2019年09月23日

野地板でいろいろ作ってみよう

今まで、比較的高価な木材を使い、丹念に磨いたりして、手間をかけて違い棚を作ってきた。今度は、チープな材料で、適当なものを作ってみたい。
チープなものと言えば、まずは 1X4 あたり。・・・なのだが、ちょっと板が厚い。15mm でも厚いと思うのに 18mm もある。もっと薄くて幅広のものはないのだろうか?と思って探してみると、野地板というものがあった。12mm 厚 180mm 幅である。値段は 2000mm 5 枚で 1180 円@コメリ。5枚もいらないが、1枚売りしてなかったので購入。安いのは荒材だからである。製材所から切り出してそのままのもの。

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こんな板。木くずが沢山ついていて、持てばパラパラと落ちてくる。また、木端の部分はささくれのようになっている。これでは、家の中に入れる気にもならないので、少しアラカンで削ったのが左。違いがわからない程度だが、ささくれの部分が取れて、表面も少しだけ滑らかになって撫でられる程度にはなった。カンナがけの練習に丁度良い・・・とかも思ったのだが、ちょっと甘かったかも。

さて、これで何を作る?

    違い棚を構想する際に、文庫本を入れたいなと思ったのだが、板幅が足りないのでヤメにしたのだった。フローリングだと「さね」があるから、連結しようかとも思ったのだが・・・材料が2倍いる。大きくすれば、さらに 1.5 倍とか。最初からそれでやって気に入らなかったらイヤだなと思いヤメにした。

    いろいろ考えたのだが、置き場所に困りそうなので、スリムタイプにする。高さもあまり高くないようにして2段+。上はブックシェルフのようにする。あと、横から見た形を バナナ型にしてみようかと。最上段は 105mm あれば良い。一番下は 180mm 弱。文庫本の高さは 150mm 前後。指が入らないと困るので+2cm ぐらい余裕を持たせる。板厚も足して、棚板の間隔を 180mm 〜 190mm とする。3枚だから 360 〜 380mm 。側板を 450mm とすると、70mm 〜 90mm -12mm(板厚) がブックシェルフ分。75mm は欲しいから 棚板の間隔を 180mm としよう。

    あと裏板は付ける。左右に倒れるをの防ぐ強度メンバーである。材料はこれで、450mm x3 が必要。残りを使って棚板3枚を取る。650mm あるわけだが、裏板の条件があり最大 180mm 弱。 145mm x3 とした。これだと、60cm x3 でも作れるし、90cm x2 や45cm x4 でも作れる。使わなかった4枚の板は収納するとき切ってしまうので、一応配慮。同じようなものならば、いくつでも作れる。

接着方法は?

    折角覚えたのだから、木ダボを使おうと思っているのだが、今回は貫通させてしまおうかと。2枚の側板を合わせてまとめて穴あけ。棚板は、側板の穴をガイドにする。木ダボは打ち込んで完全に乾いた後、飛び出た木ダボを切断。
    木ダボは位置合わせがメイン。杉板は簡単に曲がってくるようなので、しっかりと接着しないといけない。あと凸になる面をどっち側にするか? 側板と裏板は凸を外側にしよう。逆だと端が開いてくるおそれがある。棚板は凸を下側にしよう。こっちは、押さえつけるものがなく、曲がるに任せることになりそう。その場合、物を乗せる面が凹になっていた方が良いだろう。底になる棚板は、下に少し空間を作る。

塗装はどうする?

    あまり良い方法ではないはずなのだが、とりあえずこうしよう。ウォールナット色のニスを結構買い込んでしまって、これで消費しようと思う。
    #120 → #400 で磨いて、まずは肌触りが良くなるようにする。この時点で木目の間の柔らかい部分はきずだらけである。それでもかまわずニスを塗る。そうすると、毛羽立ってまたザラザラに。だいたい乾いたら、#400 で軽く磨いてすサラザラを取る。木目の間は、磨けなかったから傷だらけなわけで、磨いてもほとんど色落ちしない。で、もう一回だけニスを塗る。実験したところ着色はされているが、テカらない仕上がりに。あと、小口は気を付ける必要が。あまりしみ込ませると、乾かずいつまでもベタベタになったり。

    キズがなくなるまで磨くのも良いと思うのだが、杉らしさがなくなるような気がするし、新たな傷を付けるとそれが目立つだろう。この程度にしておくので良いかなと。

    良い方法は、硬い皮膜を作るようなやり方だろう。オイルフィニッシュは内部で硬化するわけで良い方法のひとつらしい。しかし、時間がかかるし、着色する場合は難しいので、今回はパス。あるいはウレタン塗装とか。これはコストがかかるのでパス。

磨いてみた。

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    右が before 左が after 。#120 で磨いたが、見る間に綺麗になっていく。ただし、肌触りがすべすべになっても、綺麗な平面になるわけではない。そこまでやろうと思うとキリがないのだ。適当に切り上げる。
    下の棒は、裏面を145mm に切ったときの端板。ちょっと磨いて塗装実験。端の1cm ほどは綺麗になっている。磨き続ければ、確かに平坦にはなる。しかし、そこまでの根気はない。

塗装開始

    裏板と棚板は、もう塗装が可能だ。側板は、寸法を入れないといけないし、切る作業もあるので、それが終わってから。まずは両面を一回塗り。これで、ようやく2〜3年前に開けた水性ニスを使い切った。いや、まだ少々残っていたのだが、固化したニスが入ってたりして仕上げには使いたくないので廃棄。次に使うのは、同時期に買った未開封のもの、他にもなぜか未開封のものが2〜3本ある。

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    一度塗りが終わった。杉らしい良い感じの色合いではないか。ムラがあるが、それもまた雰囲気があるような。2度目の塗りでまた変わるのだが。

側板の加工。

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    右の裏に寸法線を入れて切る!さらに、もう一枚を合わせて切る!

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    穴空けも完了。寸法線を入れたところから一旦穴をあけ、2枚を逆に合わせる。そして、穴を空ける!青いたらダボを差し込み、次の穴を空けていく。

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2度塗り完了

    色が濃くなり、木目の硬い部分や節の部分にテカりが出てきた。これも良いかなということで。

側板の状況

    2枚を合わせた状態で、整形し完全に一致という状態にした。次にばらして、それぞれを磨く。・・・・とここで、湾曲している面が逆ということに気が付いた。外側を凸にするつもりが凹になっている。どうしよう、このままいくか。考えてみれば、クランプで押さえつけるならば、外側が凹のほうがやりやすい。・・・とここで、クランプが沢山必要だということに気が付いた。2つしか持ってない! 急遽ダイソーに走り購入することに。
    位置合わせは、内側にするつもりのところである。穴が完全に垂直なわけはなく、左右を入れ替えるわけにはいかない。それに寸法線を消さないといけない。とりあえず、湾曲を矯正しようと試みることに。水を塗って重石をしておいておく。

    一枚はもどったが、もう一枚はダメだった。ちゃんとやればあるいは・・・だが、無理やりに組む。

組み立て

    クランプを使って無理やり矯正して接着してしまうことにした。側板の塗装も最後にする。まずは、裏板を付けてコの字にする。やはりと言うか、いろんな方向に曲がっているようで、裏板も圧力をかけないとぴったりにはならない。今回は貫通させているので、側板を上にして接着剤が流れないようにする。片側を付けてクランプ。ある程度乾いたら、もう片側を付けてクランプ。直角に付いたかどうかは気を付けたが、じっさいのところ分からない。ちょっとぐらい角度が違っても、棚板を付けるときに無理やり矯正する。

    この形だと、下ほど曲がりが大きくなる。なので、上の棚板から接着。だんだんと矯正されて、下の段では、曲がりがなくなってきた。タイトボンドの粘性が低く、コツがいるようだ。また、溢れた分が流れ出すので濡れたウエスを用意しておく必要がある。棚板は、ギチギチになるように合わせながらやった。内寸が 143mm になってしまって、削るのが結構骨がおれた。しかし苦労したかいがあって、接着面はスキマがない!板の方を無理やり曲げたという面もあるが、精度良く出来ると気持ちがいい。

    失敗としては、ダボを打ち込みすぎて、棚板に割れが出来たところが2ヶ所。そこから接着剤が出てくる。しかし、完全に割れたのではないようで、接着剤をふき取って押さえてやれば目立たなくなった。あと、クランプによるヘコミがあちこちに出来た。水に濡らすと元に戻ることがあるらしく、やってみたら、少しは目立たなくなった。

    ついでに書いておくと、ダイソーのクランプ、12mm のあて木をすると、わりとぎりぎり。あと 15mm ぐらいしか余裕がない。

組み立て完了

    いろいろと切ったり、磨いたりしなければならないのだが、ほぼ完成! 棚板と裏板の感じは結構好み。古い家によく使われてたような仕上がりで、なにかなつかしい。消えていないのこぎりの跡も含めて、こんな感じだったような気がする。

    塗装だが、側板をクリアにしてツートンカラーの方が良いとは思う。しかし、全部ウォールナット色で塗るのだ。なぁに、まだまだ作れば良いのである。板材を買いすぎて持て余している。保管する場所がなく車に積んだまま。あと2枚消費したい。

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    完成!
    割とどこに置いても良さそうな。ゴミ箱のような気やすさで部屋の片隅に置いておいてもいい。しかし、この側板の形、なにかでよく使われるような・・・そうかマガジンラックか。ググってみれば、作った本棚と連結したような形のものもある。じゃぁ、この側板の形のものをシリーズ化して、A4 マガジンラックが造れないか検討してみよう。

その前に、

    いつまでも車の中に置いておけないし、野地板を買ってまずやることは、乾燥だそうだ。風通しの良い場所に並べて、1〜2日。しかし、木くずだらけの状態では触る気もしない。まずはアラカンで削りながら木の状態を観察してみる。一枚割れが入っているものがあった。たぶん変な乾燥をした結果だろう。割れの長さは 10cm ぐらい。あらかじめ分かっていれば別に支障はない。あと一枚、妙に汚いものがあった。なんか黒ずんでいるところがあったり、さらには、木端の一面はなぜか白い。この板はしっかりと乾燥させないといけなさそう。

    というわけで、しばらく乾燥させておく。



マガジンラック編

ラフデザイン

    A4 ファイルサイズだと横幅 220mm ぐらい。450mm x2を2等分するとすれば 180mm 幅を 4枚取れる。
    多分2段がせいぜい、430mm ぐらいのところで 320mm を 2 段だとすると 11cm の段差を付けることができる。一段の幅は、4.5cm 弱になる。

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    デザインしてみた。180mm 幅を 3 枚縦に。残りを 6cm,6cm,3cm,3cm に切って 底に付ける。
    ちょっと底が短いか。長くした方が丈夫になる。正面の180mm 板 はちょっと長いので 3cm をひとつここから取る。で、7.5cm, 7.5cm, 3cm ということにしよう。

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    図面を描き座標を拾った。左を 7度回転し側板に合わせた。これで行く。側板の青い線は、切断する線ではない。気持ち曲線で膨らませる。のこぎりで、踏んではいけない線。座標を目標に側板に穴を空ける。前回と同じようにするが、今回は外側が凸になるように注意してやる。凹になっている方に寸法線である。間違えないようにしよう。横の仕切り板は、全部外側に凸。短いやつは、分かれば、外側が凸。

    これを最初に作った文庫本棚に連結させてもいい。そうするとググって見つけた「ottostyle マガジンラック」の小型版みたいになる。

    ところで、幅が 250mm ぐらいになる。そうなると折角買ったクランプが使えない。どうする?
    コーススレッドで仮止め。後で抜いて 木ダボに変えるという方法を考えてみた。コーススレッドは 25mm の全ネジしかもってない。側板は大き目の穴を空けておく。ただ、接着剤が流れ込むと抜けなくなる恐れが。これは、実験してみないとダメそうだ。

    木ダボだが、6mm だと穴が大きすぎるので 5mm にしようと思う。材料は、ファミマの「つくね串」 5mm より少しだけ太い。16cm なので 4本必要で原価 500円にもなる。やきとりのカワは、竹製で 5mm ぐらい。竹ならば、ファミマの箸でいいかも。

仮止め実験

    側板役の方は 4.5mm の穴をあける。仕切り板のほうは、小口で下穴なし。接着剤を付け、側板役にコーススレッドを差し込んで、少しづつ均等に絞めていく。ぎりぎりまで、接着剤には接触させない。締めこむ作業で接触させ、そのまま締め付ける。これで放置してコーススレッドが抜ければ成功。

荒磨き&切り出し&一部接着

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    アラカンで削った後、切り出して、#100 で磨いた。一通り終わっただけで、サンドペーパーも終わってしまう。あと、底板の部分は接着してしまう。

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    側板の上に置いてみた。背板にコの字の底が付いているのではなく、手前の板に付いているという構造。既定の材料で作るには、こうするしか。機能的には、問題ないはず。

ほぼ完成!

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    まぁまぁな出来。気に入らないのは、手前の板の隙間。側板が曲がっているので、わざわざ削ったのだ。で、側板も矯正しようと濡れウエスを数時間置いたら・・かなり矯正されてしまった。余計なことをしてしまった。でも、ネジで締め付ければ・・・と楽観してたのだが、25mm のコーススレッドでは短く、締め付けると空回りすることになってしまった。ダイソーの 32mm が良かったのか。

    それでも、まぁまぁと思っていたのだが・・・ダボに置き換えるための穴あけで相当な失敗をしてしまった。4.8mm で穴を空けたときは、問題なかったはずなのに、5mm で穴を広げたら、あちこち割れが出来た。それだけではなく、ドリルが表面に飛び出たのが2ヶ所。ひどいことになってしまった。目立たないように補修しようかとも思ったが、ヤメ。接着剤を盛って固めるだけにした。

    ところで、全く余計な買い物だった、セメダイン ウッドシール。これを使えば良かったのだが、ヤメたのは、柔らかいので盛るには不安だったため。だったら、本当に使い道がないではないか・・・。ググったら面白い使い方があったのである。これを全面に塗って目止めにするそうだ。端材が沢山あるし、実験してみることに。マガジンラックは、文庫本棚とお揃いにするので使わないが、面白い仕上がりになるようなら次回作で検討しよう。

塗装

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    左、一回目の塗りをして、#400 で磨いたところ。白い粉っぽいのは、ニスが削れたもの。拭きとらず2回目を塗ったのが右。これで完成。

ウッドシール実験

    実験材料は、MDF と 杉。最初指で伸ばした。MDF は平坦なので、かなり薄く伸ばせる。杉の方は結構厚くなってしまった。ある程度乾いたら、終わりかけた #120 でこすってみたところ、消しゴムのカスのようなものが出る削り方になった。ちょっと早かったようだ。次にへらを使って伸ばしてみる。こちらのほうがより薄くできるようだ。しかし・・・こんな柔らかいものでコーティングして上手く行くのだろうか?

    それはともかく、水で薄めて粘度を下げてみる。タイトボンドと同じように別容器に入れているのだが、粘度が高く出しにくい。塗り広げるのであれば、粘度が低いほうがよい。だいたい、等量の水を容器に入れて振ってみたところ、タイトボンドぐらいの粘度になった。後は磨くとどうなるか?

    ところで、和信ペイントに木工補修パテという製品があり、成分表を公開している。それを見ると、顔料類 64 % 水 28% で合成樹脂類は 4% にすぎない。顔料類 とは石の粉だろう。うまく混ぜられるのであれば、との粉を さらに入れると、良いのかも知れない。

    さて、既定の時間では、塗装する場合は 24時間たってからと書いてある。ただし 5mm の深さを埋めた場合の話で、1mm 以下だと そんなに待つ必要はなさそうだ。十分時間がたったと思いサンドがけしても、消しゴムのようなカスが出るだけ。それが紙やすりにこびりつきもする。そうなると、紙やすりが浮くというか段差ができて削れなくなってきたり。

    本当に、これで良いのだろうか? ググると、

      「水性弾性用シーラーは、特殊合成樹脂エマルションが主成分で、弾性リシン、単層弾性系塗料、水性系の複層弾性主材の下塗り塗料として使われます。
      水性弾性用シーラーは、下地への浸透性、固着性、アルカリシール性(アルカリの抑制)に優れていますが、最近では、カチオン系シーラーが水性弾性用シーラーと兼用できる事もあって、あまり使用されていません。」

    ウッドシールは、エマルション系だしシーラーと使っても問題なさそうだが、サンドがけに向いてないので、ちょっと使いたくない感じがしてきた。

    他に手持ちでシーラーによさそうなもの・・・と言えば、セメダイン・コンクリメントがあった。粘度がたかすぎるので、溶剤(エタノール)に溶かしてみた。カレーのルウを溶かし込む感じでやりにくいが出来ないことはない。で、塗ってみたんだが、すぐ乾くので伸ばしにくい。表面は硬くサンドがけに向きそう。
    実はとの粉も持っている。ただ、いちいち水にとかさないといけないし面倒。あと、接着しないから、乾けば粉が出てくる。凹凸が大きいところを埋めるのにも向いていない。接着剤を混ぜたらどうだろう?セメダイン・コンクリメントも主成分は石の粉で 50% も含まれている。とりあえず、エタノールで溶いたとの粉と、セメダイン・コンクリメントを混ぜてみた。少し塗りやすくなったような。では、他の接着剤は? タイトボンドが良さそうなんだが、水に溶いたとの粉を保管できるものだろうか? エタノールがあるので、ちょっと加えた上で、タイトボンドを加えてみよう。多くは配合しなくて良いはず。2:8 とか 1:9 でも良いのかも。

    やってみた。

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    まず、ウッドシール。木の色と合ってないこともあって、なんだかワイルドな感じに。サンドがけはダメである。右下など、薄くなってくると、まとまって剥がれたりしている。乾く前に金属へらで平坦にしないといけないようだ。また、元の木の削り具合によって感じが変わってしまう。ニスを塗っても、この感じの違いが残るわけで、使いこなすのは相当難しい。

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    上の板の白いところが、コンクリメント。なんかムラがあるが、硬くて削るのが難しい。
    中の板の右はとの粉、左はコンクリメント+との粉。色が似てるので分かりづらいが、やっぱり硬い。削り切れてないので、木目が薄く見えている。
    下の板は、タイトボンド+との粉。コンクリメントと比べれば随分と削りやすい。

    との粉+タイトボンドが良いのでは? なんなら木工用ボンドでも、コンクリメントも酢酸ビニルだし。

目止め実験

    ウッドシールのことは忘れる。いつまでもベタベタしていて気に入らない。
    他のもので実験してみる。ひとつは、今度は、小口や木端にも塗って3面にして実際に塗装までしてみる。
    試すひとつは、との粉+接着剤。もうひとつ、容器だけ気に入って中身を捨ててきた「タイル目地補修材」。これも大理石が成分でとの粉+接着剤みたいなもの。もうひとつあるので、一回試してみよう。

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    やってみたんだが、白い方は、ひどい仕上がりになった。元の板がひどいというのもあるが、ニスを塗ったら白色が浮き出てきた感じ。ダメのようだ。一方との粉はいいかんじ。一回塗りだと、との粉が乗っていない部分は吸い込んでつやがないが、2度塗りすれば、問題ない。

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    との粉水は、ニスの空き容器で作って、例のボトルに入れ替え。配合は、水:アルコール:タイトボンド が 4:1:1ぐらいかな。との粉は、好みの粘度になるまで、入れては攪拌。時間がたてば沈殿するだろうから、振って攪拌できるようにした。



もうひとつ カラーボックスのようなもの

    今回の目的は DVD のトールケース棚。設置場所は、おおきなカラーボックスの中。なので、サイズに条件がある。
    奥行きは約 37cm 。幅も 37cm だが、扉があるので、2cm 小さくする。トールケースは 19cm x 13.6cm 。棚の内寸は 21cm にする。また、18cm の板をそのまま使っても、奥にもう1段おける。ということは、奧のもののアクセス性を考慮しておく必要がある。レールで引き出すとか、蝶番で扉方式にするとか、いろいろ考えたのだが、面倒だし、裏が見えるようにするだけにする。補強はするつもりだが、コーナーに三角の板を接着するだけにしようと思う。
    これで外観はほぼ決まった。2段のカラーボックス風である。棚間は、計算では 15.7cm 。板が曲がっていると文庫本は入らない。

材料の切り出し

    今回は、寸法線をあらかじめ入れない。寸法線を引いて1枚切ったら、現物でもう一枚の寸法線を入れる。棚板3枚は、同じ向きで切っていく。側板は、内側にする予定の面をを合わせる。サイズが狂っても合ってればよいのだ。そして、私の場合、この方法の方が精度が高い。1mm も狂わないので、ほぼそのまま組める。

材料の磨き

    アラカンで削っていくのだが、削れたところが非常に綺麗だということに今更気が付いた。太陽光に反射させれば光って見える。刃物で削り取るのだから当然と言えば当然。なのだが、削れていないところが、結構残っていて、肌触りはまだざらざらな感じ。やっぱりサンドがけしておこう。

穴あけと組み立て と矯正

    今回は接着剤+コーススレッドで行く。全ネジ25mm しかない。4.3mm で裏の寸法線をもとに穴を空けて、表に頭を埋める分を 8mm の切削ビットで削る。

    なのだが、板が曲がっている。側板は少しなら、ネジで止めるときに矯正できるが、棚板はそのまま。


補強ととの粉塗り

    形が揃っている4枚の三角の端材がある。大きさは 7.5cm x 3cm ぐらい。文庫本棚とマガジンラックの側板からでたやつ。これを棚板の後ろ側上に貼った。反対側は、端材を 1.5cm ぐらいの幅で切って作った角棒を貼った。トールケースが後ろに行き過ぎないようにするストッパー。あまり背を高くすると、後ろに置いてある DVD が抜けなくなるので、これぐらいで。これで完成。あとは塗装。

    今回は、塗装の前に、との粉+接着剤をやってみることにした。はじめは、少し垂らして指で伸ばすというのをやっていたのだが、とても面倒。なので、ハケ塗りに。しかし、ハケで塗ると消費が速いような。あと最初は、ウエスで拭いていたりしたのだが、凹んだところまで取れてしまうような気がしてヤメにした。ハケで厚塗り。あとで磨く。

    ・・・#400 で磨いてみたのだが、かなり サンドペーパーの消費が速い。まだ満足いくまで削れてないのに、終わりかけている。石の粉を接着剤で付けているのだから当然かもしれない。との粉で成分が書いてある製品があったのだが、主な成分は、なんとアルミナ。サンドペーパーと同じ材質である。だったのだが、試しに濡らしたウエスで拭いてみると、取れてくる。タイトボンドは、薬品には強いが水には弱い。これでハケ塗りはちょっとまずいかなと。今回は、明るい色にしたいので、クリアラッカーで塗装することに。

    ダイソーの缶には、塗装面積 0.2 〜 0.35 m2 と書いてある。この棚は (35cm x 2 + 21cm x 3 ) x 18cm 。両面塗装することにして 0.5 m2 程である。うまくやって2缶弱。下手したら 3缶 。実際やってみたら 2 缶弱だったが、あちこちツヤがない部分が出来た。もう一回あちこち

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    とにかくこれで完成! 目的どおりに使うのであれば、これで十分。

小箪笥

    DVD棚は、適当に作ったので、適当な出来になってしまった。まぁこれはこれで OK としよう。同じようにカラーボックス内に設置するもので、主に電子部品を入れる小箪笥を作る。今度は精度を上げないとひどい出来になってしまう。

    さて、今度は、買ってしまった檜の端板が使える。12mm 厚 84mm 幅で、ここは正確であると思われる。これを使って、一段の高さを 84mm ちょうどにする。段数は3段 12 x4 + 84x3 = 300mm 高にする。一段一段組んでいけば クランプも使える。84mm を当て板にも使ってガチガチにして接着し、後で タボを打つ。ダボは 5mm φの竹箸にする。ファミリーマートのものがいくつか揃った。足りなければ お弁当とか買って箸を貰う。

    構造は、350mm の天板に 294mm の 側板を付ける。棚板は 326mm x3 。ここまで野地板で 1590mm 消費。各段に仕切りを1つまたは2つ付ける。上から 2,2,1 にしよう。引き出しは 157mm 幅、または 100.6mm が目安。どうしても誤差がでるから、現物に合わせひとつひとつ作る。引き出しは、ダイソーの桐 9mm 厚。パネルだけ材質を考える。檜が楽なのだが、余った野地板を使うかも。取手はデザイン上非常に重要だが、自作する。市販のものは、ちょっと高い。基本的な出来が素晴らしければ考えても良いのだが、多分そうはならないだろう。

    組み方は、天板と側板1枚でまずL 字を作る。コーナークランプしか使えないので、とりあえずネジ止め。なのだが、板が曲がっていると具合が悪い。できるだけ矯正してから始める。クランプを使いながら3枚の棚板を組んでいくが、これは組む時に矯正できる。最後にもうひとつの側板を接着するが、棚板を削って精度を出してから。ここは仕切り板を使ってクランプが使える。ダボで止めているしガチガチになっているはず。

    全体が組み終わったら、足になっている部分の調整。6mm ほど出ているはずだが、のこぎりで切り取ってもいい。そういえば、天板も 左右 6mm 長くして置いて後で切り取ることにしよう。362mm ということ。

    イメージは出来た。実際に切断開始。天板は後で切るのであれば、どんなに長くても良い。45cm にして 後で左右 5cm ぐらいづつ切り取る。出た端材で 取手を作ろうかと。棚板は 326mm x3 を目標に正確で同じものを作る。側板は 300mm にした。これは、上面だけは正確でないといけない。

    切ったら、矯正を試みる。檜の端材はしばらく届かないので数日の猶予がある。凹面に塗れウエスを置いて数時間。直ったら、重石をして放置。

    残りの板の確認。55cm ぐらい。引き出しは、 33cm x 3 程度だが、157,100 x3 を 2 セット 十分取れるか。

    引き出しの桐だが、450 x 200 がある。ここから 82mm をひとつ取って 残りから 174mm x 4 を取る。
    これが 4 枚。82mm は小さい方の底板で 4 つだけ取れる。174mm x 16 は サイド。
    82mm は奧にも付けるので あと 5 つ必要。これに一枚。
    あとは、広い方の底板と奧。139mm を 3 つでさらに一枚。合計で 6 枚必要だ。

    サイドの長さの算出だが、引き出しの長さを 180mm として、パネルの周囲を掘って サイドと底板で作ったコの字を嵌めようと思う。そうするとパネルの厚みが 6mm 分として 174mm 。

    ・・・なのだが、野地板は板幅が一定していない。作ってみないと何 mm になるか分からない。これも目いっぱいで作って置いて切るか。パネルの掘り込みもパス。8 枚もやるのは面倒だし、しっかり接着できるはずだ。材料も檜にする。残りの板に割れがあるのでヤメ。

    あとダイソーの桐板も例外なく湾曲している。これも合わせて矯正。

磨きと寸法入れ

    表面はとりあえず #150 で両面磨いた。だいたい内側になるので、適当。外側は出来てから磨いてもいい。というか、どうせ磨く。
    側板は直角が出ていないと困るし、棚板は、かつ全部同じながさでないと。だが、それ以前に板幅が全部違う。基準となる方を決めて、5枚を合わせてクランプ。まずは、基準とする木端と小口をまとめてサンドがけ。あと棚板の反対側。板を入れ替えてまた、サンドがけ。がんばりはしたが、飽きた。だいたいは合っているだろう。合ってなくとも組む時に締め付けて合わす。板幅が合ってないところは、おおむね 4mm ぐらい違う。アラカンで頑張ったが、まだ 1mm ぐらいは差がある状態。

    最後に寸法入れ。側板は 326mm だった。まず天板に置いて、現物で寸法線を入れる。12mm ずらして 側板を置くところを決める。あとは、仕切り板を接着するところを全部描く。

    出来たら、矯正するために凹面に水を塗ってクランプで締めておく。天板入れて6枚なので、凹面どうしを合わせる。矯正は2回目。実は一回直ったのだ。逆向きに反った板もあった。しかし数時間で元通りに。

材料は揃った

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    現状はこうなっている。

組み立てとパネルサイズ調整

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    ここまで来た! 結局クランプが使えないところは、ネジ。天板4ヶ所とサイド6か所づつ。
    組み立ては、まず、天板に側板を両方付ける。別に、上の棚板に仕切り板を付ける。仕切り板は、接着のみだが、いちいちクランプで締め付け。出来たものを、天板パーツに貼り付ける。またクランプで締め付けて、サイドをネジ止め。次は、仕切り板を同じように張りつけてから棚板の順。実は棚板が簡単には入らない。天板への側板の取り付け位置がわずかに外側だったので、側板が内側に傾いている。ナナメに入れてハンマーでたたき入れた。そのときに位置合わせがうまく出来ず、数ミリ前に付いてしまった。最後は、また仕切り板を付けた棚板を接着、今度は開くのでネジで締め付け。・・・そこは問題ないのだが、どうも側板が捻じれているらしく板がナナメに付いた。

    写真の状態は、飛び出た分を削って削って、引き出しのパネルも削ってなんとか嵌めたところ。引き出しのパネルは、サイドのみ少し削っただけですんだ。道具はホービーカンナ。持ちにくく力を入れにくいが結構使えた。

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    裏。引き出しを入れる場所の精度は割と良いようだ。ただ、段差が出来てしまって残念。

完成!

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    引き出しを作り、取っ手も自作した。どういう方式にしようか考えたのだが、ストッパー兼脱落防止のパーツを作り、表から 6mm 奧に取り付けることにした。パネルは 12mm 厚だから 6mm 飛び出る。これを 12mm 奧にすると引き出しが外せない。取っ手は、パネルと同じ檜を切って作成。裏からネジ止めにしてある。
    塗装はクリアラッカー。

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    裏面はこう。実は裏も飛び出している。あと引き出しの下の部分を丸く削ってある。こうしないと抜けなかった。



小箪笥2編

    まだ野地板は余っている。半分の大きさで 3段のものを作ろうかと。
    ダボ継ぎというのをやってみたいので、今回棚板も檜にする。16cm クラスから 9 枚選択。横につなぐと 16.8cm になる。奥行きが 12mm ほど短いわけだが、とりあえず。
    sugi-26.jpg

    この程度だったら問題なく作れるようだ。一応 5mm の竹串 40mm 長が 3 つ入っている。穴あけは 18 ヶ所もあった。ずれているところは 修正。全部 6mm 以上になっている。誤差はこうやって強制的にやっても、上下に段差があったりする。ちょっとだけども。

    これを整形したところ、幅が 158mm になった。奥行きは 166mm 〜 168mm 。今回は 12mm 奧にセットする。パネルは飛び出さない。また、84mm 間隔ではなく、80mm 間隔にして、パネルが棚板にかぶさるようにする。前作と同じようにすれば、中、下段は抜けるが、上段は抜けない。引き出しのサイド上を抜けるようになるまで削る。

    これで、棚板の材料は出来た。前作とだいたい同じように作る。側板と 天板は野地板 300mm x2 と 180mm。足が長くなってしまうが、後で切る(かも)。
    桐板は、手持ちのものを使う。そう言えば桐のまな板をいくつか持っている。まずはこれを消費してしまおう。300mm x 190mm ぐらいだそうだ。他に、150mm 幅 x 400mm のものが 2 枚あった。これで十分足りる。

    これで残りは 1200mm ほど。他に 550mm ほど あまりがある。これでジャンク箱を作ろうかと。折角だから、DVD ラックと同じサイズにする。210mm の側板に 350mm の 天板・底板 を付ける。例によって 370mm 程度にしておいて、あとで切る。1200mm 以下だから問題ない。裏板というか底になる板には、やはり桐のまな板を当てる。550mm の板からは、棚板というか仕切り板を1枚取る。

    これらの板を切り出した。例外なく曲がっているのでまとめて矯正する。ネジは、モノタロウに注文するものがあったので、ついでに 32mm のコーススレッドを入手中。しばらくかかるので、その間クランプして放置。

      ついでとは書いたが、木工関係でかなり購入している。タイトボンド 225ml が かなり少なく(60ml ぐらい?)なったので再購入、今度は 450ml 。あと、アサヒペン の「とのこ」。あとラッカースプレー JAPAN(クリア)。300ml で 313 円(税別)。ダイソー 100ml とコスパは変わらない。

完成! 小箪笥3段と ジャンク箱。

    sugi-28.jpgsugi-27.jpg


    これで購入した 野地板はほぼ使い切った。いろいろ作ったが、小箪笥はめんどくさい。桐板が沢山必要になるし、これでヤメ。一方ジャンク箱はもっと欲しい。さぁ、どうする? 

(続く・・・まだ作るのか!)
posted by すz at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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