
外での作業用にこんな椅子を使って来た。最初は 998円とかで買ったのだが、座面の布が破れていま2台目。これも破れそうな感じになって来た。ポリエステルの布で普通なら何年も持つものだが、外に置きっぱなしにしているので傷みが激しく、1〜2年ぐらいで破れて来るようだ。
これも今は1600円とかになっている。もう買い増すのはどうかと思うので、作業用の椅子を作りたい。
その前に板で座面だけ作って、壊れた椅子に取り付けたらどうか? 四方に穴を空けてロープで吊るせば良いのでは?なんて思ったり。
座面は野地板で作ろうかと。できたら曲げ木をやって窪ませたかったのだが、真夏にアイロンを当てるのはキツすぎるので断念。

まずこんなのを作る。だいたい 48cm 角。105mm の野地板を 20mm 隙間を空けて4枚貼ると 480mm 。1枚の部分が弱いので、折れたり曲がってくるかもしれないが、多少の曲がりは歓迎。曲がりすぎる?なんてことがあるかどうか分からないが、もしそうなったら、隙間のところに木を埋めて固定する。
普通は木裏を上にして上に凸で水が落ちるようにするのだが、今回は凹にしたいので木表を上にする。あと木取りをしてみたのだが、ちょうど端に節がくるのが1枚。しょうがないので別の板から1枚取った。
強力な上に耐水性がある PIボンドが手に入ったので接着はこれを使う。クランプをかける都合があるのでよくよく考えて組む順番を決める。なお、クランプは抜けるようにしてあるので、20mm 角の穴に差し込んで使える。
たぶん4枚並べたところから1枚づつクロスになる側を貼って行くのが良さそう。あと隙間の幅を正確にするためにスペーサーを作っておく。
ただ、壊れた椅子に取り付けるのではみすぼらしいものになりそうだ。しばらく使って見て 良い感じであれば、作りかえることも考えておく。45mm 角? か野縁 30x40 を使って脚を作る。吊るす穴を使って M9 コーチスクリューなどで脚に固定。さらに背もたれなどのパーツも作ってアンカーボルトで一緒に固定できるといい。
過去にコーチスクリュー(75mm 20本)を買って、随分と余っている。が、無骨すぎるような気もする。10mm までなら穴を空けられるので、10mm の木ダボの長いものが良いかも。

脚はこんなので良いのでは? 45cm ぐらいなので 45mm 角1本で 4本分。下のエの字の部分は野縁にしよう。
椅子の名称だが、座面と書いてきたのは「座板」。エの字は、「脚貫」と「つなぎ貫」。今回は省くが、「座板」の下に板が来る。「幕板」。
さて、脚の部分は 45mm 角で作ろうと思ったが、38mm 角の端材 1m 2本が手に入った。(55円 x2)これで良いか。貫も 30mm 角(1m x 1.5本 約100円)で済ませてしまおう。
野地板は 1枚あたり 132円 で 2枚使う。木材だけなら 材料費 474円か。
とりあえず、座板は 480mm x 480mm と決めたつもりが・・・ 465mm x 465mm に変更している。確か吊るすのが前提で少し小さくしたのだった。
105mm 幅の野地板で作るので、中心は -52.5mm 内側のところ ここに 38mm 角の中心を合わせると 38mm 角の端は 33.5mm のところ。0.5mm を切り捨てて 33mm としよう。それに合わせて 52mm の所に 10mm の穴をあける。

最新の設計はこうなった。変わり映えがしないように見えるが、サイズの調整と、貫の木組みの方法。
エの字の接合は、上下の貫に 5mm の切込みを入れて接着。接着後、穴を空けて 10mm x 50mm のダボを打つ。これで捩じれない。
貫と脚との接合は脚に 10mm の角穴を空けて差し込んで接着。同じく後でダボ打ち。
この設計では、
貫:358mm
つなぎ貫:356mm
脚:386mm
上から見て 414mm x 414mm 。座板は 33mm づつ大きいので、480mm 角 -- ちゃんと合っている。
座面の高さは、410mm のつもりだが、同じように 5mm の角穴を彫るかも。そうすると 405mm 高。410mm というのは今使っている折り畳み椅子をもとにした。
10mm x 50mm の木ダボは、Amazon でも売っているが、アリエクで 50本 468円。ただし何時届くか。今は木箱を作っているので、3週間ぐらい待てるので問題ないが。

座板を置くとこんな感じ。ちょっと頼りない感じだが、撓ませたいのでこれで良いのだ。

背もたれもいずれは付けたい。が、撓むのであれば、その後に取り付ける。デザインがイマイチだが、2x4を 7度で斜めに切って支柱にするつもり。725mm 長の対角を切るとちょうど 7度。少しVにすると良いのではとか考えているが今はここまで。背もたれもアイロンで曲げ木したい。
塗装は防腐剤のクレオパワーで。座面には屋外用のニスを塗りたい。

実は30cm立方のを以前に作ったのだが、出来が悪い。ウレタンニスを塗ったのだが、色むらが酷かった。また台として作っただけなので強度に不安がある。扇風機を置いたりして重宝はしているのだが、作り直したい。
在庫処分のカンペハピオの「油性ウレタン着色ニス」だったのだが、もう使おうとは思わない。というかどういうニスを使うにしても着色してからクリアの方針。
30mm 角 1m の荒木 4本+30cm 角の合板で作る。木取りは 288mm x4(脚)+250mm x 7 。
今回は少し削って引っかけるようにしてダボ打ち。鑿を多少使えるようになったので、こういう設計も出来るようになった。ダボは 6mm 2 本または 8mm 1本。幕板のところはそうせざるを得ない。屋内用なので、塗装は例の調合した色+ニス
クレオパワーけやきに 1/30 墨汁と 1/30 インクジェット用マゼンタを混ぜて 2倍に薄め3度塗り。これでお気に入りのマホガニー色になる。何故お気に入りかというと昔の家の漆塗りの長押に近い感じだから。
その上で、つやけしクリア 3度ぬり。さらに天板は トップコートを塗る。
ダイソーの書道コーナーにて、「朱液 (35ml)」なるものが売っていた。顔料インクであり、水で薄めることが出来る。これをインクジェット用インクの代わりに使ったらどうか? 一度試してみよう。
このミニ椅子は、1本 66円の 30mm角1m x4 = 264円と 一枚 55円の 合板端材 で木材は 319円。木ダボは 買い置きしてあった(今は売っていない) 8mm x40mm 40本 110円が 10本と 6mm x40mm 8本。塗料は一般的に高いが、ほぼ手持ちで済む。トップコート 110円ぐらいか。
こんなものでも 原価 500円ぐらい。少し昔の物価が安かった頃なら買っても 1000円しないような気がする。
30mm角1mの荒木は売っているときと売っていないときがある。ストックはあるが、こんな調子で気軽に使っていればすぐなくなる。見つけたらまた買っておこう。
さて、小さい方で練習。まずは、エの字の部分の木取りをした。上手く作れるかどうか? まずはこれだけ作ってみよう。
まずは脚貫の切り欠きの部分をのこぎりで切る。あとは鑿で。あとサンドがけ。電気かんなはかけたのだが、まだナイフマークが残っている。組んだ後ではできない部分だけやっておく。
まずは接着してクランプをかける。300mm のクランプがあって良かった。その後ダボの穴をあけるのだが、最近は細いドリルから。3mm, 4.2mm, 6mm , 8mm 垂直を確認、修正しながら。なお鉄工用を使っている。深さは 40mm +α。 出来たら 45mm 。
格安で買った 三角のサンダーを初めて使ってみた。TACKlife というブランド。付属のペーパーは #80,#180 。#180 を使ったが思ったよりよく磨ける。小さな面積ならこれだけで十分な感じ。
あとは、座板のサイズの確認。4枚買って丁度 30cm x 30cm が2枚あった。あとどれも平面ではなく少し曲がっている。が、クランプかけて接着すれば大丈夫だろう。とにかく材料は確認できた。

調色した色のサンプル。上が最近作った台。下に見えているのが、アサヒペン 水性ステイン(マホガニー)+ニスのテープル。全く同じではないが、だいたい再現できている。
ところで、ニスではなくラッカースプレー(クリア)だとどうなのだろうか? 発色テストをした端材があるので試してみよう。ニスの上からさらにラッカースプレーはダメだと思うのだが、それもやってみる。
・・・やってみたところ、ステインもどきに直接だと 下のステインは別に問題はないが、どんどん吸い込んで2回吹きで木目の堅い部分のみテカテカになった。ニスの上だと1回吹きで同じような感じ。あと特にニスが溶けたような感じはしない。水性ニスもトップコートも同じ。
とりあえずエの字の部分は接着完了! ダボはまだ。穴あけを木工用ドリルでやるか 鉄工用ドリルでやるか悩み中。木工用ドリルはダイソーのものしかもっていない。木工用ドリルはいきなり 8mm とかを使うのだが、刃の形が問題で綺麗な穴をあけられないなら、鉄工用のほうがマシと思える。木工用ドリルは一方がケガキで溝を付けて行って 一方がスクイで木を削って行く。この形にヤスリを使って自分で研ぐことも出来る・・・というか高級なものもそうやってメンテする。
https://www.youtube.com/watch?v=O4VpOMJYWlc

この動画で説明されているが、まともな木工ドリルはこんな構造をしている。スクイ刃はほぼ水平に刃がついていて、ケガキ刃は垂直に刃が付いている。
ダイソーのものは、2枚刃の普通のドリルの形状を変更しただけのもので、本質的に違うものなのだが・・・せめてスクイ刃とケガキ刃のようなものに研ぎ直したい。
スクイ刃は、水平になるよう削り、内側も削る。ケガキ刃は悩ましい。内側をタテに削って刃角を付ける。ただ、先端がとがっているので、綺麗にケガくことが出来ない。まともな木工ドリルのような形状にしよとすると低くなってしまい、スクイ刃の方も相当削ることになる。
一応 6角ビットのまとも(そう)な木工ドリルは持っているのだがサイズが 9mm,12mm,15mm 。どれもダボには使えない。あと、ダイソーの木工用ドリルセットはもう売っていない。
SUN UP 木工ドリルビット 5本組 SWD-51 918円
ダボ用には、多分これが良いのではないかと。変なものをだましだまし使ってもしょうがないような気もする。
https://www.youtube.com/watch?v=kNA_O2P8XeI

こちらの動画の方がわかりやすいか。
まともな木工ドリルは、刃が鋭角。ケガキ刃、スクイ刃で 40°なさそうな感じ。2枚刃の木工ドリルだと 60°? 少なくともケガキ刃が切れないと綺麗な穴にはならない。
まぁ組んだ後でもダボは入れられるので先に進む。次は脚と 幕板1つでコの字を2つ作る。こちらは接着だけでは不安定なので、組む前にダボを打つ。

これが出来たら、エの字と座板で組んでしまって、最後に幕板2枚を差し込むことにしよう。
あれ? 切り欠きの向きがおかしい。こんな風に作ってしまったらエの字を組むのが難しくなる。

こうでないと、エの字を嵌める切り欠きも修正しづらいし。
なんか組み方間違いのような・・・

今、エの字を仮に嵌めて接着中。だが、脚貫、幕板とで四角に組んで最後に座板とつなぎ貫が良かったと思う。コの字では不安定なのだ。・・・なのだが、大きな方は逆にこんな風にしようかと。元々は幕板なしの予定だったが、左右は幕板ありにして、前後はなし。座板を湾曲させたいが、左右方向だけで良いかな、なんて思うようになった。
さて今度は2組目を接着中

こんな風にして、間にビニールを挟んでクランプで固定しつつ接着。精度が悪いというか、角材の太さがまちまちなので、そうぴったりにはならない。
あと1組目は 8mm のダボを打った。ダイソー木工用ドリルを研いだので綺麗な穴が空いたのだが、掘るスピードが遅い。そのうち軸がぶれて すこし 8mm より大きくなった。5-7mm ほど掘ったら鉄工用ドリルに代えたほうが良かったか。さらにコの字では下側の幅が安定しないので、あて木?をビス止めしておく。
これで3つのパーツが出来る。それぞれを磨いたり整形したりしてからいよいよ組み立て。前作より出来が良くなるようにしたいが、どうなるのだろう?
・・・接着剤を垂れるほど塗ったので、結構広い面に付いている。表面を削れば良いだろうと高を括っていたが、そうではなかった。結構染み込んでいて取り切れない。塗装するときに目立つかも。
ほぼ関係ない話だが、Amazon の 10mm 木ダボセット。

この 深さ調整用の治具にはネジが2つ付いている。1つだとどうやっても上手く止まらずにナナメになってしまっていた。そうだったのか。手持ちのものにタップできるかいずれやってみよう。
あと気が付いたこと、ダイソーの木工用ドリルセットは、溝が2重に付いている。似たようなものとして、高儀 EARTH MAN のドリルセットは溝が1重で銀色の部分が多い。どういう違いになるかと言うと、溝が多いと手振れで穴を広げてしまう・・・ような気がする。
とにかく先に進める。

現在左の状態。コーナークランプでガイドした上で切り欠きの部分を 30cmクランプで押し付ける。さらに、実はエの字の上辺と下辺は平行でないので、3本目のクランプで矯正中。
これが終わったら、右のように接着するのだが、コーナークランプはそのままにして2本追加。残った幕板2本も同時に接着したいところだが、30cm クランプが足りない。そのつぎに接着する。
座板は最後にした。角材の幅は一定でないので、組み終わってから幕板を平面に調整する。座板は少し曲がっているので、下をしっかりさせてから接着。
・・・しかしたまたま 30cm のクランプを持っていたから良いものの、大きい方は同じやりかたが出来ない。
どうする?
60cm のクイックバークランプは4つある。ただし重いし取り回しが面倒。屋内ではちょっと扱いたくない。秋の天気が良い日まで待つか。
図の右側の接着に入った・・・がなんか捩じれている。しょうがないので、残りの幕板2本を仮組みしてクランプで固定。今はコーナークランプ4本に 30cm クランプ4本がけ。
おおきな方のつなぎ貫は板の方が良さそうな気がしてきた。撓むが捩じれないという構造にしたい。
さて、接着が完了したらまず木ダボを打つことにしよう。これでガチガチにして あちこち削る。手かんな出来れば良いのだが・・・無理そうなら根気よくサンディングするしかないか。電気かんなは、なにかやってしまいそうで敬遠したい。
さてさて、最後の幕板も接着!。ただし隙間が5mm ほどあるのを無理やりクランプで締めつけたので剥がれるか不安。座板を貼ってしまえばもう大丈夫なのだが、先に整形する必要がある。クランプを外さなければ大丈夫だとは思うが・・・。
遂に座板を接着するところまで。
最初に整形だが、2mm 程段差がある。これを三角サンダー #80 で削ってみたが、いけた。面積が大きいと難しいとは思うが、2mm ぐらいならこれで大丈夫。
座板の角が1つ浮いていたので 30cm クランプで押さえる。完全に固まるまで 半日ー1日ぐらいか。また浮いてくると困るので、放置しておこう。次は全体を磨く。多少寸法が小さくなっても構わずやってみよう。
今作はパテとか使わない。隙間がないわけではないが、それでよしとする。そこだけ塗装のノリが悪いと思うのだ。プライマーを塗ると良いような気がしないではないが、着色は浸透性がある防腐剤なのでプライマーもどうかなという気がする。
ところでクランプは、
30cm F型 4本
コーナークランプ 4本
20cm ダイソー F型 8本
を使った。F型 8本 は最後 座板の接着で使用。座板が曲がってなければ 8本がけもする必要はなかったが、しょうがないところ。
接着剤は、すべてタイトボンド。屋外で使う大きい方は PIボンドを使うつもりだが、やっぱり使いにくい。あと PIボンドは接着後当面は柔らかく刃物で削ることが出来るが、完全に硬化するとカチカチになる。放置しておいた容器を見ると、薄茶色に変色している。
PIボンドは 架橋剤 5cc とすると 主剤 34cc 。230〜270g/u ということなので これで 1700 cu ほど塗れることになる。短時間で40cm x 40cm ぐらい塗って使い切るというのはかなり難しい。
主剤 5cc に対して 架橋剤 をスポイトで何滴かというやり方の方が良さそうに思うのだが、何滴なのか? 一回精密なハカリで見てみよう。0.75g
6g として塗り面積は 220 〜260 cu ぐらい。これでも全然多いが、これ以下はちょっと無理。
ところで、良く使う杉の荒材がないか見に行ってきたが、なかった。1820mm のものならあるのだが、一本 390円ぐらい。よく買っているのは 1m 10本で 660円。単価 3倍! 思うに節を見たことがない。規定の長さを取れない端材を集めてときどき放出ということなのかも。しかし節がないとは言え荒材で 390円は高いような。別の店も見たが ホワイトウッドが 415円。赤松が 492円。この赤松を以前使ったとき、のこぎりの目が詰まるほどヤニが出て閉口したのだが、節がなく木目が綺麗そうなのを2本確保。なにか上等なものを作りたいとき使ってやろう。
ちなみに杉荒材 1m は 18本あった。あまり気楽に使っているとなくなってしまうが、 まぁしょうがない。40x30 の野縁なら KD+プレーナー仕上げの杉材が 1本あたり 253円で買える。これを使うようにしていく。
さて、そろそろ本番。座板の材料は切り出してあるのだが、進捗が止まっていた。そろそろ接着していきたい。
・・・と 思って墨を入れようと積み上げてみて、じっくり見ると・・・これでは 100mm角の角材と同じではないか。正確には 105mm x 96mm 50cm 。これだけの体積をたかが椅子の座板に使うものだろうか? 座って湾曲させるなどとんでもないような気がして来た。ちょっと考えなおしたい。
ただ、使っている椅子が危ない状況になってきている。時間をかけて検討しても良いようにつなぎで補強しておこうと思う。
具体的にどうするか?
30cm 角の合板の端材があるので、これに穴を空けて荷造り用のロープで吊るす。布の座面の下に設置してこれ以上荷重がかからないようにしたらどうだろう。隠すから見栄えはそう悪くならない。2,3か月持てば良いのだ。PPロープで問題ないはず。
ほんとやばいのだ。座るたびに座面が破れるのでは?とひやひやする。早速作業しよう。
穴は 8mm にして、辺の角から 3cm,1.5cm のところに空ける。角2つづつで合計8つ。あとは角は落として面取りしておく。貫通穴を空けるときは、あて木をするか 中心が小さく貫通したら裏から空ける。研いだ成果なのかまぁまぁ綺麗に空いた。紐は荷造り用(PP) 3.5mm 。
これを縛りつけるのだが、布を良くみたら既に破れているところがあった。危ない危ない。座面が高くなったので、座り心地は少し違和感があるが悪くはない。使っているうちに少し下がってなじんでくるはず。これで大丈夫(かな?)。
これで椅子作りはゆっくりできる。時間があるのなら、やはり曲げたい。穏やかな天候になってからアイロン作戦。
濡らしたタオルなどを巻いて、アルミ箔で包む。そしてアイロンで熱して曲げる。曲げたいRになるよう型を作って押さえるとのこと。好みの深さになるよう作業台に板を置いて端をクランプで押さえつければ良さそう。野地板を貼り合わせた 24mm があるのでこれで型を作ろう!
「加熱時間は、材の厚み1mmに対して1分が目安」とのことで 12mm だから 12分。8枚やるつもりだから 加熱だけで 96 分! こんなのは猛暑のときには出来ない。
https://www.youtube.com/watch?v=jacdEUBkyU4
この動画がそのまんま。片面 10分か! 加熱だけで なんと 160分!
1枚曲げたら、その上に重ねて2枚目を曲げる。冷却した後は PIボンドで貼ってクランプで押さえつける。しばらくしたらもう元にはもどらない(はず)。
これは屋外で使うので耐水性のある接着剤を使う。PIボンド もしくは、手持ちの 「床いちばん」。「床いちばん」のデメリットは接着に時間がかかること。メリットは柔らかいので加工するとき刃物を傷めないのと、充填に向いているので隙間ができない。PIボンドは短時間でクランプを外せる。接着力が強い・・が面を接着する場合は特にメリットにはならない。完全硬化してしまうと随分と硬くなってしまうので刃物を傷めないか心配。

50cm の野地板を 24mm の深さまで曲げるとこんな感じ。こんなので良さそうな気がする。
なおこれは CAD上では 2x6 を削って作ったモデル。曲げるという概念がないのでしょうがないが、削って湾曲させた椅子は実際にある。実物を見たがもったいないと思ったのと、木目が変で違和感があった。
あとイメージでは、背もたれは 7°傾斜。
作業の都合もあるのだが、1つ作り終えたら、それを型に他の3つを作る。他は R が僅かに大きくなるはず。そして最初のやつは座面中央にする。
ヨシ、これでイメージは成った! 要するに秋までおあずけ。
そういえば、簡易たわみ計算という変な機能があったのだった。椅子なので、一枚だけに荷重がかかることはないとして 40kg の荷重がかかるとしよう。

野地板 1枚でも 2.7mm しか曲がらない。2枚合わせだと 0.3mm 。1枚に 80kg かけても 5.4mm 。座っていればそのうち曲がるだろうというのはとんでもない間違いだった。
・・・
この座板と背もたれを 破れた例の椅子に取り付ければ良いのでは?という気もしてきた。別に高価なものではないし、2つ作ってもいい。ちょっと検討してみよう。ちゃんと作るのであればPP製ロープは嫌である。
ダイソーの 洗濯ロ−プ 約5m がポリエチレン。他に アウトドア用品の ハンガーロープも ポリエチレン。どちらかが使えそう。近場のダイソーでは 青色の洗濯ロ−プのみだった。青ではちょっと。
全く関係ない話。驚きの動画を見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=cfiQxFqco34
なんとナメたネジに重曹を持ってドライバーで型を付けて瞬間接着剤を垂らすと・・・ネジが回せる・・・かも知れない。
他に、バカになってしまった木材のネジ穴補修。一回充填して穴あけからやり直す。
これは覚えておく価値がある。
今回の小さな椅子への応用だと隙間やダボ打ちでの窪みなんかの充填。もう塗装を始めてしまったから遅いが、パテよりうまく出来そう。
曲げの話に戻る。

これは型の形。200mm 24mm 厚の板を微妙に削る。両端の厚みは 21.1mm 。曲げる板を 50cm として両端が作業台につくようにする。もし 400mm の型を用意するならば両端は 11.2mm 厚 。どうせ完全なものは作れないだろうから 上の動画のように長くしなくて良いのでは? 200mm で良さそうな気がする。それよりも2つ作って1つは裏側を削って少し前後に傾斜させる? そっちをやりたいような・・・。
一応他のサイズも計算しておこう。250mm の場合 19.4mm , 350mm だと 14.6mm 。
完全に関係ない話。コーヒーを良くのむのだが、面倒になって粉ばかりで淹れている。とにかく安いやつということで、今は緑のパッケージの MJB 。907g缶と 600g の袋で 1462+ 835円とか。あれ? 缶はヨドバシの方が安い! 1330円+ポイント。
それは良しとして、豆が残っている。賞味期限も2か月ばかり過ぎた。しけっているので、とりあえずレンチン。20g あたり 30秒ぐらいが適切だそうだが、レンチンしたビンが曇っている。もうすこしやるか。あと手動のミルを洗ってみたら、セラミックの挽くところ(臼?)にヒビが! そろそろ使えないのか! ・・・これを挽いたら粉ばかり買うことにしよう。
まぁ割れてしまっても、重曹+瞬間接着剤か。
https://www.youtube.com/watch?v=fvCR_7nS-SI
木曲げ動画。すごい雑な作業をしているように見えて完璧。英語のタイトルだが、道具に見慣れないものを使っていないし、日本人の職人っぽい。
しかしお湯かけただけで曲げてる。曲げた後は接着剤を付けて型に戻す。緩いカーブだとお湯もかけずいきなり接着剤。接着剤と型の間にピニール等も挟まない。分量も完璧ということか。
ホゾ組みした後にダボ打ちで栓をしているが、接着剤は付けていない。(ホゾ組み自体は接着)
もっと関係ない話。最近は行水というか水風呂に良く入る。朝方、水を張ったが 23.1℃。これにキッチンハイターを 160ml 。プールみたいなものなので、しばらく使える。23℃だと冷たくて浸かる気があまりしないが、28℃以上になるとぬるい。ほおっておくと 27〜28℃ぐらい。 猛暑になると 30℃ぐらいにまでなるようだ。ニスを塗る等外で作業を少ししたら、行水かシャワー。頭の皿が乾いてしょうがない。
ニス塗り。着色ニスは使わないと書いたが、小さい椅子の座面がどうもステインもどきではうまく行かない。木目がないのでムラが目立つ。その上夜間も放置したので夜露にあってシミのような感じにもなってしまった。昔買ったウォールナットのダイソーニスが封を開けないまま保存してあったので、とりあえず合板の座板だけマスキングして塗ることに。原液だとなにか伸びが悪い。天気が良いので塗ったそばから表面が乾いてくる。あとで、水を塗ってならす。2度目も同じようにした。座板だけ違う色というのはアリだと思うので、気が済むまで塗って座板の塗装を完成させた後、他をどうするか決めよう。
さて、曲げ木の型だが、20cm ちょっとの端材が結構あり 20cm で作ってみることに。2セット準備。気が早いのだが、お湯をかけただけで曲げている動画を見てしまうと出来るかな?なんて思ってしまう。実は一度やったのだが、10kg 程度の重石を両側に置いただけではほぼ曲がらなかった。

なるほど 右の方 56kg 以上の力ならば そのままでも 24mm 曲げられるのか。10kg では足りないはずだ。10kg だと 4.3mm 。80℃以上で曲がって元に戻らないらしいので、やっぱりアイロンを使ってやってみたい。練習用に以前失敗した板を使ってみよう。この板は割れが入っていてあくまで練習用。

曲げるとしてどうなるか?検討してみた。まず座面の高さは 40cm で背もたれは 78cm 。これを決めた。
で、座板の奥行が短くなると、後ろに余裕が出来て何故脚を上まで伸ばさない? ということになった。そうなると材料が足りない。前脚を野縁にして横幅を揃える。あと幕板も野縁にして荷重がかかるので 40mm を縦方向に。エの字は多分強度がいらないので 30mm 角。他に補強がいるかも。背もたれによしかかって前脚を浮かすようなことをしても変形しないような。これは全部出来てから金物で対応することにしよう。
・・・しかしこうなると、背もたれの支柱も曲げたくなる。38mm 角を曲げるのは難しそうだが、野地板3枚重ねなら可能であるはずだ。・・・というかむしろ簡単?
800mm の胴縁(45mm幅)を 同じ型を使い 200mm の部分だけ型通りに曲げると・・・だいたい良さそう。これを3枚重ねるとだいたい 45mm 角。
材料も含めて再検討。後ろ脚は背もたれまで伸ばして 80cm で。これを例の型で中央部だけ曲げると、背もたれの傾斜はだいたい 7°。材料は胴縁3枚貼りで 2m が 3本。あまり 40cm が 6本。そうなると 前脚もこれで作れそうだ。胴縁は KD杉が 10本束で 1518円だったはず。もう使い切って持っていないので新規購入。あと幕板は前後方向に超頑丈にしたい。金物を使う予定だったが、幅が広くて厚い板の端材があった。これ使えるか?うーん、105mm 幅 27mm 厚が 43cm 2枚ある。ただオーバースペックのような。重いし。
重さを測ってみると・・・1枚 640g 。野地板は 50cm 2枚で 500g 。野地板と比べて体積 0.97 倍なので確かに比重がある。
KD杉を使うのであれば、同じ KD杉の貫(90mm 幅)を使えば良いか。これはストックが数枚。
・・・なのだが、荒材の胴縁(15mm 厚) 1m というのもあった。15本束だったと思う。これを使って前脚は 45mm 角で良いような。デザイン的に前脚も貼り合わせて作るなら 6本+2本。
荒材のみで作るというのはテーマとしてアリか。新規で買わなくて済むし、それでいくか。多分 PIボンドなら貼り合わせた方が丈夫になるだろう。屋外だと割れが入ったりするのだが、接着剤のところで止まる。
他の設計としては、コメリで買えるものだけで作るとか・・・作らないけど。
赤松 KD材 胴縁 45x15 1985mm 198円
杉KD胴縁 45x15 1820mm 128円
売っている店が限られるようだが、こんな価格。ちなみに 近場のコメリでは在庫もないし、注文すらできない。あとコメリの木材は現物見ないと。近場の地元ホムセンだと 杉KD+プレーナーが 10本 1518円。90mm 幅の貫は 5本束で同じ 1518円。
・・・ここでは、杉胴縁程度簡単に手に入るのだが、カインズなんかでもほぼ買えない? どうせ接着してしまうのだから野地板を切って作るという手はあるが・・・
まずは、手元の荒材胴縁が曲げられるかどうか? 一番最初に試そう。
さて、他の設計だが、いろいろ検索して画像を見ると・・・背もたれはかなり湾曲したものが多いが、座面は少しへこんでいる程度。図面のものは、ちょっと曲げすぎかなと思わないでもない。再考の余地がある。これは背もたれを作ってみてから。どんな風になるのか? 設計通りのものになるかどうか分からないし。


デザイン更新。幕板は 野地板2枚を貼って 75mm 幅に切る。90mm でも幅がありすぎる気がする。前脚は、80cm で曲げて半分に切る。後ろだけ曲げるというのは収まりが悪いような気がして来た。胴縁 3枚貼りを 3つ作る。エの字の貫はかざり・・・になるようがっちり組みたいのだが・・・ダメなら左右にぐらつかないよう補強が必要。幕板と座板の接触面積はかなりある。ここをしっかりさせることが出来れば良いとは思う・・・のだがどうだろう?
座面を傾斜させたらどうか? 前側を下に 3°。幕板を野地板にしたから、後ろが高くなっても対応できる。球面に近くするために角度を変えていくのもアリ。0°、1.5°、 3° とか。大体リラックスする椅子ではなく、作業用なので立つことも多く前のめりでも構わない。

こんなのでどうだろう? 0°、2°、 4° 幕板は 75mm - 95mm ぐらい (まだ精査していない)。2枚貼り 24mm 厚の 幕板を「大入れ」にする。下の 30mm 角 脚貫も大入れ。深さは 1枚分〜 20mm ぐらい。ピーアイボンドで接着して最後にダボ。座板は 10mm x 50mm を 6本。
幕板を凹に削ることが必要なのだが・・・どうする? 動画で見たのは 「南京かんな」を使っていた。いや、のこぎりで切って内側サンディングで良いはず。そんなことより座板と幕板を平面で先に組まないと。後でやるとガタガタになりそうだ。
とにかく曲げ木を早くやってみたくなってきた。一応 200mm の型は作った。こんなもので 800mm を滑らかに曲げられるのか? なら練習用の 野地板で曲げてそれを型にするか。
こういう構想も曲木が出来てこそ。まずは、スチームアイロンの確認。ずっと前に曲木してみたいと思って買ってあったのだが、封も開けていない。「スチームアイロン SI-103」という商品。
そうか! 風呂場でやれば良いのか! 湯舟に渡せる長さ(85cm)の木がある。野地板を2枚貼ったのが2本。これを重ねて 48mm 厚。(これはこたつの下に敷く用) 。クランプ5本。クランプは曲げていくと他が緩むので湯舟に落ちる可能性がある。気を付けよう。布は古くなった日本手ぬぐい(ダイソー)。時計も風呂に付いている。必要なものは準備した。
いよいよ曲げ木に挑戦。アイロンは 合計 20分。・・・クランプを端4点がけ。バランスを取りながら台の木に接触するまで締めていった。一応ミシミシという音はしなかった。後は放置して元にもどらないかどうか? と、尻に敷いてRがこれで良いかの確認。
これが上手くいくなら胴縁(15mm厚)もやってみよう。1本が上手くできたら、後は同じRのものを2組作らないといけないので2本同時。全部で 50cm 野地板 8枚、胴縁は 85cm に切って 9本。手際よくやらないと終わらない。曲げる台とアイロンをかける台を別に用意して、曲げる台に次々と重ねる。曲げる台待ちがネックだから お試しを別にして、野地板4回、胴縁2回。天候関係ないし、これならやれる範囲か。あと接着があるが、これは屋内ではやりたくない。
さぁ、どうなったか? クランプを緩めると 20mm ほど浮いてきた。要するに 4mm ぐらいしか曲がっていない。失敗だ。
2回目。多分何度でもやれば良いはず。こんどは 25分。さらにクランプを締めた後で 手ぬぐい置いて4分。
・・・なのだが、また戻るような気がする。加温が足りない? 思えばアイロンの温度調整で OFF になっている時間が短い。スチームありでやるべきなのか?
次、胴縁。15分ほど加熱して、野地板にさらに被せた。野地板はクランプ4本のうち 2本外したが、やはり浮いてくる。まぁこれは型の上に置いて使うので完全に曲がらなくても・・・
胴縁もたいしてまがらない。今は2枚目も重ねて押さえつけているが、2枚目をつけようとクランプを外したらハネ上がった。
風呂場をいつまでも占有するわけに行かないので、一回外して撤収。どれぐらい曲がったのか見て見ると・・・
野地板 目標 22.4mm 現在値 10mm
胴縁(下) 目標 14.7mm 現在値 6mm
胴縁(上) 目標 14.7mm 現在値 2mm
だった。目標は図面上の値で、参考値。うーん、胴縁は外したときよりだいぶ戻っている。
こんなやり方では埒が明かない。やり方を少し変える。まず、日本手ぬぐいはやめて タオルふきんに。水の保持力が低すぎるのと大きすぎて厚いところと薄いところが出来てしまう。あとアルミホイルをけちらない。水蒸気を閉じ込めるラップの代わりなのだ。
野地板からやりなおし。18分。開いてみるとホカホカで今までとちょっと違う。今度はどうか?
ただ今回は片側も外さない。クランプをずらして真ん中を使って胴縁をやる。
次、胴縁(下)。15分。今回はあて木をして台まで曲げない。本当に曲がってしまったら曲げすぎ。目標 14.7mm と書いたが、図面上の話で 野地板と同じだけ曲げるつもりだった。あて木は 野地板の端材で 12mm 厚。
やはりホカホカ。タオルふきんの場合アイロンを押し付ければ蒸気が端から出て来る。また外すとき布は触らない。やけど注意! 下に洗面器を置いてそこに落とす。アルミホイルはすぐ冷えるので大丈夫。
絶対上手く行くと思ったのだが、胴縁(上)を曲げようと胴縁(下)を外してみたところ・・・元に戻った。しょうがないので胴縁(上)だけを付けた。

とりあえず、今どうなってるか写真撮影。
写真判定では、胴縁をこの通りに曲げると 片側 5.5°の傾斜で 脚を垂直にすると 11°。図面では 7°のつもりなので 曲げすぎ。 15.3mm なら 7°ぐらい?。
実測したところ片側 7° 。上下に対称になるようにすれば問題ない。曲木と言っても 脚の太さより曲げが少ないわけでこれぐらいは曲がっていないと曲木と分からないぐらい。
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/steam_iron_bending/
数日間よく乾燥させてからでないとカーブが戻る? が、アイロンの場合は冷えたら外して良い。
布、アルミホイルを外さないで曲げる! ・・・ホカホカだと喜んでいる場合ではないようだ。80℃を下回らないうちに曲げてしまわないと。
再度トライ。もうそろそろ手際よくやれるようになりたい。
今回は 1) 水に浸ける。2) アルミホイルを付けたまま曲げる。3) アイロンをしっかり押さえつける
先ずは 胴縁から。18分アイロンがけ。どうせ元に戻りそうなので、あて木を止めて台に付ける。
30分ほど休憩したら 次。今度は上に重ねない。
さて、1時間ほどで一回外してみた。スプリングバックして 36mm 曲げたのが外したてだと 15mm 程に。20mm も戻るわけだが、割と弱い力で台につけられる。なので2つ目は重ねることにした。両端を揃えておかないとねじれ具合が違ってくるのが嫌なのだ。
3本目も行って。しばらく放置したら接着してしまおう。接着も放置しないといけないが、型はもうひとつあるので、外の作業台でやる。
しかし木工用ボンドの使いやすいこと。本当はタイトボンドVを使いたいところだが、ピーアイボンドを使ってみる。2液性なので面倒。胴縁1回分は、382 cm^2 。塗布量230g〜270g/u なので 8.8g 〜 10.3g 。硬化剤は 15/100 で 1.3g 〜 1.54g 。3枚同時に貼って上手く行く気がしないので 1回1回調合か。
ちなみに野地板 50cm は 525 cm^2 なので 1.5倍ぐらい。
調合はダイソーの小さなカップ。材質は PET で 30個入り。一回一回測りで測る。硬化剤はスポイトで。何を使って塗るかというと歯ブラシ。
さて、胴縁 3本曲げて、もう外した。曲げの度合いは 下が一番大きく最後にやった上が一番小さい。要するに端に全部隙間ができる。これをクランプで止めて合わせると・・・ 14mm だったのが一晩で 6mm ぐらい。
まぁいい。まだごれだけ曲げるか決めていないので後回しにして背もたれをやってみる。24mm の型よりもっと曲げたいので型の下に野地板を置いて 36mm 。背もたれはこれぐらい曲げても良いし、
背もたれ1枚目。外したところ 36mm が 12mm ほどに。これに2枚目を重ねる。あれ? 36mm まで曲げられない。無理をしても割れたりしそうなので 5mm ほど浮かして固定。
なぜ動画では上手くいくのだ?
https://www.youtube.com/watch?v=XsAbtU0qGfQ
30mm 厚の けやき を曲げているぞ。ちゃんとやっている人は、みな鉄帯を使っている。この差? 確かに均等に力がかかるので有利ではあるが、折れたりしない限り関係ないはず。だいたい鉄帯では 90°とか 180°曲げてる動画が多いし。
水に浸けている時間が長い・・・が、小口からしか水が沁みなくてあまり役には立たないという話もある。
布はタオルか。ふきんでは水の量が少ない? 次から2枚つかってみよう。
うーん。手際が悪いのが理由?
そういえば、ずっと型として使っていた練習用野地板はどうなったか? 外して一晩たった。15mm 。木表を凹になるようにして、しかも角をクランプしていたので 幅方向にも湾曲していて座板には良さそうな感じ。だが、背もたれには曲げが足りない印象。今クランプで押さえている 31mm 〜 36mm ぐらい曲げたい。
なお、何mm とか書いているのは、「簡易たわみ計算」の左側の値。
https://kagu-diy.com/diy/mokkou/isu
そろそろどう組むのか?もこれを参考に考えたい。幕板を脚に付けるのはやはり10mmダボ2本で良いか。50mm なので 脚は 1枚分彫り込んで大入れ。接着後外から穴を空けて完全に打ち込む。脚側 30mm, 幕板 20mm 。そんなことより、幕板と 座板の接合が難しい。座板は左右に曲がっているが、切り欠いて水平に接触するようにしよう。幕板の上面は多角形になる。最初は水平で 次 4.2mm/120mm の勾配。その次 8.4mm/120mm 。+12.6mm なので 前脚側が 75mm とすると後ろ脚側は 87.6mm 。こういう複雑な形をさらに内側にナナメとか無理。90mm 以下なら貫を使うか。何本かストックがある。
肘置きは、あとで付ける。自分に合った位置が決められない。作り方は 座面の隙間 15mm を広げて 30mm 角の棒を立てる。後ろ脚を切り欠いて野地板1枚を嵌める。多分薄くて違和感があると思うので、上にもう一枚貼り付ける。
こうやって頑張って作っても不格好になりそう。あと屋外用で杉というのはどうなのか? 堅木を使うべきだと思うのだが・・・ホムセンで買えるのは、アカシア集成材ぐらいなもの。コメリだとまぁまぁ安く買えるが集成材を曲げたり出来るのか? 作った椅子が気に入ったら、アカシアも行くか?
アカシア集成材は 1820x910 15mm 厚が 5980円もあるが、910mm 長 15mm のものがいろいろある。910mm 長を木取りしてトータルで幅がどれぐらい必要なのか?
910mm 脚 45mm x3 x3 = 405mm
450mm 幕板 (90+75)x2 165mm x2
450mm 背もたれ 105 x2 + 450mm ? 座板 105 x 3 x2 = 420 x2
ごの分の合計は、910mm x 990mm で他に 肘置きとか 脚貫、つなぎ貫がある。
1820x910 15mm 厚を買えば足りる。1820 x 400 + 910 x 400 でも同じぐらいの価格。
1820mm を入れるのは、座板の長さを稼ぎたいため。450 x 1820 で 480mm が取れそう。

切りしろなしで木取りしてみた。1810 x 840 。脚は沢山切るので切りしろを考慮すべきだが、今使っている胴縁は 45mm ではなく 42mm 程だった。なので切りしろ込みで 45mm とする。なお、重量は 1820 x 910 15mm が 14.9kg 。3/4 程使うので 12kg 弱になると思われる。
曲げられるかテストしたいところだが、手持ちの端材ではちょっと無理。9mm 厚なら安いのがあるが小さなものしかなく、15mm 厚をテストしたいとなると・・・大きなものしかない。
ちなみに コメリではアカシア材の「フォールディング ラブベンチ」(椅子2つ)が 17800円。余程気に入らるのでなければ、買った方が良さそうだ。
さて、背もたれ用2枚を曲げて見た。型の下に野地板を敷いたので 36mm 目標。 A と 1 。これはクロスで作ろうと思っていた時マーキングしたもので、A は上、数字は下。数字のものは節があったりする。
しばらく放置して外してみたところ A は 15mm 1 は 10mm といったところ。A は一部角ばって曲がっているところがある。やりすぎた。
これはこれとして 座面 B。これを 1の上に重ねて曲げる。座面用は型のみにして目標 24mm 。これからは曲げが不十分なものを型との間に入れようと思う。
https://www.momoda.co.jp/garden/gr_chair50.html
「アカシア ガーデンチェア」で見つけた椅子2つで 11500円か。これは曲木ではないようだ。
買いはしないが、背もたれの角度とか座面のカーブ、あと背もたれと脚の位置関係を参考にしたい。
なるほど 座面の奥行きは 32.5cm で前後のへこみは座板1枚分 12mm ぐらい。設計した椅子は前のめりだが同じぐらい。あと背もたれの前面は後ろ脚の接地位置から後ろにしてはいけない。背もたれはだいぶ斜めになっている。17°ぐらいか。前のめりの角度は 2°なので 15°相当。この値よりはだいぶ小さめにしたい。10°前後で良い?
あと座面の高さは 45cm 。これぐらいが普通だと思うが、作業台を 50cm にしてあるので、もう少しひくくないといけないのだ。作業台は立って作業もするが、座って作業もする。重いものを置いたりもする。今のところ椅子は 40cmm ぐらいが 丁度いい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f3c90306bd1bad1ff66760e579680d6925bbfff
「注意すべきは背もたれと座面の角度です。背もたれは110度ほど後ろに傾いているもの、座面は5度ほど前に傾いているものが、背骨のゆるやかなS字状カーブを保つのに適しています。」
なんだって? 座面 5°! これだと 3cm ほど反りあがってないと 。背もたれか。どちらかと言うと腰当があると良さそうな。
ベースのデザインを再考。

曲木なし版をまず描いてみた。肘置き追加。
肘置きは前に傾斜させたい。自分の肘の位置をちゃんと測って 高さを決める。横幅は 420mm だが、奥は 380mm 。あと、肘置きをしっかり作れば、後ろ脚は2ピースでもいけそうな気がする。ただ接合が問題。10mm の木ダボはあるが、正確に穴を空けるのは相当難しい。しかし・・・曲木もうまくいかない。7+7°となると 48mm 程曲げないといけない。
凹と凸に切って嵌めて接着とか、両方凹に切って別の木を接合する「雇いざね」という方法があるか。木ダボは横から打って外れないようにする。これで行くかなぁ。半端に曲げたのは使えないので、残り9本あるのだが、胴縁を接着するより 45mm 角を使った方が良さそう。これも後の話。脚の曲木は挑戦を続けて諦めたら。
しまった。幕板と競合するのだった。幕板と「雇いざね」で貫通する。なら凹を 15mm 幅にして、幕板は「片胴付き大入れ継ぎ」入れる深さは垂直に 20mm としよう。もはや太いダボを打つ場所がないので、「蟻型大入れ継ぎ」というやり方もある。ただし出来るかどうか? 「雇いざね」はアカシアの集成材の端材を切って付ける。脚の方に付ける場所は 25mm 。これでは不安なので 10mm はみ出させて 35mm としよう。これを垂直に立てる。用意できるアカシアの端材は 15cm 長 15mm 厚で、つなぎ目で切ると幅 43mm ぐらい。
・・・そういえばアカシアを切って作る場合、最初から「くの字」に切り出すことは出来そうだ。15mm を使うと書いたが 20mm もある。脚はこれを 2枚貼り付け。残りも全部 20mm を使って貼り合わせない。

上手くすれば 400mm 幅 1820mm 15mm 厚 (3980円,6.6kg) で木取りできるかも。15mm では貧弱な感じになると思うが、アカシアは杉の 1.36 倍強度がある。杉 20mm 厚相当。
他には脚をハの字にすることに。後ろに倒れることのないようにする。背もたれは前面に付けるのではなくて挟むような構造に変更。これで角度を少し稼ぐ。また、挟むようにしたのは、試してみて位置決めしたいため。ここだ!というところで接着して後でダボを打ち込む。

デザイン見直しがほぼ完了! 座面と背もたれは意地でも曲げる。曲げ具合が同じである必要はないし、殆ど曲がらなくても、見栄えが悪くなることもない。脚はやってはみるが、48mm きっちり曲げないとだめそうだ。あと曲げ具合も揃えないとダメだし、無理そうな気がしてしょうがない。
あと肘置きもできたら曲げたい。脚用に曲げトライのものを流用すると良いかも。
ああ、そうだ。アカシア集成材を使う場合 44mm 幅だと思われるので、その倍数を基本にして設計すると良いかも。とにかく屋外で使えるかもしれない堅木はこれぐらいしか入手できそうにない。接着剤がピーアイボンドと同じ種類のものであれば、屋外で使えると思われるが、コメリのものは安物で細い木を使っていると思われるので、天板などで使うと波打ってくるのではないか? 逆に椅子などはさほど気にならないかも。
もしアカシア集成材版を作るとしたら、44mm (42mm ?) で縦に切ってしまったのをベースにして作ると思う。ほぼそれだけで作れるものを考えてみよう。
ちょっと検討してみた

20mm 厚で こんなのを作るのにどれだけ必要か?
木取り図を見ると 30mm 2本、42mm 6本 86mm 1本で 418mm 幅。20mm 厚は 910mm 幅しか売っていないので 1つ買って2つ作れる。また 肘置きは付けていないが、付けるだけの材料は余っている。ちなみに重量は 8.8kg 。
仮に 2x4 や 1x4 を 切って使う場合は?
脚を 2x4 を半分に切って 3/4 本。
1x4 で幕板 1/2 本。1/2 に切ったり 1/3 に切ったりして 合計3本ぐらい? 今だと 2000円ぐらいか?
https://www.youtube.com/watch?v=QDE8yoZI_tk
2x4 だけで椅子を作る動画。座板が無駄にごつい印象で、逆に貫がなくて脚はやわそうな感じになってしまう。背もたれと後ろ脚は 2x4 を「くの字」に切っていて一体型。角度はそれぞれ 5.5°だそうだ。
作る椅子はそろそろ FIX 。ちょっと材料がどれぐらいか? まとめておこう。
脚:45mm 角 2000mm 1.5 本。(4本束 1518円)
座板、背もたれ、幕板、肘置き: 野地板 2枚貼り 105mm 幅 2000mm 3枚 (9枚束 1188円)
貫 30mm 角 1000mm 2.5本。(1本 75円ぐらい?)
合計 1200円 + 雇いざね用堅木
一応こんな感じだが、幕板はキモなので やっぱり 27mm 厚の端材にするか。比重が普通の杉より大きいので、丈夫そうな気がする。
しかし、アカシアで作ろうとしたら結構かかるな。それに、ちょっと失敗すると材料が足りなくなる。丸ノコを使いこなせるようにならないと、作る気にはならないな。手ノコは結構上手くなった気がするので、これもまた練習か。集成材の端材を薄く切る練習でもしようかな。出来たらフリーハンドで。野地板を 縦に2分割 3分割でも良いか。これが出来るようになれば、胴縁とか 30mm 角とかストックしておかなくても良くなる。
今の問題は、切った幅が安定しないこと。平行定規がずれていくのと、そもそも切り出しが合ってない。
屋外に置きっぱなしにするので接着剤は、ピーアイボンド。15g づつ 小出しで調合して使うつもり。主剤 15g だと硬化剤 2.25g 。これもなかなか使いにくく慣れが必要のようだ。接着開始から 15分以内にクランプを掛け終えて、30分。普通はこれで良いらしい。ただ曲木の場合はどうだろう? 濡らしても大丈夫という状態(完全硬化?) まで 7日間。多分無理やり曲げることになるので、元に戻らないと確信できるまでかけっぱなしにしたい。凹同士を合わせて 間に木を入れるか。
https://www.youtube.com/watch?v=MA490WN92G0
椅子の形状は違うが、野地板貼り合わせで椅子を作っている。あと歯ブラシで塗る。普通の木工用ボンドだと有効なようだ。ピーアイボンドも同じぐらいの粘度。タイトボンドは粘度低めなのでやりにくいかも。
小さいテーブルソーで縦に切って 90mm 幅を 60mm 幅にしている。欲しくなってしまったが、同じ幅を沢山作る場合は、電気かんなで出来るはず。・・・と言っても今回はそういう場面はほぼないか。
なんと続きがあった。
https://www.youtube.com/watch?v=RQ8F9eqA2GY
最近、強化版も作っている。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0BKP85LWJ/
HEIYE というブランドのテーブルソー。サイズは、255 * 290 * 100mm。ベルトサンダーとドリルチャック(10mm まで)が付いている多機能マシン。14,750円也。
丸ノコ刃は、おそらく 110mm 内径 20mm 。ドリルチャックには 75mm のグラインダーが付けられる(付属はしていない)。あとスイッチが2つあるので、モーターも2つだと思われる。
これは欲しいような気がする・・・が、じっくり検討しよう。
とりあえず、曲木を完了させなくては。今回は 「2」を曲げる。何日か水に浸けてみた。蒸気の出方が今までと違う! 14分アイロンして固定。
外してみたところやっぱり半分程戻る。まぁしょうがない。次 「C」もやった。
材料確認。
45mm 角は 1m 程のものが1本しかない。採用するなら買わないと。だが、曲木もまだ諦めたわけではない。どうする? 直線だとしても 胴縁を貼り合わせる手があるし。
幕板は 以前使った破風板 24mm 厚 210mm 幅の端材があった。都合が良いことに 40cm ある。これで行くか。
野地板は既に貼り合わせたものが 1本あった。これで 80cm 用の型を作ろうか。
クランプを当てる場所だけちゃんとしてれば良いはず。20cm 24mm の型を 60cm に貼り付けて 端 5cm づつ傾斜を付ける。これをさらに 85cm に貼り付ける。これで 50cm 長の 座板にも使えるし、80cm を曲げるのにも使えるはず。
50cm の端から 材料である 80cm の端まで 15cm 。この部分は アイロンもかけないのでほぼ直線。勾配は 24/150 。60cm の型は 端 5cm づつを 8mm/5cm の斜面にする。角度は概ね 9°。7°で良いので曲げすぎ。
接着する際には、段差のところにもクランプをかけて板同士も圧着する。いったい何本必要か?
野地板は、4つ角と 板同士4か所、あと 型の端に1本づつで10本か。胴縁は 両端と板同士4か所、型の端に4つでやはり10本。だが、型には2本付けられる。何本か間引いて 16〜18本。
曲木を同時にやるとするとさらに+7本ぐらい。
なお現在、C と 3 を重ねて曲木中。終わったらと言わずに、もう一組曲木したい。
C と 3 は、一旦外して ふきん等を外してまた付けた。外したとき 一枚分 以上戻る。
当面そのままにしておいてみる。新しい型で D を曲げ中。つぎに 4 をやる。
A と 2 はまぁまぁ曲がっているのだが、B と 1が殆ど曲がっていないので その次。
あと 胴縁の曲木。脚にこれを使うかどうかを決めるために進めないといけない。
ところで、小さなスツールはもう完了したわけではない。まだニス塗りが残っている。
何日も放置していたのだが、最後に塗ったのは座板部分。マスキングして座板だけ ダイソーのウォールナットを塗った。ほこりだとか髪の毛が付いていたりするので、#400 で擦ってみると・・・ カスが丸まって出てきた。ほんの一部だが下の着色部分まで抉れて白くなっている。ベタベタはしてなかったのだが、完全には乾いていないようだ。
とりあえずまたニス塗り。いつまでも乾かないような気がするので、最後にはダイソーのトップコートを塗る。こちらは完全に乾くようでベタ付きが気にならない。
あと、マスキングしているので、他の部分が全く塗れていない。座板が完全に終わってから クリアのニスを軽く塗るつもり。こちらは色落ちしない程度に保護出来れば良いかと考えている。
ついでだが、先に木箱も作った。クリアのニスを塗って乾いたと思って重ねておいたら・・・持ち上げられる程くっついていた。
そういえば、透明つやありの「グロスバーニッシュ」はもう取り寄せできない。容量が半分の「トップコート」に変わった。塗り面積は 1m^2 から 0.3m^2 へ。厚塗りできるということだから 悪くはないと思うのだが・・・容量半分というのは残念。
さて、4 を D に重ねて曲木中。・・・これもふきんを外した。塗れているので放置して乾くまで待った方が良さそうな気がする。C+3 を外してどんどんやれば良いのだが、C+3 は接着してしまいたい気が。もうしばらく放置。
接着したら 30分で十分な強度が得られるはずなのだが・・・以前使ったが、当面接着剤が柔らかい。柔らかいならずれて戻ったりするのでは?という心配が。いつまで固定しておけば良いのか? これも悩ましい。
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/r-mymt/tp-111.html
ここ見ると核種強度測定をするのに、養生18〜26℃、5日 と書いてある。そこまで待ちたくない。1日にしたいところだが、3日待つか。養生と言っても圧着外しているだろうし。
残りは、まず B+1 。殆ど曲がっていないのでやり直し。あと A+2 だが、A が歪な曲がり方をしている。これも結局やり直し。・・・だが、とりあえず確定したいのは座面の3つ。A+2 は後回しにしよう。
2つ同時にやって、次は1つで1つ空ける。そこで胴縁。胴縁は2つ(6本)同時に出来る。上手く行ったら後ろ脚に採用。前脚は直線でも良いか。
・・・これで行こう。
その方針だとピーアイボンドは初回 30g 。硬化剤は 4.5g 。ちょっとやりにくいので、硬化剤 5cc に主剤 33cc で重量を測ってみる。
ところで、幕板を 210mm 幅の破風板 400mm から取るとこんな位置関係になる。

410mm では元の設計に足りないが、前脚のホゾを貫通させているので、短くできる・・・というより木口を見せないように 10〜20mm 短くすべき。そこは対応できるとして、幅を 20mm 程広げることが可能! そうした上で、座面を間に挟んだほうが見栄えがよいのでは? 座面の止め方は 木ダボ2本づつ。ひょっとしてこうした方がしっかりするような気もする。

なるほど悪くないな。これで行くか。座面の作り方もイメージできた。30cm の取り付け金具があるので、裏面に2つ平行に付けて3枚の位置関係を固定する。そうしておいて3枚まとめて切って幅を合わせる。取り付け金具は曲がるので前後のカーブにも対応できる。取り付け金具は最後には外すつもりだが、気にならなければ付けっぱなしでも良い。
組むときはまず両サイドをしっかり作る。貫は最初差し込むだけ。後でダボを打つのでそのときにしっかり接着する。座面を付けるときも同じような感じでやる。
あと、肘置き。しっかりとしたものを作れば、背もたれの支柱とつなげる必要はないのか。特に後ろ脚を曲木にした場合補強する必要がないわけで、自由なデザインに出来る。ビス止めにしておけば交換することも可能。これも幕板を広くしたから出来ることかも。
デザインはこれぐらいにして、接着の準備。まずは カップの重量測定。
2.43g 。カップに水を入れて 35.43g に出来た。とりあえず水面のところにマジック。水を回してカップ4つにマーク。比重が同じであれば 33cc に対して 硬化剤 5cc で良いはずだ。
次に、C+3 を外してみると・・・ 下になった C は 10mm ほど浮く。要するに 14mm ほど曲がっている。しかし その上に重ねた 3 は、c から さらに 10mm 程。これでは接着する気にならない。
D+4 も外してみたが、似たような感じ。何故か上に重ねた方はあまり曲がらない。とにかく 曲げるペアを 2組用意できない。接着中止!
ならば、胴縁を先にやろう。本来、こっちが出来るかどうか見極めるのが優先だったはずだ。
今度は重ねない。重ねない代わりに一回曲げた後に 固定したままもう一回アイロンがけ。
まずは普通にアイロンかけて曲木。水に長時間浸したせいか、まったく温まっていない木口からも気泡がでている。これで一旦冷えるまで待って、クランプを掛け直し、もう一度アイロン。重ねた場合下の方が良く曲がるのは、上の木の熱が伝わるせいだと思うのだ。ならば、アイロンを当てた方が効果があるはずだ。重ねないと書いたが、重ねてアイロンをかけても同じだけ曲がるような気も。
接着の予定では 33cc + 5cc なのだが、これだと 40x40cm の面積分。胴縁 4面分 でちょっと余りすぎる。17cc + 2.5cc なら半分で 計量スプーン(小)が使えるはず。ただこぼさないように出来るかどうか? スポイトで重量測りながらが良いのかも。あと、硬化剤は危険物第4類第4石油該当品で火気に注意 というのと 空気中の湿気と反応するので容器の缶をすぐ密閉。逆に水に流すことは出来る。
さて、端だけ止めてアイロンがけ。14分やったのだが、あまり蒸気が出ていない。水分が足りない? 一回外して水を流し込んだほうが良さそうだ。それはともかく、上手く行ったかどうかは未だ分からない・・・が2枚目に移る。ふきんは 40cm ほどのもの2枚しかない。野地板は2枚を重ねて使うが胴縁は1枚で巻く。なので2つ同時にアイロンがけは出来る。
さぁ、新たに水を含ませて胴縁2つ同時にアイロンがけ。これで殆ど元に戻ってしまうならお手上げ。戻るのが半分の 24mm 以下なら、強引に曲げて接着してみよう。
さて簡易たわみ計算。1本なら 18kg で 24mm 曲げられる。2本重ねるだけなら多分足し算で 36kg 。これを接着して 30mm 厚相当にしてしまうと 36kg では 6mm しか曲がらず 24mm 曲げるには、140kg の力が必要。たとえ2本だけでも接着してしまえば、もう曲げられない。逆に接着剤は 200kg/cm^2 近くの接着力があるので、局所的に 140kg をかけても剥がれない。ただし、ずれていく話は分からない。
さぁ、曲げた2本を外してみた。外したすぐは 2本分 30mm ほど曲がっている。2本には 下、中とかいてあるので、その順に重ねて また固定。ただちょっと捩じれて曲がってるような・・・気が。
とにかく接着してしまえば、もうもどらない。3枚重ねると 140kg が 500kg になる。これで行く。
あと1本 濡らしてあるので曲げ木。残りの3本も準備する。前脚は面倒なので曲げないで接着する。手順的に 脚と幕板、貫を組むので、幕板もそろそろ始めることにする。
幕板は、木表が外。曲がった場合外側に反る。接着する場合、座板との間をクランプするので、そちらの方が都合が良い。だいたい木表の方が綺麗なわけで、理由がなければそうするもの。あと使用する材料には大きな節が1つある。よくよく見て決めるが、節の面積は木表の方が少ないはず。
あと幕板にはホゾを切る。前脚は直線なのでナナメとは言えまだかんたん。問題は後ろ脚。曲面なので難しい。どれだけ曲がっているかも現物次第なので、今は決められない。
墨入れしてみたところ、思った以上にクリアランスがない。実際は 210mm 幅ではなかったのを忘れていた。じっくり見たが 既に湾曲している。木裏が凸。そして節は木裏の方が綺麗であった。木表の節は抉れているところもあって 外側にしたくない。
とりあえず3本目を曲木中。新規の3本は水に浸けた。
ちょっと写真を撮っておこう。

曲木の現状。なかなか立派な曲がり具合ではないか。この曲げ具合に出来たなら接着後は多分元に戻らない。クランプは 3点に加えてわずかに浮いている端2点 、それに隙間に4点で圧着。計9点がけ。不安だから完全乾燥の5日間固定しておけば良いのだろう。また接着中も2本目の曲木ができる。2本しか作らないのだからずっと放置でも良いぐらいだ。

あと、幕板。墨を入れて切り始めた。ここから先は切り離した後。木目に逆らってきるので、重量があるものがくっついていると変なところで割れてしまう恐れがある。あと表側は墨通りだが、裏は墨をしていないが、細い部分の幅が広い。要するに内側に抉れている。ここをどう整形するかは、また検討しなければならない。座板を上ではなく横に付けることにしたので、丸く面取りして、位置を少し上に上げるか。ただし脚との接合部があるので、そこは考慮しないとならない。
あと、幕板をホゾ組みするのはヤメ。脚を少し(5mm)彫り込んで 大入れにしようかと。その上で反対側からダボ打ち。元々はそうするつもりだったはず。そうできなかったのは曲木しない版であった。ただし、ダボが 50mm で短い。25mm,25mm の配分にするには、75mm の穴の深さでなければならない。残った 25mm の穴はもう一本ダボを打って栓にする。

そうだった。後ろは曲木がどんな曲がり具合になったとしても ほぼ垂直になる。ナナメに切ってはならない。またそうなるのだから後ろは設計よりも長さが必要。前の分をずらして 5mm ぐらいの深さにすれば対応可能。あと、座板にもダボを打つのだった。前脚のダボは座板より下に打つ必要がある。
しかしこれ設計に残せないな。曲木を正確に表現できない。どうする?

モデルを変えてみた。随分と現物に近くなったと思う。どう変えたかと言うと 座板をベースに 250mm の野地板を 8.9度でくっつけた。今のところ同じ型で同じ部分しか加熱しない。なので直線をくっつけたのだ。12mm 厚のものを 15mm 厚に変更は出来ないのでやむなく4枚重ね合わせ。なのでちょっと変になった。
あと背もたれが、これでは物足りない。もっと曲げたい。
あと脚と幕板の関係を正確にするために PP 板で型紙を作る。まぁ正確でなくとも同じものを2つ作れば椅子としては違和感がないものになるはず。前後の角度が合ってなくとも脚を切れば調整できる。なので、脚は設計より長く作る。
こんな動画を見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=tavlsz-BRiE
椅子作り4回シリーズの1回目。
かなりの厚さの木をただのアイロンで大きく曲げて、しかもスプリングバックが全くない。自分がやると少ししか曲げていないのに、大きくスプリングバック。どういうことだ。
違いがあるとすれば、動画では分からない固定している時間。ちょっと慌てすぎなのかも。また厚いものが曲げられるのだから 凸の片面だけで良いような気が。座板など野地板は一回曲木をやっているので、次からはまず曲げてから凸面アイロン。そして積み重ねていこうかと。簡易たわみ計算では、片側荷重 28kg で 12mm 曲げられる。下の板がちゃんと曲がってくれていれば何枚でもいけるのでは? 15mm 3枚は出来ているし 4枚なら大丈夫のはず。8 枚全部? 時間をかければ いけそうな気も。ただ最初の無理曲げで割れてしまうと嫌なので、手順どおりに、一回両面アイロンやって積んでもう一回上だけアイロンでいこう。無理かどうかは 積んだときのクランプの力加減でだいたい分かる。
あとふきんを巻くのが面倒になって来た。垂れるので綺麗に巻けないときがある。もう縫い合わせて輪っかにしてしまおうかと。・・・やっぱり面倒。
さて、野地板2枚目を曲木。アイロンがけは 7分のタイマー何回ということでやっている。退屈だったのだが、考え事をしながらやっていると時間が過ぎてあまり苦にならなくなって来た。野地板はもう一回アイロンがけをやって、次からは胴縁3本。これが終わったら胴縁を固定したままにして野地板の残りをやる。
脚をとにかく進めないといけないので、前脚も考えておく。後ろ脚は 850mm で切っていて、800mm に切り詰める設計。前脚も調整用に 25mm ほど余分にすると 430mm 。接着は 2本分の 860mm ぐらいにしようと思う。
胴縁 9本分の端材 150mm 前後が 9個出る。これでなにか作るか、練習したいような。ピーアイボンドで接着するとき余りが出るので貼って板にしてみようか。9 枚も貼ると 400mm 近く。アカシアの集成材の端材もこんな感じ。これを曲木できるかやってみるのも面白い。出来るわけはないとも思えるのだが、確かめてみたい。ダボの練習もしたいが、後で曲げるのであれば接着剤のみで貼る。
そういえば、集成材は建材にも使われる。100℃やそこらで強度が落ちていては、火事の際簡単に崩れ落ちる。接着剤によるだろうが、そんな柔いものは建材に使われないはずだ。まぁアカシアの集成材しか使うつもりはないので、確かめてみるしかないわけだが。
「構造用集成材に使用されている主な接着剤は. レゾルシノール樹脂接着剤と水性高分子イソシアネート系接着剤」 こんな情報を見つけた。構造用集成材のJIS規格があって、家具とかの集成材とは別物・・・だが、ピーアイボンドは水性高分子イソシアネート系(白糊)であり 多分高温にさらされても強度が落ちない。ただし、試すアカシアの接着剤はなにかは分からない。曲木をしてみてバラバラになるのであれば 木工用ボンドのようなものなのだろう。そういうものは屋外で使ってはダメだ。ならないのであれば、エクステリアに使っても (曲がったりするかもだが) 朽ちたりしないはずだ。

型紙のデータも作成。使用している caDIY3D-X は材料が交差している座標が分からないので、こんな風にしないと材料の長さも正確に分からない。また、これを元に型紙も作る。素材は PPシート 390 x 550mm 。
これで幕板、貫の長さが確定! 幕板は 357mm で前だけ 7°、また後ろを切り詰める。貫は 406mm で、前 7°、後ろ 9°に斜め加工。幕板と貫の間は 160mm 。幕板、貫は彫り込んで大入れ。5mm のつもりだったが、一枚分 15mm を目標とした。だが、すべては型紙に従うので調整が必要。
ついでだが、現在の設計では、座面は 372mm 。背もたれは 354mm 。板は 500mm なのでいくらでも調整する余地がある。もともとは 背もたれ 380mm のつもりだったのだが いつの間にか -26mm になった。また広げるかもだが、モデルを作り直すのが面倒なので当面このまま。
あと現在の設計では座面の高さは 357.8mm + 24mm = 381.8mm。これもいつの間にか低くなった。後ろを高くしているのでまぁこれでも。
あと組む時期だが、冬までに小屋を作る予定で後回しになるかも。そうなると春までに作れば良いわけで大幅にずれ込む可能性がある。多分出来たところまでを物置にほおり込んで、春まで放置。
とは言え、風呂桶を占有できるのも シャワーで済ませられなるときまで、精々曲木を進ませよう。現在は胴縁 4本目が完了。水に浸けてある2本が終わればまた野地板。作業自体は 14分 x4 なのですぐ終わる。
野地板の曲がり具合をチェック。A と 3 は良く曲がっているので、後日背もたれにする。残りの4枚は水の中へ。座面用 6枚を積み重ねるつもり。背もたれはもっと曲げたいので積み重ねない。
クランプは、現在 野地板7本がけ。胴縁3本に3本がけで、4本目から4本掛け。合計14本使用だが、接着時には隙間に入れて圧着するのでさらに必要。
待ち時間の方が圧倒的に長くなって来たので、設計再考。幅は +13mm づつ広げる。座面を 18.2mm 引き上げ。
座面、背もたれも作り直しで、型紙もリセット。肘置きは T字型のものを作ってビスかボルト止めにしようと思うので、これもリセット。
組むときのやり方も考えておく。左右を作った後だが、貫を大入れにして差し込みコーナークランプ4本で直角に固定。上は当て木をして、幅を正確に。くらぐらしないことを確認して座板接着・・ 60cm クランプで締める。後はダボ打ちで完全に固定。背もたれは自分の好きな位置を見つけて座板と同様に。多分設計よりだいぶ下になると思う。そして後ろ脚の上は背もたれに合わせて切断。
肘置きは何が良いかゆるゆる考える。今のところ座面より 20cm 上が良く、さらに傾斜させるのが良いと考えている。曲げ木もやった方が良いかも。
そういえば、1600円の折り畳み椅子をもう買いたくないということで始めたのであった。この椅子カップフォルダーが付いていて 結構便利ではあった。ただし、ペットボトルを入れたことはない。ビスなどの小物や おがくずを入れたポリ袋とか。なにかウェストバッグのようなものを吊るすとか 出来ても良いかも。
胴縁5本目終了。あと1本。何日かおいて接着するのだが、4面一度にできると思う。そうした場合 18cm x 85cm ぐらいなわけで 0.153 m^2 これに 33g だとすると 215g/m^2 。ちょっと少ないか。50ml にしよう。硬化剤は 15/100 を正確にということになっているが、見た資料では 8 〜 20 となっていた(確か)。問題は垂れたらどうする? ということ。他とくっつかないようにビニール袋(大)を開いて敷くつもりだが、そのまま養生するつもり。跡がどうなるか心配ではあるが、はみ出たものはそのまま。あとずれないように、クイックリリースのクランプで横を押さえる。これは 30分も待たずに外す。あと塗るのは歯ブラシを使う。バケツを用意しておいて使ったものはすぐ洗う。(接着剤を入れた容器だけは、そのまま固めて廃棄) 。
余った接着剤で端材を接着。これもビニール袋(小)を開いたものを敷く。
また、固定している何日かの間に座板分の曲木は完了するはず。50cm x 10cm x 3面か。これも 0.15 m^2 。だが、一気にやるのはやめよう。失敗したら元も子もない。1つづつ間を空けて重ねていくで良いではないか。そういえば 2枚を貼り合わせた 野縁から 85cm と 60cm を切り出したから 55cm ほどの端材が出来たはず。接着待ちのものは、適当な端材で固定しておこう。
段取りは決まった。

ほぼ最終のデザイン。前脚は 450mm に変更。座面は一旦上に上げたが、10mm ほど 幕板より低くする。幕板は丸く面取り。前脚は切り欠きを入れる。あちこち大きめの面取りをすると思うので、図よりはやわらかい心象になるはず。・・・しかしいろいろと凝った割にはシンプルな何の変哲もないものになりそうだ。
一応上も下も調整して切り詰めるので、現在の図は少し違和感がある。また幅をもっと広くしてはどうだと言う気も。もともと 480mm のつもりなので、あと 82mm も広くできる余地はある。
あとニスは塗らないかも。ニスが剥げてくると無残な感じになる。公園のペンキ塗りの古いベンチとかあんな感じ。浸透型の防腐剤のみならば上塗りすれば良い。
さて、胴縁6本は型に収まった。せめて乾くのを待って接着する。あとは野縁。3枚目を重ねて片面のみアイロンがけ。・・・何枚も重ねるのは無理かも。接着待ちも固定するのだから、そちらに移していこう。
・・・接着待ちも結局は型。20cm と 10cm の野地板の端材を貼り付けて…20cm を上にして使おうと思ったが 5cm の間隔で 3mm も撓むはずないか・ 片側 1000 kg で 3.4mm だそうだ。面倒くさいが削らなきゃダメか。
3枚目のアルミホイルとふきんを外すので、一回固定を解いてみた。スプリングバックは 9mm ぐらいか。計算によると 1枚あたり片側に 22kg ほどかけないといけない。端2点掛けなので 11kg づつ。これを 6枚とか結構厳しいようだ。感覚的にもそろそろという感じ。3つ目の型を作るから 3枚づつにしよう。
実はいろいろ Amazon で注文した。まず、SUN UP 5本セットの木工用ドリル。やっぱりまともな形のものが欲しい。なまくらだったとしても、研げばなんとかなる。ダイソーのものでは刃角が 60°とかにしかならず研いでも多少しかマシにならない気がする。
あと、125mm 幅の面ファスナー(マジックテープ)。ランダムサンダーの面がダメになったら張り替えれば良いという話を見た。ただし、穴をあける必要がある。8mm とか 9mm みたいなので、8mm 皮ポンチも購入。まずは 三角のサンダーを修理する。買ってしまって2台になったが、どうもペーパーは何度も張り替えられるものではないようなので、2つ持っていて荒さの違うものを使い分けでもいい。これでも 2000円にならない。そうなると困ってしまうのだが、SUN UP ダイヤモンドヤスリ 3本組も買っておくことにした。ちょっと荒い感じで良く削れそう。
あと気が付いたのだが、コーヒー豆の値段がさらに上がっている。MJB の缶 907g が 1832円。ヨドバシでは 1330 円+ポイントで変わっていないが、上がるかも。最近2缶買って封も開けていないので慌てて買うことはしないが、ガソリン価格より深刻な問題だ。
4枚目のアイロンがけ。2枚セットなので、とりあえず2枚は新たな方に移動。2枚を重ねて無理やり曲げて片面アイロン。何日かおいたら接着を開始しよう。今は 9/5 なので 9/9 ぐらいから。
5枚目。やはり 元の2枚と ほとんど曲がっていない新規をまとめて押さえつけるのは苦しい。座板はあと一枚だが、慌てずに 接着してから重ねるのが良いのかも。一旦曲木は中断してしばらく放置しよう。
あと背もたれをどれぐらい曲げるのか? 新規の型は、きのこのような形状で 端を削ったので少しは撓むはずだ。この下に野地板入れて 36mm にしよう。それも接着が終わって型があいてから。
うっかりしていた。湯舟の水を抜かなくては! いったい何日水を入れたままだったのだろう。6枚目も水に浸けていたので、これもアイロン。新規の型に重ねた。形が合わないとまずいと思うのでペアで積んでいたのだがしょうがない。
これで野縁と野地板接着待ち。あと、前脚はいつでも接着できる。クランプの数を確認して足りれば最初にやってみよう。接着は屋内でやることにした。なぁに汚さなければどうということはない。が、衣服や家具に付いてしまうと致命傷。新聞紙を念入りに敷き詰めてやる。屋内でやるのはテーブルを使う必要がなくなったのと雨風が怖いため、屋外の方が接着剤を調合した容器をひっくりかえす恐れがある。また屋外では精密測りが使えるとは思えない。
1600円の椅子を買うのが嫌だと始めた椅子作り。一体どれぐらいの材料費なのか?
野地板 50cm x 8 (2枚+ 132円 x3)
胴縁 100cm x 9 (1本 50円? 450円相当)
3cm 角 50cm x 4 (66円 x2)
破風板 40cm x 1 (端材:218円相当)
合計 1196 円か。肘置きは別。治具も別だが、新たに使ったのは野地板2枚。
あと接着剤を 数百円分は使うし、木ダボも別。塗装も考えれば、コスト全体はけっこうな額になる。
まぁ新たに作りたいものは特にないのだが、アカシアの集成材が曲木に耐える程のものならば、なにか作ってみたい気がする。曲木するとは限らないが、エクステリアに使えるならなにか考えたい。折り畳みのサイドテーブル?
その前に板を細切りできるだけの技術を身に付けなければ。できたらフリーハンドで。大工さんの動画を見ていると、丸ノコを自由自在に使っている。手ノコで出来る程度の精度で良いから使いこなしたい。ちなみに丸ノコは 径 80mm の POPOMAN というもの。レーザーが付いているが使ったことはない。・・・というか使う前に点灯しなくなった。最近調べて見て接触不良だと分かったので使ってみよう。あと平行定規。どうもうまく固定できなくて幅が広がって行く。問題点が分かって来たので、それも改修する。


IKEA のガーデンチェア。もうすぐ販売停止で 3000円。材質はアカシア無垢材で、 110kg の荷重に耐える。別に買うつもりはない・・・というか IKEA の店舗がない。
座板は 奥行 30cm で 5本あるので 板幅 50mm といったところ。板厚は 20mm ない感じ。奥の脚は曲木ではなく切り出したもののように見える。板厚は 25mm 前後?
塗装はアクリルステイン。水性ステインのこと? 着色だけでなく、多少の保護がされていると考えて良いのだろうか?
・・・まぁこれはあくまで参考。ガーデンチェアを作るかどうかは分からない。それよりはサイドテーブル? 小物をちょっと置くのに位置を高くできるやつがあると便利かも。脚立に乗るとものが置けなくて不便だった覚えがある。普通に立って物が取れる位置+30cm ぐらいか。これは 110cm ぐらい。椅子に座ると 肘置きが 50cm ぐらいなので高すぎ。60cm 〜 110cm の間で高さを変えられると良いが・・・
さすがに2倍近いものを高さ調節するのは無理そう。延長する脚を追加するほうが操作も簡単だ。方法はいくつかある。1) 鉄パイプでカラーを作って両側に差し込む。こういうのは作ったことがあり使用中でもある。だが、 鉄パイプの切断は骨がおれる。2) ダボを下側に付けて 上側に差し込む。10mm x 50mm があるので、これも作れないことはない。3) ハンガーボルト+鬼目ナット。こたつの脚と同じような感じ。
ハンガーは購入済
大里 JO-626 [クロメート ハンガーボルト M8×70mm 1袋(2個入)×5] 320円。
ネジ部が 40mm ほどもある。鬼目ナットを使うには深く穴をあけて 深い位置まで鬼目ナット自体をねじ込まないといけなさそうだ。いやそうする必要はないが、濡れるのが嫌だったりする。ちなみに鬼目ナットセットも購入してある。
ブランド: GZ-pandora
ねじ込みタイプ 埋め込みナット M4 M5 M6 M8 M10 【130 個】
こちらは amazon 。M8 は 15mm と 20mm が 10個づつ。
実は両方使ったことがない。垂直に穴をあけられないと曲がった脚になり見栄えが悪そうではある。カラー方式ならそんなことにはならない。面倒だがカラー方式で行くか。なお、鉄パイプもある。
大里 ID-640B [メッキパイプ 25.4-1.2×500mm]
これだったか? いや違う 33mm の杭に使ったから
コメリ メッキパイプ 31.8×1.6×1000
これのはず。脚は 30mm 角にして 削って差し込もう。ただ 30mm 角は 1m 程度で 110cm を作るには材料の効率が悪い。100cm + ならなんとか。まだ採用するとは決めないでおこう。検討だけ。
あと天板は 30cm 角の合板があるのでそれを使う。ビスとかの小物も置くので隙間を作らない。さらに落ちないような構造にする。野地板で周囲を囲ってしまうのが良いのでは? そうなると脚の取り付け方法も変わる。角の内側に 45mm 角の端材を貼って 鬼目ナットとか。その場合、足を2種類用意した方が楽そうだ。
できればハの字に広がるようにしたい。45mm 角の端材との接続を先にやって端材を削って角度を付ければどうだろう?
イメージは出来た。CAD で描いてみよう。
・・・だめだ野地板の幅では箱にしか見えない。胴縁に変更。

うむ。こんなので良いなら作れそうだ。ちなみに脚は 3°づつ傾けた。あとは脚を丸棒にしなくては。これは面倒かも。
まず鬼目ナットについて誤解していた。鬼目ナットはヘリが付いていて深く埋め込むには座彫りしないといけない。いやツライチにするにも必要か。M8 だと 13.8mm 以上で 15mm で座彫り。その上で穴をあける。これは 10mm で良さそう。なおこれはあくまで中国製の話であり、日本製のものはまた違うかも。
垂直に穴を空けるには、小径のドリルで両側から空けてみる。調整しながら径を大きくしていく。後で座彫りは出来ないので先ずは座彫りで 5mm とかしておいてから穴をあける。これをやっておけば後で座彫りをやりなおしての深さの調整はできそう。
ハンガーボルトなのだが、かなり前に買ったので、探さないと分からない。M8 70mm は長すぎるように思うので 60mm も買っておこうかと。10本で 292円なので そう高いものではない。鬼目ナットはいろんなサイズがあるセットを買ったのだが、M8 だけで良かったか。M8 50個という商品が 899円。手持ちのものを使い切ったらこういうのを買おう。
さて、先の話より、前脚の接着準備。結局風呂場でやることにした。クランプ6つとクイックリリース2つが使える。数は十分だ。
まずはマークした 33ml のところまで主剤を入れて重量測定。43g となった。硬化剤は 6.45g の計算。だが、7g になってしまった。胴縁3枚をまずは接着。クランプは5本。そして、胴縁の端材6枚を接着して板にする。うっかりしていたのだが、クイックリリースでは長さが足りない。慌てて 30cm を2本。今度はハネ上がって外れてしまう。当然だ。押さえるのにクイックリリースを使った。
さて接着剤が大幅に余っている。準備万端ではないが、野地板を貼ってみることにした。まずは、ビニール袋の残りで型と野地板の間に挟む。そして接着→クランプがけ。クランプが全然たりない。使っているものを外し 30cm 2本も使って 11点がけ。
ここまで 30分。接着剤は大幅にあまり 27g というところ。余ったのは容器に入れたまま固まらせる。あとキャップと歯ブラシの洗浄。キャップを洗うと何かぬるぬるする。相当薄まっているはずだが、洗うのは良くなさそう。歯ブラシで擦ってみたのだが、歯ブラシが少し黄色に。バケツの水を替えて歯ブラシも再度洗浄。
洗浄すると接着剤の塊がバケツの底に付く。バケツも洗浄。
準備が不十分だったが、野地板がどうなるか? 分かるのは5日後。9/11 以降まで放置。( ただしクランプは 端の4本だけ残して外す。)
接着剤を塗った面積は丁度 0.10 m^2 で使用したのが 23g 。まぁまぁ計算通りか。次からはちゃんと計算通りの量を調合しよう。
・・・お、接着剤の残りがあるカップが膨らんできて 33ml ラインから上にこんもりしている。体積が増えるということは、接着剤自身で圧着している。クランプが不十分かもと心配したが大丈夫なようだ。
・・・数時間後、こんもりした部分が平になって来た。今度は気体が抜けて体積が少し減る。この時点で接着のクランプを外す。曲げを押さえるのは残す。
さらに2日ほど過ぎて 33ml ラインの 7mm ほど下になった。表面は少し黄ばんで来ている。底の方は白いままで押せばへこむ。まだ固体になっていなさそう。
どんどん接着して良いような気になって来た。次は、後ろ脚の胴縁をやるか。調子に乗るとクランプが足りなくなることも分かった。余った分で何を接着するか計画を立てよう。木工用ボンドのように好きな時に使うことが出来ないので、計画して貼るということに慣れるべき。
サイドテーブルの幕板を貼るか。・・・いやいや適当にやると後で困るか。
そういえば、脚を付けるための マウントプレート 座金 ? なんてものも売っている。12°の角度が付いた 4個セットが 1000円〜 1500円ぐらい。まさに昔のこたつに付いているやつだ。しかし金物は高いな。
胴縁4面なので 面積は 0.15m^2 ぐらい 主剤 33g 硬化剤 5g にしよう。
・・・接着開始。主剤 32g 弱に硬化剤 5.1g 程度の割合になった。量は 33ml のマークの 5mm ほど下。使い終わったときは 5mm ほど残った。かき混ぜる棒は、あずきバーの棒・・・最近よく食べるので沢山ある。
クランプを外したとき 浮いたのは 9mm ぐらいか。接着後再度曲げるのにあまり力はいらなかった。クランプは 1本に 7本がけ。14本使用。今度は 30cm の出番はなかった。
5日待てか。9/12 にクランプを外す。
ところで脚に使う胴縁。杉の荒材ながら良いものに思えてきた。木の皮がついているものが1本あったが、節は1つもない。あと杉にしては堅い感じがする。貼り合わせることも出来るようになったから 30mm 厚にもできる。もう売っていないような気がするが見てこよう。
・・・買ってきた。1m 15 本束が 878円で 2束。ほぼ赤身と思われるもので節が少ない物を選択。節がないというのは間違いで、以前買ったものがたまたまだったようだ。節はいくつか見えるがしょうがない。荒材ではあるが、表面はまぁまぁ荒れていない。サンディングだけで綺麗になりそうな感じ。もう 30mm 角は売っていなかったので、それの代替と考える。早速、椅子の貫をこれに変更するかも。
2枚貼り合わせたら野縁と大して変わらないわけで 2m の野縁 3.75本分。杉 KD + プレーナー仕上げが 6本束 1518円で買えるので、ほんの少し安いだけ。胴縁も 杉 KD + プレーナー仕上げが 1515円。これと比べるともう少し安い。メリットは堅そうという主観のみ。ちょっと早まったかも。まぁ1本あたり 58.5 円なので、そう考えて気軽に使えるのもメリットか。
ちょっと気になったのは、桟木 。4m 6本束で 2280円(税別)という値札。その場で半分に切れば持って帰れる。コメリだと
桟木 約27×60×4000mm 528円
確認していないが、まぁこんな感じのもの。(ただし近場のコメリでは買えない) 6本買うと 3168円だから多少は安い。桟木は、使い勝手が良さそうなので作りたいものが出てくれば検討してみよう。なお桟木は主に型枠用としてコンパネの外周に打ち付けて使うものらしい。
その他、端材も見てきた。長方形の合板が 55円。サイドテーブルなら長方形が良さそうだと思い購入。あと 3,4mm の薄い合板 100mm x 1820mm ? が 110円。これも買った。
この合板ダメなやつだ。サイズは 350 x 255 でまぁまぁ良い感じなのだが、まず取り付けの穴が空いている。穴のところギリギリまで切ってしまえば 330mm というところか。・・・エポキシパテで埋めるか。それはともかく、なにやら全面に文字が浮き出ている。内容を見るとどうやらPOPが貼ってあって、日に焼けていないところが白くなっている。ペンキでも塗らない限り文字を隠せないような気がする。それも一興と開き直るか。「本体 79,80」とか見えるぞ。他に 「ホッカイ棒アルミ」?なんだこれ?
そういえば、重曹+瞬間接着剤。ここが試しどころか!
近所のダイソーに行って見たが 重曹は売り切れ。何故か速乾タイプの瞬間接着剤を買って帰って来た。普通のやつなら持っているのに。まぁいい、これはまた別途。
曲木の準備。風呂桶に水を張って、アカシアの集成材を浸けた。これをアイロンがけするとどうなるか?実験してみよう。優先順位としては、座板用の型が空いたら。アイロンがけするだけで剥がれるかも知れないし、クランプがけに耐えられないかも知れない。どうなるかサッパリ分からない。
主剤 11.54g に対して 硬化剤 1.5g+ を 調合。計算では 1.73g だが、どちらも粘度が高くてなかなかうまく行かない。キャップに残っている分をちょっと掬って、これで妥協。そして2つ目の座板を接着! これで 9/11,9/12 まで型は空かない。今回はちょっと多めになったが、接着剤はほぼ使い切った。うら用の板は節があり、今回のは特に多かった。それで接着剤の量が増えた。後は背もたれと、3つ目の 座板。この座板分は外してあるのだが、スプリングバックが大きい。アイロンからやり直しになるかも。時間がかかると思うので、その間にアカシアの実験を入れる。
ところで、サイドテーブル。作った小椅子に倣った構造で良いのではないか? ハンガーボルトで脚を付ける方法でのデザインはどうも気に入らない。貫がないと落ち着かない感じ。
1m 程の 30mm 角を 4本使って貫と脚にしよう。幕板は 胴縁。できるだけ脚を長くする方針で作れば 65cm ぐらいにはなる。で、高すぎれば脚を切って調整。

こんなので良いのでは? エクステリアなので木口はできるだけ見えないようにする。天板も幕板の内側に貼る。ぴったりにしないといけないので先に幕板を貼ることにしよう。あと幕板は箱状にするのではなく、隙間を空けて脚が横から見えるようにする。

こうするかな。貫の組み方は、小椅子と同じでダボも打つ。天板は 10x10mm を脚に食い込ませて、脚は上まで伸ばす。幕板は 5mm の溝を掘って最後に貼る。脚の上部は複雑な形状になっているが、編集の都合。天板の上になる部分は切り離す。
幕板の溝堀は以前やったことがある。丸ノコで4本程度溝を切って鑿で綺麗に成形。

木取り図。

実は、短辺に桟を入れようかと。なにかをぶら下げたりするのにちょっと便利かも。これはホゾ組して接着しない。
組み立ては、まず エの字を作る。接着剤はほんの僅かしか使わない。幕板の長辺も同時に貼るか。溝を掘るのが大仕事。幅はまぁまぁの精度で出来るのだが、溝の深さが POPOMAN ではどうにも。5mm のつもりが 7mm ぐらいになるかも。これプランジ機能が付いているのだが、ストッパーが甘くてずれて来る。
普通の丸ノコ使えば良いのだが、POPOMAN は怖く無くて気に入ってるのだ。カバーが金属製で上部が完全に覆われている。仮に刃が飛んだとしても下にしか行かないはず。まぁこれすら全然使いこなせていないので、まずは使いこなせるように。
一応書いておくと Amazon では weytool ミニ丸鋸 が同じもの?
やっぱり幕板の溝の精度が悪いと思われるので最後にする。接着剤も「床いちばん」にして充填する。そうなると 1) エの字作成 2) 天板、エの字と脚の接着 3) 木ダボの接着 の3回で僅かづつ接着剤が必要。野地板の接着を 2回に分けて 一緒に接着するようにしよう。最後の木ダボは慌てない。準備だけして接着剤を使うときまでおあずけ。
まずは エの字の準備。320mm x2 と 225mm を切り出して 320mm の中央に 30mm 深さ5mm の切り欠き。
接着時には、コーナークランプで直角にして 30cm クランプで圧着。さらに ビニールを敷いて板にクランプ4つで押し付ける。
木材の確保は出来た・・・のだが、胴縁の幅が予定より狭く 40mm 丁度しかない。新しく買ったものの幅も見てみよう。3cm 角は エの字の部分だけ切り出して、残った脚用に墨入れ。設計よりちょっと変更。

木材加工は、具体的にはこのようにした。
まず幕板は 12mm 幅 深さ5mm の溝に加えて端 10mm も 5mm の深さで削る。むしろこうした方が溝の深さを見るのに楽だという判断。5mm しか掘らないのは基本接着剤だよりのためで引っかかれば良い。で、脚の方の加工。上の方がかなり複雑に見えるが、まず 10mm x 10mm を切り取る。その上で 12mm 幅でさらに 10mm x 10mm を彫る。全部出来た後、幕板に合わせて飛び出た分を切り取る。幕板も設計より 3mm も幅が狭い。あとは桟のホゾ穴。15mm x 25mm 。下には 貫を付けるところを彫り込む・・・のだが、深さ 5mm なので間違えている。・・・こうなると一から描きなおし。
それはともかくこの桟にレジ袋を付けると丁度良いのではないかと思えてきた。出来上がった後試してみて 桟の下側にダボを打とう。
脚の長さについては、後で調整するので、取れるだけ取る。位置は 幕板の下端が基準で、桟の上端まで 55mm 。貫の上端まで 400mm 。設計では 脚の先まで 607mm となったが今のところ 630mm ほどある。また脚は同じ形のものが対角で、となりは鏡像関係。
桟の幅は 25mm だと大入れで、これで良いのではとは考えている。
幕板は現物合わせ。ぴったり嵌るところまで調整する。
さて、エの字を接着した次は、エの字、天板、桟を組むことになるのだが、先に天板を塗装してしまった方が良さそうだ。屋外用ニスを塗ると非常に時間がかかるので、早く取り掛からないといけない。
いやこの合板ダメだ。裏表ともに 表層が浮いているところがある。こんなものをエクテリアに使ったらすぐダメになりそう。いくら表面に高耐久のニスを塗ったところで浮いてきたらダイナシ。そういえば、30cm 幅のフローリングを昔買って保存してある。サイズは決めてしまったが、 255x350 に切ったものに替えたほうがだいぶマシ。
最後、幕板だが、下端から 溝まで 21mm の設計になっている。溝は 12mm なので 天板から 10mm 上になるつもりだったのだが、実際には 40mm しかなかったので 7mm になるかも。
今日は丸ノコの練習をしてみよう。上手く出来ないから手ノコでとかやっていると何時までたっても上手くならない。
ひとつは深さのコントロール。エの字のところを 5mm の深さまで 掘る。プランジなので最初押し付けるときが重要で、ストッパーをずらしてしまうと深くなってしまう。失敗すると嫌なので、まずは中央部を 5mm まで押し付けて動かさない。深くしても 中央だけなので分かることはない。相欠きでは沢山溝を掘るわけで結構練習できる。あと切り欠きの端は手ノコで。あと、脚も墨を入れたので練習できる。上手く出来るようなら中央部と言わず 4本まとめて溝を掘る。
また、フローリングの板を出してきた。これを 350x255 にフリーハンドで切る練習。丸ノコは台の端から 63mm のところを切るので補助線も入れた。あとレーザーも使ってみる。
さあ始めよう。
まずは深さの測定から。一応目盛りがあって mm 単位なのだが、誤差が酷い。6 で 5mm , 13 で 12mm 弱 24 で 22mm といったところか。何年か前に買ったのにこんなことすら初めて。
さて、書いたことをやった。まず 5mm の深さまで 掘る件。モーターON で左右にぶれるので ON してから 刃の位置を確認して押し付ける。ストッパーの手ごたえが分かって最後までストッパーはズレなかった。4本同時も問題なかったが、僅かに浅かったような気も。
次にフローリング。フリーハンドは流石に無理そうだった。三角形の(いわゆる)スピード定規を使った。材料が長いので、最初は手前に当てて 後で向こう側に当てた。それはともかく 材料はテーブルの左側で、定規は右手で押さえる。丸ノコは左手。普通の丸ノコとは逆側になっているのでやりにくい。あと定規が少し動いたりもした。動いたらすぐ止めてやりなおし。そういうこともあり切り口はあまり綺麗ではない。が、精度は 0.5mm ぐらいか。なお、定規を向こう側に当てるときには、止めたままで 刃を差し込み位置決め。あと日中はレーザーが見えない。外でしか使わないので無用であった。
次の丸ノコの出番は、桟用に 胴縁を縦に切るところ。と幕板の溝堀り。平行定規を探さないと。
とりあえず、野地板曲木の固定を外してみた。少しだけ戻ったように思うが大丈夫そうだ。
では! アカシアをやってみる。ものは端材で 400mm 幅を切った残りのようだ。幅 15cm ぐらいで 15mm 厚。400mm 方向に曲げるので普通の曲木とは方向が違う。別に曲げたいわけではなく実験で、アイロンで熱をかけてストレスを与えたらどうなるか? 接着剤が剥がれるというのがありそうだが、やってみる。
やりかたはいつもと同じ。今回は表裏8分づつ。やってたところなんかペコペコしだした。水に浸けておいたところ曲がっていた。凸になっている面をアイロンで押さえると下に着くのだ。これを型に置いてクランプで締めるのだが、全然手ごたえがない。簡単に曲がりすぎ。

これが結果。数日水に浸けてアイロンで熱を加えても接着面は揺るぎない。胴縁のような形状に切ってエクテリアの材料にしても問題ないように思われる。ただし、屋外でテーブルの天板のような使い方をすると波打つと思われる。安物だから細い枝だか幹だかを使っていて曲がりも大きい。集成材専門店ではバカ高いがそれなりの理由はある。2枚を交差させてピーアイボンドで接着すると・・・波打たないかも知れないが、割れて来る恐れはある。
もう満足したので、野地板の曲木をする。あと4枚。胴縁も固定していたクランプを外した。2本のクランプが張り付いてしまっている。ちゃんとビニールを敷かなかった結果。軽く金づちで叩いたら外れたから良かったが、横着はすべきではない。
平行定規を探したが見つからない。持っているのは付属品で品質はあまり良くない。曲がるので平行かどうか良くわからない。この際買ってしまおうかと。
「YSS 丸のこ定規 樫羽付き 300mm T-300 [電動丸のこ用平行ガイド]」
というもの。Amazon だと 830円なのだが、当面いらないものまで買いそうなので、ヨドバシで単品を買う。ポイントを加味するとだいたい同じ。ポイントにはさらにポイントは付かないので、9% 引きと考える。
どうせなら長い物を買おうかとも思ったが、取り回しが面倒で 切る材料の反対側を空けておかないといけない。300mm をまず買って、幅が広いものを切る必要があったとき検討する。ただし、幅が広いものを切る場合、直線定規が使えるので必要になることは考えにくい。
とりあえずは今やっていることを進ませる。曲木は1枚目が終わった。続いて2枚目を重ねる。あとはサイドテーブル。貫と脚の加工をやっていこう。
野地板2枚目の1回目アイロンがけ終了。2回目までに サイドテーブル。貫の刻み荒堀終了。脚の貫の部分の刻みも終了。桟のホゾ穴終了。
荒堀だが、多分深さをチェックして完了にする。重要なのは仮に貫を差し込んだときの幅。予定と違うなら設計の方を変えないといけない。ホゾ穴は 15mm の鑿で彫ったので、横はゆるゆるのはず。深さは 15mm 程掘った。あまり深いと 鑿がヘリに当たって ヘリが凹んでしまう。実際少し凹んだ。掘る長さと深さには関係があるので、今度整理しておこう。
まず刃の厚みの分がある 5mm として 1/sin30° 見ておかないといけないので 10mm 余分に距離が必要。そして幅の 1/2 刃を動かさなければならないとする。幅 30mm とすると 15mm の位置に刃先が来ないといけなくて その値 -10mm の余裕しかない。5mm x tan30°の深さになるから 2.9mm 。え? 30°で刃を当てる前提だと 30mm 幅で 2.9mm しか掘れない。60°であれば、刃厚は 5.8mm。 (15- 5.8) x tan60° = 15.9mm 。これぐらいが深さの限度。そしてその深さでは綺麗に底をさらえるわけがない。さらっていけば、ヘリに鑿が当たって凹む。どうしても上手く底をさらいたいなら、専用の鑿 平スクイがある。
野地板2枚目のアイロンがけ終了。
貫の短辺の幅測定。275mm のところ 277mm ぐらい。これは 3cm 角が太いためで問題ない。測定したら、マークして位置関係を決めておく。
長辺方向は 370mm のところ 370mm 。脚は太くないようだ。あとホゾ穴の深さは 14mm ぐらいに調整。設計の深さではないがなぁに桟の方を短くすればいい。
曲木3枚目。これは最後に作った型に野地板を入れて嵩上げし曲率を大きくする。背もたれ用。やってて気が付いたのだが、Aを使う予定だったのにDになった。A は3つ目の座板にしてしまった。
4枚目最後の野地板を曲木を開始。型を曲率に合わせたわけではないので、少々歪な形にはなってしまう。実は A もそうなっていて、どうせなら 背もたれにしようと考えていたのだった。今更予定通りにするつもりはないが、重ねた板との間に隙間が出来るのではないかと心配はしている。とにかく、終わったら乾く程度まで放置し、接着。その後も数日放置。
その間にサイドテーブルの加工をするが、平行定規が取り寄せなのでかなり時間がかかる見込み。届かないことには桟を作ることをしないし、幕板の加工もしない。要するにこれもまた時間がかかる。
今、出来ることはそう多くないが、材料を磨くことは出来る。貼り合わせた脚の横側にかんながけをすることにしよう。サイドテーブルの脚も太さを揃えてみるか。
貼り合わせた後ろ脚だが、横にずれたりして かなり削った。端は合わせたのだが中央部がずれている。元は 43mm はあったのだが、40mm 切ったかも。まだちゃんとチェックしていない。前脚はずれていないので少々太い。
サイドテーブルの脚も削ったが、こちらは少しだけ。これらは、面取りしたりサンダーで表面を慣らしたりの作業をする。
よく考えれば、脚と幕板はだいたい出来ているので組み始めることが出来る。いきなりは無理なのでまずは型紙から。幕板の高さは 下端が 322mm 。脚の間隔は下が内寸で 417.2 。7°傾けると 勾配は 322/39.5 。
前脚の長さは 450mm で切り、上端の高さは 414.3mm 。長めに取ってあるので下は型紙からはみ出し、上も型紙より上になる。これでは困るので 414.3mm までの長さを計算すると 417.4mm 。
貫の高さは 132mm 。前脚の長さでは 133.0 mm 。なお後ろ脚は、どれだけ曲がったか分からないので現物で決める。
型紙の寸法は分かったが、その前に 材料を三角サンダーで磨いておく。やりながら、状態も観察。
まず、剥がれて来ると言うべきなのか・・・木目と面がほぼ平行な部分が浮いている。何か所かある上に自分でめくってしまったところも。これは染み込む瞬間接着剤以外では貼れない。
他に 2mm 幅ほどで 深さ 1mm ほどのキズが。こんなのはまだかわいい。後ろ脚の凹面に大きなワレが・・・外から見える部分だし、水が入るとワレが進行する。これらは、重曹+瞬間接着剤で修正を試みよう。
なお、三角サンダーは古い方(これも POPOMAN)。面ファスナーを貼って直したもの。何回か使ったペーパーは剥がれて取れたが、新品ペーパーだと問題ないようだ。古い方は #180 専用で使い切るまで交換しないようにする。
ところで、どれだけか彫り込むとして、ナナメに掘るのは難しい。特に奥になるほど抉って行くのは無理そう。なので、前脚と幕板の接合部や、その下の貫の穴は垂直に掘ることにした。そうなるとホゾの部分の下側は 7°にする必要がある。前脚の上はオープンなので関係ないが、貫の穴の上側は隙間が空くことに。できるだけナナメにするが出来にはあまり期待しないことにしよう。
どれだけ掘るかは、設計でもはっきりしない。15mm 掘ると 接着剤が見えて来る。ギリ見えないぐらい。目標 14mm ぐらいか。
あと平行定規が到着。サイドテーブルの上の貫の加工もしなくては。長さは 215mm のところに 14mm づつ差し込むから 最低 245mm x2 = 490mm にする。この板から幕板の短辺 235mm x2 が取れる。長辺は 330mm x2 で別の板から取る。
平行定規を付けようとしたところ衝撃の事実が判明!・・・入らない。
僅かに定規の方が太い。しょうがないので定規を付ける穴をダイヤモンドやすりで削る。定規のフチは丸く加工がされていて、きっちり四角に削る必要はなかった。精度が落ちてしまうとは思うが 片側 0.5mm も削っていないので大丈夫だろう。
溝堀りとる細く切る作業。25mm 幅に細く切るのは上手く出来た。これを切り離さずに反対側の溝堀り。切り出しと細く切った切り終わりがオーバラップするが、丸ノコの刃が見えるのに気が付いてよくよく見ることで干渉エリア内に収まった。あと分かった衝撃の事実。20mm 幅以下には出来ない。反対側から切るなどすることで問題にはならなかったが、40mm 幅以下の材料には好きなところに刃を当てられるわけではない。付属の定規には自分で羽を付けたのだが、丸ノコの台の下を通れるようにしていた。今度の定規は羽が若干上まで来ていて無理。安全性という点ではそれで良いのだが、困ることがあるかも知れない。
さて幕板に彫った溝は3本。残った部分を鑿で削り取らないといけない。4本掘れば良かったと思わないでもないがまぁいいだろう。そんなことより 深さ 5mm を正確に掘れたかどうか? ・・・どうも浅かったようだ。そうなると 全体を少しけずらないといけない。面倒だが練習の機会ができたと思っておこう。
すっかり忘れていたが、曲木の接着。前回接着してから 12日もたっている。
まずは、座板分の野地板と サイドテーブルのエの字を接着する。背もたれも Ready だが、クランプが足りない。ピーアイボンドは、前回 主剤 11.54g に対して 硬化剤 1.5g+ だったのでそれぐらいを目標に。
10g 目標だったはずだが、余計になってしまう。それからおもむろに、硬化剤の量を計算。慌てる必要はない。硬化剤はペットボトルのキャップに移してから入れる。
接着は 15分以内に圧着まで終えるようにとのことだが、余裕があるので慌てる必要はない。
予定分の接着完了! まずはエの字から。四方をクランプで板に押し付けて接着後、30cm クランプで圧着。次に 野地板だが、残りの接着剤ほとんどを塗って合わせた後ビニールでくるむ。クランプはもうひとつの曲木から1本取って来て11本掛け。しばらくすれば、エの字を外せるので、2回目には12本用意できる。
さて所要時間は、接着剤を調合開始から全部で 17分。余裕。接着剤は 主剤 10.84g に対して 硬化剤 1.7g 。こんなものだろう。ちなみにキャップに入れた硬化剤は 2g+。
2回目の接着では サイドテーブルの エの字、脚、天板を接着してしまいたいが、用意が全然出来ていない。脚の上側、天板の角を差し込むところと幕板を嵌める部分の刻みだけだが、少々手間。
これらの接着だが 60cm クランプを使わないといけないのだった。60cm 4本で天板と エの字の接着部分を押さえて、30cm 2本で天板の短辺も押さえる。他には コーナークランプをかけたいが、やってみてから。
・・・どうも背もたれの接着と同時にやるのは厳しそうだがどうか? 60cm クランプの取り回しも面倒なので、背もたれの接着が終わったら、屋外でやるか。
これ違うのでは? 天板はむしろ上下方向に圧着すべき。桟があるから短いものでも良いのだが、おそらくクランプが足りない。
さて、サイドテーブル脚の刻みはもう少し。

ちょっと勘違いしていた。天板は 20mm 角食い込む。これだけ面積があるなら天板の角を切り取ることにして、奥の部分をきっちり彫り込まなくて良いのでは?
あとは、接着するときちょっとのストレスで上の部分が割れてしまう可能性がある。小さいクランプも用意しておこう。
そういえば、大量に余った接着剤の様子 12日後。上の部分からうっすらと茶色になって全体の 2/3 ぐらいにまでなっている。もう爪では跡が付かない。底 5mm 程は白いまま。押すとへこむ。
組み方を再検討。

二転三転しているが、まず左側を作ってしまうのが良いのではないか?パーツが沢山あると仮組みするにも面倒なのだ。細い貫も接着してしまい上の方はガチガチにする。ただ2セット同時に作るので、短いクランプが8本必要。今接着中の曲木の4隅だけ残してクランプを外すと7本確保できる。大丈夫・・・いける。
一応準備が出来たので接着開始。接着剤は 主剤 15g
まずは サイドテーブルの脚から。桟に接着剤を塗って差し込み、次に 幕板を貼る。2つやって所要時間は 22分。クランプは短いのを4本。下は天板とあと一枚を使って固定。上は幕板を押し付ける。横方向に 30cm の予定だったのだが、すぐ外れてしまうし、幅が 27.5cm で設計値だったのでヤメ。最後に割れた部分も接着。・・・なんかずれた。
次に背もたれの接着。残りの接着剤は使い切った。ここまで 39分。
その後、幕板が直角に付いたか確認したところダメ。手で押して修正したが、ギシギシいう。大丈夫か?・・・1時間ぐらい後に一回外して、2つを合わせてクランプ締め。これでしばらく置いておく。
幕板を削り込んで 天板を差し込み仮組みしてみた。長辺の外寸は 373mm 〜 375mm 。設計は 370mm であり長辺の幕板も それに合わせて切ってある。奥まで差し込めていない可能性もあるのだが、さらに調整が必要だ。
調整したのだが、天板は 実測 350mm でちゃんと 5mm 差し込めている。なのに 373mm 。幕板に隙間が空かなければそれで良いのだが、2mm 程隙間が出来る。 これは結構みっともないので、少し天板を削ろうと思う。
2mm ほど削るというのはなかなか難しい。手カンナが出来れば良いのだが、へたくそなので無理やりやればボロボロになる。電気かんなもボロボロになると思うし、悪いことに削りすぎる恐れが。
ランダムサンダーで削ることにしたのだが、少々削りすぎたかも。まぁ天板は「框造り」のようなものなので、しっかりと接着できなくとも問題ない。切断した合板の断面に水が入らないように接着剤を付けるが、ガタガタでも良いのだ。
・・・長辺の幕板以外を接着。主剤 11g 所要時間 7分
幕板は調整してから貼りたいので今回はヤメ。接着剤は多いかと思ったが丁度だった。最後に余ったのを脚の底に塗ってみる。天板はギリギリ締めたが まだ隙間ができるようだ。まぁいい、隙間は重曹+瞬間接着剤で埋めるつもり。
次回の接着で終わらせるが、エの字の貫にはダボを打つ。その準備はしておかないと。
ところで
SUN UP 木工ドリルビット 5本組 SWD-51
を購入したのだが、サイズは 6-8-9-10-12 。9mm と 12mm は持ってるのと重なった。ただ先端の形状が違い購入したものはネジになっている。試してみたところネジの効果でグイグイと掘れて行く。ちょっと勝手が違った。試したのは、細い桟の下側のダボで、レジ袋を引っかける部分。やりすぎて貫通してしまったり。途中で止めたければ引っ張って回さないといけない。(もしくは逆回転?)。ちなみにダボの接着はエポキシ。脚の先端の出っ張りが何回も割れて修正する羽目になったが、少量で良いのでエポキシで修正した。
このドリルでの穴あけだが、フチが完全に綺麗かと言うと・・・少しバリが出た。掘り初めは少し気を配ってやったほうが良いようだ。
とりあえず、サイドテーブルの接着完了。主剤 12g 。ダボに結構使うかもと思い少し多めにした。
ダボは 8mm x 40 を全部打ち込む。
実は椅子作りは先週までで中断する予定だったのだが、もう少し進めておきたい。サイドテーブルは完成間近なのでやるが、椅子の方は両サイドだけでも。幕板を大入れするつもりっだったのだが、内側に寄せればよいかと。ホゾ穴はめんどくさい上に精度が心配。一応木口はできるだけ見せない。24mm の深さで 30mm までぐらい埋める。後ろ脚も同程度切りとる。貫も同様にしてしまう。24mm 掘って 横から嵌める。

長さのチェック。幕板 386mm , 貫 426mm 。1つ前の設計では幕板を切り詰める予定だったが、なにもしていないので足りる。OK!
まずは隙間埋めから。重曹はダイソーにあったのだが、旧版らしく 500g! ほんの僅かしか使う予定がないのだが・・・。とりあえずニスの空容器に少し入れて、アイスクリームの棒で盛る。瞬間接着剤は思ったよりも消費。1g x3 ぐらい。綺麗に出来たかと言えば全然で凸凹になった。全体をサンディングするので大丈夫だろう。あと、はみ出したピーアイボンドも柔らかいうちに取らなければ。
作業していて思ったのだが、意外に屋内で使えるような。ゴミ袋を吊るせるようにしたのが大きく、ゴミ箱を撤去できる。防水の接着剤しか使っていないので屋外で使えるのだが、もったいないような・・・。
サンディング完了! まぁエクテリアとしてはこれで良いんだが、インテリアとしては雑かな。そんなことより塗装はどうする? 防腐剤を塗って終わりにするつもりだったのだが。当面屋内なら塗装なしで使うか。色合いも考えたい。天板が明るい茶色なので、こげ茶系にすると変。元のけやき色? マゼンタだけ 1/30 入れるとどうなるのだろう? 漆塗りでも 赤みがかったものはある。
ちょっと漆塗を画像検索して好みの色を拾って見た。RGB で 144-35-2 。青成分がない。けやき色よりも赤みがかっているのは事実なのでいけるかも。・・・これは猶予があるのでボチボチ研究しよう。
さて、椅子の方、型紙に脚を置いて 位置を拾い、実寸を測ってみた。
幕板の内寸が 336mm で左右 25mm づつ足すと 386mm ! 設計と全く同じ。下の貫の内寸は 379mm で貫の長さは 429mm 。設計は 426mm なので変更しておこう。・・・まぁ多少違っても左右で同じものが出来れば良い。
とにかく、位置を拾ったので墨入れが出来て 彫り込むことが出来る。 彫り込むときはのこぎりで可能なところは刻む。はっきり言って繊維と直交するところはのこぎりの方が切り口が綺麗。鑿で加工すると潰したようになったりするが、そこは見えない場所となる。
次、幕板のチェック。切っただけの状態で放置中。このまま春まで放置してしまうと、もう再開する気が萎えてしまう恐れがある。長さは 1cm ほど余裕がある。左右の形は微妙に違う。2mm 以内のようだから、2枚重ねてサンディングだけで削る。凹になっているので普通のカンナではどうにもならない。本職の人はどうやら南京鉋を使うようだ。「南京鉋は曲線形状に削る鉋です。」という話らしい。
あと加工について。脚は彫り込むが深さは 20mm にしておく。幕板も貫も飛び出てしまうので、こちらも彫り込んで内側をツライチにする。最後にダボを打つつもり。脚の横幅が 40mm ないのでダボは貫通させる。
まずは幕板を削る。三角サンダー #180 で削っていったが、キズが一部消えない。さらに少々窪んでいるところがあって、合わせるのは諦め。面取りしていけば、結構ごまかせると思い終了。
次に前脚を彫り込む。ものすごく簡単な方式にしたつもりだったが、苦戦。荒堀りはなんとか終わったが、掘る量が多い。精度もイマイチ。ホゾ穴にしなくて本当に良かったとは思う。後ろ脚も同量掘らないといけないわけだが、ギブアップして休憩中。
なお、ホゾ穴にしなかったのは、接着でクランプが効かないためもある。接着剤頼りなので、ギリギリ押し付けた方が良いのかなと。接着は作業台に型紙を置いてクランプで締める・・・のだが、作業台に穴をあけることになる。一応 6cm メッシュで必要に応じて穴をあける決まりにしている。そして、片側が出来たらその上に重ねる。
・・・うっかりしていた。30mm 角の確保をしてなかった。2本必要なので取って来たが荒材なので綺麗にしてからでないと墨入れもできない。そして雨予報。
綺麗にするには、電気かんなを使っていた。が、両端を削りすぎる傾向がある。そしてそんなには綺麗にならない。あと、曲がっていると無理。僅かでも凹になっている面は削れない。

ダボを打つ場所の検討。貫は 8mm で、幕板は 10mm 3か所と考えたが、8mm で良いか。ここは単に捩じれたとき剥がれないようにするだけ。座板を止めるのは 10mm でここは荷重がかかる。悩ましいのは前脚にかかるところ。65mm の穴を空けて 15mm ほど奥にまで打ち込む。おそらく幕板の端にかかるがしょうがない。
追記のエリアが足りなくなった。(終了)