
0.8 mm 厚の基板がはさみで切れることが分かったので小基板を詰め込んだのを設計してみた。
なにか記念切手のセットみたいな趣になった。ドリルで .... を付ければ まさに切手みたいになるが.. さすがに遠慮すべきか。 ちなみにサイズは切手より小さい。(小さいほうの白枠は 10.4mm x 13.7mm)
この中で MINI-B コネクタ付きの基板があるが、貼りつけて使うつもり。力がかかるので レジストを一部載せないようにして のりしろにした。
最初に切り出すとき基板にストレスがかかるので、切りしろを十分に取った。不安なら、すこしヤスリで削ったりしても良い。レジストがすべって邪魔になるので 、ヤスリ向けにレジストも細工した。
切り出した後も、はさみで整形する前提。この場合 基板へのストレスは少ない。
回路図:

今回は、別々に作ってマージするのではなく、直接作成。 回路図がだいぶん大きくなったが、ひとつひとつは簡単な回路。
eagle ファイル
- minipcbset-02-fusion.zip - Fusion PCB 提出用
- minipcbset-02.zip
(2011/1/18(ver 03) : sc189 がバグってたので修正)
なに作ったかのメモ 上→下。左→右の順。何のボードか分からなくなるので、ボードには主にチップ名を書いてある。
- MINI-B+ MCP73831
USB + バッテリー駆動のための ボード。USB を 単なる DCジャックとして使っても良いし、USB として使ってもよい。回路図は、『中華フォトフレーム』の回路を参考にした。ちなみに MCP73831 は、LTC4054 互換の充電専用 IC 。手持ちは、MCP73831T-2AC
これを親基板に貼りつけて使うことを想定している。 - TINY45-i2csnd
以前 i2csnd とういうカテゴリで記事をかいたのだが、放置していた。思い出したので作ってみることにした。
単なる DIP/SOIC → SIP 変換基板としてまず作り、スタックする使い方を考慮した。
秋月の ピンソケット(足長 1x8) で連結するのも可能かも知れない。一応反対側に固定用の穴を空けた。簡単に広げられるし、サイズは 2.2 mm φと小さめにしておいた。
ピンの割り当ては、
2 CLKI
3 OC1B
5 SDA
6 OC1A
7 SCL
PWM で音を創るものだが、外部クロックで完全に同期させるのも良さそうだし、内蔵RC でクロックは、ばらばらというのも味があるかも知れない。-- とりあえずクロック入力を考慮しておく。
OC1A/OC1B は PWM で、3 つの R or C を付けられるようにした。回路図の値はでたらめで R/C の区別さえ定かではない。ここは、どういう機能を組むかで決める。例えば BTL でスピーカーを鳴らすなら、33 Ωを直列に 1 つ入れる。RC フィルタ を入れてさらにカップリングというのも良いかも知れない。
ISP を考慮するかしないかは重要。ISP を考慮するなら、#6 OC1Aには抵抗以外は付けられない。でももし、I2C で動かせる ブートローダを作れると、リセットを含め全ピン並列につないだりできる。いつか検討してみたい。
また、SOIC を使うならソケット用のパターンをコネクタにできる。それで ISP するなら リセット以外並列に接続できる。(リセットは接続しない) - SC120
昇圧IC の SC120 用。FBを使って電圧調整するが、R4 をオープンにすると 3.3V 固定出力になる。一応 Enable も使えるようにしておいた。使わなければ となりの IN と接続する。
これは、同期整流型で 外付けのダイオードがいらない。ダイオードも結構な値段だし場所も取るから、お得だと思って選択している。
(スイッチの)最大電流のリミッタは、1.2A で結構出力が大きい。適合するインダクタは、4.7uH。5V昇圧 とかの場合は 6.8uH だそうだ。定格電流は、平均で計算するから 700mA 程度で良いようだ。
一応用意したのは、 NRG4026T6R6M で、6.6uH 1.5A 。ただ買った数が少ない。4.7uH 1.2A の CB2518T4R7MR は(買ったときやたら安くて)沢山買ったので 使えると嬉しい。ただ、飽和電流が 310mA となっていて 電流を流すと効率が落ちそう。
CB2518T は 一年前は 10個で 170円だったのだが、いま見ると 340円。円高もあるのに 2 倍になっている。いまは、100個買ってはじめてだいぶ値段が下がる。
インダクタのサイズは、NRG4026に合わせた。だが、CB2518T は載る。
CB2518Tの 標準のランドパターンでは、ランド間が 1.5mm 。NG4026 は、1.6mm 。少しだけ広いが問題ないだろう。
XZ5121 のデータシートに載っている VLF3010A は、ランド間が 2.3mm でちょっと合わないが載ることは載る。秋月で 47uH だけ扱っている VLF4012ATは、合わない。値も合わないから今回は無視。 - XZ5121
LED 用の定電流 昇圧IC の XZ5121 用。これは aitendo で購入。
LCD バックライトに使うことを想定。
こちらの最大電流のリミッタは、300mA 。インダクタは 22uH とか。( 昇圧電圧が低ければ値を小さくする。)
これは、22uH 580mA の CB2518T220Kでいけそう。
ただ、最近は アノードコモンで 3.1V ぐらいのバックライトも多い。こういうのには必要ない。
ちなみに 3.3V 電源だと電流を調整するのが難しい。15mA x 4 程度なら AVR の PWMで直接扱える。8 ピンの AVR で I2C + LED x 4 というのも作れそうだ。いつか検討しよう。 - MINI-B
変換基板に貼りつけて USB MINI-B の口を付けられるようにする基板。D+/D- の抵抗ぐらいは載せておいた。他に載せられたのは、VBUS との間に 入れるダイオード。使わないなら ジャンパすれば良い。
これ以上の部品を載せることは無理。 - SC189
5V から降圧する SC189 用。レギュレータでは効率が悪く都合が悪い回路用。1.2V/1.8V/3.3V を入手しているが、使うあてはまだない。
これも、外付けダイオードがいらない。同じピン配置のものには、Torex XC9236 , Fairchild FAN5307 などがある。ただし、周波数が違い適合するインダクタが違う。
SC189 の インダクタは、1.0uH 、最大電流のリミッタは 2.0A だそうだ。
1.5A (飽和 1.2A) の CB2518T1R0Mを一緒に買っている。たぶん大丈夫だろう。
大変なミスをしてしまった。インダクタは、LX と OUT を接続するのに、LX と IN を接続 してた。
もう発注してしまった。果たして改修は効くのだろうか? (データは一応更新: ver 03)
修正前と後。-- ほとんど違いが分からない感じ。IN と インダクタを切り離して .. ジャンパすれば良いわけか。かっこ悪くなるが、まぁ良しとしよう。 - AUTO-SW
eJackino / AE-ATmega 用 で外部電源を自動切換えするスイッチ。思いついただけの実験用。
Pch FET は、IRML6402 (Max 3.7A) , DMG3415U (4A) などを想定。 - FET
BSS138, 2N7002 (Nch) , BSS84 (Pch) などを付けてブリッジを作れるようにしたもの。
これだけ裏面も使っている。
Nch + Nch / Pch + Pch / Pch + Nch の使い方を想定。単体で使っても、もちろん良いが、それなら SOT23変換基板で十分なはず。フルブリッジも一応可能だが、貫通電流が流れるから 使えるケースが限られる。
上記の FET は、オン抵抗 が数Ωと 大きめだし、あまり気にしないで使えるかも知れない。
Fusion PCB 向けに基板を設計するのは楽しい。2000円ぐらいだから、これからも作っていこうと思う。
- CPLD 変換基板
Cool Runner II XC2C64A , XC2C32Aは、かなり安い。特に 32A だと 100円ちょっと。もっと手軽に使っても良いのでは? と思える。2 電源だが MCP1700T18 あたりを載せられるようにしておけば良さそうだ。 - LED 用定電流基板
5V 〜 12V 電源で 定電流駆動するもの。電流は 1W を想定して 300mA 。これを Tiny45 で駆動する。
5V なら 1 個。12V なら 3 直列までいけるようにしたい。2ch 付けるのも良いかも知れない。 - FLASHアダプタリベンジ
失敗したので作り直したい。... 10cm x 10cm 分集めて作ろう。
追記: 作りたいものをここにメモ
作りたいものが溜ったら 0.8mm でパックして発注するのだ。で、5cm x 5cm が増えてきたら マージして 10cm x 10cm にしようかとも思う。
ただ、送料をけちっているので、いつ届くかわからない。SG(シンガポールポスト)なら一週間ぐらいで届いていたが、HK (香港ポスト)になったようで、いつ届くものやら。忘れた頃になるかも知れないが、届いたら追記していこうと思う。
発注の記録
01/15/2011 Confirmed
01/16/2011 Processing
01/17/2011 Exception
01/24/2011 Traceable
日本郵便
1月25日 16:28 引受
1月31日 10:48 国際交換支店から発送 KOWLOON / HONG KONG
1月31日 23:41 国際交換支店に到着 NARITA
2月1日 9:00 通関手続中
2月1日 10:00 国際交換支店から発送
追記: 2011/2/2
受け取った。とりあえず ばらばらに切ってみた。
今回は、百均で手に入る 普通の キッチンばさみを使ってみた。余白が広いので 気にせず切る。-- まるで厚紙を切るがごとく切れた。
整形も 問題ない。親指のつめをハサミで切る感覚でいける。