雪が格子をすり抜けると思っていたのだが、大雪というか 40cm ぐらい一気に積もる状況だとそうはならなかった。40cm と言うと比重 0.1 として 72kg 。雪がある間そばには行けない。そして積雪が 2m ぐらいになる年もある。新雪相当で 2m とすると 5倍! 360kg に耐えなければならない。時間をかけて積雪が 2m を超えると下の方は氷みたいになってさらに重量が増える。が、滅多にないと思うので、ここでは新雪相当と見積もろう。断面積で言うと 33mm径 = 8.60 cm^2 が全然ダメで、この 5倍 43cm^2 でも厳しいかも知れない。支柱は 45mm 角に 野地板2枚を貼って 45 x 69mm として設計しているのだが、断面積は 30 cm^2 。多分傾いたところで、一気に崩れたと思うので、断面積はこれぐらいにして、傾かないような補強も入れる。具体的には 短辺方向には支柱間に3本桟を入れて、長辺方向は、45mm 角でハの字を付ける。また格子棚自体にも野縁を長辺に接着して 60mm x 40mm にする。

図面は正月に作った。それから4か月。そろそろ作る頃合いだ。
ちなみに、一畳分でぶどう? という気がするので、(やるかどうかは決まっていないものの ) 次の年は様子を見て、もう1つ作り間を桟で結び面積3倍にする構想もある。
ちなみに、林ぶどう園でこんな動画があった。
https://www.youtube.com/watch?v=FEaInktM8wM
棚が2段になっていて上に雨避けが付く。雨避けはいいなと思うのだが、巨峰だし構想まではない。
そんなことより、この巨峰は枯れる恐れがある。棚が潰れたとき根本から曲がってしまったのだ。ダメなのかどうかは現時点では分からない。また折れた枝などを冷蔵庫で保管してある。ダメかも知れないということで挿し木にも挑戦する予定もある。(巨峰は既に PVP ではないので権利上の問題はない)
さて何から手を付けるべきか。支柱は切り欠きを3つ作って、45mm 幅にした野地板を1枚貼る。2枚目は短く。出来た段差でハの字の補強を引っかけるようにする。上の格子棚は、野縁を貼って引っかける部分を切り欠く。ハの字は後で横からスライドして入れてビスで固定。横の桟はホゾを切る。場所は下端が 支柱の上から 50cm で 50cm 間隔か。図面では半端な値になっているが、理由などなかったはず。
野地板を 45mm 幅で切る。一枚目は 2000mm 。2枚目は 1637mm 。野縁は 1686mm 。まずはこれを用意しよう。
最初は接着がメインの作業になる。接着剤はピーアイボンド。塗布量230g〜270g/u で、野縁は1本あたり 18g 、一枚目の 野地板は 24g 。2枚目は 20g 。無駄は出るはずで 1割増しぐらいか。今まで歯ブラシで塗って来たがもう少し大きめのナイロンブラシを使うか。ワイヤーブラシのセットでナイロンブラシは使っていないのでいくつか持っているはず。また調合する容器に小さいカップを使って来たが、使い捨てのコーヒーカップを使う。良くある白いカップを差し込んでつかうやつ。
接着はせいぜい2本づつ。クランプを総動員してやっとだろう。端に2本、切り欠きの前後に1本づつ、8本は必要そう.16本は用意しないと。
あと支柱と 格子棚の接合は、8mm のコーチスクリューを予定。ワッシャー代わりに 100mm の取付金具を用意して穴を広げてある。これにロープを付けて地面と結ぶ。また、土の上に直接置かない。10cm Y型(横筋)のコンクリートブロックを埋めて穴に挿す。穴は 50x80 ぐらいで 45x69 は余裕。それは良いが埋めるのがとてもめんどくさい。これも地道にやっていかなくては。
しかし、ちゃんと覚えているな。材料も全部用意済み。もう作るだけの状態。
組み方は決め切れていない。多分 支柱に桟をつけるのが先。これを斜めにコンクリートブロックに差し込んで片側だけ格子棚を付ける。これを立てて反対側の支柱に乗せる。最後にハの字を入れてしっかり固定。接着剤も併用しよう。十分検討できていないが、こんな風にやろうと思う。
ここで関係ない話。前の記事が長すぎて書けなくなった部分
ところでアリエクで注文した、木製の南京カンナ(547円)と 定規(330円)が1日違いで届いた。ちょうど注文から一か月。
南京カンナについて、まず下のプレートは、綺麗なRが付いていない。が、一応削った跡があり、ネジの頭ごと平坦にしようと頑張ったようだ。だが、片方のネジの頭には少し段差がある。明らかな削った跡が周囲にあって、綺麗なRにしようとした形跡はあるが、精度は低い。なおプレートは 1mm 厚ぐらい。削ったところは 0.5mm ぐらいか。
刃は例によってひどい。しのぎ面などガタガタ。ただしやはり二段刃。実際の刃は綺麗かというとそうでもなく、触ってかえりが感じられる。あと焼き入れの痕跡はない。プレートを打ち出して、削っただけ? プレートの厚さは 2mm 弱で幅は 30mm 。そういえば、使い物にならないプラ製カンナも刃の幅は 30mm で似たような感じ。ただしプラ製の方は刃厚が 3mm 程あって、入れ替えることは難しそうだ。
木自体は緻密で堅木のようだ。これは悪くない。また木くずを排出するための穴が空いている。使う場面は限られるし、使用感のコメントができるのは相当後になりそうだ。存在を忘れることもあり得る。使わなくとも研いだり、プレートを磨いたりはする予定。研ぎはスイッチが入らないと。多分これも後回し。
研ぐときはしのぎ面を触らないことにしよう。ちゃんと二段刃に研ぐのだ。しのぎ面の幅はちょうど 4mm 。刃厚は、2mm なく 1.5mm ? 25°だとすると刃厚が 1.87mm ということになるが そこまで厚くない。30°で研ごうとすると 2段になるのが明らかに分かるはずだ。刃の縦幅は 47mm 。30°で研ぐ場合 端を 23.5mm 浮かす。
ハンドルと同質の木のくさびで刃を固定する構造なのだが、ダメにしてしまうと自作することになるのでメモしておこう。くさびは2段の角度が付いている。下面から見て長さは 36mm , 先が急角度になっていて そこまで後ろから 25mm 。厚さは後ろが 6mm で急角度に変わるところが 3mm , 先が 1.5mm 弱ぐらい。幅は当然 30mm 。これを堅木で作る。ナラぐらいの固さで良いように思う。あまりに堅いと変形せずピッタリの精度でないと一部しか接触せずホールド力が却って落ちると思う。
あと焼き入れしてみたいような。最初に買った南京カンナは明らかに焼き入れした後がある。中華鑿を焼き入れしたことがあるが、多少耐久性が上がった。ただ焼き入れで歪む傾向があった。こんな薄いもので大丈夫かどうか? ・・・何故かホビーカンナの替刃を購入。ヨドバシで 1枚 215円。予備を確保して ホビーカンナでまず試してみよう。
とりあえずプレートをダイヤモンドやすりで磨いた。ネジの段差をなくし出来るだけ滑らかに。ただし刃口の前部分は少し 0.5mm ? 凹んでいる。これ意図したものだろうか? だったらやりすぎないように注意しよう。あと刃口の外側は割とどうでも良いような気が。まぁ綺麗に滑らかになったのでここらで終了! 木のハンドルだと手造り感があっていいねぇ。刃を見られたらアレだが、ハンドルだけだと高級品のようにも見える。
定規はと言うと、平行線を引くケガキがわり。0.1mm きざみで斜めに穴があって 10段、合計 100個の穴がある。その上に良く分からない分度器。文房具の分度器の方がましな感じ。無駄に長いので半分ほどに切ってしまっても良いような気さえする。これはちょっと前なら役に立っただろうが、もう大体終わったので当面使うことはなさそう。あ、あれか、桟木を縦に切るときに平行線を引くのに便利かも。木自体が僅かに曲がっていたりするので長い定規では平行になるとは限らない。これで墨をして 26mm 角とか作っておけば、多分使う。
最初に使うのは野地板ということに。曲がっているものに正確に追従されても困るのだが、やってみよう。
ちょっと試したところ、いつものラメ入りゲルペンは穴に入らない。0.5mm とかの普通のボールペンなら入る。またへりに引っかかる部分は定規の両端だけだった。よって短い材料には使えないし、端まで引けない。なんでこんなことをするのだ?
ところで、Amazon だとこんなのが 29800 円。土中用金具を付けると 39800円!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07RRN6HLS
高さと長辺の長さは同じぐらい。
フレックス・パーゴラという製品名で割とメジャー所のようだ。動画でも見た覚えがある。支柱は太いな 70mm 角ぐらいか。塗装は、ステインと書いてある。防腐剤で十分だ。あと例によって中国製。中国製自体に思うところはないが、それでもこれだけの値段になるのか。
しかし作ろうとしているのは、飾りっけがないと言うかシンプルすぎるな。ネットを掛けたりもするし、シンプルで良いのだが・・・
あと連結という発想はこれのマネ。
それでは、自作のものの木材の材料費はどれぐらいか?
45mm 角 2000mm (杉KD) 5本 380円 x5 (ただし4本束)
40x30 野縁 2000mm (杉KD) 2本 253円 x2 (ただし6本束)
105x12 野地板 2000mm (杉荒材) 4枚 132円 x4 (ただし9枚束)
30mm 角 1000mm (杉荒材) 6本 66円 x6 (ただし10本束)
ここまで今回使用分
40x30 野縁 2000mm (杉KD) 3本 253円 x3 (ただし6本束)
30mm 角 1000mm (杉荒材) 8本 66円 x8 (ただし10本束)
これは、格子棚分
合計 4617円 (税込み)。
ただし接着剤やら コーチスクリュー、取付金具、塗料、コンクリートブロックなど他にかかるコストはいっぱいある。
ダイドーハント ユニクロ コーチスクリュー 8x90(14頭)(15本)970円@ヨドバシ
-今回しか使いそうにないので1本あたりから計算しないでおこう。一声 500円分!
取付金具 100mm x2 110円 x2 220円
ピーアイボンド TP-111 1kg 1200円+送料。 250g 程使用 400円分?
防腐剤 クレオパワー 14kg 缶(6500円)で購入。500ml 使うとして 232円分。
コンクリートブロック 4つ 800円ぐらい?
まぁこんな感じか。だいたいだが算出した金額を足すと 6569円か。あとは 30mm 角の数が足りなければ 野縁に変更して若干コストアップ +363円。(30mm 角の安いのはもう売ってないのだ)
野地板を5枚無作為に取って来た。束の右端からまとめて取っただけだが、これをランダムサンダーで綺麗にする。やりながら観察したが、節が全くないのが1枚、小さな節がいくつかあるが目立たないぐらいのものが1枚・この2枚は白身で節のない方は保管。別の用途で保管してあったのを使ってしまったので補填する。残り3枚は赤身。節は大きなものがかなりある。ただし節にひび割れがなく単に堅いという感じのものが殆ど。1つだけ大きな節穴が空いている。あと、30mm 角は 12本持っていた。一回なくなってから入荷したのを見つけて買っておいたものだった。
さて、次は横側を揃える。5本まとめてクランプして電気かんな。横にも曲がっている場合があり、貼るときに困るので直線になるようチェックもする。心材にする 45mm 角は KD+プレーナー仕上げで正確。実際には少し曲がっていたりするが、まっすぐだと考えて削る。多少の曲がりなら接着時横方向にもクランプを掛けて矯正できる。最終的にはみ出した部分にも電気かんなで削り取る。横を削って 100mm 幅にしたものをさらに半分に割れば 48mm ぐらいになるはず。
電気かんな作業終わり。野地板は 本来 105mm 幅で たまに 103mm とかいうものもある。気前よく削っても 100mm を割ることはないと思っていたが、ほぼ 100mm となった。現時点でまっすぐとは限らないわけで そろそろ慎重にやらねば。まずは1枚外して 4枚並べてみよう。入手した定規で 48mm の線を引いてみる。
・・・両側から引いてみたところ 2本の線の間隔が 3mm 以上のところもあるが 1mm ちょっとのところもある。けっこうやばい。一番狭いところに合わせて平行定規をセットしなくては・・・。
実際にきるのは、後回しにしよう。最初に接着するのは 格子棚の補強。格子棚の長辺は作業台を定規がわりにして 1800mm 。両側に 45mm + 12mm の支柱が来るから 57mm づつ内側に短くする。よって 1686mm 。とは言え現物次第。
格子棚の接着部分を磨いて両側に 57mm の墨を入れ、野縁をそれに合わせて切る! 出来上がったのを比べると長さが 5mm 程も違う。どういうことだろう? まぁいいか。格子棚は、一年雨ざらし。木目の間が痩せて来て塗装を完全には落とせなかった。あと現物合わせで切ったのだから、どう合わせた分かるようにマークを入れておく。・・・もう接着できるのか。準備して接着してしまおう。
接着準備ーーカップはすぐ見つかったがホルダーが見つからない! 近くにあった 7.5cm のスリット鉢に嵌めてみるとぴったり! ホルダーなんかいらんかったんやぁ。次にナイロンブラシ。白黒2つあった。両方ともワイヤーブラシセットの1つだが、毛が硬い白い方にした。調合は 40g + 6g 。家の中で調合して外に持っていく。60分以内というのだから余裕。ナイロンブラシはさくさく塗れた。接着してクランプ6本づつ。あと横に曲がっていたりしたので、横方向にはクイックリリースで締める。接着終わり!なんとあっけない。もう慣れたな。
ただ、ちょっと墨に合わない。最大で 2mm ぐらい。べつに良いか。接着した補強分の端に支柱を付ける。モデルを確認すると、この端から 341.6mm が切り欠きの外側で、垂直に 12mm 。幅は 上端が 51.7mm 下端が 61.3mm 。内側は 45°で切る。支柱の方もメモしておこう。2枚目の野地板は 上から 361mm のところに来る。
接着剤は大幅に余った。なんと 20.8g これでもはみ出すぐらいで十分だった。あれ?計算間違った?
塗布量230g〜270g/u で、野縁2本分の面積は 0.1352 u 。なので必要最低量は、29.744 〜 36.504 。・・・合ってるぞ。??? まぁいい。次回は 計算より少し減らしてみよう。そんなことより、ピーアイボンドが底をつきかけている。接着を全て行うまでに なくなる見込み。実は2つ買ったので、量の問題はないのだが、2つめを容器に入れておかないと。実はこれも準備している。オリゴ糖 1kg の容器が空いたので、これに入れてみる。粘度は似たようなものだし問題ないだろう。
次は、24x2 = 48g の計算だったが、2/3 の 32g でやってみよう。硬化剤は 4.8g 。
さて、お次は? 貼った補強を面取りして、防腐剤をぬっておくか。ずっと雨ざらしになるし。それと並行して、支柱。まずは45mm 切り欠きしてホゾ穴を作る。終わったら後は貼るだけ。切った野地板を用意しないといけないから、びびりながら切るか。クランプは 2つで 16本かそれ以上用意する。今 14本使っているからあと少し。
45mm 角は支柱に4本、補強に1本。4本束だから 2束用意しているのだが、端材がないわけではない。もし足りれば、束をばらす必要がなくなる。チェックしておこう。
補強は 483mm ということになっているが、端を切り落とした後のサイズ。+34mm 必要で 517mm 。2000mm から取る場合は 45°のラインで接するように互い違いにする。2本取る場合 517 x2 -45 =989mm が最低サイズ。3本だと 517 x3 - 45x2 = 1461 mm 。あと最初の2本は計算通りのサイズで良いが、後で付ける 2本は現物合わせになるかも。コンクリートブロックを置く精度にもよるわけで、ずらせない場合現物合わせでごまかす。
桟木のホゾからホゾの間隔は 980 - 45x2 = 890mm 。この長さでは直接クランプがかけられない。動画では、ハタガネ使ったりパイプクランプを使ったりしている。どちらも万を超えるようなコストがかかる。他だと ベルトクランプ とか 荷締めベルト?
荷締めベルトは比較的コストが低いようだ。アマゾンは 4/1 から使いにくくなった。ヨドバシで探してみると・・
サンアップ SUN UP 荷締めベルト 4m 440円。耐荷重 100kg
それとも
フリーク FREAK [荷締めベルト青 エンドレス250kg 幅25mm×長さ3m] 654円
締める力と、耐荷重はまた別だし、木工の場合は締める力以上の力はかからない。サンアップの方を2本買ってみるか。以前紐を輪っかにしてクランプで締めるというのをやったことがある。かける場所がナナメだったこともあり、気休め程度だった。今回のケースでは使えそうな気もするが、専用品のほうがマシに違いない。あとひょっとして組むときにも使える? ハの字を入れて接着するときにかける場所はある! なら買いだ!
いよいよ支柱の番。切り欠きからやるかな。その幅と深さを決めよう。深さを 21mm とすると残す部分は 24mm 、野地板を 2枚はるから反対側も 24mm 。幅は 30mm 。
墨入れ完了!何故か小一時間かかった。45mm 角も結構曲がっている。束のときはビシッとしてたのだが・・・あんまりひどければ、水で濡らして矯正してから貼ることになるかも。曲がったなりに野地板を貼ることはたぶん出来るのだが、後で矯正というのが難しくなる。やった方が良いとは思うが程度問題。凹になっている面に濡らしたタオルを置くとそこが伸びて反対側に反る。薄い板なら数時間で曲がってくるが 45mm 角ではどうか分からない。曲木ではないが、アイロンを使うとか?
次はのこぎり、12 個の切り欠きだから 24 か所! ではなく間にものこぎりを入れるからその2倍ぐらい。運悪く節にまともに当たったところが1か所。ここは細かくのこぎりを入れる。鑿も小幅のものにした方が良いとのこと。理由は鑿が痛むので、研ぎが楽な方が良い・・・と大工の正やんが動画で言っていた。
のこぎり完了! こちらは 30分。節以外はさくさく切れる。間の切れめは1本で良いだろう。節のところはのこぎりも進まない。間3本切る。
切り欠き 3/4 まで。小一時間といったところか。食事休憩。貼る面に対して明らかに反っているものが1本。横方向は未チェック。あとここから作った作業椅子を出して来て使う。未塗装だが、使わない理由はない。作業中は肘置きに一切触れなかった。背もたれにも触らず。浅く座って前のめりで作業していた。
なんとか切り欠き完了! 節の所を最後にして鑿も 12mm に変更。結構難航した。面を綺麗に削ることは無理。ガタガタながら一応削り終えた。鑿で薄く削れたところもあったのだが全体的には叩いて割り取る。まぁいい、とにかく終わった。次は・・・バケツ。ずっと放置してて汚くなっているのを洗って使う。
水を雑巾で塗って塗った面を下にしてしばし放置。
ホビーカンナ考察2 −どのように研ぐか検討その2
しのぎ面を 25°で研ぎ裏を 5〜7°で研ぐと決めた。刃の幅は 25mm 長さは 41mm 程。浮かす高さは 表の場合 17.3mm , 裏 4.3mm 。
何故こんなことを書いているかというと 頻繁に研ぐことになりそうだから。で、簡単に研ぐための治具を作ろうかと。角度を簡単に再現できると研ぐのが遥かに簡単になる。今は小さな端材が沢山あるので材料に困らない。木を使うわけですり減るのが前提。だが、すり減っても治具の角度は変わらない。どうするかと言うと 25°の角度で差し込む構造にするのだ。すり減ったら差し込む溝を深くする。あと治具の下にクッキングペーパーを敷けばすり減り方も穏やかになるはずだ。
他の案としては、包丁研ぎ器に溝を切った木片を入れて角度を固定。これだとすり減ることを考えずに済む。・・・が実物を見たら 17.3mm にはならない。
というわけで木片に溝を入れてみた。想定通りの感じになったのだが、溝が広すぎて安定しない。また接着剤か? 多分余るからポリ袋をかまして固定してみよう。
その前にガムテープで貼れば抜けなくなるのでは? ちょっとやってみよう。
ハイ、失敗。元のしのぎ面よりも緩傾斜になって、先端ではなく後ろ側から研げていく。当然先端まで研げない。拉致があかないので、中断。治具を良く見たら全然 17mm ではなかった。治具を修正したらまたやる。
裏の方は、包丁研ぎ器に引っかけて研いだ。良く分からないがこれで良いような気がする。
さて、接着が終わったし、治具も修正。もう一度研いで見る。・・・結果 しのぎ面が半分で角度が変わった。正確ではないが、1.5mm づつぐらい。裏は、1mm 程か。未だ形を整えただけで 鋭くはなっていないが、どうせ面取りにしか使わないし、すぐ痛むと思うのでここらで一旦終了!付けてみたが、刃口が狭い。0.5mm 〜 1mm 程は許容範囲。また、ホビーカンナは垂直の穴だが、普通のかんなは角度が付いている。底側だけ少しやすりで削ってみようかと。何が変わるかと言うと削った木クズの排出が少しは変わり、ひっかかり難くならはず。
ちなみに2つ持っていて研いだのは、研いだことのない方。いつも使っている方も研いでみた。
あとは、最近買った南京カンナも研ぐ。とりあえず裏だけ研いで見たが、縦にスジが入っていてなかなか消えない。しかも均一に研げるわけではなく、へこんでいる所があってスジが残る。平板でこうだとは! さすが中華という印象。しのぎ面は、やっぱり治具を作ろうかと。これも2段刃になるはず。刃の長さは 43mm でホビーカンナとさほど変わらないのだが、30°にしたい。この場合 後ろの高さは 21.5mm 厚さは 2mm 程なので 20mm 弱。底面は 34.6mm だが先端までなので、適当に切り落とす。あと、ガムテープで貼るので、段差だけにしておこう。

こんなイメージ。刃先に力を入れて押す。引くときに外れないように、上をガムテープ。墨さえ引ければ作るのは難しくない。・・・なのだが2段刃にならないかも。しのぎ面が 30°に近いような気がする。この治具は沢山研ぐには向いていない。研ぐ面積が小さいと反比例して圧力がかかる。なので早く研げる。あるいは力をいれないで済む。だから簡易的な治具で間に合う。
治具を作って研いでみたところ、二段刃になった。元のしのぎ面のスジが酷くて波紋のようになっている。治具の角度が 30°より大きかったような気がするが、まぁいいや。これで切れるはずだが、刃の出し具合の調整がすごく難しい。くさびで固定するのだが、くさびと一緒に刃が出てしまう。今は出しすぎの状態。使うあてがないので、これにて終了・・・死蔵。ホビーカンナの1つも保管。これは分かるところにしまっておいて、いつも使う方が見つからないとか、切れなくなったときに一時的に使う。
そういえば・・・ホビーカンナの刃を使ったミニカンナを自作したのだった。これは刃角を 30°にするつもりで作成。全然切れなくてどこかにしまってある。なお、切れなかった理由の1つは刃角を変えてなかったため。鋭角すぎると、刃を立てて削っているようなもの。
研ぐ場合、南京カンナ用がそのまま使えるはずだ。2mm 短いが、刃厚が 1mm 薄い。下端のラインは全く同じになる。
そういえば2、かんな刃には、先端の両端を斜めに切り落とした 耳 というものがある。これは両端に溝がある日本のかんなにのみ必要なもので、切りくずが引っかからないようにする。面取り専用であれば、それも関係ないが。自作ミニカンナには一応必要か。
あと、先に買った南京カンナのおまけプラかんなの刃がある。これはカンナとして使う気は全くない。刃は 3mm 厚ほどあって 長さも 75mm 。かなり重厚なもの。刃角はなんかおかしいぞ。上から見て しのぎ面の長さは 4.5mm ぐらい。計算すると 34°ぐらいか。これを手で研いで 30°にするのは流石にやる気がおきない。
・・・これを本体に差し込むと丁度良い。堅木用かんなに似ている。とは言え刃が弱ければ全然ダメで役立たず。ちなみに、同じ刃を使ったと思われる木製のかんなもアリエクにあった。決して買おうと考えないこと。
さてさて、いよいよ野地板を半分に割る番だ。超苦手意識があるので後回しになった。切ってしまえば後は貼るだけ。8面4回。最初は 主剤 32g+硬化剤 4.8g 。
野地板は 105mm 幅だが、側を気前よく削って 100mm 幅前後になっている。切りしろは 3mm ぐらいだから完璧に切った場合、48.5mm 幅。これを 45mm 角に貼るわけでどちらも曲がっていなければ 3.5mm の余裕。だが、100mm 幅ない部分があり 98mm 強かも知れない。またどちらも横に曲がっている。45mm 角は 5mm ぐらいは湾曲している。これはなんとかするにしても、余裕という話ではないのだ。その上、丸ノコの平行定規 を止める部分に不具合。ちょっとの衝撃でゆるゆるになったことがあった。これにも気を付けながら切らないといけない。
まずは平行定規をセット。45mm+ 2.5mm,3mm ぐらいか。少しでもずれないようにガムテープも使おう。
切断終了! 切ってしまったが若干失敗。多分 45mm ないところが出てきている。ギリギリかも知れないがそんな感じ。原因ははっきりしている。平行定規を止めるビスが全く機能しない。ここは、プレートを加工して雌ねじを切ってあり 6mm の六角ボルトで平行定規の角に当てる構造になっている。弱くて曲がるのだ。そして金属疲労でさらに弱くなっている模様。固定はガムテープ頼りだが、多少動く。もう無理・他の固定方法を考えないとダメのようだ。1枚を切る途中で開いてくるから何回も修正してする始末.
これだが、くさびを考えている。ナラとか堅い木を薄く切る。これを平行定規を差し込む口に付ける。片側でも良いような気がするが、いちおう両側分作ろう。
実際測ってみたところ、最初に切った分の反対側の一部が 45mm 丁度。次に細い板が 46mm 。いけるか。もう接着段階。
1回目完了! 32g で丁度足りた。幅も大丈夫そうだ。一本中央が 5mm ほどずれたが 横にクランプをかけてから、縦のクランプをかけることで矯正できた。縦のクランプをかけた後は横を外してしまう。クランプは 16本+3本。予定の所+気になるところに3本追加。クランプをかき集めたが 壊れているのが2つ。1つはハンドルの木が割れている。これは使用した上で、余った接着剤で補修。あと1つは頭の鋳鉄部分が取れた。次回の接着で修理を試みよう。
実は頭がとれたのは 2本目。前のは、床いちばんで接着し、今は問題なく使えている。他には 下側の丸いところがとれてしまったものが、1つ2つ。これは直せない。あと、ステー? メッキした金属が湾曲してしまったのがいくつかあるが、これは現役。ダイソーのF型クランプは消耗品! 時々補充してやらないと。
次回は数時間後、接着剤は 33g にしよう。1回目は、横に曲がっていないと思われる 45mm と幅が狭い野地板の組み合わせ。あと2つは横に曲がっているかんじ。接着までに水を塗っておくか。凹になってる面を濡らして2本を合わせてクランプをかける。中央部 1cm ぐらいの隙間が空くがクイックリリース・クランプで簡単に締められた。これで接着時まで放置。例え矯正できなくとも貼ってしまうつもり。
・・・数時間してクランプを外してみると・・・隙間は 4,5mm になっている。効果はあるようだ。
さて、次の接着準備。1回目のものを外してみると・・・ 随分と凹になっている。作業台自体が凹になっていてそれに押し付けたのだからしょうがないとはいえ、相当ひどい。明日は雨で撤収しないといけないから、例によって濡らしてクランプをかけておこう。2回目も間違いなく同じ状況になる。・・・しかし作業台がこんなに反っているとは! 一応補強を入れてあるんだが、困ったものだ。
2回目終了! ちょっとだけ失敗。最初にクランプしたところがずれて 45mm より内側に。これは横クランプで矯正できなかった。それはともかく曲がってしまったものをどうしよう。このまま組むと長辺方向から見て外側に膨らんだ形になる。日光で外側ばかり乾けば元に戻ろうとするし、雨で塗れればまた曲がる。曲がった状態をデフォルトとしてハの字の補強を少し長くした方が良いのか? 時間があるから精々悩んでおこう。あとは、曲がりが同じぐらいのものをペアにして桟を組む。作業台の2つの長辺の曲がりは違うと思うので気を付けよう。
撤収! もうだいぶ暗くなった。2回目の分も濡らして凹同士を合わせてクランプをかけておく。ただ凹は野地板の面なのであんまり効果はなさそう。その上、2枚目も作業台に押し付けると思うので、ほぼ意味なし。作った 支柱同士でクランプをかけた方が良いか。凹面を合わせればだいたいまっすぐになるはず。
明日からしばらく雨らしいので、2枚目の接着まで時間がある。2枚目は、 上から 361mm 。接着剤は2回目 33g で丁度だった。2枚目は短いのだが、幅が広い分があり また 32g にする。
丸ノコの平行定規の件。平行定規を差し込む口は、上からだと隙間が 1mm もなかった。差し込む口にくさびは諦め。だが、横から入れられそうな場所がある。幅は約 20mm で隙間は 2-3mm ありそうだ。これ用のくさびを作ってみよう。
ナラの集成材 30mm 厚から 40mm,8mm の三角形を切り取り。結構大変で、杉とは比べ物にならない。これを 20mm 幅にして先端も少し切りとる。
これを差し込んでみたところ、いけるいける。定規をひっぱっても動かない。ただ抜くときが大変。幸いなことに裏にU字の穴がある。最悪の場合はここに切っかかる段差を付けて叩く。ちなみにこの穴は 平行定規を止めるネジ穴のために打ち抜いて曲げてある場所。
ひと安心したところで、次どうするか? 短い方は、上からの位置が決まっているので、墨を入れておこう。
貼った次は、まず野地板のはみ出た部分を電気かんなで削り取る。その後、桟を入れる。30mm 角は荒木なので、電気かんなをかけた後、ホゾを刻んで接着。接着時に届いた「荷締めベルト」で一応締める。幅が合っているかどうかは、格子棚の上で接着して確認する。これが終われば組み立てまでは、ハの字の補強2本の用意と 格子棚の刻み。
ハの字の補強を接着するつもりだったが、折角コーチスクリューを買ったのだからそれで止めても良いという気が。接着しなければバラしてしまっておくことも可能。必要なのは 12本と 木材用のワッシャー 8個、(4本は取付金具) 。ワッシャーはアリエクで購入ー受け取り済。ワッシャーの径は、24mm 、2mm 厚か。座ぐらないといけなさそう。どの位置にどう入れるか確認しておこう。
短い野地板と接触するところから 20mm の位置で(ハの字から見て)垂直に穴を空ける。座ぐりはしてもしなくても。10mm ぐらいまで。5mm 目標にしておくか。
これで設計は終わりだが、防腐剤の調合は? 格子棚は黒めの色を塗ってある。墨液 1/30 。他はけやき色そのままでいいか。いままで、屋根的なものは黒めの色、柱的なものは けやき色にしてきた。あとは格子棚の補強の分。ツートンカラーで行くか。
さて、天気が悪いから家の中で出来ること。45mm 角の端材が 1080mm ある。2本取るのに余裕だが、1000mm あたりに大きな節がある。これを避けて2本分の木取りをしよう。
ハの字切断。一発で切りとおせたのは1か所。途中で曲がって来て反対方向から切ったりして段差が出来たのが2つ。後でサンディングして平面にしないと。コーチスクリューの穴は 20mm と書いたが 25mm に変更。20mm のところの厚さは 中心が 約 30mm で 座ぐるには薄い。あと、接着はしないが、小口には接着剤を付けるようにする。塗装の後か先かという問題があるが、明らかに見えないところは、先で良いだろう。・・・ということは、支柱の上端もサンディングしなくては。ちなみに1枚目の野地板は 2000mm なかった。2枚目は設計より長めにしたので 下側に飛びでる。結果、設計よりちょっと低くなる。
薄く塗る面積は・・・ 114.5 cm^2 + 124.5 cm^2 = 0.0239 m^2 で 100g/m^2 として 2.4g ぐらいか。32g の予定だったが、1回目 35g にしよう。ついでにホゾ。ホゾ分だけで1回分6か所で 280cm^2 たっぷり塗るから 270g/m^2 として 7.5g ほど。(荷締めベルトが1回分しかないので2回に分ける)
ハの字の下穴あけ。全く自信がなかったが、やらないわけには行かない。ドリルは 3mm で両側から。そして4穴全部つながった! 椅子のときはダメだったが、スキルが上がった?
穴の長さは 37mm 程。5mm 程度の座ぐりで問題なさそう。3mm の穴だから座ぐりがぶれたりずれたりするかも。これも真剣に慎重にやらねば。終わったら 4.3mm で穴を広げる。
「堅い木材の場合がコーチスクリュー外径の80%、軟らかい木材の場合は外径の30%が目安」ということなので 取り付けるとき、この穴をガイドに支柱に穴をあける。ただし支柱は深さが全然足りない。一回外して支柱の下穴を完成させる。あ、5mm と 3mm の 160mm ドリルを昔買ったぞ。途中で折れたりすると困るから 5mm で一気に下穴をあけるか。見つかればの話だが。ちょっと保留して、今の下穴は組むまでそのままにしよう。ついでに書くと ハの字の穴は、下穴をあけた後、8mm まで径を広げる。
160mm を買ったのは 5年程前 3本で $3.16 だから 350円ぐらい。今同じショップで同じものを買うと 1000円近いようだ。アリエクも買いにくくなったものだ。しかし、穴あけが下手くそなくせに何故 160mm など買ったのだろうか? 一応 折れるのが怖くて 5mm を選択したようだが・・・。せいぜい 90mm で良かったのでは?と思わないでもない。
さて、雨が止んで3日間ほど天候が回復してくる。この間に進ませたいところ。まずは作業台に溜まった水の排出。次に接着前の作業。
・・・と、ハの字の端の切り落とし方を間違った!しかも設計より長く作ったようだ。483mm のところ 494mm 。切り落としは斜面と直角で切った部分の幅は 12mm 。2枚目の位置も 4mm ほど下げなければ。361mm だったから 365mm 。
切り落としは後回しにして、柱の上を整形して、接着準備。365mm で墨。後、柱の反りを見て同じぐらいのものをペアにする。今度は柱同士でクランプをかける。
あと、25mm の座ぐりもやった。1回目は中心がずれた。24mm のワッシャーを置いてみてどうするか考えることにしよう。
接着準備完了! 接着剤は 35g + 5.25g 。
接着完了! 3時間ぐらいしたら最後の2枚を貼る。後は、桟にする 30mm 角をサンディングー面取り。6本のうち4本は完全な白身で柔らかい。大丈夫か? ちなみに 30mm 角は荒材ながら、節は1つもない。
節といえば、1枚目の野地板の横が節抜けしていて大きな穴が空いている。接着剤で埋めるのは無理だし無駄なので、木片をさしこもうかなと。
・・・ 接着まえに、31mm x 奥行 18mm ぐらいで四角く切り取った。これでいつでも木片を入れられる。
接着準備完了。いよいよ最後の接着。接着剤は 32g +4.8 で行く。
接着完了! 3時間ぐらいだとまだ作業できるな。電気かんなをかけて、はみ出した野地板を削ろう。その間に桟のホゾ加工。片側に寄せて 切るのは一か所にしよう。あとは埋める木片を作っておいて、桟の接着のときに接着。
次、電気かんなで 1時間。はみ出た野地板を削ったが、まだ 1mm 近く。中腰になるので腰が痛い。今日は終わり。これが終わったら、面取りして接着か。いやその前に 格子棚の切り欠き確認をやってマークを入れよう。あと意外と隙間があるところが、上に凸になるようにして、真ん中を押さえるつもりだったが、適当にやってしまった。しょうがないから接着剤で埋める? 埋めてから硬化するのを待って削るか。
341.6, 290.0 , 281 に +4 して 345.5 , 294, 285 。なにの数字かというと、格子棚の刻みの位置。だが、どうもおかしい。現物で確認してみないとダメだ。
(現物では 345.5mm → 358mm)
桟のホゾ墨入れ。買った定規は端では、ほぼ役に立たない。しょうがないので、スピード定規の窓で補助線を入れる。20 mm が正確に簡単に引けるのだが、ホゾは 21mm 。1mm ぐらいは目分量で。
あとは埋め木か。くさびのようにして叩くかな。あとで余分を切り取る作戦。
ハの字の端を切り落とすのはヤメ。理由は、座ぐりのところまで切ることになるため。支柱の引っかける方を斜めに切る。切ったら、支柱と合わせて作業台に置いて、格子棚の切り欠きの位置を決める。
作業開始。電気かんなで削る。完全にはツライチにしなかった。45mm の方まで削るのはやりたくない。だいたい削ったらランダムサンダーで少し磨く。接着剤落とし。最後に面取り。あとホゾ穴の接着剤も落とす。
面取りは、ホビーカンナで十分なのだが、逆目には気を付けなければならない。刃が弱いからか、ひどい逆目では刺さる。節が多い木では、何回も順目、逆目が切り替わった。あと重要なのは、壁。今日は少し風があって、木くずが飛びそう。材料で囲んでその中に木くずを落とす。反対側をやりたいときは面倒でも、材料の方を内側に向ける。
さてホゾ切りに入る。20mm の補助線を引いたが、ホゾ穴の方は確実に 21mm あるようだ。21.5mm ぐらいかも。接着剤を付けるから、ほんの少し緩い方がいい。椅子のときは接着剤を付けたら入らなくなってパニックになった。どこにどう付けるか決めて 一本一本現物で確認していこう。一応ペアになる柱には A1,A2 と B1,B2 と マークしてある。端に A1-1,-2,-3 と番号をマークする。あとはペアのうち内側に曲がるように。荷締めベルトが2本なので、こうする方が多分都合が良いはず。
切り欠きの位置の測定。支柱の端から 415mm 。-57mm して 358mm 。ただし ハの字の端を切っていないので、ここから 45°で開く形。深さは 12mm 。
ホゾ切り完了! ただし鑿で調整しなければならない。ホゾ穴はおおむね 31mm か少し+。1つだけ 32mm+ があった。桟の幅は、概ね隙間が空いた。いままで使って来たのはだいたい 32mm とか太かったのだが、そのようなのは1本。これは太すぎるので幅もけずらないといけない。これが終わったらもう接着か。7.5g の予定だったが、隙間を埋めるとか使いそうなので 10g としよう。なお接着は格子棚の上で行い幅と直角を確認しながらやる。あと 45mm で 残りのハの字を作らなければ。
とりあえず、45mm角 1本取って来た。さて作業・・・Bサイドの桟は 頭だけ入る状態になった。叩けば多分入るのだが、接着剤を付けると無理かも知れない。嫌になって撤収したが、もうちょっとづつ削って、ちゃんと入ることを確認してから接着する。A サイドは手つかずだし時間がかかりそう。
ハの字作成中。うーん上手く切れなかった。今は長さだけは正確。だが、修正している間に短くなるかも。
三角サンダーに新たに #80 を貼って調整。結構削れる。なので、ホゾも これを使ってみる。段差があるギリギリは鑿を使うしかないが捗る気がした。あと1つが入らない。良く見るとホゾ穴の途中にでっぱりが・・・例の節があるホゾ穴だ。あと B1-1 周辺の接着剤が剥がれた。テコの原理で浮かせて瞬間接着剤しかないか。
瞬間接着剤 1g x3 を流してクランプで止めておく。果たして・・・どうなるのか?
Bサイドが終わり Aサイド。接着を始めると作業台が占有されてしまう。接着はやりたいことを全部やってから。
寝てしまった。一応ホゾの調整は終わって撤収! 接着は練習してから。失敗すると大変だ。多分ハンマーでたたくので、格子棚を台にして片側をクランプで止めておく。横方向に止めたいところだが、60mm と 69mm なので多分無理。でも、ちょっとでも引っかかれば荷締めベルトはいらないような・・・気がして来た。
いやいや荷締めベルト購入は無駄ではないはず。
ハの字のこり2本も整形した。次は穴あけだが、苦手意識が消えない。前回はたまたまのような気がしてならない。あと前の2本で座ぐりがずれた件だが、ワッシャーを入れてみたら大丈夫そう。こちらは気楽にやれそうだ。
・・・穴あけは完了! 表裏から空けた穴がつながったが、少々位置がずれた。まぁいい、許容範囲内だ。
あとは座ぐりしてハの字完成。加工は 格子棚の切り欠きを残すのみ。
これだが、やはり現物で確認したい。支柱の桟を接着した後、Lの形に配置してマークすることにしよう。作業台に接触させることで直角にするつもり。
座ぐりが終わって、支柱の足きりも3本やった。いよいよ接着か。接着準備!
1回目接着。10g+1.5g 。十分かと思ったらたっぷり付けたせいで 3か所+木埋め分で終わり。しょうがないので、反対側をホゾ穴の位置にクランプで固定して放置。硬化するまで待つ。ちなみに、たっぷりなのでホゾ穴に滑って入った。
ゆっくりやろう。たっぷり塗ると硬化も時間がかかる。
一応書いておくと、ホゾ組みは本来は、こんなにゆるゆるにはしない。きつめにして、「木殺し」と言って叩いて潰して入れる。「栓」を入れる場合もある。「木殺し」をすると後で膨らもうとするのでガッチリ固定できる。しかし、椅子のときぴったりぐらいでも接着剤を付けたら入らないということがあって、失敗が怖いのだ。ピーアイボンドも硬化するとき少し膨らむ。はみ出た部分を削ると小さな気泡が見えてくる。また、水分を吸うと木も膨らむ。なので、すんなり入るのを目標とした。
7時間も放置してしまった。2回目接着! 10g+1.5g ぴったりぐらいか。今回もすんなり入った! 一応荷締めベルトをかけてみたが、しっかりとは締められなかった。緩まないだけマシだが、買ったのは失敗か? そんなことより、接合部分の幅が狭い。・・・大丈夫だった。むしろぴったり 98cm 。補強に貼った野縁がはみ出してるだけだった。ひどくはみ出している部分があるので電気かんなをかけるか。
あと、コンクリートブロックの埋め込み。格子棚を地面に置けば位置決めできることに気が付いた。接着が終わって空いたら、位置決めしてイボ竹でも挿しておこう。
あと買った苗が到着した。残りのAサイド接着してから取りに行って植え付け作業→また接着という手はずにする。接着剤 10g では心もとない。 13.3g + 2g でいくか。木口に塗り込む分もある。
木口に塗り込むのであれば、先に足裏の加工しておかないと。コンクリートブロックの底は丸くなっているので、足裏も多少丸く加工する。サンディングで削り取るのは時間がかかるのでまずはのこぎり。あとは、瞬間接着剤の強度を確認する。簡単に剥がれてしまうようなら、ここにも接着剤。
3回目完了! 瞬間接着剤はとりあえずこじっても剥がれる様子はなかった。もし設置後剥がれるようなら、今度はビスを打つ。接着は前回と同じにする。位置決めだけやって動かさないように。荷締めベルトは接着では用なし。接着剤は勢い余って 15g になった。これでも木口に塗る分は不足した。次回は 13.3g で良いはず。
硬化するまでは、苗木の作業。十分すぎる時間がある。
ちょっと観察。木口に塗ったのは乾くのが早い。あと白だったのが少し透明になってくる。接着剤単体だと白のままなので、染み込んだということか? ちなみに、歯ブラシ等で広い面積を塗っていると塗るはなから乾くような感じがする。染み込むのであれば、2度塗りすべきだったのかも。剥がれたのもそれが原因なのか?
天気予報をみたら・・・午後まで持つはずだったのが、雨予報! 接着作業が終われば雨でも構わないと思うのだが・・・予定を早めるか。
・・・ダメだ。既に雨がポツポツと降り始めている。動かしたくないので、ブルーシートをかけておく。ただし、ダイソーのペラペラのやつで全くの気休め。
時間が立っても雨が降りそうで降らない。反対側のホゾも差し込んで雨があたりにくい場所に立てかけておくことに。
今日は雨か。その後は何日も晴れが続く。コンクリートブロック埋め込みを計画しなければ。実は4か所以外にあと2か所埋め込む予定で、その幅も 180cm 。格子棚を定規がわりにしてその場所も決める。なぜ 180cm 幅なのかと言うと、木材と 波板の都合。波板3枚で丁度になるし、ホムセンで買うものは、だいたい 200cm 。後は作業台も 180cm で半端に幅を広げると置けない。
さて、手順は? コンクリートブロックを持って行って、格子棚で位置を決めて置く。1つづつ掘って埋める。高さに付いては、まっすぐと思われる 角材と水平器で。こう書くと簡単そうだが・・・穴掘りで苦労したことがあるから、楽観していない。あと2つは、水道メーターが近くにあって、発掘作業のように細心の注意が必要。場合によっては埋められない可能性も。
何故たいへんなのかというと、地下茎と石。
天候が回復! そろそろ最後の接着の準備。差し込んでおいたホゾを抜・・・抜けない。湿気で木が膨らんだようだ。なんとか抜いたが、ここだけは木殺ししてからにしよう。
接着完了! 少し雨がパラついたが、これから回復していくので気にせずにやった。接着剤は、13.3g + 2g 。余分に調合して木口に塗るつもりだったが、たっぷり塗ったせいで余らなかった。それはともかく、端が内側になっている。12mm ほど。狂いが大きいのだが、合わせようとするとホゾが抜けて来る。それも嫌なのでホゾに合わせて固定。完全に硬化してから曲がりを修正しようかなと。無理ならしょうがないということで。
クイッククランプは頭を付け替えることで広げる用途にも使える。(やったことはないが)
60cm のクイッククランプを使って広げられるかやってみよう。目標は 89cm で足りないので 30cm の角材を足す。不安定になるので出来るかどうか分からない。広げたら 89cm に切った 3cm角を挟んでつっかえ棒にして当面置いてみる。
そんなことより穴掘り。どれだけ苦労するのか? 何故コンクリートブロックを埋め込もうと思ったのか?
https://www.youtube.com/watch?v=HNYAkoSFE9k
この動画に限らないが、穴掘って砂利をいれ束石埋めて、コンクリートで支柱を固める。・・・これが普通の手順。だが、ここまでやらない。ブロック埋めて穴に差し込むだけの予定。その代わりテントのようにロープを張る。だいたい地下茎がひどいせいで地面がフワフワな感じ。どこからが本来の地面かも分からない。フワフワなら楽だろうと思われるかも知れないが、確かに土自体は楽で救うだけ。地下茎+石との闘いなのだ。
こうしようと思ったのは、木材を土に埋めたくないというのが理由。杭の様子を見るに1年2年は大丈夫だと思うのだが、一回設置したら塗り直すことはしない。挿すだけにしたのは、移動させるかもという思惑で。多分移動など面倒だと思ってくるだろうから、後でセメントを穴に流し込むかも。
接着は終わった。後で幅を測ったところ -3mm 程度。この程度なら、組むときに広げても良さそうだ。次にブロックを置いてくる。一応格子棚に合わせたが、最終的には、格子棚をもう一回置いて確認。水平も格子棚を置くことで取ることにした。
次に格子棚の刻みを現物で確認。4か所全部確認するのは面倒なので全部同じにしよう。
切り欠き完了。なんか適当なものになった気がするが、気のせい。1つ節に当たってしまって、あれこれやった。のこぎりを細かく入れてみたがうまくいかない。節だけ残して鑿で削った後、のこぎり使ったり、木工やすり使ったり。
ついで塗装。結局は黒っぽい色にした。赤っぽい色は悪目立ちしそうなので、全部を単色にする。全然足りなさそうなので、調合しなくては、けやき 300cc に対して墨液 1/30 10cc でいくか。
格子棚は、一年近く使ったもので、塗装がどうなっているかというと・・・木目のところが白っぽくなっていて、その間は少し痩せて凹になっている。よくよく見るとそれは上にした面で、下にした面はあまり傷んでいない。ちなみに、たまたまだが、今回は上下が逆になった。
結局は、450cc + 15cc とした。15cc はシリンジ 3ml x5 回。これを2つ。分からなくなると困るのでラベルを貼っておく。ウォルナット(けやきベース)。過去の経験では、同じシリーズのウォルナットほどは黒っぽくない。
ハの字2回目と支柱A1回目。色合いは? 思ったより黒っぽいが、乾くと少し茶色に近くなる。これで 100cc 程かな? たぶん1つめを全部つかう。容器はダイソーの「ねこビン」(2個 110円)に移し替えて使っている。だいたい塗料はこれ。
0.7sで塗り面積(2回塗り):4〜6u(たたみ2.4〜3.6枚分
だそうで、支柱の面積はどれぐらい? 概算では 180 x 63.6cm 。2つあるから 1.41枚分 。350cc で足りるはずだが、実際は多めに塗ってしまう。
無理やり使い切って、ビンを洗浄。これが厄介で厚くこびりついた塗料が完全には落とせない。落とせないと次使う時にカスがハケに付く。家具とかにはこんな使い方はとても推奨できない。でもエクステリア専用だからいいか。
塗料を入れて支柱2回目。2時間ぐらいして2度塗りするのだが、その合間に穴掘り・・・の予定だったが休憩してしまうとやる気が起きない。スイッチが入ったときに頑張ろう。
支柱1つ完了! 明日塗装が終わるので、そろそろ組み方をちゃんと検討しなくては。
まずはハの字を格子棚に付けてしまおうかと。理由は、支柱を使わなくても直角が測れる。逆だと切り欠きの分を考慮しないといけないので、狂いが出やすい。手順は、まず下穴延長。160mm は見つかっていないし、3mm は折れるのが怖いので普通の 4.3mm か 5mm 。一回外して穴を延長する。60mm ぐらい掘る。次にハの字の方を 8mm まで広げる。ワッシャー嵌めれば木工用ドリルでもいけるか?
次は横向きか? 作業机の上で横向きに置いて、支柱をつける。・・・イメージが出来た!たぶんできる。
塗装2回目が終わって、ひっくり返して塗れていない面も1回塗った。あと一回塗って、今日は終わり。明日はついに穴掘りか。格子棚を使って位置確認するので、穴掘りが終わらないと組まない。
穴掘り難航中。やっぱり楽しくない。石はともかく地下茎が邪魔で邪魔でイラつく。
ある程度掘っても土がうまく掬えない。残っている地下茎がシャベルを動かすのを邪魔する。またコンクリートブロックを置いても沈んでいかない。地下茎が引っかかったりするのだ。
あとコンクリートブロックは重い。だいたいの位置合わせに置いてみたが、何度もやるのは辛い。次からはコンクリートレンガ(20x10) でやろう。
短辺方向の2つの穴掘りが終わった。1つ目は適当に掘ったのだが、2つ目はコンクリートレンガを置いてそれを目安に無駄があまり出ないようにした。地面は高低差があって、2つめはより深く掘ることに。17cm ぐらい? 水平器で確認もした。3つ目4つ目は、また格子棚を置いて位置を再確認しよう。
・・・休憩したら随分と時間がたってしまった。今日は2つを調整し土を埋め戻して終了!
本当は土ではなくセメントとか使うべきだが、今後移動して、耕すかもと考えているのでやめておく。
残り2つ。一応格子棚で位置決めはするが、短辺方向がきっちり合っていれば、そう神経質にならなくても・・・とは思う。短辺方向で高低差があればナナメになってしまうし、距離が合っていないと支柱が入らない。長辺方向は、高低差が多少あっても分からないと思う。
ちょっと固まる土を見てみた。コメリのまさ王は、15kg 648円! 1m^2 あたり 2〜3袋といったところ。ここはやらないが、あと1か所ある。60x180 ぐらいなので 3袋か、結構するな。草が生えなければ十分なので、使いさしのセメントが使えて量が十分だったらそっちで良いか。
ちなみに、インスタントセメント(砂入り) 20kg で 1m^2 1cm 分。3cm だと結局 3袋 60kg 必要。コンクリートだとセメント分 10kg ぐらいか。半袋残っているか?
なんか練らないで固まる土のように施工する方法もあるようだ。モルタルと同じ配分なのに水を吸収する仕上がり。砂の代わりに赤玉土を配合する動画もあった。
→ https://www.youtube.com/watch?v=7Ev8CF1MiQY
3つめに着手。ここはひどい。まず 15cm 近い石がいきなり 5.6 個出てきた。石の上にはいつもの小笹の地下茎。石の下には太いスギナ?の地下茎。15cm 近くは掘ったので、高さを見ることにして休憩。
4つ目はもっとひどい。石は少ないのだが、地下茎が縦横に走っている。しかも太い方。しょうがないのでのこぎりを出した。一応剪定用に買ったダイソー 220 円。
最終調整。多少の誤差は良いが、何センチも違うとまずい。最後は支柱を挿し込んでみよう。

記念撮影。支柱がちゃんと立つではないか。もっと傾くかなと思っていたのだが・・・これならばこのまま格子棚を付けた方が楽かも知れない。ただ、コンクリートブロックが思ったほどきちんと整列できていない。面倒くさい調整をやるかやらないか? ちょっと悩む。
ちなみに、パーゴラのすぐ右に桑の木がある。邪魔なんだが、唯一の雄木で切るわけにもいかない事情がある。西日よけになるから、まぁいいか。左は、野菜用に作った場所。左右ともあまり余裕がない。
あといずれ2つ目を作る計画なのだが、手前側に作ると場所的に厳しい。埋めたブロックをそのままにして向こう側に移動すべきか?

ちなみに潰れた ver 1 。これは潰れるわという感じだったが、今度は、しっかりとしたものになりそうだ。
位置を少し修正して、格子棚を乗っけてみた。支柱が左右に動くので難しい。ここで荷締めベルトの出番。2つを繋いでぐるりと一周。載せたら荷締めベルトを調整し、支柱と格子棚をガムテープで軽く仮止め。この状態でも左右に動くので、一応コーナークランプ。これで下穴を空ければ良いのか。
その前に土を埋めてブロックを固定。

完成! 後はロープを張るぐらいか。
コーナークランプは全く役立たず。一応曲尺を当ててみたが、結局はハの字の付け方で決まる。ハの字上の切り欠きから。そうすると下の加工部分より上側に付いた。引っかけるつもりだったが、そう正確ではなかったのは残念。でも、組んでしまえば、気にすることもない。
去年はネットを付けてかぼちゃを作ろうとしたのだが、土のせいか育ちが悪くダメだった。その上ウリハムシ。野菜を育てるのが嫌になってしまった。ネットはあるのだが・・・どうしようかな。