴あけしないといけない。治具とかも作って練習した上で実施しようと思う。マーキングポンチ(ダボマーカー)は入手したので、位置的には問題ないように出来そうだが、垂直に穴を空けるのがまだまだ。

だいたいこんなところだが、回り道になったのは、塗装や小口の仕上げなどのスキルが不十分だと思ったからである。その結果ハードウッドにたどり着き、ケヤキのようなアマゾンジャラで作りたいなということに。アマゾンジャラの加工は困難だが、塗装自体はクリアのラッカーを吹くだけでいい。これも近いうちに作ってみたいのだが、それはサテオキ、肝心の塗装。

    材料として用意したのは、クリのフローリング材。サンプルは4面を着色してあったのだが、実際に購入して入手したものは、裏面塗装なしだった。最初はウォールナットのニスで良いかと思ったのだが、どうも気に入らない。色合いが違うしムラができる。次に(水性)ステイン+オイルフィニッシュも試した。これは磨いているうちにステインの色が落ちてきてひどいことに。ステイン+クリアラッカーは悪くないが、気泡が出来てしまい、それを磨くとステインの色が落ちるという問題がある。ステイン+クリアニスが無難かなという気がしているが、まだ試していない。仮組できるように作るつもりなので、そこまで行ったらまた検討しようかと。あと「との粉」を使った目止めはまだ試していない。ステインに混ぜる方法もあるらしいので、それも試さなくては。

小口の処理については、

    最初カンナを試したが、スキルが低いのででこぼこになるだけでうまくない。その上割れが出来たりもした。相当上達しないと本番では使えないのである。一方、ヤスリがけは自信ができた。ハンドルを沢山作った成果でもある。数ミリ削ることになったとしても問題ない。そもそも、のこぎりでの切断の精度が高ければ削る量も少なくて済む。のこぎりの切断もかなり自信がある。1mm 以内は多分余裕。

    木目と垂直方向の切断面を「小口」と書いた。平行は「木端」、面は「木表」「木裏」だそうだ。
    木端については、カンナがけが出来た。ただし、逆目になってしまうと食い込んでいってささくれのようになってしまう。#80 の紙やすりでも十分削れるので、カンナは使うが無理はしない方針にしようと思う。
    入手したフローリング材の木裏は、1mm 弱ぐらいのわずかな段差がある。これもカンナでいけたが、どうしようかなと。側版だけやってみて、調子が良かったら全部やってみようか。

あと接着剤とかパテ埋めについて

    調べたたころ、木ダボは 木工用ボンドで十分というか、それが良いらしい。木ダボが水分で膨らむとかなんとか。ただ、ハードウッドの場合ダボ以外の小口のところ、そんなもので接着できるとは思えないのである。ただ木ダボだけでネジより強いらしいので、それに頼るので良いかも知れない。
    あとパテ埋めする羽目にはならないと思っているのだが・・・意外な失敗をするかも知れない。ダイソーにダイルの目地用の接着剤があった。酢酸ビニル系だが、石粉が入っている。ノズルがついていて扱いやすいように思える。ただし色は白である。どうにもならなかったら使ってみようかと。
    ・・・とか書いたが、ダイソーに着色したパテが置いてあった。

材料に付いて書いてこなかったが、

    当初、クリの無垢フローリング材で検討していた。90mm 幅なので かなり薄いものになる。凹凸の「さね」があり、凸の部分を綺麗に削ると 87mm になる予定。厚さは 15mm で概ね図面通り。
    正確なサイズにするという課題は多分問題ない。小口を直角にするということ、側板のサイズを揃えるということが、最重要で寸法が正確でなくとも対処可能。

    第一の課題は、小口に正確に 6mm の穴を空けるということ。位置はなんとかなるとして、垂直にというのをクリアしないといけない。練習して自信ができないと先には進めない。また、平面の方は穴を貫通させない。うっかりやってしまう可能性があるので、ストッパーを付けようと考えている。

    さて、当初と書いた。クリで作るのには変更はないのだが、次にアマゾンジャラというハードウッドでの作成に挑戦する(確定)。エクステリアのフェンス用で 105mm 幅。板が湾曲している可能性があって不安ではあるのだが、ケヤキのような質感で非常に美しく仕上がる見込み。厚みは 10mm ぐらいで、ちょっと薄い。
    これは非常に硬く、自分で切る気がしないのでカットしてもらう。許容誤差は数mm と大きいことになっているが合ってなくともどうにかなるだろう。問題は穴あけ 10mm 厚に 6mm というのは結構厳しい。杉などと比べれば数倍強度があるので、強度的には問題ないと思うのだが、問題は正確さ。また注文した分の材料しかないので、失敗は許されない。あと、ダボ穴は貫通させるほかないと考えている。貫通させた場合、飛び出た木ダボを「あさり」のないのこぎりで切断する。持ってないので購入しないといけない。

    一応、買った材料を:
    RESTA : ブラッシュナット(クリ) 無垢フローリング(浮造り・ダーク) 90幅

      合板フローリング材でスピーカを作ったりしたのだが、合板ではどうもイマイチで、無垢の板が欲しくなり購入。その後に作るものを検討して、違い棚に決定。フローリング材の通販だと一畳分が最低単位で、結構高い買い物になった。フローリング材は当然表面に綺麗な処理がされている。手抜き出来て良いかなと思ったのだが・・・逆に塗装されてないところの処理に困った。

    木工ランド:アマゾンジャラ 幅[105mm]x厚[7mm,12mm], イペ 幅[40mm]x厚[25mm]

      aj-1.jpg

      ナイフのハンドルを作ったときに、ハードウッドとはどんなものなのか?気になりだし、サンプルを取り寄せてみた。加工が無理なら諦めよう思ったのだが、厳しいものの普通の道具で加工できたので、欲しくなった。
      特に、アマゾンジャラ の 7mm 厚が気に入った。当面作る予定のものはないのだが、小物を作るのに良さそうである。しかし、最低送料が 2000円もする。違い棚を作るとすごい良さそうなので、12mm 厚を追加。ついでに、イペの角棒。加工できるものなのかどうか?ちょっと自信がないのだが、「筆返し」と 「海老束」作りに挑戦してみたい。

      なお、写真は 四角いのがアマゾンジャラ 12mm 厚。ハンドルがイペ。色合いは写真のような感じかというと微妙。イペは少し茶色ががっている。また、質感は実物のほうが良い。もっとつやつやしている。

      ちなみに、アマゾンジャラはケヤキ風。いや木目が見えないからちょっと違うが、逆に「漆」を塗ったような感じと言えなくもない。イペは見方によっては黒檀風。いずれも本物より硬い。どちらもクリアのラッカー仕上げにする。

              比重 曲げ強度 圧縮強度
                  kg/cm2   kg/cm2
      ナラ     0.68  1130 510
      ケヤキ     0.69  1130 570
      本赤樫     0.87  1260 640
      縞黒檀     1.16  1260 790

      イペ      1.05  1950 905
      アマゾンジャラ 1.05  1550 936

      (多分、圧縮強度が硬さに関する値。)

      なお、カット料金の見積もりを取ったところ、無料の範囲を超えると 1カットあたり100円となるそうだ。
      12mm 厚 1500mm が 850円だが、6 ヶ所カットで +600円。のこぎりでも切れるから自分でやれば良いのだが・・・



ここで、イメージの再確認

chigai-dana.jpg

床の間の違い棚。建て替える前の家はまさにこんなイメージ。ミニチュアを作ってもしょうがないのだが、板が鏡面に近い仕上げだったのを覚えている。アマゾンジャラで作る場合は、頑張って磨き上げたい。

chigai-dana-2.jpg

家具の違い棚。唐箪笥というものらしい。これも同じようなデザインのものが、前の家にあった。同じようなものを作るのは無理だし意味がない。のだが、引き出しや扉に彫刻が施されている。付ける扉はのっぺりしたもので良いのかどうか? スキルがないのでどうにもならないのだが・・・溝ぐらいは掘れるかも知れない。要検討である。また、角は丸く面取りされている。ここは同じようにしたいのだが・・・棚板と支柱の間の加工で、棚板が食い込んだようになっている。これは無理・・・となると外側だけ丸くということになるかも。

chigai-dana-3.jpg

もうひとつ。シンプルなもの。茶箪笥というものらしい。天板がはみだしている。また、筆返しのようなものが天板にもある。後で付けたものではなく、削り出しているようだ。それはともかく、筆返しのようなものは、少しハネ上がっていれば良く、取ってつけたような小さなもので構わないかも知れない。天板にまで付けようとは思わないのだが、作るのが苦にならなければ、作って置いてみて考える。
posted by すz at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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