何を削るのかにもよるのだが、だいたい 30°〜32°あたりが良いようだ。だが、手持ちの鑿は全部もっと鋭角のようなのだ。例えば、刃が 5mm 厚だとして、裏面に定規を当てて刃の長さを上から見た時に 28°であれば、9.40 mm 。30°であれば 8.66mm ということになる。手持ちの鑿は 5mm も厚さがないのに 10mm 近くある。大分鋭角らしい。
こういう場合どうするかというと表を2段刃にする。しのぎのところ 0.5mm 〜 1mm ぐらい浮かして研ぐ。・・・こんなの邪道とばかり思っていたが、鑿の場合はそれで良いらしい。しかも丸刃になっても構わないとのこと。
こういうことを調べている間に、替刃式の鑿があることを知った。普通の鑿は研いでから使うものだと認識してたが、替刃式であるならば、最初から切れるはずだ。自分で研いだものとどれぐらい違うのか? 知りたくなった。
小山金属工業所 播磨王
という製品で、他のメーカーの類似したものも、このメーカーの OEM らしい。おそらく BIGMAN 鏡獅子、与板利器 翔 は同じもの。
替刃には、合金鋼、青鋼、ハイス鋼の3種類がある。青鋼というのは、青紙のことで恐らく2号。耐摩耗性が高く長きれする。ハイス鋼はもっと耐久性が高く、集成材やハードウッド用。では合金鋼は?というと良く分からない。
一応、比較的高級な鑿は 白紙2号を使うようなのだが、これは炭素鋼であって合金鋼ではない。もっと一般的な SK鋼も炭素鋼である。白紙と青紙の間なのか? ならば結構良いもののはずだ。青鋼はお高いが、合金鋼の替刃は安い。青鋼にしてみたい気もするが、研ぎにくいということでもあるので、合金鋼で十分だろう。
で、買ったのだ。1本だけでなくいろいろと。柄3本に 刃 9mm 〜 42mm まで8種類。これだけ買っても 10131円。多分全部は使わないのだが、高い鑿を1本買うと思えば安いものだ。これからずっと、他のものを買う必要もない。
・・・とか書いたが、予備の 18mm と 30mm, 柄1本を追加購入。
さらに、手持ちの ウッドチセルショートと中華鑿をすべて、播磨王の柄に付けられるようにしてしまった。
(レビューに続く)
ものが届いた。商品写真では分からなかったが、ビニールのキャップが付いていた。替刃にも付属。
まずは、刃をしげしげと見る。裏は思ったほどピカピカしていない。裏すきは思ったより浅い。まともな鑿とは、こういうものなのだろうか? 表から見た鋼はピカピカ。しのぎ面の地金には縦にグラインダーの跡のような縦線。36mm の刃の先端は欠けなのか何なのか先の先まで研げているような気がしない。爪でツーとやると引っかかるような・・・。
鋼が鍛接されている・・・と思ったのだが、違うかも全鋼? そういえば、しのぎ面も硬い。SK材のクラフトナイフをちょっと研いだのだが、黒々と条痕が付く。同じ砥石でしのぎ面を研いでもこんなにはならない。
引っかかるのは、どうやらバリのようだ。これは砥石で擦ればすぐ取れる。だが、36mm は、少し欠けている。使ってみて、ほぼ支障がないレベルのようだし、研いでいけば直りそうなので、あまり気にしないことにする。
・・・いや気になる。ちょっとでも研いでみることに。
とりあえず使ってみる。作業は、腰掛アリの調整。そのままで、まぁ良く切れる。木口もジョリジョリと削れ、削り終わりが割れたりしない。手持ちの鑿は、もうちょっと力がいるし、削り終わりの端が実際に割れたりしたのだ。
新品の 18mm をちょっと研いでみる。#1500 を使い軽く。別の鑿を研いだ後のもので、条痕で真っ黒なやつだが、この状態だとピカピカになる。裏をやってみたところ、思ったほど平面ではない。像が写るようになったが、少し歪んでいる。表も少し研いでみる。やはり縦線はグラインダーの跡だった。少しやればしのぎの所ー上から消えていく。中央部はへこんでいるようで、簡単には消えない。また、やはり二段刃。角度が少し違い、鍛接の線と刃先の間に線が見える。光の反射も違う。また、しのぎ面を研いでも刃先の段は状態が変わらない。(刃先にも細かい縦線がある) あと、差し込むところの径は全部同じ。大の柄にも 12mm がちゃんと付く。ただ段差が出来るだけ。
与板利器 翔 の替柄 は、コメリでも扱っていて 1180円。アマゾンでは、大 (KE-03 )が 941円。予備で一時的に使うのであれば、大を買っとけば良さそう。
・・・実際に大を買ってみたところ全く同じだった。個体差が結構あるようで、桂の調整に苦労した。木殺しをしても桂が入って行かないので、外して 今度は鉄工用やすりで少し削った。なお、上の金属部分は2ピース。下側は口金で上の部分が柄にささっている。桂を外す時に上の部分が抜けたので気が付いた。
これでどういうものか大体分かった。
次は桂の仕込み。これをやっておかないと叩くわけにはいかない。まずは刃を抜く。タガネを当てて桂を外す。外したら木殺しをしてまた嵌める。バールのようなもの(ダイソーで買った釘抜き)を当てて叩き 2mm ぐらい木の部分を飛び出させる。木の部分の端を叩いてキノコ状に。
キノコ状にするところは、上手く出来ていないが、使っていくうちに潰れてくるだろう。こうやって仕込んだ後はもう簡単には外せない。モンキーレンチのようなもので引っかけて木の部分に当て木をして叩くとのこと。普通の鑿なら勢いで落とさないよう気を使うが、替刃式なので刃を外せば良い。
また、研ぐときも楽。柄が付いていない状態で研ぐと柄が研ぎの邪魔になることがない。ようするに軽いし、ブレも減る。
しかし、研ぎあがりの状態はたいして違わないと思えるのに、どうして手持ちの 24mm はこうもダメなのか? 鋼材が柔らかいだけなら良いが、研ぎで致命的なミスをしているかも。新調した 18mm を研いでみて使い比べてみよう。もしかしたら、研いだ結果切れ味が落ちるかも知れない。


写真を撮ってみた。左が少し研いだ 18mm , 右が新品のままの 12mm 。
表側、こんな風に縦に溝がある。18mm は少し消えている。ここいくら頑張っても刃先には関係しないので切れ味は変わらない。それでもまぁ消せるものなら消したい。まだ刃先は触っていない。ここを研ぐと使ってないのに切れなくしてしまう恐れがありビビっている。やはり一度は使ってから。
裏側、写真ではほぼ分からないと思うが、裏すきの周囲が少し窪んでいて砥石が当たらない。刃先が平面であれば窪んでいるところは関係ない。で、刃先が平面か?というと、像が微妙に歪む。また、横方向に細い溝がある。この傷を消すぐらい研げば平面になりそう。あと、刃先と裏すきの距離は 3mm 近くある。DIY での使用頻度だと、欠けることがない限り、なかなか裏切れにならないと思われる。
万が一裏切れになったら、しのぎと刃先の間を叩いて僅かに刃を曲げる。そうして裏をちゃんと研げば使い続けることが出来る。(やったことは当然ない)
ホゾ穴を掘ってみた。40x15 を20mm 深まで。 鑿は 36mm と 12mm と 手持ちの 12mm 。どれだけ違うのか比べてみる。36mm は側を整形するだけでメインではない。繊維方向に切るだけなので切れ味も関係ない。
まずは、手持ちの 12mm 。一応研いでから。研ぎたてだけあってちゃんと切れる。ホゾ穴を荒堀りしたあと、整形するのに、繊維と直交する面を削るのだが、一応問題なく出来た。出来はしたが、刃先が痛んでいるのが光の反射で見て取れる。裏から触ってみてもバリのようなものが。
1つで交代。あとは新調した方。これは買ったまま。
荒堀りでは大して違いが分からないが、繊維と直交する面を削るのに、幾分気持ちよく削れる。ジョリジョリという音も心地よい。2つ削り終わっても刃先は傷んでないようだ。プロ仕様ではないが、丸一日使えないと話にならないから、当然の品質なのだろう。とは言え、手持ちの 12mm は、自転車小屋で 36個もホゾ穴を空けたことがある。連続では 10個ぐらいは空けたような覚えがある。刃先が多少傷もうとも使えるものだ。
ところで、36mm は繊維に沿って切るだけだが、これはもうバターのように切れた。この作業で評価はしないが、使えるという気はする。
とは言え、手持ちの鑿はお役御免かと言うと、まだまだ使おうかと。研げば切れるというのも事実であった。2段刃で構わないということだから、研ぎはすぐ終わる。すぐダメになるのだから、#600 あたりで研いで適当にやる。しのぎ面も、裏面も基本触らない。バリを取るために #1500 とかで擦るだけにしておく。新調した鑿は、これではダメだと感じたときに出して来る。これで良いのだ。
購入メモ
購入したのは、安い!と思った プレミアムあきばおー。全種類はなく合金鋼のみ。3mm や 6mm も扱っていない。
価格は、例えば
小山金属工業所 播磨王 替刃式合金鋼 18mm 1682円 (替刃 18mm 744円 差額 938円)
送料は 690円と 高いが、替刃だけなら 230円のメール便が使える。
買った後に、 翔 で揃えると、プレミアムあきばお〜より安いショップを見つけた。
https://www.premoa.co.jp/ XPRICE
8658円+送料 880円 = 9538円。(レミアムあきばお〜は 10131円)
もし、青鋼やハイス鋼が必要なら、以下のショップで扱っている。
https://kunihamonet.com/products/detail47167.html (ハイス鋼 替刃)
https://kunihamonet.com/products/detail47168.html (青鋼 替刃)
18mm 替刃 青鋼 1,320円(税込) ハイス鋼 1,661円(税込)
集成材やハードウッドを刻むなら、ハイス鋼が望ましいが、そんなことは多分しない。青鋼だと研ぎの回数を減らせるが、DIY レベルの使用頻度では必要ないと思われる。研ぎたくないという人には良いかもだが。
(2023/06/02) そろそろ切れなくなって来た。研がなくては!
その前にキャップを作ることにした。ベルトを買ったので少し短くしたのだが、切れ端がキャップに使えそう。1つではなんなので、他のベルトも切れ端を取った。これで2つ。サイズ的には 15mm と 18mm が丁度良かった。これ以上切るわけにいかないので、ダイソーで布ベルト(GIベルト)を買って来て縫い合わせることに。
24mm が丁度入るものが作れたのだが・・・ 36mm 用も作りたい。幅方向を縦にしても問題ない。このやり方であれば どんなサイズにも対応できる。
なお、切った断面はライターで炙るなどしないといけない。
研ぎなのだが、まずは計算。
http://www.iwood.jp/kaeba_nomi.html
ここ見ると この時は28°位で荒研ぎをして、刃先だけ30〜35°位に2段刃で研ぐのはアリのようだ。
大雑把だが、しのぎ面の長さは 8mm 。0.28mm 浮かして研ぐと 2℃急になることになる。0.83mm も浮かすと 6°違うことに。ほんとに僅かに浮かすようにしなければ。
あと最初から2段刃のように見えるので、たぶんしのぎ面は 28°。目で見てもはっきりとは分からないが、厚さ 4mm ないように見える。ちなみに穂の長さは裏面 42mm 。砥石に当てて 砥石の面から 19.7mm 高なら 28°。・・・これもはっきりとは分からないが 20mm なさそうな感じ。
さて、持っているのは安い合金製。
「合金鋼は炭素鋼の白紙のような切味で、耐摩耗性が上がるように合金を配合したオリジナルの鋼」
という説明も。鑿の場合、切れ味では白紙>青紙という説明を見たことがある。青鋼は長切れするのが特徴。また、合金製は全鋼で、青鋼は地鉄と青鋼を鍛接という違いがあるので、研ぎやすさという点で、合金製が楽ということはなさそう。
あとは、裏を研ぐときは刃先に力を入れる。こうやって研いでいくと次第に角度が付いて「裏切れ」にならないそうだ。全鋼の場合叩いて「裏出し」は出来ないと思われるしやる気もないので、注意したい。刃先2 cm だけ研ぐと段差になる。それも避けるよう注意したい。2段刃なのでしのぎ面は割と適当でも良い。
研ぐ予定のものは、12mm,18mm,15mm,24mm,36mm この中で 18mm と 36mm を先にやる。
研ぐことは研いだが・・・全然だめ。やり直し。だいたいが、裏面の平面が出ていない。刃の先端まで砥石が当たらないと、刃が付けられない。しょうがないので #400のダイヤモンド砥石で削って、#1500で磨いて確認。まだ #1500 が当たらないところがある。当たったところは像が写る。平面になっているようだ。全然不十分だが、しのぎ面とかもやっていく。2段刃にしたものは、これだけでは刃が付かない。いくつかは #400 で削った。一応は刃が付いたような感じにして、後は後日にやる。
ちなみに、#1500 は アリエクで買った RUXIN PRO を使っている。あまり吸い込まないし硬い感じで、やすりみたいな。これで研ぐと鉄粉がこびりつく。そのまま研げば鉄粉で磨いているようなもので、刃物はピカピカになってくる。時々面直しをするがどちらかと言えば目立て。あとピンクのサファイア系もある。これも同様で鉄粉がこびりつく。これは硬くて面直ししても鉄粉がなかなか取れない。
2回目をやったが、まだ不満足。まだやるつもりだが・・・
ところで、安物鑿に裏すきを彫る変な人
https://www.youtube.com/@user-vn9hb1bh3w/videos
安物の洋のみは柔らかいので裏すきを彫る必要性がないのに気が付いたのか、替刃式の播磨王に手を出していた。
https://www.youtube.com/watch?v=WL7ALDDti60
やっぱり削るのか・・・。彫るのであれば、使ってベタ裏になってしまった時ではないだろうか? それはともかくやっぱり格安洋のみとは違って硬いとのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=QEm3vJCWnN0
ここで刃の角度をチェックしている。27.5°に 小刃 30°だそうだ。2段刃にするのは楽だと思ったが却って面倒なのか? 一段にするにしても、使っていって小刃の幅を伸ばしていくことになる。どっちにしろ 2段刃を研ぐ技術が必要だ。
それにして砥石も良い物を揃えたな。どんどんグレードアップしている。
それはともかく、例の機器を買った方が良いのだろうか? でもダメか、基本包丁用で 鑿には合わなさそう。鑿の方を揺らす方が良さそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=BH945eg2yj8
JSK 氏は研ぎの治具をいろいろ作っているが、これは?
なるほど Type1 は鑿用か。砥石の外側に車輪。車輪は1つの治具の方が良いか。ちょっとアリエクで買ってみよう。
どっちかと言うと 横に滑らす方が良さそうな気がする。播磨王専用に作ってみようかな。
播磨王を差し込む穴をあけた木材を作る。これを砥石から離れたところを滑らせて研ぐ。角度調整は高さか。アリ継ぎでずらせるようなものにしたらどうだろう? 滑らせるところは 丸底で。簡単にすり減ったりしたら困るので堅木を使う。堅木と言ってもナラの集成材の端材を 6cm 長、3cmx3cm ぐらいに切って使う。
穴は 2mm から始めて 6mm , 7.5mm と穴を広げていく。最終的に 8mm を手動で。深さは 24mm 以上。そして 30°にカット。15mm,30mm の直角三角形を切り取る。反対側も面取りしておく。・・・これだと播磨王の端が出て来るか。ちょっと小さめに切りとろう。12mm,24mm ?
スライドさせる方は、アルミの 「ベーシックフレーム ヘビー級 AFS-1560」を 42mm に切ったものを持っていた。これに四角ナットを付けてスライドさせ調整する。
砥石の面から 30°とかに調整しておくといちいち調整しなくとも分かりやすくて良いのではないか?

播磨王小刃専用治具が完成!

ちょっと研いで見た結果。小刃はこんなんで良さそうだ。砥面との高低差調節が出来てしまえば、後は無調整でいける。楽ちん。
裏出しの方はまだまだ。特に 36mm 。周囲全体が砥石が当たっていない。また #400 からやり直しが必要だが、今日のところはこれで終了。ちなみに 36mm は最初から小さな欠けがあったのだが、1/3 ぐらいになっている。あともうちょっとなのだが、これからが大変。

あと昔買った中華鑿の 15mm が発掘された。全く研いでいないないし、使って刃先がボロボロ。今見ればこんなの良く使ってたなという印象。
ところで作った治具だが、高さの微妙な差で角度が結構変わるようだ。sin30°は 0.5 で sin28.5°は 0.477 。治具に付けたときの軸の長さは 9cm ぐらいなので、2mm で 1.5°変わる。いちいち調整していては面倒なので、同じ高さの砥石を揃える。実は RUXIN PRO と ピンクの#3000 をアルミブロック両面に貼ったものを作ってある。#320,#600,#1500,#3000 。これからはこれ用に調整してやろうと思う。すべらす台を貼って、しのぎ面に合わせさらに台の上に 2mm とか 3mm のシートを挟むとかでも良い。
ダイソーで 1mm の PPシート を購入。1mm ならハサミで切れる。で、1mm 単位でかさ上げが可能。1mm 変われば 概ね角度が 0.75°変わる。2枚重ねで 1.5°、3枚重ねで 2.25 °という計算で良い。また、しのぎ面用の設定で 1mm 厚のダイヤモンド砥石を重ねて使う場合、治具も 1mm 高くしてやれば良い。
ちょっと思いついたのだが、CNC や 3Dプリンタで シャフトに付けて滑らせるパーツがある。中にベアリングが入ったものだ。LM8UU というタイプ (シャフト 8mm 外径 15mm 長さ 24mm) が安くて扱いやすそうだ。これを使えば正確に平行移動するものが作れる。シャフトの高さ調整が簡単にできるようなら、裏押しにも使える治具が作れそうな気がする。

新品の 9mm の写真を撮っておく。よくよく見れば 刃先がガタガタだし、小刃は刃先と平行ではない。裏は写真では良く分からないが、使ったものの 12mm や 15mm はまぁまぁ平面。なのだが、24mm や 36mm は裏すきの周囲が盛り上がってるような感じで裏押しが捗らなかった。・・・というかまだちゃんとは出来ていない。こんなものでも切れることは切れる印象。自分で研いだものよりマシかも。あと、新品はキャップが付いているが、キャップに入っている部分は油でベタベタ。良いとか悪いという話ではなく単なる記録。
何故自分の研いだのがダメなのかと言うと、裏押しがまともに出来ていないため。刃先まで像が歪まないようにしないと、刃を付けたことにならないが、小刃が出来てしまって刃先に角度が付いてしまっている。ほんのちょっとなのだが、解消するには 裏全体を薄く削らないとだめで根気がいる。そして失敗するとやりなおし。しのぎ面については、治具を作ったことで気が楽になった。
ちなみに 12mm,15mm はホゾを掘るのに使っていて痛みが激しい。良く使うのは 18mm と 36mm で、幅の指定がない場合はどちらかを使う感じ。24mm はあまり使っていない。そして 9mm はまだ出番がない。9mm 幅が必要であっても手持ちの鑿を使っている。他は 30mm と 42mm がほぼ新品。あと 18mm と 36mm を予備に買いなおした。落としたりして欠けてしまう可能性もあるし欲しくなった。製品としては 3mm, 6mm もあるのだが、買っていない。
Amazon で安い鑿を見ていて気になることが・・・
SK11 木工用 DIYのみ
クロームバナジウム鋼 HRC62±1
なんて記載がある。ホントかな? 9mm/15mm/24mm 3本組以外に 12mm,18mm,30mm,36mm がある。
ちなみに 播磨王合金は HRC64~66 だそうだ。硬いのは確かだが、これもホントなのか? ハイス鋼の値を間違って記載したのでは?
工業用だと SK95(SK4) が焼入れ焼戻しで 61以上、SK85(SK5) が焼入れ焼戻しで59以上だそうだ。刃物用で良く見るのは SK5 。
E-Value 木工用DIYのみ
クロームバナジウム鋼 HRC54~56
これもホントかな? HRC55 だと上記とだいぶ違うのだが・・・。
9mm/15mm/24mm 3本組 だけだが安い。
与板利器 Yoita ウッドチゼル
65Mn鋼(高炭素合金) HRC58±2
65Mn は、ばね鋼で 安価で研ぎやすく靭性に優れているとのこと。
何故か 32mm だけ安くなっている。
65Mn は、中国の規格で
C 0.62〜0.70
Si 0.17〜0.37
Mn 0.90〜1.20
P 0.035
S 0.035
Cr 0.25
Ni 0.3
Cu 0.25
アメリカ規格 ASTM 1566 と同等かも、JIS には同等の規格はないとのこと。
どう違うのか?興味が沸いた。特に65Mn鋼はナイフの素材としても結構有名らしい。値引きしているやつを買い占めしておこう。かんな刃にするとか、弄る目的。
Yoita(与板利器) ウッドチゼル ショート 32mm ¥463
Yoita(与板利器) ウッドチゼル ロング 32mm ¥698
Yoita(与板利器) ウッドチゼル ロング 20mm ¥598
ただショートは、役に立たない 3本セットとそっくり。柄が黒+透明赤で 3本の筋が入っている。まぁ柄など別のメーカーが作っているのだろうから 刃も同じとは限らない・・か。
さて、手持ちの3本セット 9mm,15mm,24mm は全くいらなくなった。とりあえず、カセットコンロで炙って柄からぬいてみるか。自分で焼き入れしたらどうなるか? やってみたい気がする。
これは、地元のホムセンで昔買ったもので SK11 ? とかだと思う。とにかく一番柔らかい。ずっと クロームバナジウム鋼だと思っていたのだが、錆びてるし。研いで数時間後でも水滴が付いていると錆びが来るので違うものだろう。
その前に中華チゼルの柄を抜いてみる。

どうやって抜くのか分かった。穂の出っ張てる部分を金づちで叩けば良かった。よくよく替刃と見比べてみれば・・・加工すれば播磨王の柄に付けられるんじゃね?差し込む部分は8角形で辺と辺の距離が約 8mm 。角を削って行って丸くすれば多分ピッタリ入る。あとは、切り欠きを削ってやれば替刃の完成!
まずは焼きなましをする。バーナーで赤くなるまで炙って、火を起こした七輪の上に置いて放置。いやカセットコンロでまずは焼いてみよう。

いやいやその前に普通の(ダイヤモンドでない)鉄工用やすりで削れるか確認。全然柔らかく・・・。他の部分はどうだろうかと表のナナメになっているところをやってみたらこれも削れた。
鉄工用やすりで傷が付けば焼き入れ失敗という話を浅野鍛冶屋の動画で見た覚えがある。・・・要するにこのまま加工して、刃先から数センチだけ焼き入れ出来れば良さそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=nujgxNT8okY
タガネの焼き入れ動画。
https://www.youtube.com/watch?v=dB8inqySTGw
自作ポンチの焼き入れ動画。
オレンジ色になったら温度を上げすぎ。カセット式のバーナーしか持ってないのだが、そんなもので何センチ赤く出来るかが勝負。焼きなましは、コンベンションオーブンで 180℃ 60分。
https://www.youtube.com/watch?v=hQF0z-jLzL8
https://www.youtube.com/watch?v=v62rZasCID8
そして浅野鍛冶屋のナイフ作り口座。鉄叩けないから単なる焼き入れまでだが、小さい七輪でも先端の数センチだけ赤めることは出来る。(ドライヤー必須)。
先の2つに加えて、赤い柄の 15mm もカセットコンロで炙って柄を抜いた。たぶん焼きなましになったと思う。こちらも差し込む部分の形状は似たような感じ。12mm と 38mm は穂の長さがあるから 突きのみに仕立てたい。だが 15mm は特に役に立たないので、研ぎ練習用。
さてこの3本を 播磨王の柄に入るように加工する。まずは丸く削る。気が遠くなるような作業のような気もするが、そんなには時間がかからないかも。鉄工用やすりが食い込む感触があって、ちゃんと削れている。ある程度まで入るようになったら切断。

まだ全く入らないが、普通の金鋸で切断。 写真判定では、12mm は 0.5mm ほど太い。38mm は 0.7mm 。あと切り欠きは入った後にするが、お尻のところをテーパー状にしないと完全には入らない。まだまだだ。
ちなみに差し込むところの太さなどは全部同じ。柄には大中小があるが互換性がある。
さて、丸く削るのに平面のやすりでは限界があるから、ダイソーのスポンジやすり #60 を使ってみる。こんなもので削れるのか?という気もするが。
うーん。削れて行って整形は出来る感じだが、埒が明かない気も。面倒になって来たからサンダー使うか。#60 など滅多に使わないしどんどん交換してもいい。どうせお尻のテーパーは手で削るのきついし。
ちょっと比べながらやっているのだが、38mm の刃先の方は硬い。差し込む部分(込み)は他のと大して変わらないのだが、刃先はちゃんと焼き入れされている。焼きなましをして裏すきを彫りたいのだが、もったいないかも。あと 38mm は平面を出そうと結構頑張った。込みは加工するがそれ以上は保留ということにしよう。
・・・やばい。刃物を荒研ぎするのはベルトサンダーだよね・・・なんて思って Amazon で検索したら 「Yajuyi ベルトサンダー」 なんてのが見つかった。どう見ても刃物用で グラインダーなども付いている。AC アダプターを使うタイプで変速も出来ると言う。価格は 5215円。
・・・なんだかおかしい。スタイルg とか 付属品が豊富のように見えるが逆に安く、写真と説明も食い違っている。ヤメ。キャンセルリクエストを出したが・・・。
スタイルgの写真に砥石があるが付属していない。スタイルd だけが砥石付属。欲しいような気がするが・・・冷静になろう。
それはともかく、アリの雌木のような狭い内面を彫る「しのぎノミ」というのがある。なるほどそういうのがあっても良いか。
まずは、柄に入れなければ。埒が明かないので ミニサンダーを使う。・・・使ってみたがダメ。あまり効率が良くなかった。結局は鉄工用やすりが一番効率が良い。
・・・まだまだだが、ほんの僅かだけ入るようになってきた。それは置いておいて・・・アリエクで刃角が測れる定規を買っておいたのが届いた。いろいろ測ってみると
播磨王 28° (穂 44mm, 込みまで 80mm)
赤い 15mm 25° (穂 65mm, 込みまで 100mm)
中華 12mm 25° (穂 100mm, 込みまで 124mm)(自分で研いで元の刃角が分からない)
中華 38mm 27-28° (穂 100mm, 込みまで 124mm)
Yoita ウッドチゼル は写真判定で 25°・・・これは同じものかも知れない。そうなると 65mn鋼かも。バネ鋼ということだけ分かっているが、それ以上は分からない。ただ、バネ鋼は、焼き戻しの温度が 350℃だとバネに向いていて 180℃だと刃物に向いた性質になるらしい。そしてバネに向いた性質にすると耐摩耗性が上がって柔らかい。刃物だと研ぎにくく刃持ちしない・・・最悪。
刃角は一般には 28°まで。それ以上鋭角にすると欠けやすいという。25°のものは、小刃を 28°で付けてみようかと思う。治具は播磨王の 28°に合わせてあるから、込みまでの長さの差が 44mm であれば 20.5mm ほど治具の位置を高くする計算。
ところで、この動画
https://www.youtube.com/watch?v=OSZu3EL7mIc
やっぱり 65mn鋼のようだ。他の動画で錆びた 9mm を研ぎ直しているが、すぐ錆びるのは経験した。どうやら 65mn鋼は錆びやすいようだ。
とりあえず 65mn鋼がいくつか手に入ったということで、実験してみよう。
222 名前:名前なカッター(ノ∀`)[sage] 投稿日:2017/03/25(土) 23:52:25.96 ID:nUzdfVNb
バネ鋼は組成も物性も刃物鋼とよく似てる。
違うのは焼き戻し温度で、刃物に使う時は180℃くらい。
バネとして使うには350℃くらいで戻す。
バネ鋼の耐摩耗性は高いけど刃持ちはしないという位置づけ。
硬さより粘りを優先するから当たり前といえば当たり前だけど。
低温で焼き戻しすれば、ほぼ白3かな。
これでだいたいイメージできる?
こういう記述を見つけた。鑿に使われるのは白紙2号だが、白紙3号でも硬度は HRC60以上。
ところで
https://www.youtube.com/watch?v=BH945eg2yj8
JSK 氏もだが、紙やすりを平板に貼って研いでいる。別に砥石でなくて良いのか。超精密フィルム #4000,#2000 で最後まで研ぎ切っている。
ダイソーだと ハンドサンダー用金属用耐水サンドペーパー10枚セット というのがある。#2000 までだったはず。
耐水ペーパーを貼る台は、ベーシックフレーム ヘビー級 AFS-1560 150mm 。以前ダイヤモンド砥石を貼るかと買っておいたもの。平面は出ていないので、砥石と同じように面直し。
この台をアカシア集成材の台に置こうと思うのだが、これがまた平面が出ていない。別の板で作り直すか。

2つ播磨王の柄に入った! 結局は鉄工用やすりで大胆に削る。ガタはあるが、なぁに正式の替刃自体もガタがある。イモネジで締めればガタつかないようなので気にしない。あと一本入るようにして イモネジの切り欠きを作る。これは金鋸でやってみよう。
さて焼き入れだが、耐熱性のあるスタンドを作ろうと思う。これに立ててバーナーで炙る計画。一回目は焼きなましから。赤黒く(650℃)まで炙って自然冷却。
スタンドはタッパーにセメントで良いのではと考えている。多少固まったらガムテーブを巻いた現物を挿して一日。
と思ったのだが、M8 のボルトがあるのでそれを挿して、38mm の刃先も突っ込んだ。セメントは ダイソーのセメントが使わないままあったのと、固まってしまったセメントのくずを砂利代わりに。砂は入れ忘れたというか今ない。4時間後に様子をみてみる。
38mm の刃先も突っ込んだのは、「込み」のところがちょっと硬めで削りにくい。そこだけ焼きなまししてみようかと。問題はいつやるか。セメントがちゃんと固まるまで 3,4 日かかると思うし、出来れば1週間水に浸けておきたい。・・・とりあえず準備だけしておいて保留。
・・・これは、適当にやりすぎた為、失敗。やり直ししよう。
ところで、焼き入れしたときの水に浸けるやりかた。
https://www.youtube.com/watch?v=Ic6Qmg8YJtQ
鉈なのだが、なんか 45°でじゅっと入れて終わり。それで良いのか。
つぎに治具を検討してみる。28°で研ぐやつはどんな風になるか。

底を 28°で切って穴が空いているだけの簡単なもの。砥石の高さは 15mm としてみよう。これに耐水ペーパーを貼る。一応3種類を貼ることにしよう。ショート洋のみ 15mm 用にディメンジョンを決める。 90mm 幅以上、30mm 厚の集成材を使う。ロング 12mm では 24mm 長いので 11.3mm の台を別に用意する。播磨王を 28°で研ぐ場合は、逆に砥石の方を 9.3mm 嵩上げする。
ダイソーの「のりスプレー」を使ってみたところ、台から剥がすと台にのりが残る。IPAで綺麗には出来たが、なんか面倒そう。定番は 3M の スプレーのり 55 のようだが・・・高い。「貼って剥がせるのり(8g×2本)」でやってみよう。
とりあえず買ってきた。薄く塗れるようだ。乾いてから貼ると付箋紙のように使えるそうだ。これで良いのでは?
・・・良くないかも。#1200 と #2000 を貼って使ってみたが、刃物が当たる部分と当たらない部分が出来る。それでも全体的にピカピカになる。柔らかいから、丸刃になる傾向ということか。多分切れるようにはなる・・・が、平面が重要な鑿でこれで良いのか?
38mm も柄に入った。次は赤い柄の 9mm と 24mm も焼いて柄から抜いた。24mm は過去に裏すきを作ろうとしたもので、整形。38mm も同様にやろうとしているが硬い。硬いなら焼き入れしないし、焼き入れしないなら、必要に応じてその時薄く掘れば良い。
そうか、耐水ペーパーで薄く削れば良いだけか・・・ということでやってみた。

モノは、新しく買った 32mm 。削った跡が深すぎるので研ぎで随分と削らないといけない。最初に裏すきからやるので、その分は深くしないと。#120 の耐水ペーパーで 20分を 2セット。これでどうか?

最終的にこうなった。これは 研ぎも終わった状態。裏すき掘りは十分な深さのようだ。ただ刃先が小刃のようになっている。裏押し失敗? いやいや、傷がかなり残っていてもう少し研ぐべきなのと、しのぎ面に小刃を付けるのでこれぐらいは大丈夫。
こんなので良いのなら、38mm と あとかんな刃も 裏すきつくろう。
一通り終わったら、耐久性評価をしてみたい。65Mn鋼の 新品32mm と焼き入れしたもの 15mm,24mm。3cm 角材にホゾを彫ったり、相欠きを作ったり。深さは 15mm としよう。これを鑿だけで無数に加工。木口の切れがどうなのか?というのが評価内容。切れなくなったら、叩き切ってる・・・というより潰している感じになるので、そうなったら終了。
遂に焼き入れ実行! 12mm 中華鑿と 15mm の赤い柄のやつ。カセット式のバーナーで炙ると どちらも 2分弱で赤くなった。これを水を入れたバケツにじゅっと入れる。45°で刃先から。しばらくして取り出して自然冷却。なにか白っぽいものが表面に付いている。一応1つの焼き入れ成功のシルシだそう。これをコンベンションオーブンで 180℃ 60分 焼き戻し。この手順で良いはず。赤めるのが少々足りなかった気がするがどうなるのだろう?

評価の準備が出来た。この3つでやる。
テストだが木材を無駄にするのもどうかと思うので 大入れの小さい棚を作る。3cm 角に 12〜15mm の溝を掘る。

こんなやつを 4本。長さは 70cm で 12mm幅 の溝を 4本。作ったからといってすぐに棚を作るわけではないが、棚板は 12mm 厚にしようと思う。普通はのこぎりを使うのだが、鑿だけで彫る。溝は 16 個で木口の面は 32 。新品の 65mn鋼ではここまで彫れないと思う。多分最初はじょりじょりと綺麗に削れるが無理になって無理やりやると木を潰すようになる。
ホゾ穴テストは 野地板の端材を2枚貼り合わせて 1枚分の深さまで。これを沢山彫る。鑿の幅は 15mm なので 30mm 長?
角材を使うのはヤメ。全部このやり方で。
使い残しの「床いちばん」で、貼り合わせはしたが、一日おく。カチカチになる接着剤は使わない。あと床一番のノズルと本体のチューブの間にラップを挟んで保管。小屋づくりで使うかもだが、予定より遅れている。ラップで密閉すると数か月保管できるそう。
ところで、KEENBEST ブランドの #400/#1000 の砥石を買って使っているのだが、硬めで鑿研ぎには具合が良い。硬めな代わり余り研げないと思っていたのだが、そんなことはないかも。いろいろ研いで見てそう感じた。この砥石は今は売っていない。似たようなもの(#400 薄い緑、#1000 もっと薄い緑)を探すと、
[Lbalance] 砥石 包丁研ぎ ( 両面砥石 #400/#1000 砥石台 セット)
というのがあった。砥石台も付いて 1100円。レビューでも「記載通りの番手に近く、砥泥が少ない硬目の砥石。」ということで、同等品かも。これ砥石台目的でそれなりの経験者も買っているような感じで、まともそうなレビューもある。
気に入ったのでひとつ確保。予備として持っておく。現物を見たが予想通り KEENBEST ブランドの #400/#1000 と全く同じ。
砥泥は刃物の縁、刃先を丸くしてしまう。平面に研ぎたいのに邪魔なのだ。ただし出ないとやすりのようなもの。目詰まりを起こしたり、研磨剤が丸くなってしまっても残っていたり。でもダイヤモンド砥石で頻繁に面直しするから これでも良いのかも。KEENBEST ブランドの #400/#1000 はあくまで少な目。出ないわけではない。
硬すぎる砥石を乾式で研ぐと鉄粉がこびりついて真っ黒になる。これが綺麗に目立てできない。ルビー砥石はその傾向が強い。
購入した治具が届いた。小刃をつけるにはこういうものが必要であると思う。まずは、鑿がちゃんと挟めるか? 鑿用の溝があるのだが、ちょっと厳しい。溝が狭すぎる感じなので、やすりで溝を広げる。
次に 30°の設定。これは、治具から 32mm 出すことで 30°になることが分かった。鑿を変えても高さが同じなので常に 32mm 。とは言え、一回設定したら外さない。
また 32mm も出すのは、穂が長い安鑿では問題ないが、播磨王では 7mm 程しか 挟む部分がなく厳しい。穂が短い日本の鑿もまた同じだろう。要注意。播磨王は専用の治具を用意してるので、これは穂が長い安鑿専用としよう。
例えば、「SK11 カンナ刃・ノミ刃研ぎガイド SSG-70」説明には、「鑿の場合刃の長さ 60mm 以上」とちゃんと書いてある。播磨王は 42mm しかないわけで、最初から使えないと明記されているようなもの。Amazon のレビューとか 説明も見ない初心者ばかりで出鱈目。Amazon レビューはそういう傾向がある。
播磨王の場合、8mm の穴を空けた木片で治具を作れば良い。・・・のだが木片がすり減ってしまう。トゲールのセラミック棒を付ければ良さそうではあるが・・・。

研ぎ直し。播磨王もなんとか研ぎ器に付いて小刃を研ぐことが出来た。これで耐久テストをする。

板の準備も出来た。野地板を 2枚貼り合わせたものに接着面までの深さの角穴を彫る。
それとは別にかんなの刃も研いでいる。42mm で研ぎ器の鑿用のところに嵌る。これは小刃を付けるのではなくしのぎ面を刃先まで研ぐのだが・・・今までいろいろやってしのぎ面が丸くなっている。これを整形する目的で研ぎ器を使ってみたら、思ったよりいける。しばらく研ぐと平面が出てきた。刃先まであと 1mm ぐらいのところで、研ぎ器から外れてしまった。あと 1mm と言ってもここからが大変。0.1mm ぐらいの深さまで削り取らないといけないのではないか? 外れてしまったので、またの機会に研ぐのだが、今度は外れないようになにか挟むようにした方が良さそうだ。
#400/#1000 の砥石も思ったよりは研げる。シャプトンの黒幕のようにはいかないだろうが、まぁ良いのだ。
次は中華鑿 12mm をやってみよう。これも焼き入れしてみたやつ。研ぎ器にきちんと嵌らずナナメになってしまう。が、刃先をちゃんと押さえればなんとかなるようだ。ローラーが 1個だけのタイプなら融通が利く。
かえしが指で触って分かるレベルで出る #6000 でもそんな感じなので研ぎ終わるまで研ぎ器は外してはならない。
再度かんな刃。今度は不織布を挟んで外れないように。角度が微妙に変わるので平面の作り直し。とりあえずは刃先の面としのぎ面の2面になった。ここまでは楽だったが、かえしが出るまではちょっと時間がかかりそう。
また研いだ。120回研ぐのを 3〜4回。あと 0.5mm といったところか。平面を出せれば後は治具なしでいけるだろう。
焼き入れはもう一度やる。現状話にならないことが分かった。試しにしのぎ面を鉄工やすりで削ってみるとしっかり食い込んで削れてしまう。焼き入れが成功すれば引っかからない。
分類 硬度(HRC)
安価な包丁 HRC 52〜56
一般家庭用包丁 HRC 57〜59
業務用 洋包丁 HRC 59〜62
業務用 和包丁 HRC 60〜65
目安としては、こんな感じか。100均のステンレスが 52〜56 かな。
一般的なステンレス刃物鋼ではHRC52±1、モリブデンバナジウム鋼ではHRC56±1、コバルト合金鋼などは、HRC58±1程度が硬度の基準。
前回は、少々赤黒いかなという感じでやめてしまった。650℃ぐらいだったかも。そしてその温度は丁度やきなましの温度。ほんの一部がオレンジになるぐらい(900℃)までやってみよう。
オレンジまで温度が上がらないような・・・真っ赤になるまではバーナーで焼いたつもりだが、さてどうなるか?
https://www.fukasawa.co.jp/yaki/
焼入れをした後に製品を放置しておくとひび割れなどが起こるリスクもあるため、すぐに焼戻しを行わなければいけません。焼入れと焼戻しはセットで行うのが原則で、必要に応じて2〜3回繰り返し行われます。
3回程度やり直しても問題ないのか? だいたい必要な温度に達していないのが敗因だと思われるので何度でもトライするか。
低温焼戻し
150〜200℃まで加熱して1時間ほど保持した後に空気で冷却します。
保持が 1時間か。ちょっと短かったかも。

焼き入れ2回目。1回目は左の角穴1つも無理だった。研ぎが適当だが、2回目もダメそうな気がする。角穴1つでも掘れたなら、研ぎなおす。
やはりダメだ。刃先が曲がって裏にバリのように出る。もっと温度を上げないと。やり直し。
雨の日は焼き入れできないが、風が強い日もダメなのか? 温度が上がらないような気がする。あと焼き入れの保持時間はどうなのだろう? 普通は炉で焼き入れするから結構長い時間温度を保つような気がするのだが・・・
ところで、硬度ヤスリなんてものがあるのを知った。
ツボサン硬度チェック (6種類セット) 約 8000円
硬度HRC40から65までの硬さを手軽に試験できる測定工具だそうだ。ちょっとお高いので買えないが、こういうのが一般的のようだ。
一般の鉄工ヤスリの硬さはHRC60程度
ということで、ダイソーの小さいやすりをチェック専用にすることにしよう。
で、最初に書き入れした 9mm と 15mm を比べて見ると・・・ 9mm は傷が入るものの引っかかり難い。こっちは成功なのか? HRC60 以上は無理だと思うので、ここまで。ちゃんと研いでテストしてみるか。
あと 9mm と同時に焼き入れした 24mm も硬いようだ。焼き入れして黒くなっているが、鉄鋼やすりでは変色した表面だけしか削れない。やっぱり滑る感覚。

とりあえず研いだ。研いだは良いが柄がない。
https://www.youtube.com/watch?v=mq9R2U9qRaE

これは突きのみなのだが、こんな風な形が普通のようだ。四角柱でテーパー状になっている。これを柄に打ち込むだけでなく厚い口金を付ける。まともな柄を買うとそれだけで 700円とか。それならやっぱり播磨王の柄に付くように加工した方が・・・。柄を自作するにしても、ドリルで穴あけして差し込み接着剤が楽そうだ。抜け防止に切り欠きがあるとなお良い。口金を付けたいわけだが、単独では売ってないようだ。かつらもいるし。

鑿のテスト。9mm と 24mm 1つづつ。9mm では 15mm 幅を彫ったので 1.67 個分。24mm はまだいけると思ったが、よくよく見れば刃先に細かい欠けがある。9mm の方はより痛みが激しく、刃先が裏に曲がって、爪が引っかかる。1.5 個という評価。焼き入れ前は 1個という評価で多少はマシになった。
この小さな欠けはすぐ研げる。小刃でもすぐなのに、その数分の1。小刃は #1000 からしか研いでないので、もっと番手が大きいもので撫でるだけだと思う。手持ちだとピンクの砥石ぐらいか。
・・・裏側に刃が曲がれば全く切れない。裏だけ擦って曲がった部分を研ぎ落とせば良いのかも。本当に撫でるだけで研ぎ落とせる。小刃も適当に研げばなお良い。とにかく刃を付ければその場は凌げそう。
ちなみに ピンクの砥石は アリエクで購入。今だと 20mmx150mm 360円ぐらい。#2000 〜 #3000で これはものすごく硬い。乾式で使っている。他に ボロンカーバイドの 20mmx150mm #800 もある。最近安くなって 500円台。これは評価中だが、面直しはピンクより楽。どちらも番手は1種類しかない。工業用の素材を流用しているためだろう。
まぁ 9mm と 24mm は合格ということにしよう。そうなると播磨王の柄に付けるために加工することに。まずは金鋸で切って長さを合わせる。後は鉄工用やすりで削っていくのだが、よく見れば四角の辺の距離が 10mm ぐらいある。1mm づつ削ってさらに丸く加工するわけだ。よくこんなことが出来たなという印象。まぁ1本に1日はかからなかったけれども。ただ、長年使って来たダイソーのやすりがダメになった。ダメと言うのは微妙だが、明らかに削れなくなって来ている。そこでやすりを新調。・・・これもダメになるのだろうか?
ところで、裏すきをもうちょっとなんとかしたいような。研ぐ面積を減らす目的だが、あまり減っていない。ビビりすぎて甘々なのだ。特に横。1mm 程でも良いのに随分余裕がある。上の方はある程度はしょうがない。あまり深くすると 将来的に刃先にかかる可能性がある。そうなると面倒。
先が曲がったダイヤモンドやすりがあれば良いのに・・・と思ったら Amazon にある。文字通り 先曲ヤスリだそうだ。たぶんアリエクにもあるのだろうが、商品名が分からないし、価格も Amazon と大差ないかも知れない。1本でも 1000円近くするが、いろんな形が入った 10本セットが 1080円。次の購入機会に買ってみよう。
・・・買うついでと思ったが今買いたいものはない。それに買えば上手く掘れるというものでもない。

焼き入れリベンジ。中華 12mm と 65Mn 15mm 。これで 3回目だがどうか? 結構ドキドキ。

ダメか。1個づつ掘ってこうなった。もう一回だけ挑戦するか。どうも赤くはなるがオレンジ色一歩手前という感じではなかった。
昨日の夜中やるつもりっだったが、寝てしまった。それまでに裏すき掘りをやってみよう。5mm 厚の砥石で、#120 と #320 があるのだが、研ぐのには使わない。これでギリまで攻める。・・・というか端まで R を付けても構わないのでは? 浅く掘るだけだし、研げば平面が出て来るはず。
先曲ヤスリは買う必要なさそうだ。#320 でやってみたところ、手で触って曲面なのが分かる程度に削ることが出来た。で、関係ないのだが、ついに 例の研ぎ器を買うことに。RUXIN RX008 というもので、包丁研ぎ用。よくよく説明を見れば、一回セットすれば裏面も出来るとか、回転だけじゃなくて前後に動かすことが出来るとか、良さそうだと思ってしまったので。砥石は持っているので、3500円ぐらいで、砥石なしを購入。
さて、焼き入れ。中華 12mm と 15mm 。炎の先を当てると温度が上がっていくことが分かった。いままで炎の真ん中ぐらいでやっていたので温度が上がらなかったのか! 今度はちゃんと赤めることが出来たように思う。多分オレンジ色までにはなっていない。勢いで 一応成功とした 9mm,24mm も再度焼き入れ。
焼き入れ後、明るいところで見ると今までと感じが違う。なんかカサカサした印象。とりあえず焼き戻し中。
もし硬くなった代わりに脆くなったとしても成功とする。杉を叩いたぐらいで刃先が曲がるようなものは刃物とは認めない。いっそのこと欠ける方が刃物らしい。
叩いて欠けるようであれば、削るのを専門にすれば良い。要するに突きのみとして使う。それでも欠けるようなら実用としては使わず研ぎの練習台になってもらう。それでいいや。
焼き戻し完了! 1時間保持という情報があったので、180℃ 1時間半。
早速チェック。Mn65 の 3本は確かに硬い。それと比べると ただの炭素鋼と思われる 中華 12mm は柔らかいかも。Mn は焼きを加速するそうで 素材の違いが理由かも。まぁとりあえず研ぐか。ちょっと研ぐというか磨いて見て分かったのだが、深めの裏すきを彫った 24mm はちょっと歪んでいる。左右には対称だが、刃先の一部が砥石に当たらない。そして研いでみた感じではやっぱり硬いようだ。

現状こんな感じ。24mm 以外も裏すきを彫ったのだが、研いだらなんだか分からないレベルのものになってしまった。どうせしばらく雨だし、研ぎを続けよう。
満足できる程ではないが、裏押し。小刃も付け直した。15mm だけ欠けが取り切れてない・・・がこれでテスト。どうせすぐ痛むだろうし。やっぱりドキドキ。ここまでやってダメダメだったら嫌だな。
中華 12mm と 15mm を試してみたが結局1個か。いや最後の仕上げがまともに出来なかったから 1個未満。使った感じでは両方とも大差ない。両方とも裏側に出たバリに爪が引っかかる。分かるというレベルではなく、引っかかるのだ。あと細かい欠けが出来ている。この欠けを取ろうと思ったら小刃がどんどん広がって研ぎの効率が落ちる。しのぎ面もダイヤモンドの荒砥石で削った方が良さそう。どうやらこれはダイソーのダイヤモンドシャープナーで良さそうだ。たしか #100 あたり。これで小刃が分からなくなるぐらい削る。刃先にかかっても問題ない。
・・・しかしこれでも柔らかいとは! 確実に赤くはしたが、温度はシビアらしくあと一歩だったかも知れない。ただし赤め過ぎ厳禁とか。あと炭素鋼の中華のみは 6mm と 18mm がある。6mm は柔らかい印象だったのでこれを焼くか。でも、雨、雨、雨か。

裏すきが殆ど消えたので掘りなおし。そして・・・雨の予報なのに降らないので焼き入れをしてみる。今度こそ明るい赤。オレンジ色まではどうやってもならない。6mm もついでに焼き入れ。だが、柄から抜けないので焼き戻しが出来ない。他は焼き戻し中。
・・・#1000 でちょっと研いでみたのだが、反っている。今までもそうだったが、気のせいかと思っていた。今回は顕著で 24mm など明らか。先から 4〜5cm を砥石に当てると中央が全く当たらない。正しい研ぎ方は、先端に力を入れて少しづつ上に角度が付くようにする。砥石に当てるのは 2cm ぐらいで良い。平面にすると言っても刃先のほんの僅かが平面であれば良い。

現状はまぁひどくなってしまった。薄く掘った裏すきも消えかかっている。これで刃持ちが変わらないのであれば、とても残念。もうそろそろ実験は終わりにしたい。こんなものを研ぐよりは、播磨王を研ぎあげた方が良い。播磨王は裏押しを気が済むレベルにまでは出来ていない。像が歪むのだ。
まずはテスト。今回は違った。中華 12mm と 65Mn 15mm で1個づつ掘っただけだが、刃先は分かるほど傷んでいない。そうであれば、丁寧に研いでみよう。あと 24mm と 9mm は播磨王の柄に入れる加工をしていない。これもやる。
とりあえず、9mm と 24mm を柄に嵌めることが出来た。作業時間は2つ4時間。実質半分ぐらいかも。なお、金鋸での切断は済ませてある。中目の鉄工やすりだけで、ひたすら削る。辺同士の距離が 10mm の正八角形を 8mm の円にまで削るのだから相当な量だと思うのだが、まぁ出来るのである。
さて、使い物のならない鑿は全部柄から外して焼き入れすることに決めた。評価用の 32mm と 6mm 。他に 18mm があるが、これは板状態で 差し込む部分も板。どうするかは悩ましい。
出来上がったら、ちゃんと研いで予備にする。か、もしくは雑な使い方が必要な時に使うか。耐久テストはするつもりで、刃がどうなってしまうのか見定める。手間暇かけて作るのだからコレクションにしたいような気も。
突きのみにするなら、柄を作ってもいい。アカシアの集成材を 2枚貼り合わせて 30mm にしようかと。貼り合わせる前に溝を掘っておいて、それをガイドに穴をあける。なにもなしで垂直の穴あけとか出来るような気がしないのだ。接着剤は PIボンド。なんでも木より強いらしい。口金はなし。差し込んで接着剤。叩かなければ割れたりしないだろう。口金だけが手に入ったとしても、精度良く柄を削れなければ意味がない。あと、そんな風にするにもまずは播磨王の柄に付くようにする。
木を貼り合わせて柄を作っている人はいた。だが口金なしで作る人はいなさそう。
これで頑張ってどれぐらい掘れるものなのか? やはり検証したい。今度は刃先が潰れたりはしないだろうから切れなくなったという基準を決めないと。本来は最後の仕上げは叩くのではなく、ジョリジョリと木口を削って行く。これが出来ないとダメだと思うのだが、研ぎもそれに合わさないと最初から切れないという評価になりかねない。明らかに切れない状態は木口を切るのではなく潰す。潰すところまでやるためには叩く。これとは別に刃の状態を見て判断できるのならそれでも良い。こういうことにしよう。
しかし、ここまでやると終わらない可能性が。播磨王だと 24個分ぐらいの実績がある。

深さはいつもと同程度。だが、今度は先端の方しか研がない。まぁどうなるか見てみよう。
特に 左端の 9mm 。何故か窪みがある。これを消すまで研ぐと裏すきがまたなくなってしまいそう。
それはともかく、32mm も焼き入れ。使えないのだからしょうがない。

ちょっと自信がないのだが、やすりでのテストは OK っぽい。しのぎ面を削ってみたが、削れるのは表面の被膜のみ。・・・大丈夫だと信じたいがダメならまた焼くだけ。焼き入れはこの 32mm で最後。
さて、裏すき掘り。いつも簡単に消えてしまうがしょうがない。せめて楽にできないかと思い、ダイヤモンドやすりの先端だけで彫ってみた。何度もできるかどうか分からないがとりあえずいけた。
さて、32mm を研ぐ。

あーあ。こんな風になってしまった。焼き入れで 裏面が凹になってしまったが、それはいい。裏すきが変な形になってしまった。刃先から 2.5cm ぐらのところを研いだのだが、角度が逆。上の方に力を入れて先端が研げるようにしているつもりなのに、下が下がっていたということ。

#400 でだいぶ研いだのだが、ここまで。32mm は裏すきが三角形に近くなって来ている。刃先は窪んでいて刃先がまっすぐでないのが目で見て分かるレベル。その上最初からある深い傷。これを消せたら完了だが、今は刃先にかからなければ一旦終了する。とにかく窪みを無くすまではなんとかやり遂げたい。24mm の方はマシに見えるが、斜めのスジが気になる。
ここまでの研ぎ方だが、刃先から 1cm 弱ぐらいを研いでそのまま 2cm , 3cm に伸ばして軽く研いでいる。面直しはちゃんとやってるが、この場合刃が砥石に当たる部分が違うはずだと思い連続してやっている。
で、#3000 とかで軽く擦ってみてどこが砥石に当たるか確認。

これで良いか。写真では分かりづらいが、32mm は一応刃先が研げた。だいたい湾曲しているので、中央部は砥石が当たらない。中央どころか 刃先と左右の端だけ。これ以降、裏すきを彫らなくともこういうことにしかならない。これでひとまず完了。あとテストはやってみる。
24mm は、裏すきの形がみっともなくなった。だが裏すきがどうのというより面が凸凹。研ぎ直し。
あと 中華 18mm だが、確認したところ、もともと鉄工ヤスリで削れない。使っていた感じだと 中華 12mm よりマシ。だが、購入し届いたとき刃先の角が曲がっていた。多分落としたものをそのまま売ったのだろう。かなり堅めなのに曲がる? これもテストしてみて、刃先が潰れるようなら焼き入れしよう。
ところで、いくつかは長期保管してしまうことになりそう。油を塗っとけば良いとは思うのだが、車用のコーッティング剤を思いついた。そしてググったらアリエクにもあるではないか。ラベルに MR-FIX9H と記載された 30ml のものが 300円ぐらい。こういう謎アイテムは好きなので1つ買ってみよう。Amazon ではだいたい 1000円前後。9H は硬度を意味するらしい。MR-FIX10H という商品も。
しかしたった 30ml でどれぐらいの面積に塗れるのだろうか? 仮に 100% 30um に塗れたとして 100cm x 100cm 。10% 塗れるのであれば 30cm x 30cm ぐらいか。どう見てもお試しサイズだが、ドアミラーやヘッドライトなら1瓶で済むかも。他に国内では CC ウォーターゴールドというのが有名で 70ml のお試しサイズがある。
ちなみに本来ガラスコートは完全にガラス化するまで期間が必要で 1か月とか。
・・・動画があった。https://www.youtube.com/watch?v=BA4qCfkQdRk
被膜は硬化する。撥水タイプではなく疎水タイプだそう。あと艶がすごいとか。ボンネットに塗っているが思ったより広い面積に塗れるようだ。あと塗って 10〜15分 放置してから拭き取る。乾拭きとのこと。乾くにしたがって拭き取るのが重くなるらしい。あと注意事項としては、コーティング剤は一般に炎天下では塗らないこと。
偽物もあり得るとのこと。普通は中栓にフタが付いている。またガラス瓶に直接印刷。といっても単に昔のタイプかも。良く分からないが、車に使うなら試用して良かったら使うのが良さそう。
さて、ちょっとテスト。32mm は 1つ彫らないうちに刃先が潰れてきた。裏を触ればバリが出ている。焼き入れやり直し決定。18mm はオリジナルのままで 1つ問題なく彫れた。24mm も問題ない。
焼き入れやり直し。問題がないとした 18mm も焼いてみる。ちょっと風があると温度が上がりにくい。32mm は随分と長い時間焼いた気がするが、明るい赤まで行かなかったかも。ちょっと自信がない。
まずは研ぐのだが、薄緑 #1000 → RSCHEF BIG(30mm幅) #3000 。最近このパターンが多くなって来た。30mm幅 までだと面直しが楽。RSCHEF #3000 はすぐ黒くなるが、ちょっと洗うと流れ落ちる。水を殆ど吸わないが良く研げる感じでお気に入りになった。
おそらくだが、中華砥石の 5mm 厚は ビトリファイド だと思われる。
テスト。瞬間で裏にバリが出た。18mm も同様で大失敗。また焼く。
次に成功した 中華 12mm, Mn65 15mm, 播磨王 15mm でどこまで彫れるのかのテスト。
播磨王 15mm は1つ先に彫っているので +1 。
だいたい 1つ 8分。中華 12mm は 2つ彫ったところで 刃先が怪しくなって来た。裏にバリは殆ど出てないが、細かい欠けが多数出来て刃先がキラキラしている。まだいけるが先が見えた感じ。
全部で4つ彫ってとりあえず休憩。炎天下で長時間は無理。
また1つ彫って休憩。Mn65 15mm も 2つ目で怪しい。欠けた部分が多い。それでもまだいけると思う。」
結局5つづつ彫ってまだいける感じ。刃先の状態は2つ目以降あまり変わっていない。まだ続ける予定。2時間彫り続けることはまずないと思うが、平均8分なら 16個。これぐらい出来たら上出来。
ところで、鑿の修復動画見てたら、色を塗っている。
https://www.youtube.com/watch?v=xWnSB-X6RiQ
リグロン? 洗浄するための溶剤
Super Blue ? 黒錆を作ることで、鉄を黒く染める
https://www.youtube.com/watch?v=L8dO25KKBc4
紅茶+酢でも出来るとのこと。濃い紅茶に酢やレモン汁を 7:3 とか 8:2 で入れる。その液に 30〜40分。あるいは数時間。脂分を綺麗に取らないとムラになる。多分 IPA (水抜き剤)で良いはず。
正確には「タンニン鉄」だそう。ググると、「タンニン鉄」は園芸でも使われていて根張りが良くなるそう。
またタンニンと言えば柿渋。(インスタント)コーヒーもタンニンが多いそうだ。(緑茶の倍)。
不要になった液はスチールたわしとか使用済みのカイロとかを突っ込んでおくと タンニン鉄液になって園芸に使える。
とりあえず試してみよう。コーヒー濃いめ 150ml と レモン果汁 50ml をタッパーに入れて、9mm,15mm,24mm を沈めてみる。中華 6mm,12mm も入れたかったが 用意したタッパーに入らなかった。ノミは、中性洗剤で洗ったのみ。IPA も用意したが今回使わず。清掃用クエン酸も用意したがこれも使わず。
失敗。濃い黒になったところと、全くダメでピカピカなところ、うっすらと黒くなったところが出来た。ピカピカなところは水を弾くので明らかに脂分がある。
良く分からないので、成功した例を追試する。・・・といっても元の動画が見つからない。
ダイソー紅茶 1.6g x6 で濃い紅茶を作り ペットボトルに移す。 約400ml 。
そのうち 300ml にクエン酸 7.5g を溶かす。
一応 IPA で拭ってドブ漬け。普通はどこにも接触しないようにするのだが、裏は研いでしまうので、気にせず裏を下にして置く。これで数時間放置。5時間ぐらい?
真っ黒になると嬉しいのだが、そうでなかったとしてムラが無くなるなら十分。
タッパーは 800ml のものを購入して使用 (前回は 500ml)。ロングの 6mm,12mm と ショートの 9mm,15mm の4つを浸ける。
これが終わったら、再利用して 42mm? の かんな刃と 24mm, 32mm を浸けてみよう。
なお、浸けた後は拭かない。水洗いして自然乾燥。終わったら油を付ける。できたらアマニ油とかが良いとのこと。
ちょっとマズイことに。そのまま新聞紙の上に置いておいたらわずか2時間で、赤さびが出てきている。どうしたものか。
この処理なのだが、ボルト、ナット、ワッシャーに施すと、良いかも。これも一度やってみたい。
雨が止んだ隙に焼き入れ実行 18mm , 32mm 。一応焼き戻しまで終わったが・・・実はやすりテストをしても上手く行ったかどうか分からない。しのぎ面だけ鉄工やすりで削ってみるのだが、表面の酸化部分だけ削れて、後は滑る。でも失敗した前回も同じだった。
再度ドブ漬け。浸け直しで5時間。赤さびが付いていたがなくなったようにも見える。水で洗った後にすぐに万能油を付ける。黒くはなったが、どうも信用ならない。
ところで、最初に買った砥石 (青/白 #1000,#6000) を久しぶりに使って見た。これは面直しのつもりで擦っていたら、青の #1000 がいつのまにか前後にひどい傾斜になってしまったもの。#6000 で 播磨王の裏押しをしてみたのだが、黒い条痕が良く付く。1回擦っただけでも付く。良く研げるような気がするが、研いだ面は全然光らない。#1000 ぐらいの感じ。 RSCHEF BIG(30mm幅) #3000 は一応像が見えるが、これは見えない。これからは #1000 と思うことにしよう。
では、青#1000 はどうなのか? 小刃をつけるのに傾斜があっても構わないし使ってみる。・・・どうやら #6000 より荒い。研ぐ音からして心地よい。緑/薄緑は音があまりせず研げている感じがしない。#400 だと考えることにする。
傾斜が付いているので上半分だけ使って小刃を研いでみたのだが、見て分かるぐらい砥石の形が変わって来た。これは名倉として使うのが良いのではないか? 多分金鋸で切れるので 30mm 幅で切りとってみよう。
バカなことにやってみた。使い古しの金鋸 SK11 の普通のものだが、切れることは切れる。だが、青色の 1/2 7mm 程度を切ったところで金鋸の刃がなくなった。本当に刃がなくなるのだ。砥石なのだから当然か。この調子だと あと 3本必要。これ、SK11 のフレックスとかいうもので、8mmφの 鑿のおしりの部分を切りまくった優秀なものだったのだが・・・砥石には無力だった。・・・あれ? SK6 って書いてある。
このバカなことは、先駆者が居るのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=PYpkZHhUZO8
今、見直すと楽勝ではないか。何が違う? 水で洗い流すべきだった? 金鋸に加工してあるが意味がある?
次回は水で流しながらやる。でも家の中ではやらないので後日。石の粉を下水に流すのは抵抗がある。
とりあえず替刃を買うか。
ヨドバシで SUN UP のバイメタル(バネ鋼+HSS刃)が 3本 660円。これは欲しいが砥石切断にはもったいないかも。
TAKAGI 金切鋸刃 一般金属用 中目 6枚入 383円というのがあるぞ。炭素工具鋼SK3 24山 これも買ってみるか。
https://www.youtube.com/watch?v=uFH9Fa2DN9w
https://www.youtube.com/watch?v=5Xa33Tjw5tk
これが初期の砥石切断動画か。SK11 の水色の金鋸を2本使っている。最後には刃が完全になくなる。
この水色の替刃は、どうやらハイス鋼(高速度鋼 = HSS)のようだ。2本で 582円。
使い古しの刃がもう1つあったので もう一回切ってみる。概ね 2本をダメにして 2/3 ぐらい切れた。この刃は 3本 263円のもの。耐久性は ダイソーのものよりはるかに高いが、ハイス鋼とは比較にならないはず。動画では 3つ切り出して 2本をダメにしている。4倍長持ち? なら安い SK11 よりコスパが良いではないか。
問題はこの後。どうやって切れ目を入れることを思いついた? そしてその加工方法は? なにしろハイス鋼なのだ。これを切る? リューター+切断砥石? これしか思いつかないが却ってコスト高のような気が。
さて格安の SK-3 の金鋸が届いたので切断再開。金鋸3本目。真ん中あたりだけ使ってほぼ切断完了。端を使いたかったのだが、入らない。あさりの分も削れていくから、新しいところは入りにくいようだ。ほぼ切ってコンと叩いたら割り取れた。しばらく名倉として使ってみよう。そういえば別に面直し用というか、汚れを落とすのに使っている面直しも持っている。これは #600 で 60mm x 30mm x 25mm ぐらいのもの。これがチビる感じを基に考えると、割と早くすり減ってしまうような気がする。
さて、小刃は #3000 で終了。あと裏は ピンク砥石(OR ボロンカーバイド)で擦る。これだと砥石が当たったところは光るので、だいたいどんな感じか分かる。
ピンク砥石の方が良く光るしキズも消えやすい気がする。ただし、乾式で研ぐと真っ黒になって、これがなかなか綺麗にならない。水研ぎを試してみるか。ボロンカーバイドは少し曇る気がする。
さて、再焼き入れのテスト・・・18mm は OK だが、32mm はまたダメ。またやらないといけないのか。
しかし当面雨が続く。研ぎは一旦店じまい。一応、安鑿と播磨王は研いだ。安鑿の裏押しの方が上手く出来たかも。
32mm だけはメンテを続けるが、他は次使う時まで保管。小屋の仮組みをするとき木口を削ったり木組みをしたりする時で、秋になりそう。
ところでモーラナイフにチゼルというタイプがある。どう見ても西洋のみだが、右側を削って刃を付けている。片刃なので裏すきも彫ってある面白いタイプ。刃長:約75mm 全長:約193mm だそう。18mm はただの板なので 播磨王の柄に入っても抜ける。いっそのこと ナイフ仕立てにするのも面白いかも。ただし、カセットバーナーでは先端を焼き入れするのがやっとで広い面積の焼き入れは炭を使うとかしなければならず面倒。まずは一回焼きなましをして、加工した後焼き入れを考えよう。
https://www.youtube.com/watch?v=Z6VAiENBEYM
この動画、一通り 重要なことを説明している。
面直し器 K-1500 ¥6,654 か。高い! サイズは 100×400mm 。これに貼るペーパーが 鉋台用ペーパー K-1600 10枚 3,251円。砥石用ペーパー(P80)も同程度だろう。
糊付きのペーパーなら コバックス タックロール (タックロールGIG はNG) の方がまだ コスパが良さそう。他に スリーエム フィニッシングロール という製品もあり、これには 小巻 (幅95mmx長さ7m) というのもある。・・・これでも高いか。
まぁこういうの滅多にやらないし、お風呂のミラーに耐水ペーパー貼り付けて アルミブロックとかを平面にするので十分。平面になったアルミブロックに ダイヤモンド砥石を貼り付けたり、糊つけたペーパーを貼っても良い。
Amazon を見ていたら #5000 とかの耐水ペーパーセットが売っている。こういうのを平面になったアルミブロックに貼り付けて研ぐとどうなのだろう? #2000 まではダイソーにあるが、それ以上はあまり売っていない。ただ、何回も擦るようなことはしないので、まともな仕上げ砥石よりコスパは悪い。
https://www.youtube.com/watch?v=DYLGtioHAq0
錆取りに木工用ボンド。これは覚えておく価値がある。
https://www.youtube.com/watch?v=6H7KamqJ2xg
ホビーかんなの使い方。これもメモ。
https://www.youtube.com/watch?v=ibqEbC76_rQ
キサゲ? ヘラ磨きに 炭研ぎ? 全然知らない技術が使われていて驚いた。
もう鑿とは関係ない話。
工具箱をそろそろ作りたい。道具が増えて収集つかなくなって来た。何年か前に作った木箱に入れるようにしたが、ちょっと底が深く道具を入れるのに少々使いにくい。ただいろいろ考えてサイズを決めたので、深さ以外は踏襲する。ダンボール箱も利用しているが、ぞんざいな扱いをすると箱が壊れて来る。工具など重いので丈夫な木箱がいい。
サイズは、23.5 x 35.5 。このサイズの枠を作って、同じサイズの底板。高さは 19cm 。105mm 幅の野地板だけで作るとして、底の幅が足りない。2枚をはぐとして 最大 210mm 。105mm 幅あるとは限らないので、206mm としよう。側面の内側に付ければ 230mm。ここはビスで止めて、気が向いたらダボに交換することにしよう。パーツとしては、354mm x 2 , 206mm x2, 330mm x 2 。合計 1782mm で 2000mm の野地板1枚で足りる。
ちなみに元のやつは、180mm 幅の野地板で側面を作って、底は桐のまな板を2枚貼り付け。
ところで、今はアマゾンのプライムデー。プライム会員にならないと安く買えないのか。見ると、緑/薄緑の #400/#1000 と謎の 茶色/白 #3000/#8000 、あと付属品が付いて 1800円。お買い得だとは思うのだが・・・ 緑/薄緑は予備まで既に持っているし、茶色/白 は同じと思われるものが #1000/#6000 として売られたりしていてだいぶ怪しい。今持っている 青/白と 白の部分が同じなら 重複しすぎ。
・・・無理して買うことないか。どうせ買うなら キング 仕上げ砥石 S-3 #6000 か? 焼成 と書いてあるから ビトリファイド。多分好みに合うはず。
しかし S-2 と S-3 がほぼ同じ価格とは? サイズ違いだと思うのだが何故?
裏すき掘りの人、段々と道具がグレードアップしている。砥石だと
https://www.youtube.com/watch?v=ksu2ZsS3Deg
シャプトン #320 vs 研承 頂 #320
https://www.youtube.com/watch?v=nCo5auCkXrQ
研承 成 #10000 vs シャプトン #12000
https://www.youtube.com/watch?v=qaGPAFIvmkY
「 エビ焼結ダイア #1000 ・ シャプトン #1000 ・ キング #1000 」 研ぎ傷を、比較し損ねる
さて、32mm を焼き入れしてみたが、ちょっと風があって温度が上がらない。300 まで数えて見たが、明るい赤色まで行かなかった。普通のカセットボンベでは 32mm は無理かも。24mm まではいけたのだが・・・
一応試してみたが、やはり全然ダメ。と言うか研ぎの時点で分かった。柔らかいから良く研げるのだ。
他に、焼き入れと言うか、鉄を打てるかやってみたチゼル(鑿よりは彫刻刀に近い)も焼き入れしてみた。これは すぐ赤くなったし研ぎにくい。試して見るとちょっとぐらいでは刃先が潰れない。これは使えるかも。
・・・と言っても、気に入るような刃があまりない。試したのは 弄って何故か平すくいになったやつ。他だと丸すくいとか三角すくいは使えるかもと思うのだが、随分と削らないと使い物にならない気がする。他は 3〜4mm 幅 に削ったもの。
さて、三角刀の研ぎでは 鋭角にした中砥石で内側を研ぐらしい。元のやつはプレスしただけのようで内側はでこぼこ。刃角も変な感じ。一回焼きなましをして形を整えたい。丸刀では、内側を 5mm 厚とかの砥石を丸く加工したのを使うようだ。こういうのは、5mm 厚の RUXIN PRO #320 , #600, #1500 を使おうと思う。丸刀の外側は、砥石に溝を彫って使いながら段々と広げていく。これは 5mm 厚では無理そう。緑/薄緑のサイドを使ってみよう。一応、#400,#1000 が用意できる。あるいは切った 青/白 。
あと、単体のカンナ刃がある。ほぼ研ぎ練習用。全鋼だが、緩く湾曲していて、裏は全面砥石に当たるわけではない。これの裏すきを彫ってみよう。
これは替刃だけ買ったもの。台は自作。裏金がないので、くさびを差し込んでいる。台も使えるレベルと言い難いのだが、研ぎもダメダメ。しのぎ面も全然平面ではない。かんなは面取りにしか使うスキルがないので、これを使うことはないのだが、刃だけでも整備しておきたい。
とにかく、今は大雨。
それはそうと、購入した 20mm 幅のダイヤモンド砥石が届いた。#120,#240,#400 の3つで 774円。他に整理していたら #3000 20mm 幅も見つかった。ダイヤモンド砥石は使いっぱなしで鉄粉を付けたままにしてはいけないと最近知ったので、砥石で擦ってみたら砥石が真っ黒。これからは使ったら砥石で擦っておくことにしよう。ところでこの #3000 はピカピカになるのだが、凹になったところまで光ったような・・・平面チェックには向いていないかも。
とにかくこれで包丁を整形する予定なのだが、まだ先。
さて、木彫りチセル? を焼きなましして削ってみる。柔らかいので 鉄工やすりでも削れる。4mm 幅は、横も裏も適当すぎるので、鉄工やすりで削った後 #320 で整形。三角は削りすぎて変なものに。やり直し中。丸は内側だけなんとかしたいがやりかたを考え中。ダイソー砥石で整形はできるのだが・・・やりにくそう。木に耐水ペーパーを貼った方がうまく行くのでは?
とりあえず、#400 の耐水ペーパーでやってみた。まぁまぁいけるではないか。そして外側は砥石に溝を小さく彫る。擦っていくと最初は2点でしか接触せず2本の黒い線がつくが、段々と面で接触するようになる。丸刀の方は回転。なかなか難しい。使った砥石は名倉用に切りとった 青/白と 面直し用の 60mm サイズのやつ (#600) 。
三角刀は何故か難しい。普通は左右独立した平刀に見立てて研ぐようだ。ただし、切り出しを合わせたような感じで中央が尖ったものもある。2set あるので、ひとつは普通、もうひとつは尖ったタイプにしたいのだが、細い平すら、しのぎ面がどっちかに傾く。それがちゃんと出来た上で左右をきっちり合わせるわけだから難しいのも当然か。どうせ使わないのだからじっくり練習しよう。
それとは別に、ダイソーの彫刻刀が沢山ある。これを焼き入れしてみたい。木彫りチセルですら数秒で赤くなったので、ダイソーだと瞬間? なんか難しそう。
焼き入れ実行! 4mm平と 片刃+薄刃にした平と 弄ってない丸刃(スクイ?) 数秒ではなかったが 十数秒で明るい赤に。これを水にドボン。柄を付けたままなので 焼き戻しは出来ていない。
あとダイソー彫刻刀も。数秒ぐらいはかかったので、余裕。これも水に落とす。
焼き入れは成功か? 薄刃にした平は裏が良く研げるような・・・ 柄を外す方法は包丁と同じ。焼き戻しだけはやらないと。
柄は外すことが出来て焼き戻し中。
成功? 4mm は成功みたいだが、ちょっと分からない。薄刃にした平が怪しい。
全部失敗? あるいは炭素量が少ないのか? とにかく鉄工やすりで削ることが出来る。しょうがない、研ぎの練習台になってもらおう。
三角は良く見たらひどい。プレスで形を作っているようなのだが、中心を外している。刃厚も左右で違う。2つとも同じような感じ。よくもこんなものを作り続けて商売になってるなぁと感心する。
三角は時間をかけて好みの形に整形することにしよう。今のところは全然だめで整形が難しい。丸刀は、焼き入れしたが怪しいのでちょっと使ってみてから検討。
それはともかく、裏すきを彫るための砥石は、150mm 長 5mm 厚の RUXIN を半分に切って2つをエポキシで貼ると良いのではないか?
切ってみた。#320 は途中まで切って、コンと叩いたら・・・3つに割れた。まぁいい。割れたところまで使わないなら全く関係ない。#120 は最後まで切った。金鋸はほぼ終わった。ほぼ終わったが、ダイソー砥石を 15mm 切ってみる。 僅かに切れ目を入れた程度で飽きた。やはり刃がないと効率が悪い。バイメタルも届いているのだが、ちょっと躊躇する。4倍長持ちなら却ってコスパが良いのではあるが、青の SK-3 で続きをやってみよう。
6 枚入り青 SK-3 : 383円。(1本 64円)
3 枚入り バイメタル : 660 円 (1本 220円 青の 3.44倍)
新品 青の SK-3 で切り始めたが、ほとんど切らないうちにダメになってきた。
ダイソーの砥石は硬い。RUXIN #320 もまぁまぁ硬いが簡単に削れる。それどころか、ルビー色の砥石とか、ボロンカーバイドの角を削るのにも使える。緑/薄緑の #400/#1000 は GC(グリーンカーボランダム、緑色炭化ケイ素) で ダイソー砥石もたぶん GC 。よく目詰まりになるが、頻繁に面なおしをするなら関係ない。三角刀の整形に使ってみよう。
実は 85mm 丸ノコの POPOMAN に石を切るダイヤモンドカッターが付属していた。だが怖くて使う気にならない。ひょっとして 10mm 径のマンドレルを使って電気ドリルで回したら低速だし怖くはないのではないか?探すとちゃんと売っている。買って今度試してみよう。
これ勘違いしてしまったようだ。外径 75mm 内径 10mm 厚さ 20mm のグラインダー砥石を付けるためのものだった。ちょっと使うだけだし木でスペーサーを作ればなんとかなるか。
その前に、2枚を貼り合わせた RUXIN を使ってみたくなった。やることは裏すき掘りしかないので、32mm を彫ってみる。#120 は緑なので GC だが、脆い。どんどんすり減る感じ・・・だが、あんまり削れた気がしない。そういえば、ダイソー砥石の #120 の角で 24mm を彫ったのだった。おそらくこれをコッパにした方が捗る。ちなみにダイソー砥石は、薄い緑/黒っぽい緑で #120/#320 。15cm×5cm×2.5cm と書いてあるが・・・薄くなった? いや前から使っているものは少しすり減って 23.5mm ぐらいなので変わっていない。
手持ちのダイソー砥石は、最初は2つを擦り合わせて面直しをしていた。その後1つはダイヤモンド砥石を貼って面直し用に。もう1つは 裏すき掘りで角丸に。
なんか気になったので2つ新調。使う予定はないが、面直しだけしておこう。まずは定規を当てて隙間を見ると・・・片方は #320 が凸で片方は #120が凸。曲がっている。隙間は 最大のところで 1mm ぐらい。まずは 凸同士、凹同士ですり合わせる。
とりあえずは凹同士ですり合わせ。ダイヤモンド砥石なども使って大分平面にはなって来た。まだ合わせると隙間があるようだが、砥石同士少しくっつくようにはなる。ちょっと記録しておこう。どの程度くっつけば良いのか? 今までの普通の面直しだと砥石を持ち上げられるのが普通。ただ両方気泡があるので、ダイヤモンド砥石で持ち上がるのを最初の目標にする。あとどっちの面を面直ししたのか分からなくなると困るので、片側だけ面取りをしておく。
ところでダイヤモンド砥石はヘタって終わりつつある。真ん中1cm ぐらい円形に錆びるようになった。予備はあるので、またエポキシで貼らないと。ヘタった面に貼り重ねても良いのだが、裏面があるので、おふろの鏡でアルミブロックの面直しをして裏面に貼ろうかと。
うーん。そんなに上手く行ってない。ダイヤモンド砥石では持ち上がる。が、定規を当てると隙間はある。凹に見える2つを合わせると中央を中心にぐるぐると回る。なにも信用できなくなって来た。どうする?
その上、擦り合わせても削れてる音があまりしない。
中華 18mm だが、これだけ板なので、なにか面白いことはできないか?
とりあえず首の部分は板なのに一応ある。これがみっともないので、切りとって「なかご」のようにすることにした。まずはやきなまし。次にバイメタルの金鋸で切りとる。最後にやすりで整形。差し込める形にして木の柄を付けようと思う。ついでに穴もあけよう。
モーラナイフ チゼル が有名で、ちゃんと片刃のようなのだが・・・ 刃の長さは 75mm だそうだから 幅は 24mm ほど。右側に刃が付いているが、上から見て 6.8mm か。30°だとすれば刃厚は 3.4mm とか。
中華 18mm は、刃厚 4mm ない感じ。これやすりで、横を削ることが出来るのだろうか? やってみると削れないことはない。時間がかかりそうだが、モーラナイフ チゼル のようにしてみよう。たぶん形は整えることは出来るだろう。問題は焼き入れ。カセット式バーナーでは無理。いずれ炭火でやってみるが、ダメかも。
箱製作

こんな造りにすることにした。長辺は 355mm 。幅は 105x2 + 12x2 = 234mm 。まずは L 字に接着。次に木ダボを 2本入れて 2枚の L字を接着。問題はクランプ。L字はダイソーF型でガチガチに固定できるが、底の2枚を貼るには短い。手持ちの 600mm を使う他ないようだ。300mm ほどのものが欲しいところ。
切り欠きは、スタックしたときに指を入れて持ち上げる用。だが、もうひとつ目的がある。ダンボール箱をさらにその上に置く場合がある。ダンボール箱の底が抜けると困るので、野地板の端材を切り欠きのところに置くのだ。
まだ出来ていないのだが、短辺にも野地板をコの字に嵌める形で接着。木口は一回 3倍ほどに薄めた接着剤を染み込ませると良いらしい。恐らく下処理しておかないと、小口が接着剤を吸ってしまうのだと思う。
完全に出来上がってから補強をする。木ダボを打つことにしよう。あと塗装はしないつもり。
木ダボは、ダイソーが安い。6mm x 40mm が 40個で 110円。材質はカバノキ 。普通は ブナ なので安価なのかも。まぁそれでも杉には十分だと思うので、買いだめしておくことにした。以前は 8mm x 40mm もあったのだが今はなくなってしまった。買いに行った 5つ確保。ビスなど 200本 300本あってもいつのまにか使ってしまう。木ダボも小屋の修復をしたとき 数十本一気に使ったことがある。
木工用ではない所に 5mm x 40mm もあった。20本で 材質は カエデ。使わないと思うが2つ確保。
ブナ:比重 0.50〜0.70 やや重硬ながら加工性は比較的良い。耐朽性は極めて小さい。
カバ:比重 0.50〜0.78 木質は均質で重硬で耐摩耗性がある。保存性・加工性は中。
カエデ:比重 0.67 やや重硬で、耐朽性は小。
他、ハイカーボン スクレーパー?ヘラ? なんてものが。ついつい買ってしまったが、良くしなる。ハイカーボンではなく バネ鋼では?
さて、短辺の部分を切り出す。1つは 1.5mm ほど長くしてしまった。今までなら、紙やすりなどで削るところだが、こういう調整をするために鑿を研いだのだった。普通はジョリジョリと少しづつ削るはずだが、一気に叩いてみた。案の定、断面が潰れてボコボコに。だが表面は大丈夫、なんとかごまかせる。次はこんなことをしないでおこう。ちゃんと研いでジョリジョリやるのだ。

こんな風にしたらどうか?・・・・とは思うのだが、完成してから穴を空けるのは難しい。あとカラーボックスに入れることを想定してたような・・・。ニトリのカラボだったか? ちょっと忘れた。
また、気に入ったら量産するかも。なので面倒なことはやらない。つもりだったが・・・鑿の練習になるのか。
1つは接着完了して、短辺の上を切り取った。あと面取りなどした。補強が残っているがほぼ完成。もう1つも接着中。野地板は 105mm あるとは限らず、2つ目は 3〜4mm 幅が狭くなった。
また4枚サンディングをした。ここからは量産版。サイズについては見直す。・・・と言っても 10cm 程しか端材がでなかったので僅かしか変更できない。 ・・・忘れていた節があったのだった。最初の2枚は節がなかった。4枚の内2枚は大きめの節あり。木取りが悩ましい。
幅を測ったところこの4枚は 105mm のようだ。だが、横に曲がっていたりするので 105mm 取れるかどうかは分からない。105mm 欲しいのは 底板だけなのでできるだけ曲がっていない板から順に 35.5cm を取っていく。4枚と言わず 5枚でもいい。とにかく 16枚取って まっすぐなものから8枚を底板にする。そうした場合、4枚では足りなくなるはずだが、なぁに端材は沢山ある。短辺は 切りとるぐらいなので幅はなんでも可。これで行くか。
木が曲がってることで思い出した。曲木をやってみたい。そのためにアイロンまで買ったのだが・・・封も開けずにどこかにしまい込んでしまった。この季節、アイロンを当ててずっと耐えるのはやってられないが、逆に日光にさらして重石を乗せれば曲がってくれるかも。濡らせばその面が伸びるわけで 布を置いて熱湯をかけて放置するとか。
汚れが落ちないタオルがあった。これを縦に2つ折り、で濃い色のシート(実際は土のう袋)を用意した。2x4 の端材の上に 56cm に切った野地板を置き、タオルに熱湯をかける。シートを置いて 10kg ぐらい?の重石を両端に乗せてみる。11時前にスタートして 3時までに終了予定。野地板は、木裏を上向き。木表を凹にする。
もし上手くいくようなら、その上でもう一枚曲げてピーアイボンドで貼るのだが、これを型にするかも。とにかくいくつか作って椅子の座面を作りたい。

・・・現在、作業するときなど、DCM の アーム付きスリムチェアを使っているのだが、座面が緩くなって今にも破れそうなのだ。実は2代目でひとつ破れてしまった。
一応書いておくと、品質が悪くて破れたのではなくて、ずっと屋外に置きっぱなしだったため。布はポリエステルだそうで丈夫な方。
壊れたやつに座面を付けられないかと考え中。奥行 51cm だから 2枚を貼り合わせたのを4枚。無理そうならば、新規の椅子に仕立てる。
はい失敗。片側のみ濡らすと縦ではなく横に曲がるようだ。そうなると縦にはあまり曲がらない。おまけに中央にヒビ割れまで入ってしまった。快晴が続くようだから、今度は全体を濡らしたタオルで包んで乾かないようラップで巻いてみよう。あと 2x4 では大きく曲がってしまうかも。少しで良いのだ。野地板2枚重ね(26mm 前後)に変更。
だいたい昼間は暑くて活動したくない。涼しいうちに仕掛けて放置。少し涼しくなってから状態確認。
だぶん無理のような気がする。「木は80˚Cくらいから曲がるようになる」そうだ。
「曲げ木の原理は、熱によって細胞同士をつなぐリグニンを軟化させ、木の構造をなすセルロースをずらして圧縮することで、木を曲げるというものです。 温度が冷めるとリグニンがふたたび硬化します。」
・・・ということなので、温度条件は絶対っぽい。
太陽光で 80℃までいくのかどうか? アスファルトは 60℃を超えて来ることがあるという情報があった。「外気温40℃のときのアスファルトの表面温度はいずれも72℃〜75℃程度となることが多い。」という情報も。要するに真っ黒でも木が曲がる温度には到達しない。
無駄そうだ。ヤメ。・・・と思ったが手間がかかるわけでもないので同じ板で再度トライ。密封したことで温度が上がるかも知れない。まぁ無理か。PPの植木鉢や遮光シートが溶けたという話も聞かないし。
さて、寝坊した。もう暑くなっている。
野地板はストックが少なくなったので また購入。2束 18枚の追加。税別 1080円 x2 。ついでに端材を入手。30cm x 30cm弱の合板 (税別 50円)を 4枚。表面が硬くて滑らか。サネがないしフロア材ではない。元は何だろう? これで台を作ったりしよう。30cm 角の立方体のような台を以前作ったが割と使い勝手が良い。(今は扇風機 or 電気ストーブの専用台)
他に Amazon で 30cm の F型クランプ 4個セットを 1890 円で購入。2000円に届かないので木工用やすりも追加 (630円) 。以前買ったダイソーの木工用やすりは重宝してたがもうダメ。
クランプは、ダイソーのF型を延長した程度のもの。ダイソーなら 300円で売られそうなレベル。ガチガチに締めたいので、クイックリリースは検討せず。400mm も同程度の価格であったが、悩んだ末 300mm に。
使ってみたら品質が全然違った。銀色の棒?は厚みがあるし、材料に当てる丸い部分は削りだしだった。鋳物のパーツも丁寧に削ってある。もう1セット買っても良いぐらい。
さて、4枚の野地板をチェック。2枚は幅が一定でどの方向にも曲がっていないように見える。うち1枚は節あり。残りの1枚は幅方向にかなり湾曲。もう1枚は面方向に曲がっていて幅も若干狭いような。
とにかく底板は確保できるようだ。
ところで A4 サイズは、210 × 297 ギリ入らなさそう。書類を入れたりしないので関係ないのだが、ただ 耐水ペーパーも入れたいような。整理してたら相当な量になっている。ちょっと見渡して見つからなかったから買い増しを繰り返した結果だ。これは 230×280 。
なんとか暑くなる前に 底板候補10枚、側板候補5枚を切り取った。側板候補は木表側が凹で外側にする。底板は木表を上。底が凸2つになるわけだが、クランプ2つで押さえられる。
昼間は暑くて木工はなにも出来ない。接着ぐらいすれば良かったとは思うのだが・・・
ところでダイソー砥石だが、久しく研ぐのには使っていなかった。中華 18mm の横を削るのにちょっと使ってみたのだが、濃い色の#120は全く研げない。基材が硬すぎて研磨剤が丸くなっても剥がれて行かない感じでよく滑る。これはこれで固い石だと思えば別の使い道はある。薄い色の #320 は丁度良い感じで抵抗が大きい。セリア砥石も1つ持っているのだが、これの #120(濃い茶色) と同じような感じ。
だが、 中華 18mm の横に刃を付けるわけで、砥石ではなかなか捗らない。鉄工やすりの方が遥かに良く削れる・・・のだが、均等に削るのが難しい。ある程度は削ってしまったので、しばらくダイソー砥石を使ってみよう。
また話は飛んで塗装。防腐剤のクレオパワーけやきをステイン代わりに使えないか? 今まで塗ったものをよくよく見ると 普通に2度塗りしたものは、色が濃すぎるのか木目が見えない。だが、1度塗りで放置していたものは、木目的には割と良い感じ。あとは色合い。マホガニーが好きな色なのだが、1/30 墨を混ぜたものは、少し黒すぎるかな。1/50 にした上で水で薄めるとどうだろうか? 屋内で使うのでその上からニスを塗る。ダイソーのニスで良いか。これはいつまでもベタ付くので水で薄めて薄く薄く塗り重ねる。アクリルのクリアスプレーの方がお手軽で良いとは思うのだが・・・。
とりあえず端材で試してみるか。

やってみた。下は以前作ったテーブルで赤松野縁。ヤニがやたら出て生木っぽかったのだが、木目が綺麗なのでお気に入り。これにアサヒペンの水性ステインマホガニーに同じくアサヒペンのウレタンニスクリアーを塗ったもの。上はクレオパワーけやきに 1/30墨汁。さらに2倍に薄めて下塗り。2度目の塗りは間違えて薄めない方を塗ったもの。木目はちゃんと出ているが、色合いが・・・悪くはないがただのこげ茶。赤成分が足りない。
普通はこれで良いと思うのだが・・・赤色を追加したらどんな感じになるのか?見てみたいような・・・。
プリンター用のインクをニスの方に混ぜたらどうなるんだろうか? ダイソーでは単色のプリンターインクを売っているぞ。マゼンタだが、もし売っていたらやってみるか。
こげ茶色のCMYK値 C=0 M=32 Y=44 K=56
マホガニー C(シアン):0 M(マゼンタ):70 Y(イエロー):50 K(ブラック):70
K は単に暗さだから良いとして、マゼンタを適量まぜると良さそうだ。適量が分からないのが問題だが。
ダイソーの詰め替えインクは染料系で水に溶ける。
材質:アゾ染料、ジエチレングリコール、ジプロピルアルコール、水
容量は 25ml 。
実際に使った人のレポートがあって、対光性が著しく劣るとのこと。部屋の壁に貼ったものが、3か月でセピア色だとか。
ダイソーの詰め替え用も(あれば)試してみようと思うが、対光性が明らかに劣るのでは、と思い Amazon でSuperInk ブランドの染料(抗UV) 100ml 1095円も買ってみることに。同じブランドで顔料というのもあるのだが、水に溶けないと使えないのでヤメておく。あと透明性も気になる。水溶性が良いはず。
なおマゼンタが欲しいので、インクジェットプリンター用以外は検討しない。
・・・とりあえずダイソーで購入できた。ニスに混ぜるのではなく、防腐剤に混ぜることに。
問題は量。墨汁は原液 1.5L に対して 50ml 。とりあえず同量で。墨汁は薄めて使うものだから 多分これでも薄い。テストでは 原液 50ml とすると 1.66 ml 。これでは良く分からないので 3倍希釈したものを 5ml としてみよう。
3倍希釈でも結構濃い感じだったので、3ml(原液 1ml) としてみた。
クレオパワー 原液50ml 、墨汁(1/30) 原液1.66ml ダイソーマゼンタ 原液1ml 水 50ml
この割合で試す。
一回目の塗りでは、赤みががっているのがはっきりとわかる。しかし、ただの茶色という気も。
2回目の塗りでもただの茶色っぽい。赤みがかってるのは間違いないのだが・・・水で薄めすぎた? まだ色が明るめなので3度塗りするか。
3度塗りはやめてニスを塗ってみることに。ダイソーのクリア(乳白色)の使い残し 50ml 程があったので 水で2倍に薄めて 塗ってみる。1回、2回塗っても全部吸い込まれて、あまり変わり映えがしない。でも良く乾かさないといつまでもべた付くので、ボチボチ塗り重ねてみる。
また寝坊した。こう暑くてはやる気がしない。とりあえず 箱作り。L字型に接着だけ済ませよう。底板候補10枚と書いたが、全部底板にして5箱を追加で作る。うち1つは形を変えてみる。底板を下にすると 高くなって内寸 210 - 24mm 。となるわけだが、45mm 幅の胴縁を入れると 内寸 231mm 。
・・・と考えてみたのだが、ヤメ。上にダンボールを乗せたりするのだから、高さを揃える方が重要であった。野地板の端材は沢山あるのだから 細い木片を作って嵌めれば良いではないか。木ダボは入れるが L字型に貼るときは接着をまずやってからダボ穴を空けて差し込む。2つ目のL字型を接着するときだけ両側に穴を空ける。ダボを入れるのは接着時のクランプの圧に耐えるため。
とりあえず5個分の L字型の接着完了! 細い木片も1つ切り出した。27mm 幅で切ったが整形して 25mm といったところ。これで内寸 235mm 。
塗装はまだ考え中。今はみかん箱のような状態。塗装するならナイフマークがなくなるまでしっかりと削らないといけない。
ところで本当によく使う ランダムサンダーの EWS-220R だが、押さえると振動のみで回転しないことに最近気が付いた。ちょっと前に回転でディスクが飛んでいったことがあるので、最初からではない。
一番初めに使用した時の感想は、回転がめっちゃ弱く、少し押さえただけで止まってしまいます。振動のみとなりうまく磨けません。他の方のレビューをみるとしっかり回るものと私の物のようにあまり回らないものと個体差があるようです。
これはべつに壊れている訳ではなく、回転パッドへのブレーキのかかり方に差があるのだと気づき早速改良(改造)することに。
ディスクを外すと解るのですが、ディスク裏側がゴム、本体の接触部分が樹脂でして外すとすればこちらなのですが、もっと簡単にできますのでご参考に!
私がやったのはディスクを止めてる4本のビスの先(と本体回転部分のネジ穴との間)にM4のワッシャーを1枚ずつかませただけです。
これで(隙間ができ)ブレーキがフリーになりディスクがブンブン回るようになります!
こんな情報を見つけた。早速見てみよう。
他、三角形のサンダーなのだが、全然ペーパーが固定できない。外れてしまったのに気が付かずサンディングを続けたのが原因でペーパーを付ける部分が摩耗してしまった。1,683円で売ってたのでつい購入。
回転しなくなったランダムサンダーの EWS-220R だが、レビューの通りワッシャーを入れてパッドを浮かせてみたところ・・・元気よく回るようになった。実は、#120,#240 を 50枚づつ購入中でこうでないと困る。
どんなものか、先行して作った箱2個を #240 で磨いてみた。ナイフマークがかなり残っている状態だったが、綺麗に消えてスベスベ。これなら塗装しても良いか。
https://www.youtube.com/watch?v=8ssNVFa5ci4
ダイソーのニス塗り動画。なんと8回塗り。あれ?クリアなんかあったのか! それはそうと、ベタ付かないと言う。ベタ付くのが嫌でダイソーニスを使うのを止めたのだが、また使ってみることに。
どうやらつやありクリアは、グロスバーニッシュという商品らしい。ニスではなくペンキと一緒に置いてあるかも。
近場の店を見てきたら、トップコート(つやあり、つやなし)という商品があって、グロスバーニッシュはなかった。トップコートは 50ml 2度塗りで 0.3m^2 、グロスバーニッシュは 100ml 2度塗りで 1.0m^2 結構違うもののようだ。0.3m^2 しか塗れないとなると ラッカースプレー(クリア)と同等。コスパは悪い。しかしどういうものだろうか? 気になる。
その前に着色するのだが、調合した色は割と良いかも。昔は室内のものは、なんでもかんでも漆塗りだが、そんな懐かしい色合いになったように思う。今は2度塗りが完了。乾いたら #400 で擦って 3度塗りしてみる。
ただ退色するだろうと言うのが残念。顔色系だと水に溶けないようだが、インクジェット用もそうなのだろうか?
#400 で擦ってみたところ・・・木目が白く浮き出て来た。また塗るからそれは良いのだが、なんかムラがけっこうあり、さらにナイフマークが見え出した。失敗かも。結局さらに2度塗った。あと赤みが足りない。
原液 50ml に対し 1/30 となるように 3倍希釈で 5ml 相当になるよう加減してマゼンタを追加。原液 750ml に対して 1本 25ml 。

上は2度塗り→研磨#400 → 調色後2度塗り
中は、2度塗り → 調色後1度塗り
写真はピンボケになってしまったが、中は大分近づいた。調色後3度塗りで良さそうな気がする。上は木目が綺麗にでたのだが、ちょっとベースの色が濃い。1度塗りの時点で擦って2度塗り重ねが良いか。
この2つの箱は炎天下に置いていたら、小口の接着剤が剥がれて来ている。補修が必要。色を塗ってしまったので、接着剤とビスで対応するが、本当は一回濡らして木の曲がりを修正し補強もして完成したものを着色した方が良い。木口にはビスも接着剤も効きが悪い。木ダボで接着面積を稼ぐつもり。
ちょっとコスパを検討してみよう。お気に入りは、
アサヒペン 水性ステイン マホガニー 300ml 900円ほど。塗り面積(2度塗り) 2.7 〜 3.7 u
100ml あたり 300円。 塗り面積(2度塗り) 0.9 〜 1.2 u
浸透性に優れるのに、上塗りが不要。・・・塗った後多少の光沢がある。ニスは塗るのだがそのままでも。
クレオパワー(防腐剤) けやき 14kg 6500円ほど、2缶目。塗り面積 80〜120 u
100g あたり 47円。 塗り面積(2度塗り) 0.6 〜 0.9 u
防腐剤なので浸透性に優れるのは当然。塗った後多少の光沢もある。あれ?塗り面積が意外と小さい。屋外でそのまま使う場合はそうなのだろう。2倍に薄めて3度塗りが良さそうなのでステイン的使い方なら同程度か。
クレオパワーに墨汁を入れて行くと当然黒っぽくなる。ウォルナット手前の目安は 1/30 程度。墨汁を入れたものは、よく使うのでだいたい作り置きがある。
この色で良いのであればコスパは非常に高い。が、ちょっと色調を変えようとプリンターインク(マゼンタ)を入れるとどうなるか?
ダイソー 25ml 110円。1/30 配合であれば 100ml あたり 3.3ml で 15円ほど追加。
顔料系インクを使うのであれば、100ml で 1800円ほど。4倍近く価格が上がって 100ml あたり 60円。クレオパワー自体より高くなってしまう。水性ステインよりはずっと安いものの、同じ色合いを再現できていないし、安心感もだいぶ違う。
あとはニス。ダイソーの半透明だと 100ml 塗り面積 1u 。何度も塗るらしいから 5度塗りだと 0.4uぐらいか。2倍に薄めたものなら 10度塗り? 夏季だと 乾燥時間60分〜120分 程度らしいが 薄く塗って重ね塗りするまでの目安ぐらい。完全乾燥には1週間ほどかかる。・・・だが、以前使ったときは年単位でベトついたような・・・。
ところで今回の箱作りでどれだけ面積を塗るのか? 周囲は 24.5+35.6 x2 = 120cm 。縦に 12cm 程で 0.15 u 程、0.3 uしか塗れないクリアコートでも2箱。普通のニスや グロスバーニッシュは標準で 1.0 u だが、塗り重ねるならもっと沢山必要。なんとか 3箱いけるか? といったところ。
水性ウレタンならどうだろう?
アサヒペン 水性ウレタン クリア 1300円ほど 300ml 2.3〜4.2u
100ml あたり 430 円! 結構高いが、つやありクリアはこれでも安い方。つやなしなら 1800円ぐらい。どうでも良い木箱にこんなのは使いたくない感じ。だいたい 野地板1枚 で作るから木材は 132円。 相対的に他の材料が高く見える。木ダボですら 5mm カエデだと 20本 110円。12本つかうことになったが、全部これだと 66円。全部 6mm カバノキなら 33円だが、ホムセンなんかで買うと 倍以上。ビスの方が安い。
接着剤が剥がれて来たので、急遽ダボを打っているが、ちょっと自信がないので 5mm にしてしまった。長辺左右の上側から剥がれてくるのだが、ここは木の端なので 5mm とか細いものにする必要があるようだ。あと木口に打ち込むので ナナメに刺す。
一応、先行の2つは補強が終わりニス塗りに入った。1/2 に薄めた半透明クリアを塗ったが思ったよりベタベタしない。ちゃんと乾かして塗り重ねれば問題ないかも。ただし木口は別。あんまり塗り込めるとベタベタしそうな気がする。トップコートの隣にプライマー(透明)があったが木口だけ塗ると良さそうな気がする。あるいは、マスキングして木口だけ塗らないか。とりあえずマスキング方式にすることにしたが、最初からやるものは、との粉で木口だけ目止めするのが良いのかも知れない。との粉ではなくプライマーという手があるが、ダイソーのものはちょっと違うような・・・目止め用のプライマー(サンディングシーラー?)を使うべきではないかと。
ダイソー プライマー (50ml) に何が書いてあるか字が小さすぎて読めない。写真を撮って転記しておく。
特徴:下塗りとして水性塗料がのりにくい素材との密着性を向上させます。
用途:ステンレス、ブリキ、紙、セラミック、銅、真鍮、鉄製品、木、硬質プラスチック全般
塗り面積:0.3 m^2 (1回塗り)、乾燥時間:夏季 30分〜1時間 冬季 2〜3時間
品名:合成樹脂塗料 透明(乳白色ですが乾燥後は透明な塗膜になります)
●原液で塗りにくい場合は 5% 以内の水で薄めてください。
●一回塗り用ですが、厚塗りしないで乾燥後重ね塗りをすると綺麗に仕上がります。
こんなところか。液体を吸い込まないものに加え、紙とか木材とかも OK ?ちょっと大丈夫か心配。あと PP にも付くならば、とても便利なものかも。ただ、ラッカースプレーが塗れるかどうか? なんか無理そうな気が。
ついでにトップコート(50ml)
特徴:塗装面の汚れ防止や仕上げコート剤として使います。
用途:塗装上塗り用 発砲スチロール、木、鉄製品、ガラス、セラミック、硬質プラスチック等
塗り面積:0.3 m^2 (2回塗り)、乾燥時間:夏季 30分〜1時間 冬季 2〜3時間
品名:合成樹脂塗料 透明つやあり
●原液で塗りにくい場合は 5% 以内の水で薄めてください。
●塗り重ねる場合は2時間(冬季6時間)以上おいてから上塗りしてください。
塗り重ねる時間の方が長い!
グロスバーニッシュは近場では売ってない。カテゴリー:リフォーム 商品番号:4549892507502 メモして入れてもらえるか聞いてみよう。
ところで、残りの箱だが、少しづつ進んでいる。5つ分のL字型を作ったが3つ分は接合してコの字に。
あと2つか。屋内での作業エリア的にニス塗り or 組み立てという感じで、ニス塗りしてると捗らない。
終わったら短辺の貼り付けなのだが、これが厄介。1mm でも合わないと隙間が出来てしまう。木口には接着剤を染み込ませておかないといけないし、あと水を塗って湾曲しているのを矯正してから貼らないといけない。さらに短辺は木口が周りにあって組んでから磨くのが面倒。先に綺麗に磨くべき。
ついでだが、着色→ニスの塗装だとあまりサンドがけしたくない。着色したところもそうだが、ニスも薄く塗るので何回か塗った後でないと着色したのが剥げそうで怖い。こういう場合着色前に一回水をハケで塗ってケバ立たせてから、磨く。そうすることで 着色後のサンディングを省ける。
あと、7つ作るわけだが、1つ別の形にしてみようかと。これ逆さに置くとノーパソとかちょっとしたものを置くテーブルとして良い感じなのだ。短辺の板を省いて、底も綺麗に磨く。最後の最後にトップコート。できるだけ平面にしたいが、こういう場合砥石と同じで鉛筆で線を描いて線が残るところが低いとか。
https://www.youtube.com/watch?v=RIiz7ynlHpw
7つ目(幅広)もコの字にした。次は補強のダボ打ち。5個のサイドに3本づつなので30本!超めんどくさいが、これが終わらないことには小テーブルも作れない。
小テーブルをまず作ることに。ダボを打って磨いて色塗り。2度塗ったが、あと一回。・・・なのだが、かなり削ったものの、接着剤の跡が残って少し白い斑点があちこちにできた。木目を残そうと思えばこの斑点は許容するしかない。
3度塗りして大分色が濃くなった。これで良いかとニスを塗り始める。倍に薄めているから5回(以上)塗って完全乾燥させた上で、天板(相当)だけトップコートを塗ってみる。あと天板(底板)の内側だけニスを塗る。乾燥度合いのバランスを取らないと今以上に天板が凸に曲がる。サイドは木表が外側で現在ハの字に曲がっている。これが元に戻っていかない限りニスは塗らない。
ニスを塗って炎天下に放置していたら、天板が若干凹に曲がって来た。ニスの層を抜けて乾燥するのか?そのくせ気持ちベタベタするような。現在天板4度ぬり、サイド3度塗り。
とりあえず明日も炎天下でニスを塗って乾かす。
倍に薄めたものを4回5回と塗り重ねたところ、木目の水を吸わない部分がテカテカで、残りはつや消しという具合になった。これはこれで良いのだが、天板部分にトップコートを塗ってどうなるか?
トップコート2度塗り。木目はつやが出たが、木目の間はつやなしな感じ。この部分は凹になっていてどうしようか。
最初の2つもニス塗り中。短辺の1つだけ5度塗り完了!マスキングテープを貼ってあるので、短辺を仕上げてから、全体を5度塗りの予定。
残りは4つコの字のまま。
短辺の長さを測っておく。
3A 208 4B 208
4A 208 4B 208
5A 207 5B 207.5
6A 233 6B 232.5
正確に切らないと隙間が空く。そうなると接着剤が効きにくくなってしまう。一番面倒なところをそろそろ着手せねば。
ところで、乳白色ニスを濾してみることにした。小さめのガラス瓶に入れているのだが、内側に乾いた分が塗膜になりそれが落ちたりしてカスが増えて来る。塗ってるとカスが目立つようになったので漏斗にコーヒーフィルターを当てて濾しているのだが、ポタポタと一滴づつしか落ちてこない。もっと目の粗い紙か不織布で良かったか。
結局目が詰まって濾しきれなかった。古いのを使って行くのは無理がありそう。
ぼちぼち、残りの4つも作成にとりかかった。2つは短辺を接着中。あと2つはクランプの空き待ち。接着しても後が長い。全体をサンディングして、塗装。塗装は全部を並べられないし時間がかかる。
接着完了・・・4個だから 16本のダボ打ちも終わり・・・周囲をサンディング。
まだ、短辺の上に飛び出した部分を切断して整形する作業が終わらないと塗装にも入れない。
サンディングはまだしも炎天下で切断作業はキツイ。まだ 3/4 。整形は 切断部分のカンナがけから。これだけは屋内で出来る。
4つとも切断完了! 少しナナメにしてのこぎりの歯が、他の所に当たらないように意識して切った。・・・というか意識しないと段々と外側に逃げて行く変な癖がついていて、こういうのは楽であった。最後の4つ目は5時すぎ。幸いなことに作業台のところは、陰になって西日が差し込まない。
カンナがけはホビーカンナでちょろっとだけ。後はサンディングで済ますつもり。
朝の暑くなる前にサンディング完了! 三角のサンダーを使ったが、#180 で十分削れた。不満があるとすればダストボックス。邪魔になるくせに何の役にも立たない感じ。
やっと塗装に入れる。自製ステイン(もどき)を3回塗り完了!
天気予報をみたら久しぶりの雨予報だったので慌てて取り入れ。
次は、クリアのニス塗り。新品を1つ買ってあるので、古いのと違いがどれぐらいあるのか?試してみる。木口がベタつくのでは?と少々不安ではあるが、今回は木口がどことも接触しない。ベタついたとしても余り困らないはずで原液で。
別容器(水ようかんの容器)に使う分だけ移して塗ったところ、乳白色だったのが、ほんのりピンク色に。・・・やっぱりプリンターインクが溶けだすのか。
あと木口にはいくらでも染み込む。あんまり塗るとまずそうだが・・・どうする? あとサイドは塗れるのだが、上の部分を塗る場合重ねられないので困る。外でやるしかないが、当面天候が悪い。現在湿度 60% 。フェーン現象のときは 34% ぐらいまで行ったのだが、それと比べると乾きが遅くなる。
とにかく木箱は、ニスをサイドと上辺に塗って完成。次は小さなスツールと作業用椅子に取り掛かる。